JP2579770B2 - 電子制御式燃料噴射装置 - Google Patents

電子制御式燃料噴射装置

Info

Publication number
JP2579770B2
JP2579770B2 JP62170893A JP17089387A JP2579770B2 JP 2579770 B2 JP2579770 B2 JP 2579770B2 JP 62170893 A JP62170893 A JP 62170893A JP 17089387 A JP17089387 A JP 17089387A JP 2579770 B2 JP2579770 B2 JP 2579770B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
timing
fuel injection
pulse signal
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62170893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6415453A (en
Inventor
玲 関口
正巳 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP62170893A priority Critical patent/JP2579770B2/ja
Publication of JPS6415453A publication Critical patent/JPS6415453A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2579770B2 publication Critical patent/JP2579770B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電磁弁の開閉制御によって供給燃料の調節
を行なうように構成された電子制御式燃料噴射装置に関
するものである。
(従来の技術) 供給燃料の調節を電磁弁の開閉制御によって行ないう
るように構成された内燃機関用燃料噴射ポンプが従来か
ら種々提案されてきており、この電磁弁の開閉を電子的
に制御するようにした電子制御式燃料噴射装置が実用化
されている。
この種の装置における電磁弁の開閉制御はカムパルス
の発生タイミングに基づいて行なわれているが、カムパ
ルスの発生密度を高くするのには限界があるので、カム
パルスが発生してから次のカムパルスが発生するまでの
期間中にあってはその時の機関速度に従って補間演算を
行ない、これにより高精度の電磁弁開閉制御を実現する
ようにした技術が採用されている(例えば、特開昭60−
119345号公報,特開昭60−122245号公報参照)。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上述の従来技術においては、カムパルスが発
生してから次のカムパルスが発生するまでの間のタイミ
ングの補間演算を機関速度に基づいて行なうので、機関
の回転変動が大きくなると補間演算の精度が低下する上
に、カムパルスの発生毎に機関速度を演算する必要があ
り、しかもカムパルスの発生頻度は高くした方が高精度
の制御を期待することができるのでその演算に要する処
理時間が多くなる傾向を有する等の問題点を有してい
る。
本発明の目的は、したがって、上述した従来技術の問
題点を克服し、広い回転速度領域に亘って精度よく燃料
噴射制御を行なうことができるようにした電子制御式燃
料噴射装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 従来技術における上記問題点を解決するための本発明
の特徴は、電気信号に応答して開閉される開閉弁を有し
該開閉弁の開閉動作に従って内燃機関に噴射供給される
燃料の制御が行われるように構成された燃料噴射ポンプ
を含んで成る電子制御式燃料噴射装置において、前記内
燃機関のその時々の回転速度を示す速度信号を出力する
手段と、前記燃料噴射ポンプの入力回転軸が所定の基準
回転位置に達する毎に第1パルス信号を出力する第1信
号発生器と、前記燃料噴射ポンプの入力回転軸が所定の
角度回転する毎に第2パルス信号を出力する第2信号発
生器と、前記内燃期間の運転状態に応じてその時々の目
標燃料噴射量を決定する第1決定手段と、前記第1及び
第2パルス信号の発生タイミングに基づいて前記開閉弁
を前記燃料噴射ポンプが燃料噴射状態となる一方の状態
とするタイミングを示す第1タイミング信号を出力する
手段と、前記第1及び第2パルス信号の発生タイミング
と前記第1決定手段の出力とに基づいて前記開閉弁を前
記燃料噴射ポンプが燃料噴射停止状態となる他方の状態
とすべきタイミングの直前に出力される第2パルス信号
の発生タイミングを検出する第1手段と、前記第1決定
手段の出力と前記速度信号とに基づいて前記目標燃料射
量を得るために必要な前記開閉弁を前記他方の状態とす
べき目標タイミングと、該目標タイミングの直前に出力
される前記第2パルス信号の発生タイミングとの間の時
間差を計算する計算手段と、前記速度信号に応答しその
時の機関速度によって定まる補正係数を前記第1パルス
信号の周期を示すデータと前記第2パルス信号の周期を
示すデータとから決定するための第2決定手段と、前記
計算手段において計算された前記時間差を前記機関速度
が所定値より低い場合にのみ前記第2決定手段によって
決定された補正係数で補正する補正手段と、該補正手段
からの出力と前記第1手段により検出された前記発生タ
イミングとから前記開閉弁を前記他方の状態とすべきタ
イミングを示す第2タイミング信号を出力する第2手段
と、前記第1及び第2タイミング信号に応答し前記開閉
弁を前記第1及び第2タイミング信号に従うタイミング
で開閉制御するための開閉弁駆動手段とを備えた点にあ
る。
(作用) 第1決定手段によって決定された目標噴射量を得るた
めに開閉弁を他方の状態とすべき目標タイミングの直前
に出力される第2パルス信号の発生タイミングが、第1
手段によって検出される。一方、計算手段では、その検
出された第2パルス信号の発生タイミングと目標噴射量
を得るために開閉弁を他方の状態とすべきタイミングと
の間の時間差が計算される。この計算された時間差は、
機関速度の変動状態を考慮して補正する目的で、補正手
段により補正される。この補正のために使用される補正
係数は機関速度によって異なるように定められる。例え
ば実施例においては、低速域、中低速域、中速域におい
てそれぞれ所定の値に定められている。上記時間差は、
補正手段によって、機関速度が所定値よりも低い場合に
のみ補正係数に従って補正される。
このようにして補正された時間差と第1手段の検出結
果とにより、開閉弁を他方の状態にすべきタイミングが
決定され、その決定されたタイミングを示す信号が第2
手段より第2タイミング信号として出力される。第1及
び第2タイミング信号により開閉弁の開閉タイミングが
定められ、機関速度の急変等があった場合でも目標噴射
量を精度よく得ることができる。
(実施例) 以下、図示の一実施例により本発明を詳細に説明す
る。
第1図には、本発明による電子制御式燃料噴射装置の
一実施例が示されている。この実施例は、6気筒用の分
配型燃料噴射装置に本発明を適用した場合の実施例であ
り、第1図に示す電子制御式燃料噴射装置100は、分配
型燃料噴射ポンプ1と、この分配型燃料噴射ポンプ1に
設けられているスピル弁13(後述)の開閉動作を電子的
に制御してその燃料制御を電子的に制御するための制御
ユニット(C/U)40とを具えている。
分配型燃料噴射ポンプ1は、ハウジング2に固着され
たプランジャバレル3と、その軸方向に進退可能なよう
にプランジャバレル3に嵌入されているプランジャ4と
を具えており、プランジャ4の外端4aには軸5の一端が
適宜の手段で固着されている。軸5の他端は駆動軸6に
よって回転せしめられるカムドィスク7に埋め込まれて
いる接続ピン8によって連結されており、プランジャ4
はカムディスク7と一体に運動する構成となっている。
軸5の他端をカムディスク7に圧接しておくため、プ
ランジャバレル3とカムディスク7との間には、プラン
ジャスプリング9とスプリングシート10とが設けられて
いる。スプリングシート10は軸5の他端部に適宜の手段
で固着されており、スプリングシート10とプランジャバ
レル3との間にプランジャスプリング9が弾発的に介装
され、これによりプランジャ4がカムディスク7に圧接
されるようばね付勢されている。図示しない内燃機関に
よって駆動軸6が回転せしめられると、駆動軸6によっ
て回転せしめられるカムディスク7とローラホルダ11と
の協働作用により、プランジャ4は駆動軸6の回転にし
たがって回転往復運動を行ない、プランジャバレル3内
に形成される高圧室12内に吸入された燃料を所定のタイ
ミングで加圧する。この加圧された燃料は、スピル弁13
によって開閉される油路14を介して分配型燃料噴射ポン
プ1の低圧部であるポンプ室15内に導びくことができる
ように構成されており、スピル弁13の開閉制御によって
高圧室8内における燃料の加圧開始及び終了タイミング
を制御しうる構成となっている。スピル弁を用いて燃料
供給の制御を行なうようにした上述の分配型燃料噴射ポ
ンプの燃料圧送動作は従来の分配型燃料噴射ポンプの場
合と同じであるから、ここでは、その詳細については説
明するのを省略する。
分配型燃料噴射ポンプ1の作動タイミング、すなわち
プランジャ4の基準回転位置タイミングとその角度位置
タイミングとに夫々関連した信号を得るため、分配型燃
料噴射ポンプ1には、第1信号発生器20及び第2信号発
生器30が設けられている。
第1信号発生器20は、プランジャ4が所定の基準回転
位置に達したタイミングで、換言すれば駆動軸6が所定
の基準回転位置に達したタイミングで第1パルス信号P1
を出力するためのものであり、パルサとして働くスプリ
ングシート10と第1ピックアップコイル22とから成って
いる。
第1ピックアップコイル22は、その検出端部22aがス
プリングシート10と所定の位置関係をもって対向するよ
う、ローラホルダ11のフレーム11aにボルト止めされた
取付金具23にねじ止めされて固着されている。スプリン
グシート10が回転しつつプランジャ4の軸方向に沿って
往復動し最もプランジャバレル3に近づいたときに、そ
の検出端部22aがスプリングシート10に対向するように
スプリングシート10及び第1ピックアップコイル22の位
置が定められている。したがって、第1信号発生器20か
らは、スプリングシート10がプランジャバレル3に最も
近づいたタイミングを示す第1パルス信号P1から成るパ
ルス列信号が出力される。
第2信号発生器30は、プランジャ4すなわち駆動軸6
が所定角度回転する毎に第2パルス信号P2を取り出すた
めのものであり、駆動軸6に固着されたギヤ31と、ロー
ラホルダ11のフレーム11aに螺着されている第2ピック
アップコイル32とから成っている。第2ピックアップコ
イル32は、ギヤ31が駆動軸6と共に回転したときに、ギ
ヤ31の歯が第2ピックアップコイル32の検出端32aに順
次接近、離反するように位置決めされており、駆動軸6
が所定角度θ回転する毎に第2ピックアップコイル32か
ら出力される電気パルス信号が第2パルス信号P2として
取り出される。
第1及び第2パルス信号P1,P2は、アクセスペダル50
の操作量を示すアクセル信号Aがアクセル検出器51から
入力されている制御ユニット40に入力されている。
符号45で示されるのはタイマ装置であり、油圧の作用
によりローラホルダ11の回動位置の調節を行ない、これ
により燃料噴射開始のタイミングが調節される構成とな
っている。ここで、第1ピックアップコイル22はローラ
ホルダ11に固定されている取付金具23に固着されている
ので、タイマ装置45によってローラホルダ11が回動して
も、第1信号発生器20は、タイマ装置45による調節とは
関係なく、プランジャ4が所定の基準回転位置に達した
タイミングで第1パルス信号P1を出力することができ
る。
制御ユニット40では、分配型燃料噴射ポンプ1に連結
されている図示しない内燃機関のその時の運転状態に見
合った最適な燃料噴射量が目標燃料噴射量として演算さ
れ、この目標噴射量が得られるようにスピル弁13を開閉
制御するための駆動信号Csが制御ユニット40から出力さ
れ、スピル弁13に与えられる。図示の実施例では、スピ
ル弁13が閉じられている場合に油路14がポンプ室15から
遮断され、高圧室12内で燃料の加圧が行なわれる構成と
なっている。
第2図には、制御ユニット40の構成がブロック図にて
示されている。第1図に示した分配型燃料噴射ポンプ1
は6気筒用であるから、第1パルス信号P1は駆動軸6が
60゜回転する毎に出力される。そして、第1パルス信号
P1の発生タイミングは、内燃機関の各シリンダのピスト
ンが圧縮上死点の近傍の所定のタイミング状態となった
ときに一致するように調整されている。第3図(b)に
は、駆動軸6が60゜回転する毎に第1パルス信号P1が出
力される様子が波形図にて示されている。第1パルス信
号P1は、周期検出部61に入力され、ここで、第1パルス
信号P1が出力されてからの次の第1パルス信号P1が出力
されるまでの時間T1,T2,T3,…(第3図(b)参照)が
測定され、その結果を示す周期信号Tが出力される。
周期信号Tは、速度検出部62に入力され、ここで周期
信号Tに基づいてその時々の機関速度が計算され、その
時々の機関速度を示す速度信号Nが出力される。
速度信号Nとアクセル信号Aとは、内燃機関のその時
の運転状態を示す信号として目標値演算部63に入力され
ており、ここで、内燃機関のその時々の運転状態に見合
った燃料噴射量が計算される。その計算結果を示すデー
タは目標噴射量信号Qtとして出力され、速度信号Nが入
力されている演算部64に入力される。なお、目標値演算
部63における演算が速度信号Nとアクセル信号Aとに基
づいて演算される場合を説明したが、この演算は、例え
ば機関の冷却水温度,燃料温度などの他の運転パラメー
タを更に考慮して行なってもよい。
第2信号発生器30は、駆動軸6が60゜回転する間に第
2パルス信号P2を10個出力するように構成されており、
且つ第2パルス信号P2と第1パルス信号P1とが同時に出
力されることがないように調整されている。
次に、第2パルス信号P2の発生パターンについて説明
する。ある第1パルス信号P1が出力されてから次の第1
パルス信号P1が出力されるまでの間に出力される10個の
第2パルス信号P2に対して第3図(a)に示されている
ように1から10までの番号が付された場合、第2番目か
ら第10番目までの第2パルス信号P2は、駆動軸6が6゜
回転する毎に出力される。これに対し、第1番目の第2
パルス信号P2とその前の群の第10番目の第2パルス信号
P2との間の間隔は、タイマ装置45によってローラホルダ
11の位置調節を行なっても第1パルス信号P1が必ず上記
第10番目の第2パルス信号P2と上記第1番目の第2パル
ス信号P2との間に出力されるように、駆動軸6の6゜の
回転に相応する間隔よりも広く設定されている。
上述の如きパターンで発生する第2パルス信号P2は、
第1パルス信号P1に応答してリセットされるカウンタ部
65のクロック端子CLKに計数パルスとして入力されてい
る。したがって、カウンタ部65からは、第2パルス信号
P2が入力された場合、第3図(a)に示された番号と同
一内容の計数信号SNが出力される。すなわち、カウンタ
部65は、第2パルス信号P2が出力された場合、その第2
パルス信号P2がその前に出力された第1パルス信号P1
ら教えて何番目の第2パルス信号P2であるかを示す計数
信号SNを出力することになる。
第1タイミング信号発生部66は計数信号SNに応答し、
第1番目の第2パルス信号P2の出力を示す計数信号SNを
受け取ったタイミングで、スピル弁13を閉状態とするタ
イミングを示す第1タイミング信号TS1を出力する。従
って、スピル弁13は、第3図(c)に示されるように、
第1番目の第2パルス信号P2が出力さる毎に閉弁状態と
される。
次に、演算部64について説明する。演算部64は目標噴
射量信号Qt及び速度信号Nに応答し、目標噴射量信号Qt
により示される目標噴射量を得るために必要なスピル弁
13の開弁タイミングの直前に出力される第2パルス信号
P2が、何番目の第2パルス信号P2であるかを演算し、そ
の演算結果を示す演算出力信号MSを出力する。この演算
出力信号MSを得るための演算は速度信号Nにより示され
る機関速度の値を考慮して行なわれる。このような演算
は、例えば、目標噴射量信号Qt及び速度信号Nに応答し
て予め用意されたマップデータに従ったマップ演算を行
なうことにより行なうことができる。
演算出力信号MS及び計数信号SNは一致検出部67に入力
され、ここで、計数信号SNの内容が演算出力信号MSによ
って示される内容と一致しているか否かが判別され、両
信号の内容が一致したタイミングで、一致検出部67の出
力線67aのレベルが「L」から「H」に変化する。出力
線67aの「H」レベル状態は、両信号が一致している間
継続し、両信号の内容が一致しなくなったときに出力線
67aは「L」レベル状態となる。
計算部68は、目標噴射量信号Qt及び速度信号Nに応答
し、目標噴射量信号Qtにより示される目標噴射量を得る
ために必要なスピル弁13の開弁タイミングと、その開弁
タイミングの直前に出力される第2パルス信号P2の発生
タイミングとの間の時間差Δtを計算する。この計算も
またマップ演算によって可能であり、計算結果得られた
時間差Δtを示す時間データTDは補正部69に入力され
る。ここで、後述する補正係数演算部80において得られ
た補正係数に従って、所要の補正が時間データTDに対し
て行なわれ、補正部69からはその補正結果得られた補正
時間データTDCが出力される。
補正時間データTDCは、第2タイミング信号発生部70
に遅延時間量を示すデータとして入力される。第2タイ
ミング信号発生部70は、出力線67aのレベルが「L」レ
ベルから「H」レベルに変化したタイミングから補正時
間データTDCにより示される時間だけ経過したタイミン
グで、第2タイミング信号TS2を出力する構成となって
いる。第3図(c)では、第6番目の第2パルス信号P2
が出力されたタイミングから補正データTDCにより示さ
れる時間Δt′だけ経過したタイミングでスピル弁13が
開かれる場合の例が示されている。
第1及び第2タイミング信号TS1,TS2は駆動信号発生
部71に入力され、スピル弁13を第1タイミング信号TS1
により示されるタイミングで閉じ第2タイミング信号TS
2により示されるタイミングで開くように駆動制御する
ための制御信号Csが出力され、制御信号Csはスピル弁13
に印加される。
計算部68において計算される時間差Δtは、機関の平
均的な回転速度を示す速度信号Nに基づいて計算された
ものであり、したがって、機関速度に変動が生じると、
噴射量の制御を正確に行なえなくなる虞れが生じる。こ
の傾向は、特に、低回転高負荷時において問題となり、
制御系にハンチングが生じる等の不具合を生じることに
なる。本発明による装置では、上述の不具合を解決する
ことができるように、計算された時間差Δtの値をその
時の機関速度の変動状態及び機関速度の値に応じて補正
する構成となっており、その補正量を決定するための補
正係数演算部80が設けられている。
補正係数演算部80における補正係数の演算をその時の
機関速度の値に応じて場合分けして行なうため、その速
度領域を判別するための判別部81が設けられている。図
示の実施例では、機関速度NeがNe≦NLである低速域、NL
<Ne≦NMである中低速域、NM<Ne≦NHである中速域、及
びNH<Neである高速域の4つの速度領域を設定し、各速
度領域毎に補正係数を設定するようになっている。判別
部8は速度信号Neに応答し、その時の機関速度が上記4
つの速度領域のうちのいずれの速度領域にあるのかの判
別を行ない、その判別結果を示す制御信号DSを出力す
る。
補正係数演算部80は、さらに、第1パルス信号P1の周
期をその発生毎に検出して記憶するための記憶部82を有
し、記憶部82は、周期信号Tに応答してその内容を記憶
し、その記憶内容を示す第1周期信号S1を出力する。符
号83で示されるのは、第2パルス信号P2に応答して第2
パルス信号P2の器をその発生毎に計算し、その結果を記
憶する演算記憶部であり、その記憶内容を示す第2周期
信号S2を出力する。
第1及び第2周期信号S1,S2は、判別信号DSによって
切替制御されるスイッチSW1,SW2に夫々与えられてい
る。スイッチSW1は、4つの切替位置a,b,c,dを有し、機
関速度Neが低速域にあるときは位置aに、Neが中低速域
にあるときは位置bに、Neが中速域にあるときは位置c
に、Neが高速域にあるときは位置dに夫々切替えられ
る。一方、スイッチSW2もまた4つの切替位置e,f,g,hを
有し、機関速度Neが低速域にあるときは位置eに、Ne
中低速域にあるときは位置fに、Neが中速域にあるとき
は位置gに、Neが高速域にあるときは位置hに夫々切替
えられる。
スイッチSW1,SW2の出力側には第1乃至第3係数演算
部84乃至86が設けられており、スイッチSW1,SW2の各切
替位置からの信号は、第2図に示されるように各係数演
算部84,85,86に入力される構成となっている。
次に、各速度域における補正係数の演算について説明
する。
先ず、機関速度Neが低速域にある場合には、各スイッ
チSW1,SW2は夫々切替位置a,eにあり、したがって、第1
及び第2周期信号S1,S2は第1係数演算部84に入力され
る。第1係数演算部84では、低速域における補正係数K1
が下式 ここで、 t(m−1)(n+1):(m−1)番目の第1パルス
信号P1の後の(n+1)番目の第2パルス信号P2で得ら
れる第2パルス信号P2の周期 t(m−1)n:(m−1)番目の第1パルス信号P1
後のn番目の第2パルス信号P2で得られる第2パルス信
号P2の周期 tmn:m番目の第1パルス信号P1の後のn番目の第2パル
ス信号P2で得られる第2パルス信号P2の周期 ▲▼:(=tNm/10)第2パルス信号P2の平均周期を
示すものであり、m番目の第1パルス信号P1のとき得ら
れる第1パルス信号P1の回転周期データtNmの1/10の値
である。
によって計算され、その結果を示す信号が第1係数信号
K1として出力される。この係数は各気筒毎に計算され
る。
機関速度Neが中低速域にある場合には、第1及び第2
周期信号S1,S2は第2係数演算部85に入力され、ここ
で、中低速域における補正係数K2が下式 によって計算され、その結果を示す信号が第2係数信号
K2として出力される。
Neが中速域にある場合には、第1及び第2周期信号
S1,S2は第3係数演算部86に入力され、ここで、中速域
における補正係数K3が下式 によって計算され、その結果を示す信号が第3係数信号
K3として出力される。
機関速度Neが高速域にある場合には、機関の回転は安
定しており、したがって、そのような補正を必要としな
い場合が殆んどであり、補正を行なわないので、本実施
例では、補正係数の演算を行なわない構成となってい
る。
ここで、第(1)式により示される第1補正係数K1
計算においては、着目した気筒に対応する第2パルス信
号P2群のうち演算出力信号MSによって示される第2パル
ス信号P2とその1つ前の第2パルス信号P2との間の時間
taをtmnとすれば、その直前に得られた周期データの1/1
0の値がとなり、t(m−1)nはその気筒に対す
る1つ前の噴射量制御タイミングのときの時間taであ
り、t(m−1)(n+1)は第2パルス信号P2におけ
る時間taの次の時間間隔ということになる。
第(2)式により示される第2補正係数K2は上記説明
から容易に理解されるところである。
第(3)式により示される第3補正係数K3の計算にお
いては、現在着目している気筒の直前における気筒に対
応する第2パルス信号P2群のうち、現在着目している気
筒に対する燃料制御のために得られた演算出力信号MSに
よって示される第2パルス信号P2とその1つ後の第2パ
ルス信号P2との間の時間がt(m−1)(n+1)であ
り、この計算を行なおうとしているときに得られている
周期信号Tの最新の値がtmということになる。
各補正係数信号K1,K2,K3は、出力線67aのレベルが
「H」となっているときにのみ閉じられるスイッチSW3
を介して補正部69に供給される。補正部69では、時間デ
ータTDとスイッチSW3を介して供給される各補正係数信
号とが掛け算され、その結果得られた積が補正時間デー
タTDCとして出力される。
このような構成によると、第1タイミング信号発生部
66から、各第1番目の第2パルス信号P2の発生タイミン
グで第1タイミング信号TS1が出力され、これによりス
ピル弁13が閉じられ、燃料噴射動作が開始される。一
方、目標値演算部63においては、その時の目標燃料噴射
量が計算され、演算部64において、この目標燃料噴射量
を得るためにスピル弁13を開くべきタイミングの直前に
発生する第2パルス信号P2が、第何番目の第2パルス信
号P2であるかの計算が行なわれ、その結果を示す演算出
力信号MSが出力される。これと同時に、計算部68におい
て、演算出力信号MSによって示される第2パルス信号の
発生タイミングとスピル弁13を開くべきタイミングとの
間の時間差Δtが計算される。この時間差Δtは補正部
69において上述の如くして補正され、補正された時間デ
ータTDCは第2タイミング信号発生部70に与えられる。
前述した演算出力信号MSは一致検出部67に入力され、
ここでカウンタ部65からの計数信号SNと比較され、計数
信号SNの内容が、演算出力信号MSにより示される内容と
一致したときに第2タイミング信号発生部70がトリガさ
れ、補正時間データTDCによって定められる時間経過後
に第2タイミング信号TS2が出力される。すなわち、目
標値演算部63において演算された目標噴射量を得るのに
必要なスピル弁13の開弁タイミングで第2タイミング信
号TS2が出力される。
駆動信号発生部71は、第1及び第2タイミング信号TS
1,TS2に応答し、第1タイミング信号TS1の発生タイミン
グにおいてスピル弁13を閉弁し、第2タイミング信号TS
2の発生タイミングにおいてスピル弁13を開弁するため
の制御信号Csを出力し、これにより所望の目標噴射量が
得られるようにスピル弁13の開閉制御が実行される。
上述の制御動作は、計算部68において実行される速度
信号Nに基づく時間の計算に依存しているので、機関速
度が変動すると制御の精度に影響を与えることになる。
この影響を除去するため、機関速度が前述の4つの速度
領域のいずれにあるかによって定められる補正係数K1,K
2,K3が補正演算部80で計算され、補正部69に与えられ
る。ここで、機関速度Neが高速域にある場合には、機関
速度が急変することは殆んどないとの前提の下に、時間
データTDに対して補正を行なっていない。このため、補
正のための演算による遅れが生じることがなく、高速域
での制御が面倒な計算なしに応答性よく円滑に行なわれ
る。これに対し、中速域より低い機関速度領域では、補
正係数K1,K2,K3のいずれかにより時間データTDの補正が
行なわれる。中速域以下の機関速度(例えば2,000rpm程
度以下の機関速度)では第2パルス信号P2の発生間隔も
長いので、このような補正係数により時間データTDの補
正を行なっても、これにより制御の応答性に大きな影響
を与えることはなく、円滑に高精度の制御を行なうこと
ができる。
この結果、機関速度が広範囲に亘って変化しても、そ
の速度に応じて適切な補正が行なわれ、又は補正が省略
され、応答性よく精度の高い制御を行なうことができ
る。
第2図に基づいて説明した制御ユニット40は、また、
マイクロコンピュータを用いてそれと同一の機能を果す
ように構成することも可能である。
第4図乃至第6図には、第2図において説明した機能
と同等の機能を果すようにマイクロコンピュータを作動
させるための制御プログラムのフローチャートが示され
ている。
第4図に示される主制御プログラム90は、プログラム
スタート後、ステップ91で初期化が行なわれた後、ステ
ップ92において目標噴射量の計算を繰返し実行するプロ
グラムである。
第5図に示されるプログラムは、第1パルス信号P1
出力されたときに起動される第1割込プログラムINT1で
あり、このプログラムINT1が起動すると、先ずステップ
101において第1パルス信号P1に基づくその周期及び機
関の回転速度などの計算が行なわれ、次いでステップ10
2に進み、ここでNe>NHか否かの判別が行なわれ、その
判別結果がYESの場合には、ステップ103に進み、ここ
で、フラグF1及びF2をリセットする。フラグF1は第2パ
ルス信号P2のパルス周期の入力を行なうか否かを示すも
のであり、フラグF1がセット状態にある場合にのみ、第
2パルス信号P2のパルス周期の入力を行なう。一方、フ
ラグF2は回転変動の補正(時間データTDの補正)を行な
うか否かを示すものであり、フラグF2がセット状態にあ
る場合にのみ、回転変動の補正が行なわれる。したがっ
て、ステップ103が実行された状態にあっては、第2パ
ルス信号P2の周期の入力を行なわず、且つ回転変動の補
正を行なわないことになる。その後、ステップ104にお
いてスピル弁13の閉弁タイミングを決める第2パルス信
号P2のタイミングが決定され、スピル弁13の閉弁時間が
ステップ92の計算結果から算出され、主制御プログラム
90の実行に戻る。
ステップ102の判別結果がNOの場合には、ステップ105
に進み、ここでフラグF1がセットされているか否かの判
別が行なわれる。フラグF1がセットされていることが判
別された場合にはステップ105の判別結果はYESとなり、
ステップ106に進み、ここでフラグF2がセットされた
後、ステップ104に進む。すなわち、機関速度Neが高速
域以外にある場合においてフラグF1がセットされている
場合には、フラグF2のセットを行ない、第2パルス信号
P2の周期の入力及び回転変動の補正が可能な状態とされ
る。
ステップ105の判別結果がNOの場合には、ステップ107
に進み、フラグF1のセットが行なわれ、しかる後、ステ
ップ104に進む。
次に、第6図を参照して、第2パルス信号P2の発生に
より起動される割込プログラムINT2について説明する。
第2パルス信号P2の発生によって割込プログラムINT2が
起動すると、ステップ111においてNe>NHか否かの判別
が行なわれ、その判別結果がYESの場合には、ステップ1
12に進み、ここでスピル弁13が今回の割込み動作におい
て開かれるのか否かの判別が行なわれる。
ステップ112の判別結果がNOの場合には、プログラムI
NT2の実行は終了し、主制御プログラム90の実行に戻
る。ステップ112の判別結果がYESの場合には、ステップ
113に進み、ステップ104において既に得られている開弁
時間を定める1要因である時間データTDをそのまま補正
時間データTDCとされる。ステップ114では、この補正時
間データTDCに基づいて開弁のための制御が実行され、
しかる後、主制御プログラム90の実行に戻る。
ステップ111の判別結果がNOの場合、すなわち、機関
速度Neが高速域以外の領域にある場合には、ステップ11
5に進み、ここで第2パルス信号P2の周期に関するデー
タの読込み、記憶を行ない、ステップ116に進む。
次にステップ116で、フラグF2がセットされているか
否かの判別が行なわれ、フラグF2がリセットされている
場合にはINT2の実行が終了し、フラグF2がセットされて
いる場合には、ステップ117に進み、NM<Ne≦NHか否か
の判別が行なわれ、判別結果がYESの場合にはステップ1
18においてスピル弁13が今回の割込み動作において開か
れるのか否かの判別が行なわれる。ステップ118の判別
結果がNOの場合には、INT2の実行は終了する。一方、ス
テップ118の判別結果がYESの場合には、ステップ119に
おいて補正係数K3の計算が行なわれ、ステップ120でTD
×K3の補正計算が行なわれ、この計算結果が補正時間デ
ータTDCとしてセットされる。しかる後、ステップ114に
進み、ここでこのときのデータTDCに基づく開弁制御が
実行される。
ステップ117での判別結果がNOの場合には、ステップ1
21に進み、NL<Ne≦NMか否かの判別が行なわれ、その判
別結果がYESの場合にはステップ122に進み、スピル弁13
が今回の割込み動作において開かれるのか否かの判別が
行なわれる。ステップ122の判別結果がNOの場合にはINT
2の実行は終了し、一方その判別結果がYESの場合にはス
テップ123に進み、補正係数K2の演算が実行される。次
に、ステップ124においてTD×K2の補正計算が行なわ
れ、この計算結果が補正時間データTDCとしてセットさ
れる。しかる後、ステップ114に進み、ここでこの時の
データTDCに基づく開弁制御が実行される。
ステップ121での判別結果がNOの場合には、ステップ1
25に進み、スピル弁13が今回の割込み動作において開か
れるのか否かの判別が行なわれる。ステップ125の判別
結果がYESの場合には、ステップ126において補正係数K1
の演算が実行され、次いでステップ127においてTD×K1
の補正計算が実行され、この計算結果が補正時間データ
TDCとしてセットされる。しかる後、ステップ114に進
み、ここでこの時のデータTDCに基づく開弁制御が実行
される。
ステップ125の判別結果がNOの場合には、ステップ128
に進み、ここで前回のプログラムサイクルにおいてスピ
ル弁13が開いたか否かの判別が行なわれ、その判別結果
がNOの場合にはINT2の実行は終了する。ステップ128の
判別結果がYESの場合にはステップ129に進み、ここで、
係数K0の計算が行なわれる。ここで、係数K0で示されるものである。この係数K0の計算は前述のステ
ップ126における補正係数K1の計算に役立つものである
(第(1)式を参照)。
上記説明から判るように、高速域においては補正のた
めの補正係数が1であり、その係数を計算する必要がな
いので、コンピュータの演算時間を他の制御のために使
用することができる。このため、特に高速回転時に問題
となる頻繁な割込みにより長時間コンピュータのCPUを
占有するという不具合が解決される。
なお、上記実施例では、いずれも機関速度を4つの領
域に分けて機関速度の変動の補正方法を異ならせるよう
に構成した場合を示したが、機関速度領域の分割の仕方
及び補正方法は上記実施例に限定されるものではない。
(発明の効果) 本発明によれば、上述の如く、開閉弁を他方の状態と
すべきタイミングの直前に出力される第2パルス信号の
発生タイミングと目標燃料噴射量を得るために開閉弁を
他方の状態とすべきタイミングとの時間差を機関速度に
応じて補正する場合、補正を行うのは機関速度が所定値
以下の場合のみとして、機関速度の急変が殆ど生じるこ
とがない高速域においては補正を行わないので、補正の
ための演算を生じさせることがなく、高速域での制御が
面倒な計算なしに応答性よく円滑に行われる。
また、上記時間差の補正を行う場合には、機関速度に
応じて補正係数が定められるので、機関速度に応じた適
切な補正が行われ、機関速度が広範囲に亘って変化して
も効果的な補正を行え、機関速度の高低によらず広範囲
に亘って応答性よく、且つ精度の高い燃料噴量制御を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す、燃料噴射ポンプの断
面図を含む概略構成図、第2図は第1図に示す制御ユニ
ットの詳細ブロック図、第3図(a)乃至第3図(c)
は第2図の制御ユニットの動作を説明するための信号波
形図、第4図乃至第6図は第2図に示す制御ユニットと
同等の機能をマイクロコンピュータにより実現するため
のその制御プログラムの一例を示すフローチャートであ
る。 1……分配型燃料噴射ポンプ、4……プランジャ、6…
…駆動軸、13……スピル弁、20……第1信号発生器、30
……第2信号発生器、40……制御ユニット、50……タイ
マ装置、63……目標値演算部、64……演算部、65……カ
ウンタ部、66……第1タイミング信号発生部、67……一
致検出部、68……計算部、69……補正部、70……第2タ
イミング信号発生部、71……駆動信号発生部、80……補
正係数演算部、81……判別部、P1……第1パルス信号、
P2……第2パルス信号、T……周期信号、SN……計数信
号、Qt……目標噴射量信号、N……速度信号、A……ア
クセル信号、MS……演算出力信号。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気信号に応答して開閉される開閉弁を有
    し該開閉弁の開閉動作に従って内燃機関に噴射供給され
    る燃料の制御が行われるように構成された燃料噴射ポン
    プを含んで成る電子制御式燃料噴射装置において、 前記内燃機関のその時々の回転速度を示す速度信号を出
    力する手段と、 前記燃料噴射ポンプの入力回転軸が所定の基準回転位置
    に達する毎に第1パルス信号を出力する第1信号発生器
    と、 前記燃料噴射ポンプの入力回転軸が所定の角度回転する
    毎に第2パルス信号を出力する第2信号発生器と、 前記内燃機関の運転状態に応じてその時々の目標燃料噴
    射量を決定する第1決定手段と、 前記第1及び第2パルス信号の発生タイミングに基づい
    て前記開閉弁を前記燃料噴射ポンプが燃料噴射状態とな
    る一方の状態とするタイミングを示す第1タイミング信
    号を出力する手段と、 前記第1及び第2パルス信号の発生タイミングと前記第
    1決定手段の出力とに基づいて前記開閉弁を前記燃料噴
    射ポンプが燃料噴射停止状態となる他方の状態とすべき
    タイミングの直前に出力される第2パルス信号の発生タ
    イミングを検出する第1手段と、 前記第1決定手段の出力と前記速度信号とに基づいて前
    記目標燃料射量を得るために必要な前記開閉弁を前記他
    方の状態とすべき目標タイミングと、該目標タイミング
    の直前に出力される前記第2パルス信号の発生タイミン
    グとの間の時間差を計算する計算手段と、 前記速度信号に応答しその時の機関速度によって定まる
    補正係数を前記第1パルス信号の周期を示すデータと前
    記第2パルス信号の周期を示すデータとから決定するた
    めの第2決定手段と、 前記計算手段において計算された前記時間差を前記機関
    速度が所定値より低い場合にのみ前記第2決定手段によ
    って決定された補正係数で補正する補正手段と、 該補正手段からの出力と前記第1手段により検出された
    前記発生タイミングとから前記開閉弁を前記他方の状態
    とすべきタイミングを示す第2タイミング信号を出力す
    る第2手段と、 前記第1及び第2タイミング信号に応答し前記開閉弁を
    前記第1及び第2タイミング信号に従うタイミングで開
    閉制御するための開閉弁駆動手段と を備えたことを特徴とする電子制御式燃料噴射装置。
JP62170893A 1987-07-10 1987-07-10 電子制御式燃料噴射装置 Expired - Lifetime JP2579770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62170893A JP2579770B2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10 電子制御式燃料噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62170893A JP2579770B2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10 電子制御式燃料噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6415453A JPS6415453A (en) 1989-01-19
JP2579770B2 true JP2579770B2 (ja) 1997-02-12

Family

ID=15913270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62170893A Expired - Lifetime JP2579770B2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10 電子制御式燃料噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2579770B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2685286B2 (ja) * 1989-04-28 1997-12-03 松下精工株式会社 炭酸ガスセンサ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60119345A (ja) * 1983-12-01 1985-06-26 Nippon Soken Inc 内燃機関の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6415453A (en) 1989-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6146444A (ja) 内燃機関用燃料噴射量制御方法
JPH0243024B2 (ja)
JP4636564B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JPH059627B2 (ja)
JPH0229858B2 (ja)
JPH0233865B2 (ja)
JPH0154538B2 (ja)
JP2579770B2 (ja) 電子制御式燃料噴射装置
EP0425798B1 (en) Fuel injection control apparatus and method for a diesel engine
JPH11210546A (ja) エンジンの圧縮上死点検出装置
JP2692529B2 (ja) エンジンのクランク角度の時間変換装置
JP3139280B2 (ja) ディーゼルエンジンの燃料噴射量制御装置
JP3195479B2 (ja) ディーゼルエンジンの燃料噴射量制御装置
KR890004301B1 (ko) 내연기관용 아이들운전 제어장치
JP2710058B2 (ja) アイドル運転時のエンジン燃焼制御システム
JP2692500B2 (ja) エンジンのクランク角度の時間変換装置
JP2910411B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP3045037B2 (ja) ディーゼル機関の燃料噴射制御装置
JPH0533714A (ja) デイーゼルエンジンの燃料噴射量制御装置
KR890004294B1 (ko) 내연기관용 아이들 운전제어장치
JPS6223552A (ja) 内燃機関用燃料噴射量制御方法
EP1138921B1 (en) Injection rate controller for internal combustion engine
JPS6114446A (ja) 内燃機関の燃料噴射量制御方法
JPH0545804Y2 (ja)
JP2679367B2 (ja) ディーゼルエンジンの燃料噴射量制御装置