JP2580598B2 - 分光光度計 - Google Patents

分光光度計

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JP2580598B2
JP2580598B2 JP62134014A JP13401487A JP2580598B2 JP 2580598 B2 JP2580598 B2 JP 2580598B2 JP 62134014 A JP62134014 A JP 62134014A JP 13401487 A JP13401487 A JP 13401487A JP 2580598 B2 JP2580598 B2 JP 2580598B2
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spectrophotometer
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菊夫 佐々木
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Shimadzu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本発明は分光光度計における光源の寿命管理装置に関
する。
ロ.従来の技術 分光光度計に使用する光源は一般に点灯電流が大なる
程寿命が短くなる、即ち光強度が短期間で弱くなり、点
灯電流の時間積分によって寿命が決まる。光源の光強度
が低下すると測光出力のS/N比が低下し、ベースライン
のノイズ幅が増大するため測定上の感度が低下し、繰返
し測定の精度低下を来たす。光源ランプの寿命について
はランプメーカの保証値が示されてはいるが、これは一
応の参考試料に過ぎず、発光強度がどこまで低下したら
寿命とするかは、分光光度計の使用者が目標とする測定
感度とか精度によって決めることである。しかし分光光
度計で感度或は精度の低下の原因は光源だけでなく、例
えば測光系にも存在する。従って感度等の低下の原因を
知るためには光源の劣化状態が把握されていなければな
らないが、この劣化状態はランプの今までの点灯経歴に
よって決まるのであるから、点灯電流および点灯時間に
ついての管理が必要であるが、これは分光光度計の使用
者にとっては実際上大へん面倒なことであり、現実には
殆んど行われていない。このため感度低下等の原因の解
明が困難であった。
ハ.発明が解決しようとする問題点 本発明は分光光度計の光源ランプの点灯経歴の管理を
容易にしようとするものである。
ニ.問題点を解決のための手段 光源ランプの点灯電流の時間積分(点灯電流が一定の
場合は点灯時間)のデータを記録する書込み読出し可能
な不揮発性メモリと、ベースラインノイズ幅測定手段
と、上記ノイズ幅に対する上限値を設定する手段と、測
定された上記ノイズ幅と設定されたノイズ幅とを比較し
て表示する手段と、上記ランプの点灯電流の時間積分デ
ータを表示する手段を分光光度計に設けた。
ホ.作 用 ベースラインのノイズ幅の現在の測定値と予め設定し
たノイズ幅との比較表示がなされるので、測定されたノ
イズ幅が設定されたノイズ幅を超えたとき、表示されて
いる光源ランプの点灯電流の時間積分データがそのラン
プの寿命を表す値より小さければノイズ増加の原因はラ
ンプ以外にあり、寿命を表す値に近ければランプの寿命
がつきたものと判定できるからランプを交換すればよ
く、S/N比低下の原因の発見の容易化,ランプ交換時期
の決定の容易化が得られる。
ヘ.実施例 第1図は本発明の一実施例装置を示す。この実施例は
原子吸光分光光度計で、1は光源のホローカソードラン
プ、2は試料原子化部、3は分光器で、4は分光器出射
光を受光する光検出器である。光検出器4の出力はプリ
アンプPAを経てデータ処理回路5に入力される。6は装
置全体を制御している制御回路である。7は制御回路6
に種々なデータを入力し、また種々な指令を与える操作
部である。8は書込み読出し可能な不揮発性メモリで、
9は表示部である。メモリ8にはホローカソードランプ
1の点灯電流の時間積分値が記憶せしめられる。
原子吸光分析動作は次のように行われる。第2図に動
作のフローチャートを示す。ステップ(イ)では測定波
長,光源点灯電流,スリット幅等の分析目的に応じた分
析条件と共に基準とするベースラインノイズ幅の上限の
データを操作部を介して制御回路6に入力する。次にホ
ローカソードランプ1を点灯(ロ)し、不揮発性メモリ
8から点灯電流の時間積分データと前回分析時のベース
ラインノイズ幅のデータを読出し表示部9に表示(ハ)
する。次に(カ)のステップでは(ハ)において表示さ
れた積分データが予め規定されたランプの寿命以内か否
か判定し、NOなら警告表示を行い、これによって操作者
は、測定目的に応じて必要なら、ランプを交換し、YES
なら次に点灯電流の時間積分を開始させ(ニ)、(ホ)
のステップでベースラインのノイズ幅の実測とその表示
を行い、この実測値をメモリへ書込む。その後(ヘ)の
ステップで上記ノイズ幅の実測値が予め制御回路6に入
力してある上限ノイズ幅或はそれ以下であるか上限値以
上であるかをチェックする。(ヘ)のステップでノイズ
幅の実測値が上限値を超えている(NO)の場合、動作は
(ト)のステップに進み警報動作を行う。この場合光源
の寿命前であるからノイズ幅が上限値を超えるのは光源
以外に原因があると予想されるから、操作者は測定目的
に応じてそのまゝ測定を続行するか、測定を中止し原因
解明,補修へと進むかを決める。装置の側では操作者の
判断待ちで動作は(チ)のステップにあり、測定続行と
なるか否かの指令を待ち、測定続行(YES)となったら
動作は(リ)のステップに行き測定が行われる。(チ)
のステップがNOの場合は上述したように操作者による原
因解明が行われる。(ヘ)のステップがYESのときは動
作は直ちに(リ)のステップに進み測定動作が行われ
る。測定完了後ホローカソードランプ消灯(ヌ)、点灯
電流の時間積分停止(ル)、その時間積分データのメモ
リ8への書込み(ヲ)が行われ、次回の測定(イ)に戻
る。(カ)のステップを省略し、(チ)のステップで点
灯電流積分データをみて、ランプ寿命についての判別も
行うようにしてもよい。
ベースラインノイズの実測は、試料原子化部2に試料
を導入しない状態でホローカソードランプ1を点灯し、
そのときの検出器4の出力をプリアンプを経てデータ処
理部5に入力し、こゝで吸光度信号にするための対数変
換が行われ、対数変換されたホローカソードランプ1の
光強度信号のゆらぎの幅が検出されて、これがベースラ
インノイズの幅となる。ノイズは主に検出器4以後の回
路で発生しており、光源の光強度とは殆んど関係しない
が光強度が低下すると光強度に対するノイズの比率は増
大し、対数変換ではこの比率がノイズ幅となって表れる
ので、吸光分析では光源の光強度の低下によってノイズ
幅が増大するのである。
なお上述実施例では光源の点灯電流の時間積分データ
を求めて光源の残寿命判定に用いているが、光源を定電
流で点灯するようになっているときは、上記した積分は
単に点灯時間の積算でよいことは言うまでもない。
ト.効 果 光源の使用による劣化が分析感度とか精度に影響を及
ぼすが、光源の劣化は使用時間に関係しており、光源交
換の時期を決めるには光源の使用時間の管理が必要であ
る。しかしこのような管理は実際上仲々実行が困難であ
る。本発明によれば自動的に光源の点灯電流の時間積分
を求めてこれを記録し表示するから光源を交換すべき時
期が到来しているか否かが直ちに分かり、自動的にベー
スラインノイズを測定してベースラインノイズの上限値
と共に表示するので、光源の寿命到来前にベースライン
ノイズが上限値を超すようなことがあった場合、光源以
外に原因が存在する確率が高いわけで、原因解明の指示
が得られ、故障の未然発見が可能となり、分光光度計の
保守が格別の注意を払うことなしに、しかも合理的に行
われ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例装置のブロック図、第2図は
上記装置の動作のフローチャートである。 1……光源、2……試料原子化部、3……分光器、4…
…光検出器、5……データ処理部、6……制御回路、7
……操作部、8……読書き可能な不揮発性メモリ、9…
…表示部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源ランプの点灯電流の時間積分のデータ
    を記録するメモリと、ベースラインノイズ幅測定手段
    と、ベースラインノイズ幅の上限値を設定する手段と、
    測定されたベースラインノイズ幅と設定されたノイズ幅
    上限とを比較し表示する手段と、上記光源ランプの点灯
    電流の時間積分を表示する手段を備えた分光光度計。
JP62134014A 1987-05-29 1987-05-29 分光光度計 Expired - Lifetime JP2580598B2 (ja)

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JPS63298126A JPS63298126A (ja) 1988-12-05
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