JP2580239Y2 - 車両用リーフスプリングの支持装置 - Google Patents
車両用リーフスプリングの支持装置Info
- Publication number
- JP2580239Y2 JP2580239Y2 JP1990045343U JP4534390U JP2580239Y2 JP 2580239 Y2 JP2580239 Y2 JP 2580239Y2 JP 1990045343 U JP1990045343 U JP 1990045343U JP 4534390 U JP4534390 U JP 4534390U JP 2580239 Y2 JP2580239 Y2 JP 2580239Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shackle
- leaf spring
- thrust washer
- bracket
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用リーフスプリングの支持装置に関す
る。
る。
(従来の技術) 車両用のリーフスプリングを支持するのに、シャック
ルを用いるタイプのものにおいては、リーフスプリング
の端部にピン結合したシャックルを、車体側のブラケッ
トに回動自由に支持している(実開昭63−152037号公報
参照)。
ルを用いるタイプのものにおいては、リーフスプリング
の端部にピン結合したシャックルを、車体側のブラケッ
トに回動自由に支持している(実開昭63−152037号公報
参照)。
この場合、シャックルピンの両端にはスラストワッシ
ャを介装して、ブラケットあるいはリーフスプリングと
の間に発生する軸方向のスラスト力を支持している。
ャを介装して、ブラケットあるいはリーフスプリングと
の間に発生する軸方向のスラスト力を支持している。
(考案が解決しようとする課題) ところが、リーフスプリングは非常に硬度が高いた
め、スラストワッシャも短期間のうちに摩耗する傾向が
あり、しばしばスラストワッシャを交換する必要を生じ
る。
め、スラストワッシャも短期間のうちに摩耗する傾向が
あり、しばしばスラストワッシャを交換する必要を生じ
る。
スラストワッシャの交換頻度を下げるにはスラストワ
ッシャの硬度を高めて耐摩耗性を向上させればよいが、
この場合には、スラストワッシャの耐久性は延びても、
リーフスプリングに比べて硬度の低いシャックルがスラ
ストワッシャにより摩耗してしまうという問題が生じ
る。
ッシャの硬度を高めて耐摩耗性を向上させればよいが、
この場合には、スラストワッシャの耐久性は延びても、
リーフスプリングに比べて硬度の低いシャックルがスラ
ストワッシャにより摩耗してしまうという問題が生じ
る。
したがって、スラストワッシャの硬度を単純に高めて
も、問題の解決にはつながらない。
も、問題の解決にはつながらない。
本考案はこのような課題を解決することを目的として
いる。
いる。
(課題を解決するための手段) 本考案は、リーフスプリングの端部と車体側ブラケッ
トとを、シャックルの両端に配設したシャックルピンを
介してそれぞれ回動自由に連結した車両用リーフスプリ
ングの支持装置において、前記シャックル両端のシャッ
クルピンに挿入される2つの孔部を支持部を介して連結
したスラストワッシャをシャックルとリーフスプリング
との間の摺動面及びシャックルとブラケットとの間の摺
動面に介装し、かつ前記支持部は各孔部をシャックルを
迂回して連結する形状を有するものとした。
トとを、シャックルの両端に配設したシャックルピンを
介してそれぞれ回動自由に連結した車両用リーフスプリ
ングの支持装置において、前記シャックル両端のシャッ
クルピンに挿入される2つの孔部を支持部を介して連結
したスラストワッシャをシャックルとリーフスプリング
との間の摺動面及びシャックルとブラケットとの間の摺
動面に介装し、かつ前記支持部は各孔部をシャックルを
迂回して連結する形状を有するものとした。
(考案の作用・効果) スラストワッシャはシャックルに組み付けた状態では
両端のピンにはまるので自由に回転することはできず、
シャックルと一体となってブラケット及びリーフスプリ
ングに対して相対的な運動を行う。
両端のピンにはまるので自由に回転することはできず、
シャックルと一体となってブラケット及びリーフスプリ
ングに対して相対的な運動を行う。
このように、スラストワッシャとシャックルとは相互
に摺動しないので、リーフスプリングとの間の耐摩耗性
を高めるためにその硬度を高く設定したとしてもシャッ
クルを摩耗させるおそれはない。
に摺動しないので、リーフスプリングとの間の耐摩耗性
を高めるためにその硬度を高く設定したとしてもシャッ
クルを摩耗させるおそれはない。
その一方、このスラストワッシャは、シャックル両端
のシャックルピンに挿入される2つの孔部を支持部を介
して連結した形状となっているので仮に交換が必要とな
ったときもその作業が容易である。
のシャックルピンに挿入される2つの孔部を支持部を介
して連結した形状となっているので仮に交換が必要とな
ったときもその作業が容易である。
さらに、支持部はシャックルを迂回する形状になって
いるので、シャックルがブラケットに対しては外側面
で、リーフスプリングに対しては内側面でそれぞれ摺接
するような構造のものであっても、シャックルを迂回し
て前記内外の摺接面に各孔部を挿入する態様で容易に適
用することができる。
いるので、シャックルがブラケットに対しては外側面
で、リーフスプリングに対しては内側面でそれぞれ摺接
するような構造のものであっても、シャックルを迂回し
て前記内外の摺接面に各孔部を挿入する態様で容易に適
用することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図に示すように、車軸を支持するリーフ
スプリング1は、その一端が、シャックル2を介して車
体側のブラケット3に支持される。
スプリング1は、その一端が、シャックル2を介して車
体側のブラケット3に支持される。
なお、リーフスプリング1の他端は図示しないがブラ
ケットに直接的に支持される。
ケットに直接的に支持される。
シャックル2の両端のボス部2a,2bには、それぞれピ
ン孔4が形成され、これらピン孔4にシャックルピン5
a,5bがそれぞれ挿通される。
ン孔4が形成され、これらピン孔4にシャックルピン5
a,5bがそれぞれ挿通される。
シャックル2のボス部2bは二股に分岐して形成されて
おり、その内側面間にリーフスプリング1の端部の取付
アイ1aを挿入した状態でピン5bを挿通することにより、
リーフスプリング1とシャックル2とが連結される。
おり、その内側面間にリーフスプリング1の端部の取付
アイ1aを挿入した状態でピン5bを挿通することにより、
リーフスプリング1とシャックル2とが連結される。
また、シャックル2の上部のボス部2aは、該ボス部2a
をブラケット3の内側面間に挿入した状態で、ピン5aを
挿通することにより連結される。
をブラケット3の内側面間に挿入した状態で、ピン5aを
挿通することにより連結される。
これらブラケット3とリーフスプリング1をシャック
ル2と連結する各摺動面には、スラストワッシャ10がそ
れぞれ介装される。
ル2と連結する各摺動面には、スラストワッシャ10がそ
れぞれ介装される。
スラストワッシャ10は、第4図にも示すように、上下
のピン5a,5bに挿入される孔部11a,11bをもち、これらが
シャックル2を迂回するように緩く湾曲した形状の支持
部12によって連結された形状をしている。スラストワッ
シャ10はシャックル2の両面に位置して1枚づつ配設さ
れる。
のピン5a,5bに挿入される孔部11a,11bをもち、これらが
シャックル2を迂回するように緩く湾曲した形状の支持
部12によって連結された形状をしている。スラストワッ
シャ10はシャックル2の両面に位置して1枚づつ配設さ
れる。
以上のように構成されているので、シャックル2の両
面に配置したスラストワッシャ10は、2つのシャックル
ピン5a,5bに挿入されているため、シャックル2がブラ
ケット3のピン5aを中心に回動するとき、シャックル2
と一体に動く。
面に配置したスラストワッシャ10は、2つのシャックル
ピン5a,5bに挿入されているため、シャックル2がブラ
ケット3のピン5aを中心に回動するとき、シャックル2
と一体に動く。
すなわち、シャックル2とリーフスプリング1の端部
との間で相対的な運動を生じてその接触面が互いに摺動
するときに、スラストワッシャ10に対してのリーフスプ
リング1の接触面は摺接するが、スラストワッシャ10と
シャックル2との接触面は互いに摺動することはない。
との間で相対的な運動を生じてその接触面が互いに摺動
するときに、スラストワッシャ10に対してのリーフスプ
リング1の接触面は摺接するが、スラストワッシャ10と
シャックル2との接触面は互いに摺動することはない。
このため、シャックル2がスラストワッシャ10によっ
てこすれて摩耗することはなく、またスラストワッシャ
10とリーフスプリング1の取付アイ部1aとの接触面が互
いにこすれあうが、これはスラストワッシャ10の硬度を
高めることで摩耗を減らして耐久性を高めることができ
る。
てこすれて摩耗することはなく、またスラストワッシャ
10とリーフスプリング1の取付アイ部1aとの接触面が互
いにこすれあうが、これはスラストワッシャ10の硬度を
高めることで摩耗を減らして耐久性を高めることができ
る。
一方、このスラストワッシャ10は、両端のシャックル
ピン5a,5bに挿入される2つの孔部11a,11bを支持部12を
介して連結した形状となっているので仮に交換が必要と
なったときも交換作業は容易である。
ピン5a,5bに挿入される2つの孔部11a,11bを支持部12を
介して連結した形状となっているので仮に交換が必要と
なったときも交換作業は容易である。
さらに、支持部12はシャックル2を迂回するように湾
曲形状となっているので、シャックル2が上述のように
ブラケット3に対しては外側面で、リーフスプリング1
に対しては内側面でそれぞれ摺接するような構造のもの
であっても、シャックル2を迂回して前記内外の摺接面
に各孔部11a,11bを挿入する態様で容易に適用すること
ができる。
曲形状となっているので、シャックル2が上述のように
ブラケット3に対しては外側面で、リーフスプリング1
に対しては内側面でそれぞれ摺接するような構造のもの
であっても、シャックル2を迂回して前記内外の摺接面
に各孔部11a,11bを挿入する態様で容易に適用すること
ができる。
なお、第5図はブラケット3とリーフスプリング1の
両方がその内側に挿入される構成のH形のシャックル2
を示したもので、このような構成のシャックルにおいて
も上記スラストプレート10を適用することは可能であ
る。
両方がその内側に挿入される構成のH形のシャックル2
を示したもので、このような構成のシャックルにおいて
も上記スラストプレート10を適用することは可能であ
る。
第1図は本考案の実施例を示す分解斜視図、第2図はそ
のシャックルの正面図、第3図は同じく側面図、第4図
はスラストワッシャの側面図、第5図は他の適用例を示
すシャックルの正面図である。 1…リーフスプリング、2…シャックル、3…ブラケッ
ト、5a,5b…シャックルピン、10…スラストワッシャ、1
1a,11b…孔部、12…支持部。
のシャックルの正面図、第3図は同じく側面図、第4図
はスラストワッシャの側面図、第5図は他の適用例を示
すシャックルの正面図である。 1…リーフスプリング、2…シャックル、3…ブラケッ
ト、5a,5b…シャックルピン、10…スラストワッシャ、1
1a,11b…孔部、12…支持部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−168103(JP,U) 実開 昭60−124306(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 1/28
Claims (1)
- 【請求項1】リーフスプリングの端部と車体側ブラケッ
トとを、シャックルの両端に配設したシャックルピンを
介してそれぞれ回動自由に連結した車両用リーフスプリ
ングの支持装置において、前記シャックル両端のシャッ
クルピンに挿入される2つの孔部を支持部を介して連結
したスラストワッシャを、シャックルとリーフスプリン
グとの間の摺動面及びシャックルとブラケットとの間の
摺動面に介装し、かつ前記支持部は各孔部をシャックル
を迂回して連結する形状を有することを特徴とする車両
用リーフスプリングの支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990045343U JP2580239Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 車両用リーフスプリングの支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990045343U JP2580239Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 車両用リーフスプリングの支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH044540U JPH044540U (ja) | 1992-01-16 |
JP2580239Y2 true JP2580239Y2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=31559434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990045343U Expired - Lifetime JP2580239Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 車両用リーフスプリングの支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580239Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11298999B2 (en) | 2019-03-08 | 2022-04-12 | Hyundai Motor Company | Suspension system for vehicle with composite spring |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63168103U (ja) * | 1987-04-23 | 1988-11-01 |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP1990045343U patent/JP2580239Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11298999B2 (en) | 2019-03-08 | 2022-04-12 | Hyundai Motor Company | Suspension system for vehicle with composite spring |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH044540U (ja) | 1992-01-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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