JP2580437B2 - ゴルフクラブ及びゴルフクラブセット - Google Patents
ゴルフクラブ及びゴルフクラブセットInfo
- Publication number
- JP2580437B2 JP2580437B2 JP4158822A JP15882292A JP2580437B2 JP 2580437 B2 JP2580437 B2 JP 2580437B2 JP 4158822 A JP4158822 A JP 4158822A JP 15882292 A JP15882292 A JP 15882292A JP 2580437 B2 JP2580437 B2 JP 2580437B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- golf club
- club
- degrees
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/005—Club sets
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Golf Clubs (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフクラブ及びゴル
フクラブセットに関するものである。
フクラブセットに関するものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】近年、ゴルフはますます盛
んになってきている。アマチュアゴルファーにとって
は、スチール製シャフトのクラブが一般に使用されてい
るが、この場合、ショートアイアンやミドルアイアンの
使用は比較的容易で、方向性良く打球することができる
ものの、5番アイアン以下のロングアイアン(1番〜5
番)の使用には因難を感じる場合が多い。その原因の一
つは、スチール製シャフトのロングアイアンの場合、シ
ョートアイアンやミドルアイアンに比べて、シャフトが
長くなるため、球を高く上げて打球の飛距離を伸ばすこ
とがむつかしい点にある。そこで、打球が高く上がりや
すく、打球の飛距離が伸びるように、シャフトとして、
キックポイントがヘッド側近くに寄った繊維強化樹脂
(FRP)製シャフトを用い、このシャフトにロフト角
を標準値より小さくしたアイアンヘッドを装着したゴル
フクラブが開発されている。しかし、このようなゴルフ
クラフでは、打球の飛距離は確かに伸びるものの、その
キックポインドがヘッド側に寄っていることから、方向
性良く打球することがむつかしいという問題を含み、ア
マチュアゴルファーにとっては、末だ満足し得るもので
はなかった。
んになってきている。アマチュアゴルファーにとって
は、スチール製シャフトのクラブが一般に使用されてい
るが、この場合、ショートアイアンやミドルアイアンの
使用は比較的容易で、方向性良く打球することができる
ものの、5番アイアン以下のロングアイアン(1番〜5
番)の使用には因難を感じる場合が多い。その原因の一
つは、スチール製シャフトのロングアイアンの場合、シ
ョートアイアンやミドルアイアンに比べて、シャフトが
長くなるため、球を高く上げて打球の飛距離を伸ばすこ
とがむつかしい点にある。そこで、打球が高く上がりや
すく、打球の飛距離が伸びるように、シャフトとして、
キックポイントがヘッド側近くに寄った繊維強化樹脂
(FRP)製シャフトを用い、このシャフトにロフト角
を標準値より小さくしたアイアンヘッドを装着したゴル
フクラブが開発されている。しかし、このようなゴルフ
クラフでは、打球の飛距離は確かに伸びるものの、その
キックポインドがヘッド側に寄っていることから、方向
性良く打球することがむつかしいという問題を含み、ア
マチュアゴルファーにとっては、末だ満足し得るもので
はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アマチュア
ゴルファーでも容易に使用でき、かつ打球の飛距離が伸
びるとともに、方向性の良い打球を与えるロングアイア
ンゴルフクラブ及びそれを含むアイアンゴルフクラブセ
ットを提供することをその課題とする。
ゴルファーでも容易に使用でき、かつ打球の飛距離が伸
びるとともに、方向性の良い打球を与えるロングアイア
ンゴルフクラブ及びそれを含むアイアンゴルフクラブセ
ットを提供することをその課題とする。
【0004】本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意
研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。即ち、
本発明によれば、アイアンヘッドと繊維強化プラスチッ
ク製シャフトから構成される5番手以下の小さな番手の
ロングアイアンゴルフクラブにおいて、 (i)式W/L(W:シャフト重量、L:シャフト長
さ)で表わされるクラブシャフトの単位長さ当りの重量
が2(g/インチ)以下であること、(ii)クラブヘッドのロフト角度が標準値(スチール
製シャフトのアイアンゴルフクラブの標準値:1番手:
17度、2番手:20度、3番手:24度、4番手:2
8度、5番手:32度)よりも2〜4度大きいこと、 (iii)クラブシャフトのキックポイントが、クラブ
シャフトのチップ側から測定してクラブシャフトの全長
に対して44%以上の位置にあること、を特徴とするロ
ングアイアンゴルフクラブが提供される。また、本発明
によれば、前記ロングアイアンゴルフクラブを含むアイ
アンゴルフクラブセットが提供される。
研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。即ち、
本発明によれば、アイアンヘッドと繊維強化プラスチッ
ク製シャフトから構成される5番手以下の小さな番手の
ロングアイアンゴルフクラブにおいて、 (i)式W/L(W:シャフト重量、L:シャフト長
さ)で表わされるクラブシャフトの単位長さ当りの重量
が2(g/インチ)以下であること、(ii)クラブヘッドのロフト角度が標準値(スチール
製シャフトのアイアンゴルフクラブの標準値:1番手:
17度、2番手:20度、3番手:24度、4番手:2
8度、5番手:32度)よりも2〜4度大きいこと、 (iii)クラブシャフトのキックポイントが、クラブ
シャフトのチップ側から測定してクラブシャフトの全長
に対して44%以上の位置にあること、を特徴とするロ
ングアイアンゴルフクラブが提供される。また、本発明
によれば、前記ロングアイアンゴルフクラブを含むアイ
アンゴルフクラブセットが提供される。
【0005】本発明のアイアンゴルフクラブにおいて
は、そのシャフトとして、繊維強化樹脂製シャフト(以
下、FRPシャフトとも言う)を用いる。樹脂として
は、熱硬化性樹脂、通常、エポキシ樹脂が用いられる。
また、繊維としては、通常、炭素繊維が用いられるが、
他の繊維であってもよい。また、炭素繊維は組合せて用
いることもできる。ボロン繊維や、ケブラー繊維、チタ
ン繊維、ガラス繊維等の繊維と組合せて用いることもで
きる。このシャフトは、繊維に樹脂を含浸させたプリプ
レグを用い、これを従来公知のシートワインディング法
や、フィラメントワインディング法にて製造される。
は、そのシャフトとして、繊維強化樹脂製シャフト(以
下、FRPシャフトとも言う)を用いる。樹脂として
は、熱硬化性樹脂、通常、エポキシ樹脂が用いられる。
また、繊維としては、通常、炭素繊維が用いられるが、
他の繊維であってもよい。また、炭素繊維は組合せて用
いることもできる。ボロン繊維や、ケブラー繊維、チタ
ン繊維、ガラス繊維等の繊維と組合せて用いることもで
きる。このシャフトは、繊維に樹脂を含浸させたプリプ
レグを用い、これを従来公知のシートワインディング法
や、フィラメントワインディング法にて製造される。
【0006】本発明で用いるFRPシャフトにおいて
は、式W/L(W:シャフト重量、L:シャフト長さ)
で表わされるクラブシャフトの単位長さ当りの重量が2
g/インチ以下、好ましくは1.4〜2.0g/インチ
であることを第1特徴とする。クラブシャフトの単位重
量当りの重量がこれより大きくなると、シャフト自体の
重さが大きくなり、得られるクラブはスウィングしにく
いものとなる。この場合には、スウィングしやすいクラ
ブを得るためには、ヘッド重量の軽いものを用いなけれ
ばならないという不利を生じる。一方、クラブシャフト
の単位長さ当りの重量を2g/インチ以下の軽量シャフ
トとするときには、スウイングしやすいため、クラブを
振る際に、そのヘッドスピードを増すことができ、これ
により打球の飛距離を伸ばすことができる。
は、式W/L(W:シャフト重量、L:シャフト長さ)
で表わされるクラブシャフトの単位長さ当りの重量が2
g/インチ以下、好ましくは1.4〜2.0g/インチ
であることを第1特徴とする。クラブシャフトの単位重
量当りの重量がこれより大きくなると、シャフト自体の
重さが大きくなり、得られるクラブはスウィングしにく
いものとなる。この場合には、スウィングしやすいクラ
ブを得るためには、ヘッド重量の軽いものを用いなけれ
ばならないという不利を生じる。一方、クラブシャフト
の単位長さ当りの重量を2g/インチ以下の軽量シャフ
トとするときには、スウイングしやすいため、クラブを
振る際に、そのヘッドスピードを増すことができ、これ
により打球の飛距離を伸ばすことができる。
【0007】また、本発明で用いるFRPシャフトにお
いては、そのキックポイント(最大たわみ点)が、シャ
フトのチップ側先端から測定して、シャフト全長に対し
て44%以上、好ましくは46〜49%の位置にあるこ
とを第2の特徴とする。即ち、本発明で用いるFRPシ
ャフトは、そのキックポイントが、前記した従来のFR
Pシャフトの場合よりも、シャフトチップ側先端から遠
い位置にある。シャフトにおけるキックポイントをこの
ようにそのチップ側先端から遠い距離に位置させるとき
には、打球した際に、シャフトがそのチップ側先端から
遠い距離でゆったりとたわむことから、打球の方向性が
改善される。
いては、そのキックポイント(最大たわみ点)が、シャ
フトのチップ側先端から測定して、シャフト全長に対し
て44%以上、好ましくは46〜49%の位置にあるこ
とを第2の特徴とする。即ち、本発明で用いるFRPシ
ャフトは、そのキックポイントが、前記した従来のFR
Pシャフトの場合よりも、シャフトチップ側先端から遠
い位置にある。シャフトにおけるキックポイントをこの
ようにそのチップ側先端から遠い距離に位置させるとき
には、打球した際に、シャフトがそのチップ側先端から
遠い距離でゆったりとたわむことから、打球の方向性が
改善される。
【0008】本発明でいうクラブヘッドのロフト角度の
標準値とはスチール製シャフトのアイコンゴルフクラブ
の標準規格で定められた値を示し、具体的には下記表2
で示される標準規格品の数値を意味する。本発明で用い
るクラブヘッドは、そのロフト角度が標準値(表2参
照)より2〜4度大きいことを特徴とする。即ち、本発
明では、前記した従来のFRP製シャフトのゴルフクラ
ブの場合よりも、逆に、そのロフト角度を大きくする。
なお、表中のPWはピッチングウェッジクラブ、SWは
サンドウェッジクラブを示す。
標準値とはスチール製シャフトのアイコンゴルフクラブ
の標準規格で定められた値を示し、具体的には下記表2
で示される標準規格品の数値を意味する。本発明で用い
るクラブヘッドは、そのロフト角度が標準値(表2参
照)より2〜4度大きいことを特徴とする。即ち、本発
明では、前記した従来のFRP製シャフトのゴルフクラ
ブの場合よりも、逆に、そのロフト角度を大きくする。
なお、表中のPWはピッチングウェッジクラブ、SWは
サンドウェッジクラブを示す。
【0009】
【表2】
【0010】本発明のロングアイアンクラブヘッドのロ
フト角度をクラブ番手との関係で示すと、次表の通りで
ある。
フト角度をクラブ番手との関係で示すと、次表の通りで
ある。
【0011】
【表3】
【0012】本発明のアイアンゴルフクラブは、前記し
たFRPシャフトのチップ側先端部にアイアンヘッドを
装着したものである。アイアンヘッドの重量は、標準値
(表2参照)よりも5〜15g程度重く、強い力で球を
打つことができる。表4に、本発明のアイアンクラブセ
ットの規格値の1例を示す。表4に示したシャフトのキ
ックポイント及び重心の各位置は、シャフト全長に対す
るシャフトのチップ側先端からのキックポイント及び重
心までの距離の比率(%)で表わされている。
たFRPシャフトのチップ側先端部にアイアンヘッドを
装着したものである。アイアンヘッドの重量は、標準値
(表2参照)よりも5〜15g程度重く、強い力で球を
打つことができる。表4に、本発明のアイアンクラブセ
ットの規格値の1例を示す。表4に示したシャフトのキ
ックポイント及び重心の各位置は、シャフト全長に対す
るシャフトのチップ側先端からのキックポイント及び重
心までの距離の比率(%)で表わされている。
【0013】
【表4】
【0014】本発明のアイアンゴルフクラブセットにお
いて、その6番手以上のクラブヘッドのロフト角度は標
準値と同等にすることができる。
いて、その6番手以上のクラブヘッドのロフト角度は標
準値と同等にすることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明のロングアイアンゴルフクラブ
は、前記したように、そのシャフトが繊維強化樹脂から
形成された軽量のものでかつそのキックポイントの位置
がシャフトのチップ側から遠い距離にあり、さらに、そ
のヘッドのロフト角度が標準値より2〜4度大きく、従
来のミドルアイアンに相当する程の大きい角度であるこ
とを特徴とする。従って、本発明のロングアイアンゴル
フクラブは、従来のミドルアイアンゴルフクラブと同じ
感じで球を打つことができる。しかも、本発明のロング
アイアンゴルフクラブは、従来のスチール製シャフトの
製品よりも、ヘッド重量が大きく、かつ全体が軽量であ
るため、ヘッドスピードを速くしてスウィングすること
が容易であり、かつ球を強く打つことができる上、ヘッ
ドのロフト角度が大きいことから、その打球は容易に高
く上がり、飛距離も伸びる。さらに、そのシャフトのキ
ックポイントがシャフトのチップ側先端から遠い位置に
あるため、打球に際してのシャフトのたわみは、そのキ
ックポイントを中心にゆったりとたわみ、方向性の良い
打球を得ることができる。本発明のアイアンゴルフクラ
ブセットは、前記ロングアイアンゴルフクラブを含むこ
とを特徴とするものである。この場合、ミドルアイア
ン、ショートアイアン、PW及びSWにおいて、そのヘ
ッドのロフト角度は標準値と同程度であることができ
る。本発明のアイアンゴルフクラブセットは、従来にな
い新しい規格品であり、アマチュアゴルファーにとって
好適のものである。
は、前記したように、そのシャフトが繊維強化樹脂から
形成された軽量のものでかつそのキックポイントの位置
がシャフトのチップ側から遠い距離にあり、さらに、そ
のヘッドのロフト角度が標準値より2〜4度大きく、従
来のミドルアイアンに相当する程の大きい角度であるこ
とを特徴とする。従って、本発明のロングアイアンゴル
フクラブは、従来のミドルアイアンゴルフクラブと同じ
感じで球を打つことができる。しかも、本発明のロング
アイアンゴルフクラブは、従来のスチール製シャフトの
製品よりも、ヘッド重量が大きく、かつ全体が軽量であ
るため、ヘッドスピードを速くしてスウィングすること
が容易であり、かつ球を強く打つことができる上、ヘッ
ドのロフト角度が大きいことから、その打球は容易に高
く上がり、飛距離も伸びる。さらに、そのシャフトのキ
ックポイントがシャフトのチップ側先端から遠い位置に
あるため、打球に際してのシャフトのたわみは、そのキ
ックポイントを中心にゆったりとたわみ、方向性の良い
打球を得ることができる。本発明のアイアンゴルフクラ
ブセットは、前記ロングアイアンゴルフクラブを含むこ
とを特徴とするものである。この場合、ミドルアイア
ン、ショートアイアン、PW及びSWにおいて、そのヘ
ッドのロフト角度は標準値と同程度であることができ
る。本発明のアイアンゴルフクラブセットは、従来にな
い新しい規格品であり、アマチュアゴルファーにとって
好適のものである。
【0016】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。 実施例 下記表5に示した規格の4番アイアンを製造した。即
ち、シャフトとしては、長さLが36.5インチ、重量
Wが58g、単位長さ当りの重量(W/L)が1.59
g/インチ、キックポイント位置が48.6%の繊維強
化樹脂製シャフトを用いた。このシャフトは、繊維とし
て、東邦レーヨン製の中弾性高強度カーボン繊維6k
(6000フイラメント)(IM−400)を使用し、
また、樹脂として、熱硬化性エポキシ樹脂を使用し、フ
ィラメントワインディング法により作製したもので、チ
ップ側直径が9.4mm、グリップ側(太径側)直径が
14.9mmの中空テーパー管形状のものである。この
シャフトの太径側にロイヤルグリップ(52g)を装着
し、チップ側先端に264gの重量を有するロフト角度
が31度のアイアンヘッドを装着してアイアンゴルフク
ラブを作製した。この場合、シャフトに対するグリップ
の装着及びヘッドの装着に用いた全接着剤は5gであっ
た。また、シャフトのキックポイントの位置は、常法に
よりシャフトの長手方向から一定の力を加えてたわま
せ、その際のシャフトのたわんだ最大のたわみ点をキッ
クポイントとし、シャフト全長に対するチップ側先端か
らそのキックポイントまでの距離の比率(%)で表わし
た。また、比較のために、従来一般に使用されているス
チール製アイアンゴルフクラブの標準規格を表5に示し
た。
する。 実施例 下記表5に示した規格の4番アイアンを製造した。即
ち、シャフトとしては、長さLが36.5インチ、重量
Wが58g、単位長さ当りの重量(W/L)が1.59
g/インチ、キックポイント位置が48.6%の繊維強
化樹脂製シャフトを用いた。このシャフトは、繊維とし
て、東邦レーヨン製の中弾性高強度カーボン繊維6k
(6000フイラメント)(IM−400)を使用し、
また、樹脂として、熱硬化性エポキシ樹脂を使用し、フ
ィラメントワインディング法により作製したもので、チ
ップ側直径が9.4mm、グリップ側(太径側)直径が
14.9mmの中空テーパー管形状のものである。この
シャフトの太径側にロイヤルグリップ(52g)を装着
し、チップ側先端に264gの重量を有するロフト角度
が31度のアイアンヘッドを装着してアイアンゴルフク
ラブを作製した。この場合、シャフトに対するグリップ
の装着及びヘッドの装着に用いた全接着剤は5gであっ
た。また、シャフトのキックポイントの位置は、常法に
よりシャフトの長手方向から一定の力を加えてたわま
せ、その際のシャフトのたわんだ最大のたわみ点をキッ
クポイントとし、シャフト全長に対するチップ側先端か
らそのキックポイントまでの距離の比率(%)で表わし
た。また、比較のために、従来一般に使用されているス
チール製アイアンゴルフクラブの標準規格を表5に示し
た。
【0017】次に、前記した本発明のアイアンゴルフク
ラブと、比較用の標準アイアンクラブを用い、試打ロボ
ットにより下記条件でゴルフボールを試打した。その結
果を表5に示す。表5に示した測定値はいずれも10回
の試打における平均値である。 (試打条件) ボール:ブリジストン社製、ALTAS PRO 50
0 試打ロボット:ミヤマ工製、ゴルフクラブ試打機 弾道解析装置:ブリジストン・スポーツ製、サイエンス
・アイ ヘッドスピード:35m/s±0.2
ラブと、比較用の標準アイアンクラブを用い、試打ロボ
ットにより下記条件でゴルフボールを試打した。その結
果を表5に示す。表5に示した測定値はいずれも10回
の試打における平均値である。 (試打条件) ボール:ブリジストン社製、ALTAS PRO 50
0 試打ロボット:ミヤマ工製、ゴルフクラブ試打機 弾道解析装置:ブリジストン・スポーツ製、サイエンス
・アイ ヘッドスピード:35m/s±0.2
【0018】
【表5】
【0019】表5に示した結果からわかるように、本発
明のアイアンゴルフクラブは、シャフトの重量が軽量で
あるためヘッド重量が従来スチールシャフトクラブに比
べ、クラブ全体の重量が従来のスチールシャフトクラブ
に比べて40g軽くなっており、かつそのヘッド重量
は、従来のスチールシャフトクラブのヘッド重量よりも
15g重くなっている。このことにより、慣性モーメン
トが増大し、かつ、同一力でゴルフクラブをスイングし
た時には、そのヘッドのヘッドスピードが増大し、飛距
離の増大になる。ロボットの試打テストにおいても、キ
ャリー飛距離で、約5m、全飛距離で、約6mの増大と
なっている。また、打球の方向性については、本発明品
のヘッドはロフト角度は、従来品のヘッドに比べ、3度
大きくなっていること及びキックポイントがそのシャフ
トのチップ先端から遠い距離に位置していることによ
り、打球の方向性が安定する。ロボット試打テストの結
果においても、ボールの着地点は打ち出し方向の左右ず
れとして、本発明品は、±3m以内であり、方向性にも
すぐれている。
明のアイアンゴルフクラブは、シャフトの重量が軽量で
あるためヘッド重量が従来スチールシャフトクラブに比
べ、クラブ全体の重量が従来のスチールシャフトクラブ
に比べて40g軽くなっており、かつそのヘッド重量
は、従来のスチールシャフトクラブのヘッド重量よりも
15g重くなっている。このことにより、慣性モーメン
トが増大し、かつ、同一力でゴルフクラブをスイングし
た時には、そのヘッドのヘッドスピードが増大し、飛距
離の増大になる。ロボットの試打テストにおいても、キ
ャリー飛距離で、約5m、全飛距離で、約6mの増大と
なっている。また、打球の方向性については、本発明品
のヘッドはロフト角度は、従来品のヘッドに比べ、3度
大きくなっていること及びキックポイントがそのシャフ
トのチップ先端から遠い距離に位置していることによ
り、打球の方向性が安定する。ロボット試打テストの結
果においても、ボールの着地点は打ち出し方向の左右ず
れとして、本発明品は、±3m以内であり、方向性にも
すぐれている。
【0020】実施例2 実施例1において、シャフトとしてキックポイント位置
が44.2%であるシャフトを用いた以外は同様の仕様
で4番アイアンゴルフクラブを作製した。また、比較の
ために、実施例1において、シャフトとしてキックポイ
ント位置が42.1%であるシャフトを用いた以外は同
様の仕様で4番アイアンゴルフクラブを作製した。次
に、これらの4番アイアンゴルフクラブを用いた以外は
実施例1と同様の条件でゴルフボールの試打を行った。
その結果、本発明品と比較品との間において、打球の飛
距離の点では差を生じなかったが、ボールの着地点での
左右方向のずれでは差を生じ、本発明品の場合では±
3.5mであるのに対し、比較品の場合では±6mのず
れを生じた。
が44.2%であるシャフトを用いた以外は同様の仕様
で4番アイアンゴルフクラブを作製した。また、比較の
ために、実施例1において、シャフトとしてキックポイ
ント位置が42.1%であるシャフトを用いた以外は同
様の仕様で4番アイアンゴルフクラブを作製した。次
に、これらの4番アイアンゴルフクラブを用いた以外は
実施例1と同様の条件でゴルフボールの試打を行った。
その結果、本発明品と比較品との間において、打球の飛
距離の点では差を生じなかったが、ボールの着地点での
左右方向のずれでは差を生じ、本発明品の場合では±
3.5mであるのに対し、比較品の場合では±6mのず
れを生じた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須澤 昭良 東京都中央区銀座四丁目11番2号 ソマ ール株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−176085(JP,A) 特開 平2−265578(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】 アイアンヘッドと繊維強化プラスチック
製シャフトから構成される5番手以下の小さな番手のロ
ングアイアンゴルフクラブにおいて、 (i)式W/L(W:シャフト重量、L:シャフト長
さ)で表わされるクラブシャフトの単位長さ当りの重量
が2(g/インチ)以下であること、(ii)クラブヘッドのロフト角度が標準値(スチール
製シャフトのアイアンゴルフクラブの標準値;1番手:
17度、2番手:20度、3番手:24度、4番手:2
8度、5番手:32度)よりも2〜4度大きいこと、 (iii)クラブシャフトのキックポイントが、クラブ
シャフトのチップ側先端から測定してクラブシャフトの
全長に対して44%以上の位置にあること、 を特徴とするロングアイアンゴルフクラブ。 - 【請求項2】 請求項1のロングアイアンゴルフクラブ
を含むアイアンゴルフクラブセット。 - 【請求項3】 1番手のアイコンゴルフクラブのヘッド
ロフト角度が19〜21度、2番手のアイコンゴルフク
ラブのヘッドロフト角度が22〜25度、3番手のアイ
コンゴルフクラブのヘッドロフト角度が26〜29度、
4番手のアイコンゴルフクラブのヘッドロフト角度が3
0〜33度及び5番手のアイコンゴルフクラブのヘッド
ロフト角度が34〜37度である請求項2のアイコンゴ
ルフクラブセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4158822A JP2580437B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | ゴルフクラブ及びゴルフクラブセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4158822A JP2580437B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | ゴルフクラブ及びゴルフクラブセット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07563A JPH07563A (ja) | 1995-01-06 |
JP2580437B2 true JP2580437B2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=15680139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4158822A Expired - Lifetime JP2580437B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | ゴルフクラブ及びゴルフクラブセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580437B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02265578A (ja) * | 1989-04-07 | 1990-10-30 | Shintomi Golf:Kk | ゴルフクラブセット |
US5018735A (en) * | 1989-11-09 | 1991-05-28 | Sandvik Special Metals Corporation | Low kick point golf club shaft |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP4158822A patent/JP2580437B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07563A (ja) | 1995-01-06 |
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