JP2579934Y2 - 連結部材 - Google Patents

連結部材

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JP2579934Y2
JP2579934Y2 JP3783392U JP3783392U JP2579934Y2 JP 2579934 Y2 JP2579934 Y2 JP 2579934Y2 JP 3783392 U JP3783392 U JP 3783392U JP 3783392 U JP3783392 U JP 3783392U JP 2579934 Y2 JP2579934 Y2 JP 2579934Y2
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克己 末次
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、互いに非平行な第1
および第2の回転軸のまわりにそれぞれ回転可能に保持
された原節および従節の間に連結され、原節の回転を従
節に伝えるための連結部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この考案にとって興味ある連結部材は、
たとえば、図6に示すような自動車の室内に冷風または
温風を送るための通風機の内部において用いられる。図
7は、図6の部分VIIの拡大図である。
【0003】図7を参照して、通風機に備える送風口1
には、ルーバアセンブリ2が設けられる。ルーバアセン
ブリ2は、水平方向に延びる複数の風向調節板3および
垂直方向に延びる複数の風向調節板4を備える。これら
風向調節板3および4の各々の向きを変えることによ
り、送風口1から吹き出される風の向きを任意に変更す
ることができる。
【0004】送風口1には、通気筒5および通気路6が
連結され、通気路6を通って供給された冷風または温風
が、通気筒5を通過した後、送風口1から吹出される。
この風量を調節するため、通気筒5の内部には、フラッ
プ(図示せず)が回転可能に設けられている。このフラ
ップは、通気筒5内でとる角度を変えることにより、通
気筒5内の空気通路が開閉されたり絞られたりして、風
量が調整される。このようなフラップの角度を変えるた
め、操作円板7が回転可能に設けられ、この操作円板7
から扇形状に張り出す操作部8は、送風口1の上方に設
けられた開口9から露出する。したがって、操作部8に
指を当てながら、操作円板7を所望の方向に回転させる
ことにより、フラップが所望の方向に回転し、風量調節
を行なうことができる。
【0005】上述した操作円板7の回転をフラップに伝
えるため、適当な連結部材が設けられる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述したような通風機
の送風口1が、たとえば図6に示すような位置に設けら
れるとき、場所的な制約から、通気筒5の配置におい
て、設計上、大きな制約を受けることが多い。そのた
め、しばしば、操作円板7の回転軸とフラップの回転軸
とが互いに非平行とせざるを得ない場合が生じる。この
ような場合、操作円板7の回転をフラップに伝達するた
めの連結部材としては、たとえば自在継手のような複雑
な機構を備えるものを用いなければならない。
【0007】そこで、この考案の目的は、上述したよう
な場面に有利に用いることができる簡単な構造の連結部
材を提供しようとすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、第1の回転
軸のまわりに回転可能に保持された原節上の、第1の回
転軸からずれた第1の部位と、第1の回転軸とは非平行
な第2の回転軸のまわりに回転可能に保持された従節上
の、第2の回転軸からずれた第2の部位との間に連結さ
れ、原節に与えられた第1の回転軸まわりの回転を従節
に伝え、第2の回転軸を中心にして従節を回転させるた
めの連結部材に向けられるものであって、次のような構
成を備えることを特徴としている。
【0009】すなわち、この考案にかかる連結部材は、
可撓性を有する樹脂から一体に構成される。そして、こ
の連結部材は、前記第1の部位に回転可能に取付けられ
る第1の端部と、前記第2の部位に回転可能に取付けら
れる第2の端部と、前記第1の端部および前記第2の端
部の間に位置する比較的肉厚の本体部と、前記本体部と
前記第1および第2の端部の各々との間に形成される比
較的肉薄のかつ幅広のヒンジ部とを備えている。
【0010】
【作用】この考案による連結部材は、それを構成する樹
脂の可撓性に基づき、本体部およびヒンジ部においてね
じれが生じることを許容する。また、比較的肉厚の本体
部は、その剛性により、引く力だけでなく、押す力も伝
達することができる。
【0011】
【考案の効果】そのため、この考案にかかる連結部材に
よれば、互いに非平行な第1および第2の回転軸のまわ
りにそれぞれ回転可能に保持された原節および従節の間
において、原節に与えられた第1の回転軸を中心とする
いずれの方向の回転も従節に伝え、それによって第2の
回転軸を中心として従節を所望の方向に回転させること
ができる。
【0012】また、この考案にかかる連結部材は、樹脂
から一体に構成されるものであるので、その構造が極め
て簡単であり、たとえば射出成形のような能率的な方法
で安価に製造することができる。
【0013】
【実施例】図1ないし図5は、この考案の一実施例を説
明するためのものである。この実施例は、前述した図6
および図7に示したような通風機に適用されている。し
たがって、図1ないし図5において、図6および図7に
示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、
重複する説明は省略する。
【0014】図1、図2、図4および図5において、通
気筒5の内部に破線でフラップ10が図示されている。
このフラップ10の姿勢からわかるように、図1および
図2は、フラップ10の閉状態を示し、図4および図5
は、フラップ10の全開状態を示している。また、図1
および図4は、斜視図であり、図2および図5は、正面
図である。図3は、図2の一部を示す拡大図である。
【0015】通気筒5の一方端部には、第1の回転軸を
与えるねじ11によって、原節となる操作円板7が回転
可能に保持される。操作円板7は、操作部8を備え、こ
の操作部8と逆側には、L字状に延びるアーム12が形
成される。このアーム12の端部は、ねじ11が与える
第1の回転軸からずれた第1の部位13を与える。
【0016】他方、通気筒5の上面壁14には、フラッ
プ10を回転可能に保持する軸15が貫通し、軸15の
端部には、継手16が取付けられ、この継手16はフラ
ップ10と一体に回転するようにされる。継手16は、
従節を構成し、この従節のための第2の回転軸は、軸1
5によって与えられる。継手16の一方端部に、軸15
が与える第2の回転軸からずれた第2の部位17が与え
られる。
【0017】上述した構成において、ねじ11が与える
第1の回転軸と軸15が与える第2の回転軸とは、互い
に非平行である。このように互いに非平行とされた第1
および第2の回転軸、すなわちねじ11および軸15の
まわりにそれぞれ回転可能に保持された操作円板7およ
び継手16の間には、この考案の対象となる連結部材1
8が連結される。この連結部材18は、たとえばオレフ
ィン系樹脂のような可撓性を有する樹脂から一体に構成
される。
【0018】連結部材18は、第1の部位13に回転可
能に取付けられる第1の端部19と、第2の部位17に
回転可能に取付けられる第2の端部20と、第1の端部
19および第2の端部20の間に位置する比較的肉厚の
本体部21と、本体部21と第1および第2の端部19
および20の各々との間に形成される比較的肉薄のかつ
幅広のヒンジ部22および23とを備える。第1の端部
19の下面には、突出する軸24が設けられ、この軸2
4は、第1の部位13に回転可能に取付けられる。ま
た、第2の端部20の下面には、軸25が設けられ、こ
の軸25は、第2の部位17に回転可能に取付けられ
る。
【0019】上述した軸24は、図1、図2、図4およ
び図5において矢印で示すような中心軸線26を有して
いて、この中心軸線26は、ねじ11が与える第1の回
転軸とは平行である。また、軸25は、もう1つの矢印
で示す中心軸線27を有していて、この中心軸線27
は、軸15が与える第2の回転軸とは平行である。しか
しながら、前述したように、第1および第2の回転軸
は、互いに非平行であるので、図1等によく示されてい
るように、中心軸線26および27も互いに非平行であ
る。また、図1および図2と図4および図5とを対比す
ればわかるように、中心軸線26と中心軸線27との間
でなす角度は、操作円板7および継手16が回転するに
従って変化する。また、第1の部位13と第2の部位1
7との高さ関係も、操作円板7および継手16の回転に
従って変化する。このような中心軸線26と中心軸線2
7との間での互いに非平行な状態のもとでの角度の変
化、および第1の部位13と第2の部位17との高さ関
係の変化は、ヒンジ部22および23において生じる曲
げおよびねじれならびに本体部21において生じるねじ
れにより有利に吸収され、第1の部位13の動きを、第
2の部位17に双方向とも伝えることができる。
【0020】したがって、操作部8を介して操作円板7
をいずれかの方向に回転操作したとき、この動きが連結
部材18によって継手16に伝達され、フラップ10が
所望の角度をとるように回転される。
【0021】なお、上述したように、操作円板7に対し
て回転操作を与えるとき、ヒンジ部22および23にお
いて生じる曲げおよびねじれならびに本体部21におい
て生じるねじれは、操作円板7の回転操作に対して負荷
を与える。しかしながら、この負荷は、ある種の高級な
操作感をもたらすことになるので、かえって好ましい。
【0022】以上、この考案にかかる連結部材が、通風
機に備える風量調節のためのフラップを回転操作するた
めの機構内に設けられた実施例に関連して説明したが、
この考案にかかる連結部材は、前述したように第1の回
転軸のまわりに回転可能に保持された原節上の、第1の
回転軸からずれた第1の部位と、第1の回転軸とは非平
行な第2の回転軸のまわりに回転可能に保持された従節
上の、第2の回転軸からずれた第2の部位との間に連結
され、原節に与えられた第1の回転軸まわりの回転を従
節に伝え、第2の回転軸を中心として従節を回転させる
ための連結部材であれば、どのような連結部材にも適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による連結部材18が適用
された通風機における風量調節機構を示す斜視図であ
り、風量調節のためのフラップ10の閉状態を示してい
る。
【図2】図1に示した機構の正面図である。
【図3】図2の一部を示す拡大図である。
【図4】図1に対応する図であって、フラップ10の全
開状態を示している。
【図5】図4に示した機構の正面図である。
【図6】この考案にかかる連結部材が適用され得る通風
機を備える自動車の室内を示す斜視図である。
【図7】図6の部分VIIの拡大図である。
【符号の説明】
7 操作円板(原節) 10 フラップ 11 ねじ(第1の回転軸) 13 第1の部位 15 軸(第2の回転軸) 16 継手(従節) 17 第2の部位 18 連結部材 19 第1の端部 20 第2の端部 21 本体部 22,23 ヒンジ部 24,25 軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−158888(JP,A) 実開 平2−115712(JP,U) 実開 昭59−75308(JP,U) 実開 昭60−127218(JP,U) 実開 昭63−164653(JP,U) 実開 昭63−72446(JP,U) 実開 昭60−178210(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 21/48 B60H 1/34 B60J 5/04 F24F 13/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の回転軸のまわりに回転可能に保持さ
    れた原節上の、第1の回転軸からずれた第1の部位と、
    第1の回転軸とは非平行な第2の回転軸のまわりに回転
    可能に保持された従節上の、第2の回転軸からずれた第
    2の部位との間に連結され、原節に与えられた第1の回
    転軸まわりの回転を従節に伝え、第2の回転軸を中心と
    して従節を回転させるための連結部材であって、 可撓性を有する樹脂から一体に構成され、 前記第1の部位に回転可能に取付けられる第1の端部
    と、 前記第2の部位に回転可能に取付けられる第2の端部
    と、 前記第1の端部および前記第2の端部の間に位置する比
    較的肉厚の本体部と、 前記本体部と前記第1および第2の端部の各々との間に
    形成される比較的肉薄のかつ幅広のヒンジ部と、 を備える、連結部材。
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