JP2579907Y2 - ワイヤレスシステムのノイズ防止装置 - Google Patents

ワイヤレスシステムのノイズ防止装置

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JP2579907Y2
JP2579907Y2 JP2315792U JP2315792U JP2579907Y2 JP 2579907 Y2 JP2579907 Y2 JP 2579907Y2 JP 2315792 U JP2315792 U JP 2315792U JP 2315792 U JP2315792 U JP 2315792U JP 2579907 Y2 JP2579907 Y2 JP 2579907Y2
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JP
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circuit
jack
transmitter
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tone signal
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隆一 武井
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アツデン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえば電気楽器のプ
ラグを入力用ジャックに接続するようにした機器に実施
することができる、ワイヤレスシステムのノイズ防止装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ステージ等で楽器演奏を行なう場合に
は、ギターその他の電気楽器(電子楽器を含む)をプラ
グにより送信機側に接続し、この送信機の発射する電波
を受信する受信機をステージの裏などに置いて、この受
信機の後段に接続された増幅器にスピーカを接続するこ
とが多い。このような場合においては、電気楽器のプラ
グをジャックに挿入するときに、増幅器の音量調節器を
充分に低いレベルに下げておくか、送信機側の電源スイ
ッチをオフにしておくかの操作を行なわなければならな
い。
【0003】もし、増幅器の音量レベルが高いままであ
り、しかも送信機側の電源が入っていると、送信機の搬
送波に乗っているトーン信号がジャックの差し込み時に
クリック音となって受信機に受信され、これが増幅器に
よって大きなレベルに増幅されてスピーカに加えられる
から、その衝撃でスピーカのボイスコイルを断線してし
まうことにもなるからである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来、この問題に対す
る方策はなく、ジャックにプラグを挿入するとき、いわ
ば常識として増幅器の音量レベルを下げることが行なわ
れていた。しかしながらジャックを有する送信機と増幅
器とが離れた位置にあるのが普通であり、ミスによって
増幅器の音量レベルを下げないまま、プラグをジャック
に挿入することも多かった。これは、特に多人数が操作
するときに起こり、このためにスピーカを損傷して、演
奏ができなくなる場合もあった。
【0005】本考案はこの点に鑑みて成されたものであ
り、たとえ増幅器の音量レベルが一杯に上がっていたと
きにジャックを差し込んだとしても、スピーカを損傷す
るようなことがない、ワイヤレスシステムのノイズ防止
装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するための手段として、入力端子としてのジャック
と、受信機側のトーンスケルチ回路のためのトーン信号
発生回路とを備えた送信機と、該送信機からの出力信号
を受信し検波してオーディオ信号を得る受信機とからな
るワイヤレスシステムにおいて、前記送信機のジャック
に、該ジャックにプラグが挿入された時点から限時する
遅延回路を接続すると共に、該遅延回路の出力側にミュ
ート回路の制御端子を接続し、該ミュート回路の出力端
子を、前記トーン信号発生回路の制御端子に接続した構
成としたものである。
【0007】また、ミュート回路の出力端子を、トーン
信号発生回路の制御端子に代え、トーン信号発生回路の
出力側に接続した構成としたものである。
【0008】
【作用】このような構成とすれば、送信機のジャックに
プラグを挿入すると、そのときから限時が開始される遅
延回路により、あらかじめ設定された一定時間ミュート
回路が作動するからトーン信号が送信されなくなり、し
たがって増幅器の出力も生じなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1について説明
する。1は送信機であり、その一部に入力端子としての
ジャック2が設けられているものである。ジャック2に
は接地端子3と信号端子4,5が設けられており、プラ
グ6の端子7,8,9が接触するようになっている。プ
ラグ6の各端子7,8,9はコード10により、ギター等
の楽器の信号出力側に接続される。ジャック2の接地端
子3と信号端子4は遅延回路11の入力側に接続されてお
り、プラグ6をジャック2に差し込んだときに、まず遅
延回路11に入力信号が入り、この遅延回路11が限時作動
を行なうようになっている。
【0010】12はオーディオ回路であり、接地端子3と
信号端子5からオーディオ信号が入力され、所定レベル
まで増幅して、次段に接続された変調回路13に出力する
ようになっている。14はアンテナである。オーディオ回
路12と変調回路13との接続点には、トーン信号発生回路
15の出力側も接続されている。このトーン信号発生回路
15の出力であるトーン信号は、図示しない受信機のトー
ンスケルチ回路に対応するものであり、32キロヘルツあ
るいは42キロヘルツ等の一定周波数のものである。
【0011】遅延回路11の出力側にはミュート回路16の
制御端子16a が接続されている。このミュート回路16
は、前段の遅延回路11からの出力信号が入力されたとき
作動して、その出力側に接続された回路を接地するもの
である。この実施例においては出力側にトーン信号発生
回路15の制御端子15a が接続されているから、作動した
とき、トーン信号は発生しないことになる。
【0012】このように構成されたこのワイヤレスシス
テムのノイズ防止装置は、ジャック2にプラグ6を差し
込むと、まず遅延回路11に信号が入り、遅延回路11はそ
の時点から限時を開始する。限時時間は、たとえば1秒
程度の短いものでよい。この遅延時間が終了するまでは
ミュート回路16が作動して、トーン信号発生回路15がト
ーン信号を出力しないので、アンテナ14からトーン信号
の変調波が発射されず、したがって仮に受信機が音量の
大きい状態にしてあっても、スピーカから音が発せられ
ることはない。
【0013】遅延回路11の限時時間が終了すると、ミュ
ート回路16は作動を停止してトーン信号発生回路15に制
約を加えないことになるから、トーン信号は変調回路13
により変調されてアンテナ14から発射されることにな
る。これにより、受信機のトーンスケルチ回路が作動す
る。
【0014】図2に示すものは本考案の他の実施例であ
る。この実施例は、ミュート回路16の出力側をオーディ
オ回路12およびトーン信号発生回路15の変調回路13への
入力側(トーン信号発生回路15の出力側)に接続してあ
る。この回路においては、遅延回路11の限時時間により
ミュート回路16が作動しているときには、オーディオ信
号ならびにトーン信号の両方とも変調されないことにな
る。その他については、前述の実施例と同様に作動する
ことになる。
【0015】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
たワイヤレスシステムのノイズ防止装置であるから、不
用意に受信機側の音量レベルを上げた状態で送信機側の
ジャックにプラグを挿入しても、少なくともプラグがジ
ャックに挿入完了するまでの時間はミュート回路を作動
させてトーン信号が発射されないようにすることができ
るから、受信機側が出力することはなく、従来は生ずる
ことがあったスピーカの破損を完全に予防することがで
きることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の回路図である。
【図2】本考案の他の実施例の回路図である。
【符号の説明】
1 送信機 2 ジャック 6 プラグ 11 遅延回路 12 オーディオ回路 13 変調回路 14 アンテナ 15 トーン信号発生回路 14a 制御端子 16 ミュート回路 16a 制御端子

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子としてのジャックと、受信機側
    のトーンスケルチ回路のためのトーン信号発生回路とを
    備えた送信機と、該送信機からの出力信号を受信し検波
    してオーディオ信号を得る受信機とからなるワイヤレス
    システムにおいて、前記送信機のジャックに、該ジャッ
    クにプラグが挿入された時点から限時する遅延回路を接
    続すると共に、該遅延回路の出力側にミュート回路の制
    御端子を接続し、該ミュート回路の出力端子を、前記ト
    ーン信号発生回路の制御端子に接続したことを特徴とす
    るワイヤレスシステムのノイズ防止装置。
  2. 【請求項2】 入力端子としてのジャックと、受信機側
    のトーンスケルチ回路のためのトーン信号発生回路とを
    備えた送信機と、該送信機からの出力信号を受信し検波
    してオーディオ信号を得る受信機とからなるワイヤレス
    システムにおいて、前記送信機のジャックに、該ジャッ
    クにプラグが挿入された時点から限時する遅延回路を接
    続すると共に、該遅延回路の出力側にミュート回路の制
    御端子を接続し、該ミュート回路の出力端子を、前記ト
    ーン信号発生回路の出力側に接続したことを特徴とする
    ワイヤレスシステムのノイズ防止装置。
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JPH0576135U JPH0576135U (ja) 1993-10-15
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