JP2679367B2 - ディーゼルエンジンの燃料噴射量制御装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃料噴射量制御装置

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JP2679367B2
JP2679367B2 JP2196852A JP19685290A JP2679367B2 JP 2679367 B2 JP2679367 B2 JP 2679367B2 JP 2196852 A JP2196852 A JP 2196852A JP 19685290 A JP19685290 A JP 19685290A JP 2679367 B2 JP2679367 B2 JP 2679367B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はディーゼルエンジンの燃料噴射量制御装置
に係り、特に車両用ディーゼルエンジンに適用される燃
料溢流式の分配型燃料噴射ポンプを備えてその燃料噴射
ポンプにおける燃料溢流を電子制御して噴射量制御を行
う燃料噴射量制御装置に関するものである。
[従来の技術] 従来から、ディーゼルエンジンの燃料噴射量制御につ
いては種々提案されているが、例えばディーゼルエンジ
ンの分配型燃料噴射ポンプにおいて、その燃料加圧用の
高圧室に連通する溢流(スピル)通路を電磁スピル弁に
より開放させて高圧燃料を直接スピルさせ、燃料噴射ポ
ンプからの噴射量を制御するようにした技術が知られて
いる。
例えば、特開昭62−267547号公報においては、その時
々の運転状態に応じて決定される燃料噴射量を得るべ
く、その噴射終了時期に相当する目標スピル時期に電磁
スピル弁によりスピル通路を開放させている。この場
合、エンジン回転角及びエンジン回転数を検出する回転
数センサからの検出信号を読み取り、その一定クランク
角毎に出力される回転角信号(回転角パルス)を利用し
て目標スピル時期を設定し、電磁スピル弁を開閉制御し
ていた。
即ち、燃料噴射ポンプにおけるプランジャのリフトに
対応するフェイスカムの回転角により燃料噴射量を制御
するために、フェイスカムと同期して回転する歯車(パ
ルサ)を回転数センサによって検出して目標スピル時期
を設定していた。そして、一連の回転角パルスのある基
準位置から目標スピル時期までの回転角パルスを計数す
ると共に、余りの歯と歯の間、つまりはパルスとパルス
の間の角度偏差については時間変換を行い、目標スピル
時期直前の回転角パルスからの経過時間が角度偏差に対
応する変換時間に達した時に電磁スピル弁を開弁制御し
ていた。加えて、この技術では、第13,14図に示すよう
に目標スピル時期を間に挟む回転角パルス間の所要時間
T45(この場合、回転角パルス「4」から回転角パルス
「5」までの間)を計測し、その計測値に基づいて、次
回以降の角度偏差に応じた時間変換を行うようにしてい
た。これによって、エンジンの回転数変動にかかわら
ず、目標スピル時期算出時の角度偏差の時間変換を正確
に行うようにしていた。
[発明が解決しようとする課題] 従って、前記従来技術では、第13図に示すように、目
標スピル時期がある回転角パルス「4」の立ち上がり
(切替わり)位置から所定時間(電磁スピル弁の作動を
セットするまでに要する処理時間、例えば「88μs」)
以上を経過した場合には、その切替わり位置から目標ス
ピル時期までの間の角度偏差に対応する時間αを計測し
た時点で電磁スピル弁にスピル指令を出していた。この
場合、その角度偏差から時間αを算出するために、前回
の処理周期において記憶された当該回転角パルス「4」
の所要時間T45を使用していた。
しかし、第14図に示すように、目標スピル時期が回転
角パルス「4」の切替わり位置直後間もなくであった場
合、即ち回転角パルス「4」の切替わり位置から目標ス
ピル時期までの角度偏差に対応する時間αが所要の処理
時間に満たない場合には、一つ前の回転角パルス「3」
の切替わり位置から目標スピル時期までの時間T0(=T3
4+α)を計測しなければならなかった。この場合、そ
の角度偏差から時間αを算出するためには、前回の処理
周期において記憶された一つ前の回転角パルス「3」の
所要時間T34を代用するようにしていた。そして、当該
回転角パルス「4」とその一つ前の回転角パルス「3」
とでは単位時間当たりに進むクランク角が異なることが
あるため、所要時間T45と所要時間34とで差が生じ、角
度偏差から求られる各時間αにも誤差が生じる虞があっ
た。
このため、燃料噴射を終了すべく燃料スピルを実行す
る際、当該回転角パルス「4」から時間αだけ計測した
場合と、その一つ前の回転角パルス「3」から時間T0を
計測した場合とで誤差を生じる虞があった。この結果、
第15図に示すように、指令値に対する噴射量に不連続点
が生じ、エンジンのトルク変動が起こるという問題があ
った。しかも、このように回転角パルスの切替わり近く
で、基準となる回転角パルスが毎回変わるような場合に
は、噴射量が毎回バラツキを生じ、エンジントルクが変
動して車両のサージ等につながる虞もあった。
この発明は前述した事情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、エンジンの回転数変動にかかわらずス
ピル指令を精度良く発生させることが可能で、噴射量の
不連続によるトルク変動を低減することが可能なディー
ゼルエンジンの燃料噴射量制御装置を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するためにこの発明においては、第
1図に示すように、ディーゼルエンジンM1の回転に基づ
いて往復駆動されるプランジャM2により高圧室M3内にて
加圧される燃料を圧送する燃料噴射ポンプM4と、高圧室
M3内の加圧燃料の溢流を調節して前記燃料噴射ポンプM4
からの燃料圧送を調節する溢流調節手段M5と、ディーゼ
ルエンジンM1の運転状態に応じて決定される燃料噴射量
を得るべく、その噴射終了時期に相当する目標溢流時期
を演算する溢流時期演算手段M6と、ディーゼルエンジン
M1の回転角を所定の単位回転角毎に検出する単位回転角
検出手段M7と、その単位回転角検出手段M7からの回転角
信号を使用して、所定の基準位置から目標溢流時期まで
の単位回転角を計数してその余りの角度偏差を演算する
角度偏差演算手段M8とを備えたディーゼルエンジンの燃
料噴射量制御装置において、目標溢流時期近傍において
連続する複数の単位回転角信号の各所要時間の計測値を
次回以降の処理に使用するために記憶する計測値記憶手
段M12と、次回以降の処理において、計測値記憶手段M12
に記憶された各計測値のうちその回の目標溢流時期を間
に含む単位回転角信号と同じタイミングで発生した単位
回転角信号の所要時間を計測した計測値に基づいて角度
偏差に応じた時間変換を行って角度時間を演算する角度
時間演算手段と、次回以降の処理において、その回の目
標溢流時期がその直前の回転角切替わり位置から所定範
囲外にある場合には、当該回転角切替わり位置からの経
過時間が前記角度時間に達した時点で前記溢流調節手段
を駆動制御して噴射量制御を行う一方、その回の目標溢
流時期がその直前の回転角切替わり位置から所定範囲内
にある場合には、当該回転角切替わり位置よりも一つ前
の回転角切替わり位置からの経過時間が前記角度時間演
算手段による角度時間変換に用いられた単位回転角信号
の計測値よりも一つ前の単位回転角信号の所要時間を計
測した計測値と前記角度時間との加算値に達するのを待
って溢流調節手段M5を駆動制御して噴射量制御を行う溢
流制御手段M14とを備えている。
[作用] 上記の構成によれば、第1図に示すように、ディーゼ
ルエンジンM1が運転されることにより、燃料噴射ポンプ
M4のプランジャM2が往復駆動され、高圧室M3にて燃料が
加圧されてディーゼルエンジンM1へと圧送され、燃料噴
射が行われる。溢流時期演算手段M6はディーゼルエンジ
ンM1の運転状態に応じて決定される燃料噴射量を得るた
めに、その噴射終了時期に相当する目標溢流時期演算す
る。又、単位回転角検出手段M7は、ディーゼルエンジン
M1の回転角を所定の単位回転角毎に検出して単位回転角
信号を出力する。更に、角度偏差演算手段M8は、単位回
転角検出手段M7からの回転角信号を使用して、所定の基
準位置から目標溢流時期までの単位回転角を計数してそ
の余りの角度偏差を演算する。
この時、第1の計時手段M9は、溢流時期演算手段M6に
て演算される目標溢流時期と単位回転角検出手段M7から
の単位回転角信号に基づき、目標溢流時期を間に含む単
位回転角信号の所要時間を計測する。又、第2の計時手
段M10は、同じく目標溢流時期と単位回転角信号に基づ
き、目標溢流時期を間に含む単位回転角信号よりも一つ
前の単位回転角信号の所要時間を計測する。これら第1
及び第2の計時手段M9,M10における各計測値は、次回以
降の処理に使用するために計測値記憶手段M12に一旦記
憶される。
そして、次回以降の処理において、角度時間演算手段
M13は、計測値記憶手段M12に記憶された計測値のうち、
その回の目標溢流時期を間に含む単位回転角信号と同じ
タイミングで発生した単位回転角信号の所要時間を計測
した計測値に基づいて角度偏差に応じた時間変換を行っ
て角度時間を演算する。又、次回以降の処理において、
その回の目標溢流時期がその直前の回転角切替わり位置
から所定範囲外にある場合には、即ち目標溢流時期まで
の時間が長い場合には、当該回転角切替わり位置からの
経過時間が前記角度時間に達した時点で前記溢流調節手
段M5を駆動制御して噴射量制御を行う一方、その回の目
標溢流時期がその直前の回転角切替わり位置から所定範
囲内にある場合には、即ち目標溢流時期までの時間が短
い場合には、当該回転角切替わり位置よりも一つ前の回
転角切替わり位置からの経過時間を計測する。そして、
その経過時間が角度時間演算手段M13による角度時間変
換に用いられた単位回転角信号の計測値よりも一つ前の
単位回転角信号の所要時間を計測した計測値と前記角度
時間との加算値に達するのを待って、溢流調節手段M5を
駆動制御して噴射量制御を行う。
従って、目標溢流時期直前の回転角切替わり位置より
も一つ前の回転角切替わり位置から加算値が計測される
場合には、その加算値が前回の処理において第1及び第
2の計時手段M9,M10により別々に計測された計測値に基
づいて演算された値となる。つまり、目標溢流時期を間
に含む単位回転角信号の所要時間と、その一つ前の単位
回転角信号の所要時間とに基づいて演算されている。こ
のため、相前後する単位回転角信号に速度変動があって
も、その速度変動に応じたスピル指令が出される。
[第1実施例] 以下、この発明を具体化した第1実施例を図面に基い
て詳細に説明する。
第2図はこの実施例におけるディーゼルエンジンの燃
料噴射量制御装置を示す概略構成図である。溢流式の分
配型燃料噴射ポンプ1は、ディーゼルエンジン2のクラ
ンク軸40にベルト等を介して駆動連結されたドライブプ
ーリ3を備え、そのドライブプーリ3の回転によって駆
動される。そして、ディーゼルエンジン2の各気筒(こ
の場合は4気筒)毎に設けられた各燃料噴射ノズル4に
燃料を圧送して燃料噴射を行う。
燃料噴射ポンプ1において、ドライブプーリ3はドラ
イブシャフト5の先端に取付けられている。又、そのド
ライブシャフト5の途中には、ベーン式ポンプよりなる
燃料フィードポンプ(この図では90度展開されている)
6が設けられている。更に、ドライブシャフト5の基端
側には円板状の歯車(パルサ)7が取付けられている。
第4図に示すように、パルサ7の外周面には、ディーゼ
ルエンジン2の気筒数と同数の、即ちこの場合4個の切
歯7aが等角度(この場合「90゜」)間隔で形成され、更
に各切歯7aの間には14個ずつ(合計で56個)の突起
(歯)7bが等角度(この場合「11.25゜」)間隔で形成
されている。そして、ドライブシャフト5の基端部は図
示しないカップリングを介してカムプレート8に接続さ
れている。
パルサ7とカムプレート8との間には、ローラリング
9が設けられ、同ローラリング9の円周に沿ってカムプ
レート8のカムフェイス8aに対向する複数のカムローラ
10が取付けられている。カムフェイス8aは、ディーゼル
エンジン2の気筒数と同数だけ設けらてている。又、カ
ムプレート8はスプリング11によって常にカムローラ10
に付勢係合されている。
カムプレート8には燃料加圧用プランジャ12の基端が
一体回転可能に取付けられ、それらカムプレート8及び
プランジャ12がドライブシャフト5の回転に連動して回
転される。即ち、ドライブシャフト5の回転力がカップ
リングを介してカムプレート8に伝達されることによ
り、カムプレート8が回転しながらカムローラ10に係合
して、気筒数と同数だけ図中左右方向へ往復駆動され
る。又、この往復運動に伴ってプランジャ12が回転しな
がら同方向へ往復駆動される。つまり、カムプレート8
のカムフェイス8aがローラリング9のカムローラ10に乗
り上げる過程でプランジャ12が往動(リフト)され、そ
の逆にカムフェイス8aがカムローラ10を乗り下げる過程
でプランジャ12が復動される。
プランジャ12はポンプハウジング13に形成されたシリ
ンダ14に嵌挿されており、プランジャ12の先端面とシリ
ンダ14の底面との間が高圧室15となっている。又、プラ
ンジャ12の先端側外周には、ディーゼルエンジン2の気
筒数と同数の吸入溝16と分配ポート17が形成されてい
る。又、それら吸入溝16及び分配ポート17に対応して、
ポンプハウジング13には分配通路18及び吸入ポート19が
形成されている。
そして、ドライブシャフト5が回転されて燃料フィー
ドポンプ6が駆動されることにより、図示しない燃料タ
ンクから燃料供給ポート20を介して燃料室21内へ燃料が
供給される。又、プランジャ12が復動されて高圧室15が
減圧される吸入行程中に、吸入溝16の一つが吸入ポート
19に連通することにより、燃料室21から高圧室15へと燃
料が導入される。一方、プランジャ12が往動されて高圧
室15が加圧される圧縮行程中に、分配通路18から各気筒
毎の燃料噴射ノズル4へ燃料が圧送されて噴射される。
ポンプハウジング13には、高圧室15と燃料室21とを連
通させる燃料溢流(スピル)用のスピル通路22が形成さ
れている。このスピル通路22の途中には、溢流調節手段
としての周知の電磁スピル弁23が設けられている。この
電磁スピル弁23は常開型の弁であり、コイル24が無通電
(オフ)の状態では弁体25によりスピル通路22が開放さ
れて高圧室15内の加圧燃料が燃料室21へ溢流され、燃料
噴射ポンプ1からの燃料圧送が中止される。又、コイル
24が通電(オン)されることにより、弁体25によりスピ
ル通路22が閉鎖されて高圧室15から燃料室21への加圧燃
料の溢流が遮断されて、燃料噴射ポンプ1からの燃料圧
送が許容される。
従って、電磁スピル弁23の通電時間を制御することに
より、同弁23が閉弁・開弁制御され、高圧室15から燃料
室21への燃料の溢流調量が行われる。そして、プランジ
ャ12の圧縮行程中に電磁スピル弁23を開弁させることに
より、高圧室15内における燃料が減圧されて、燃料噴射
ノズル4からの燃料噴射が停止される。つまり、プラン
ジャ12が往動しても、電磁スピル23が開弁している間は
高圧室15内の燃料圧力が上昇せず、燃料噴射ノズル4か
らの燃料噴射が行われない。又、プランジャ12の往動中
に、電磁スピル弁23の閉弁・開弁の時期を制御すること
により、燃料噴射ノズル4からの燃料噴射量が制御され
る。
ポンプハウジング13の下側には、燃料噴射時期制御用
のタイマ装置(この図では90度展開されている)26が設
けられている。このタイマ装置26は、ドライブシャフト
5の回転方向に対するローラリング9の位置を制御する
ことにより、カムプレート8のカムフェイス8aがカムロ
ーラ10に係合する時期、即ちカムプレート8及びプラン
ジャ12の往復動タイミングを制御するものである。
このタイマ装置26は油圧によって作動されるものであ
り、タイマハウジング27と、同ハウジング27内に嵌装さ
れたタイマピストン28と、同じくタイマハウジング27内
一側の低圧室29にてタイマピストン28を他側の加圧室30
へ押圧付勢するタイマスプリング31等とから構成されて
いる。そして、タイマピストン28はスライドピン32を介
してローラリング9に接続されている。
タイマハウジング27の加圧室30には、燃料フィードポ
ンプ6により加圧された燃料が導入されるようになって
いる。そして、その燃料圧力とタイマスプリング31の付
勢力との釣り合い関係によってタイマピストン28の位置
が決定される。又、タイマピストン28の位置が決定され
ることにより、ローラリング9の位置が決定され、カム
プレート8を介してプランジャ12の往復動タイミングが
決定される。
タイマ装置26の燃料圧力を制御するために、タイマ装
置26にはタイミングコントロールバルブ33が設けられて
いる。即ち、タイマハウジング27の加圧室30と低圧室29
とは連通路34によって連通されており、同連通路34の途
中にタイミングコントロールバルブ33が設けられてい
る。このタイミングコントロールバルブ33は、デューテ
ィ制御された通電信号によって開閉制御される電磁弁で
あり、同バルブ33の開閉制御によって加圧室30内の燃料
圧力が調整される。そして、その燃料圧力調整によっ
て、プランジャ12のリフトタイミングが制御され、各燃
料噴射ノズル4からの燃料噴射時期が調整される。
ローラリング9の上部には、電磁ピックアップコイル
よりなる回転数センサ35が取付けられている。第4図に
示すように、この回転数センサ35はパルサ7の外周面に
対向して取付けられ、両者35,7により単位回転角検出手
段が構成されている。そして、パルサ7の切歯7a及び歯
7bが回転数センサ35の直下を横切る際に、それらの通過
を検出してエンジン回転数NE及びエンジン回転角の所定
単位回転角(この場合「11.25゜CA」)毎の回転角信号
(回転角パルス)を出力する。又、この回転数センサ35
は、ローラリング9と一体であるため、タイマ装置26の
制御動作に関わりなく、プランジャリフトに対して一定
のタイミングで回転角信号を出力する。
次に、ディーゼルエンジン2について説明する。この
ディーゼルエンジン2ではシリンダ41、ピストン42及び
シリンダヘッド43によって各気筒毎に対応する主燃焼室
44がそれぞれ形成されている。又、それら各主燃焼室44
が、同じく各気筒毎に対応して設けられた副燃焼室45に
連設されている。そして、各副燃焼室45に各燃料噴射ノ
ズル4から噴射される燃料が供給される。又、各副燃焼
室45には、始動補助装置としての周知のグロープラグ46
がそれぞれ取付けられている。
ディーゼルエンジン2には、吸気管47及び排気管50が
それぞれ設けられている。そして、吸気管47には過給機
を構成するターボチャージャ48のコップレッサ49が設け
られている。又、排気管50にはターボチャージャ48のタ
ービン51が設けられている。更に、排気管50には、過給
圧を調節するウェイストゲートバルブ52が設けられてい
る。周知のようにこのターボチャージャー48は、排気ガ
スのエネルギーを利用してタービン51を回転させ、その
同軸上にあるコンプレッサ49を回転させて吸入空気を昇
圧させるものであり、密度の高い混合気を主燃焼室44へ
送り込んで燃料を多量に燃焼させ、ディーゼルエンジン
2の出力を増大させるためのものである。
又、ディーゼルエンジン2には、排気管50内の排気の
一部を吸気管47の吸入ポート53へ還流させる還流管54が
設けられている。この還流管54の途中には、排気の還流
量を調節するエキゾーストガスリサキュレイションバル
ブ(EGRバルブ)55が設けられている。このEGRバルブ55
はバキュームスイッチングバルブ(VSV)56の制御によ
って開閉制御される。
更に、吸気管47の途中には、アクセルペダル57の踏込
量に連動して開閉されるスロットルバルブ58が設けられ
ている。又、そのスロットルバルブ58に平行してバイパ
ス路59が設けられ、同バイパス路59にはバイパス絞り弁
60が設けられている。このバイパス絞り弁60は、二つの
VSV61,62の制御によって駆動される二段のダイヤフラム
室を有するアクチュエータ63によって開閉制御される。
このバイパス絞り弁60は各種運転状態に応じて開閉制御
されるものである。例えば、アイドル運転時には騒音振
動等の低減のために半開状態に制御され、通常運転時に
は全開状態に制御され、更に運転停止時には安全のため
に全開状態に制御される。
そして、上記のように燃料噴射ポンプ1及びディーゼ
ルエンジン2に設けられた電磁スピル弁23、タイミング
コントロールバルブ33、グロープラグ46及び各VSV56,6
1,62が電子制御装置(以下単に「ECU」という)71にそ
れぞれ電気的に接続され、同ECU71によってそれらの駆
動タイミングが制御される。
運転状態を検出するセンサとしては、以下の各種セン
サが設けられている。即ち、吸気管47にはエアクリーナ
64の近傍における吸気温度THAを検出する吸気温センサ7
2が設けられている。又、スロットルバルブ58の開閉位
置から、ディーゼルエンジン2の要求負荷に相当するア
クセル開度ACCPを検出するアクセル開度センサ73が設け
られている。吸入ポート53の近傍には、ターボチャージ
ャ48によって過給された後の吸入空気圧力、即ち過給圧
PiMを検出する吸気圧センサ74が設けられている。更
に、ディーゼルエンジン2の冷却水温THWを検出する水
温センサ75が設けられている。更に又、ディーゼルエン
ジン2のクランク軸40の回転数に比例して変化する所定
のクランク角度を検出するクランク角センサ76が設けら
れている。
そして、ECU71には上述した各センサ72〜76が接続さ
れると共に、燃料噴射ポンプ1に設けられた回転数セン
サ35が接続されている。又、ECU71は各センサ35,72〜76
から出力される信号に基づいて、電磁スピル23、タイミ
ングコントロールバルブ33、グロープラグ46及びVSV56,
61,62等を好適に制御する。
次に、前述したECU71の構成について第3図のブロッ
ク図に従って説明する。ECU71は溢流時期演算手段、角
度偏差演算手段、第1の計時手段、第2の計時手段、加
算値演算手段及び溢流制御手段を構成する中央処理装置
(CPU)81、所定の制御プログラムやマップ等を予め記
憶した読み出し専用メモリ(ROM)82、CPU81の演算結果
や計測値等を一時記憶する計測値記憶手段を構成するラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)83、予め記憶されたデー
タを保存するバックアップRAM84等と、これら各部と入
力ポート85及び出力ポート86等とをバス87によって接続
した論理演算回路として構成されている。
入力ポート85には、前述した吸気温センサ72、アクセ
ル開度センサ73、吸気圧センサ74、水温センサ75が、各
バッファ88,89,90,91、マルチプレクサ92及びA/D変換器
93を介して接続されている。同じく、入力ポート85に
は、前述した回転数センサ35、クランク角センサ76が、
波形整形回路94を介して接続されている。そして、CPU8
1は入力ポート85を介して入力される各センサ35,72〜76
等からの検出信号を入力値として読み込む。又、出力ポ
ート86には各駆動回路95,96,97,98,99,100を介して電磁
スピル弁23、タイミングコントロールバルブ33、グロー
プラグ46及びVSV56,61,62等が接続されている。
そして、CPU81は各センサ35,72〜76から読み込んだ入
力値に基づき、電磁スピル弁23、タイミングコントロー
ルバルブ33、グロープラグ46及びVSV56,61,62等を好適
に制御する。
次に、前述したECU71によって実行される燃料噴射量
制御の処理動作について第5,6図に示すフローチャート
に従って説明する。
第5図に示すフローチャートはECU71により実行され
る各処理のうち、回転数センサ35から回転角パルスが入
力されるのに同期して実行される回転角パルス割り込み
ルーチンを示している。
処理がこのルーチンへ移行すると、先ずステップ101
において、各回転角パルスの入力により割り込みルーチ
ンへ移行したものとして、パルスカウンタCNIRQに
「1」だけ加算する。又、ステップ102において、当該
回転角パルスの間隔と一つ前の回転角パルスの間隔とを
比較して当該回転角パルスの間隔の方が大きい場合に
は、切歯7aを検知したものとしてパルスカウンタCNIRQ
を「0」にリセットする。
次に、ステップ103において、パルスカンウンタCNIRQ
の数が、前回の処理周期にて電磁スピル弁23を開かせた
時のスピル加算値TSPONの基準となる基準パルス数、即
ちスピル時期基準パルス数(最終値)CANGLであるか否
かを判断する。例えば、第7図に示すように、前回の処
理周期において、スピル加算値TSPONがパルス「4」に
切替わった直後にあった場合には、スピル時期基準パル
ス数CANGLは「4」となる。そして、その判断が否定の
場合にはステップ106へ移行し、その判断が肯定の場合
にはステップ104へ移行する。
ステップ104においては、当該スピル時期基準パルス
数CANGLから所定時間経過した後に電磁スピル弁23をオ
フさせるという目標スピル時期をセットする。即ち、ス
ピル時期基準パルス数CANGLにスピル加算値TSPONの値を
加算してRAM83に記憶する。
続いて、ステップ105において、パルスカウンタCNIRQ
の当該数をスピル時期パルス数CSPにセットした後、ス
テップ106へ移行する。例えば、第7図に示すように、
パルスカウンタCNIRQの数「4」において前回の処理周
期で電磁スピル弁23を開けたものとし、そのパルスカウ
ンタCNIRQの数「4」をRAM83に記憶する。
そして、ステップ103又はステップ105から処理が移行
すると、ステップ106において、各回転角パルス(11.25
゜CA分)の所要時間であるパルス間時間TNINT(単位は
「μs」)を算出する。
次に、ステップ107において、パルスカウンタCNIRQの
当該数がスピル時期パルス数CSPであるか否かを判断す
る。そして、その判断が否定の場合にはステップ109へ
移行し、その判断が肯定の場合にはステップ108へ移行
する。
そして、ステップ108において、先に算出したパルス
間時間TNINTを目標スピル時期を間に含む回転角パルス
よりも一つ前の回転角パルスの11.25゜CA分の所要時間T
S1(単位は「μs」)としてRAM83に記憶した後、ステ
ップ109へ移行する。例えば、第7図において、スピル
時期パルス数CSPとしての回転角パルス「4」から一つ
前の回転角パルス「3」までの間の所要時間TS1としてR
AM83に記憶する。
ステップ107又はステップ108から処理が移行すると、
ステップ109において、パルスカウンタNCIRQの当該数が
スピル時期パルス数CSPに「1」だけ加算した数である
か否かを判断する。そして、その判断が否定の場合には
ステップ111へ移行し、その判断が肯定の場合にはステ
ップ110へ移行する。
ステップ110においては、先に算出したパルス間時間T
NINTを目標スピル時期を間に含む回転角パルスの11.25
゜CA分の所要時間TS2(単位は「μs」)としてRAM83に
記憶した後、ステップ111へ移行する。例えば、第7図
において、スピル時期パルス数CSPとしての回転角パル
ス「4」から一つ後の回転角パルス「5」までの間の所
要時間TS2としてRAM83に記憶する。
更に、ステップ109又はステップ110から処理が移行す
ると、ステップ111において、パルスカウンタCNIRQの当
該数がスピル時期パルス数CSPに「2」だけ加算した数
であるか否かを判断する。そして、その判断が否定の場
合には、その後の処理を一旦終了して後述するメインル
ーチンへ戻る。
又、その判断が肯定の場合には、ステップ112におい
て、先に算出したパルス間時間TNINTを目標スピル時期
後の回転角パルスの11.25゜CA分の所要時間TS3(単位は
「μs」)としてRAM83に記憶した後、その後の処理を
一旦終了してメインルーチンに戻る。例えば、第7図に
おいて、スピル時期パルス数CSPとしての回転角パルス
「4」の一つ後の回転角パルス「5」からその次のパル
ス数「6」までの間の所要時間TS3をRAM83に記憶する。
つまり、上記の回転角パルス割り込みルーチンにおい
ては、前回の処理周期における目標スピル時期を間に含
む回転角パルスより一つ前の回転角パルスの11.25゜CA
分の所要時間と、同目標スピル時期を含む回転角パルス
の11.25゜CA分の所要時間と、同目標スピル時期を含む
回転角パルスより一つ後の回転角パルスの11.25゜CA分
の所要時間をそれぞれ所要時間TS1,TS2,TS3としてRAM83
に記憶しておく処理を行うのである。
一方、第6図に示すフローチャートはECU71により実
行される各処理のうち、燃料噴射ポンプ1による燃料噴
射量制御のためのメインルーチンを示している。
処理がこのルーチンへ移行すると、先ずステップ201
において、回転数センサ35、アクセル開度センサ73及び
吸気圧センサ74等の各検出値から、エンジン回転数NE、
アクセル開度ACCP及び過給圧PiN等を読み込み、それら
の値に基づいて噴射量指令値QFIN(単位は「゜CA」)を
算出する。
次に、ステップ202において、その噴射量指令値QFIN
を「11.25」で除算してその商を単位回転角の計数値と
してのスピル時期基準パルス数CANGLaとし、その余りを
角度偏差としての余り噴射量指令値θREM(単位は「゜C
A」)としてそれぞれRAM83に記憶する。
続いて、ステップ203において、スピル時期基準パル
ス数CANGLaが前述した回転角パルス割り込みルーチンに
て求めたスピル時期パルス数CSPよりも小さいか否かを
判断する。即ち、今回の処理周期において噴射量指令値
QFINにより算出されたスピル時期基準パルス数CANGLaが
前回の処理周期における噴射量指令値QFINのスピル時期
パルス数CSPよりも小さいか否かを判断する。つまり
は、今回の処理周期の噴射量指令値QFINが前回の処理周
期の噴射量指令値QFINよりも小さいか否かを判断するこ
とになる。
そして、その判断が肯定の場合には、ステップ204に
おいて、所要時間TS1を第1のスピル時期算出基準時間T
S1125a(単位は「μs」)及び第2のスピル時期算出基
準時間TS1125b(単位は「μs」)としてRAM83に記憶し
た後、ステップ210へ移行する。例えば、第7図に示す
ように前回の処理周期におけるスピル時期パルス数CSP
が「4」である場合、今回の処理周期のスピル時期基準
パルス数CANGLaが「1,2,3」の何れかであるとすると、
所要時間TS1は第1のスピル時期算出基準時間TS1125a及
び第2のスピル時期算出基準時間TS1125bとしてそれぞ
れ記憶される。
又、ステップ203における判断が否定の場合には、ス
テップ205において、スピル時期基準パルス数CANGLaが
スピル時期パルス数CSPと等しいか否かを判断する。即
ち、今回の処理周期にて噴射量指令値QFINにより算出さ
れたスピル時期基準パルス数CANGLaが前回の処理周期に
おける噴射量指令値QFINのスピル時期パルス数CSPと等
しいか否かを判断する。つまりは、前回の処理周期と今
回の処理周期とで噴射指令値QFINが等しいか否かを判断
することになる。
そして、その判断が肯定の場合には、ステップ206に
おいて、所要時間TS2を第1のスピル時期算出基準時間T
S1125aとして、所要時間TS1を第2のスピル時期算出基
準時間TS1125bとしてそれぞれRAM83に記憶した後、ステ
ップ210へ移行する。例えば、第7図に示すように回転
角パルス割り込みルーチンにおける前回のスピル時期パ
ルス数CSPが「4」で、第8図に示すように今回の処理
周期のスピル時期基準パルス数CANGLaが「4」であると
する。
この場合には、所要時間TS2は第1のスピル時期算出
基準時間TS1125aとして、所要時間TS1は第2のスピル時
期算出基準時間TS1125bとしてそれぞれ記憶される。
又、ステップ205における判断が否定の場合には、ス
テップ207において、スピル時期基準パルス数CANGLaか
ら「1」だけ減算した数がスピル時期パルス数CSPと等
しいか否かを判断する。即ち、今回の処理周期にて噴射
量指令値QFINにより算出されたスピル時期基準パルスCA
NGLaから「1」だけ減算した数が前回の処理周期におけ
る噴射量指令値QFINのスピル時期パルス数CSPと等しい
か否かを判断する。
そして、その判断が肯定の場合には、ステップ208に
おいて、所要時間TS3を第1のスピル時期算出基準時間T
S1125aとして、所要時間TS2を第2のスピル時期算出基
準時間TS1125bとしてそれぞれRAM83に記憶した後、ステ
ップ210へ移行する。例えば、第7図に示すように回転
角パルス割り込みルーチンにおける前回のスピル時期パ
ルス数CSPが「4」である場合に、今回の処理周期のス
ピル時期基準パルス数CANGLaが「5」であるとする。こ
の場合には、所要時間TS3は第1のスピル時期算出基準
時間TS1125aとして、所要時間TS2は第2のスピル時期算
出基準時間TS1125bとしてそれぞれ記憶される。
又、ステップ207において判断が否定の場合には、ス
テップ209において、所要時間TS3を第1のスピル時間算
出基準時間TS1125a及び第2のスピル時期算出基準時間T
S1125bとしてそれぞれセットしてRAM83に記憶した後、
ステップ210へ移行する。例えば、回転角パルス割り込
みルーチンにおける前回のスピル時期パルス数CSPが
「4」で、今回の処理周期におけるスピル時期基準パル
ス数CANGLaが「6,7,…」である場合には、所要時間TS3
が第1のスピル時期算出基準時間TS1125a及び第2のス
ピル時期算出基準時間TS1125bとしてそれぞれ記憶され
る。
そして、各ステップ204,208,209から処理が移行する
と、ステップ210において、スピル変換時間TSPONa(単
位は「μs」)を以下に示す式(1)に従って算出す
る。
TSPONa=θREM/11.25×TS1125a …(1) つまり、角度偏差としての余り噴射量指令値を第1のス
ピル時期算出基準時間TS1125aに基づいて時間変換す
る。第8図に示すように、このスピル変換時間TSPONaは
スピル時期基準パルス数CANGLaから目標スピル時期まで
の時間である。
ここで、例えば回転角パルス割り込みルーチンにおい
て、第7図に示すように各所要時間TS1,TS2,TS3が記憶
されたとし、メインルーチンにおいて第8図に示すよう
にスピル時期基準パルス数CANGLaが「4」になったとす
る。この場合、式(1)における第1のスピル時期算出
基準時間TS1125aは所要時間TS2となる。
続いて、ステップ211において、計算値としてのスピ
ル変換時間TSPONaが「88μs」よりも小さいか否かを判
断する。ここで、「88μs」という時間は電磁スピル弁
23の動作をセットするまでに必要な処理時間である。
そして、計算値としてのスピル変換時間TSPONaが「88
μs」よりも小さくない場合には、ステップ212におい
て、そのスピル変換時間TSPONaの値をそのまま最終値と
してのスピル加算値TSPONとしてRAM83に記憶する。又、
計算値としてのスピル時期基準パルス数CANGLaの値をそ
のまま最終値としてのスピル時期基準パルス数CANGLと
してRAM83に記憶し、その後の処理を一旦終了する。
一方、計算値としてのスピル変換時間TSPONaが「88μ
s」よりも小さい場合には、ステップ213において、ス
ピル変換時間TSPONaに第2のスピル時期算出基準時間TS
1125bを加算した値を最終値としてのスピル加算値TSPON
としてRAM83に記憶する。又、計算値としてのスピル時
期基準パルス数CANGLaから「1」だけ減算した値を最終
値としてのスピル時期基準パルス数CANGLとしてRAM83に
記憶し、その後の処理を一旦終了する。
例えば、第8図に示すように、スピル時期基準パルス
数CANGLaが「4」である場合、最終値としてのスピル加
算値TSPONは、第2のスピル時期算出基準時間TS1125bで
ある所要時間TS1にスピル変換時間TSPONaを加算した値
となり、「3」が最終値としてのスピル時期基準パルス
数CANGLとなる。
つまり、スピル変換時間TSPONaが処理時間としての
「88μs」よりも小さい場合には、スピル時期基準パル
ス数CANGLaよりも一つ前の回転角パルスの第2のスピル
時期算出基準時間TS1125b(この場合、所要時間TS1に等
しい)と、そのスピル時期基準パルス数CANGLaにおける
回転角パルスの第1のスピル時期算出基準時間TS1125a
(この場合、所要時間TS2に等しい)とをそれぞれ個別
に使用してスピル加算値TSPONを求めている。そして、
スピル時期基準パルス数CANGLaよりも一つ前の回転角パ
ルスからの経過時間がスピル加算値TSPONになった時、
電磁スピル弁23をオフさせるようにしている。
従って、スピル変換時間TSPONaが処理時間としての
「88μs」よりも小さい場合には、燃料噴射を終了すべ
く燃料スピルを実行するに当たって、余り噴射量指令値
θREMからスピル変換時間TSPONaを算出するのに、目標
スピル時期を含む回転角パルスに対応する第1のスピル
時期算出基準時間TS1125aを直接使用している。このた
め、余り噴射量指令値θREMから求められるスピル変換
時間TSPONaの誤差を低減させることができる。そして、
このスピル変換時間TSPONaに、目標スピル時期を含む回
転角パルスの一つ前の回転角パルスに対応する第2のス
ピル時期算出基準時間TS1125bを加算しているので、ス
ピル加算値TSPONの精度を高めることができる。つま
り、目標スピル時期を含む回転角パルスとその一つ前の
回転角パルスとの間で、単位時間当たりのクランク角が
変動しても、その変動に見合った精度の高いスピル加算
値TSPONを得ることができる。
このため、目標スピル時期をより高精度に決定するこ
とができ、スピル指令値に対する噴射量の不連続、バラ
ツキを抑えてディーゼルエンジン2のトルク変動を防止
することができ、車両のサージ等を防止することができ
る。
又、この実施例では、目標スピル時期を間に含む回転
角のパルスの所要時間TS2と、その前後の回転角パルス
の所要時間TS1,TS3をRAM83に記憶しているので、次回の
処理で目標スピル時期が一つ後の回転角パルスへずれた
としても、スピル加算値TSPONを精度良く求めることが
できる。
[第2実施例] 次に、この発明を具体化した第2実施例を図面に基づ
いて説明する。尚、この実施例において、ディーゼルエ
ンジンの燃料噴射量制御装置の概略構成及びそのECUの
構成については、第2,3図に示す第1実施例のそれと同
じであるものとし、同様の構成要素については同様の符
号を付して説明を省略し、以下にはECU71によって実行
される燃料噴射量制御の処理動作についてのみ説明す
る。
第9図に示すフローチャートはECU71により実行され
る回転角パルス割り込みルーチンを示している。
処理がこのルーチンへ移行すると、先ずステップ301
において、各回転角パルスの入力により割り込みルーチ
ンへ移行したものとして、パルスカウンタCNIRQに
「1」だけ加算する。又、ステップ302において、当該
回転角パルスの間隔と一つ前の回転角パルスの間隔とを
比較して当該回転角パルスの間隔の方が大きい場合に
は、切歯7aを検知したものとしてパルスカウンタCNIRQ
を「0」にリセットする。
次に、ステップ303において、パルスカウンタCNIRQの
数が、前回の処理周期にて電磁スピル弁23を開かせた時
のスピル加算値TSPOの基準となる基準パルス数、即ちス
ピル時期基準パルス数CANGLであるか否かを判断する。
そして、その判断が否定の場合にはステップ305へ移行
し、その判断が肯定の場合にはステップ304へ移行す
る。
ステップ304においては、当該スピル時期基準パルス
数CANGLから所定時間経過した後に電磁スピル弁23をオ
フさせるという目標スピル時期をセットし、ステップ30
5へ移行する、 そして、ステップ303又はステップ304から処理が移行
すると、ステップ305において、各回転角パルス(11.25
゜CA分)の所要時間であるパルス間時間TNINTを算出す
る。
続いて、ステップ306において、先に算出したパルス
間時間TNINTをパルスカウンタCNIRQの数に応じた各回転
角パルスの所要時間TS(i)(i=1〜8)としてRAM8
3に記憶した後、その後の処理を一旦終了して後述する
メインルーチンへ戻る。
つまり、上記の回転角パルス割り込みルーチンにおい
ては、前回の処理周期における「0〜7」の各回転角パ
ルスの所要時間をそれぞれ所要時間TS(i)としてRAM8
3に記憶する処理を行うのである。即ち、第11図に示す
ように、回転角パルス「0」から回転角パルス「1」ま
でを所要時間TS1、回転角パルス「1」から回転角パル
ス「2」までを所要時間TS2、回転角パルス「2」から
回転角パルス「3」までを所要時間TS3、…、所要時間T
S8というように、回転角パルスの所要時間をRAM83に記
憶する。
一方、第10図に示すフローチャートはECU71により実
行される各処理のうち、燃料噴射ポンプ1による燃料噴
射量制御のためのメインルーチンを示している。
処理がこのルーチンへ移行すると、先ずステップ401
において、回転数センサ35、アクセル開度センサ73及び
吸気圧センサ74等の各検出値から、エンジン回転数NE、
アクセル開度ACCP及び過給圧PiM等を読み込み、それら
の値から噴射量指令値QFINを算出する。
次に、ステップ402において、その噴射量指令値QFIN
を「11.25」で除算してその商を単位回転角の計数値と
してのスピル時期基準パルス数CANGLaとし、その余りを
角度偏差としての余り噴射量指令値θREMとしてそれぞ
れRAM83に記憶する。
続いて、ステップ403において、先に算出したスピル
時期基準パルス数CANGLaの数「i」に応じて、所要時間
TS(i+1)を第1のスピル時期算出基準時間TS1125a
としてRAM83に記憶すると共に、所要時間TS(i)を第
2のスピル時期算出基準時間TS1125bとしてRAM83に記憶
する。例えば、第12図に示すように今回の処理周期のス
ピル時期基準パルス数CANGLaが「4」である場合には、
前回の処理周期における所要時間TS5を第1のスピル時
期算出基準時間TS1125aとして、同じく前回の処理周期
における所要時間TS4を第2のスピル時期算出基準時間T
S1125bとしてそれぞれ記憶させる。
次に、ステップ404において、スピル時期基準パルス
数CANGLaから目標スピル時期までの時間であるスピル変
換時間TSPONaを前述した式(1)に従って算出する。
ここで、例えば第12図に示すようにスピル時期基準パ
ルス数CANGLaが「4」であるとすると、式(1)におけ
る第1のスピル時期算出基準時間TS1125aは所要時間TS5
となる。
続いて、ステップ405において、スピル変換時間TSPON
aが「88μs」よりも小さいか否かを判断し、そのスピ
ル変換時間TSPONaが「88μs」よりも小さくない場合に
は、ステップ406へ移行する。
そして、ステップ406においては、そのスピル変換時
間TSPONaの値をそのままスピル加算値TSPONとしてRAM83
に記憶する。又、スピル時期基準パルス数CANGLaの値を
そのまま最終値としてのスピル時期基準パルス数CANGL
としてRAM83に記憶し、その後の処理を一旦終了する。
一方、スピル変換時間TSPONaが「88μs」よりも小さ
い場合には、ステップ407において、スピル変換時間TSP
ONaに第2のスピル時期算出基準時間TS1125bを加算した
値をスピル加算値TSPONとしてRAM83に記憶する。又、ス
ピル時期基準パルス数CANGLaから「1」だけ減算した値
を最終値としてのスピル時期基準パルス数CANGLとしてR
AM83に記憶し、その後の処理を一旦終了する。
例えば、第12図に示すように、スピル時期基準パルス
数CANGLaが「4」である場合には、スピル加算値TSPON
は、第2のスピル時期算出基準時間TS1125bである所要
時間TS4にスピル変換時間TSPONaを加算した値となり、
「3」が最終値としてのスピル時期基準パルス数CANGL
となる。
つまり、スピル変換時間TSPONaが処理時間としての
「88μs」よりも小さい場合には、スピル時期基準パル
ス数CANGLaよりも一つ前の回転角パルスに対応する第2
のスピル時期算出基準時間TS1125b(この場合、所要時
間TS4に等しい)と、そのスピル時期基準パルス数CANGL
aにおける回転角パルスに対応する第1のスピル時期算
出基準時間TS1125a(この場合、所要時間TS5に等しい)
とをそれぞれ個別に使用してスピル加算値TSPONを求め
ている。そして、スピル時期基準パルス数CANGLaよりも
一つ前の回転角パルスからの経過時間がスピル加算値TS
PONになった時に、電磁スピル弁23をオフさせるように
している。
従って、スピル変換時間TSPONaが処理時間としての
「88μs」よりも小さい場合には、燃料スピルを実行す
るに当たって、余り噴射量指令値θREMからスピル変換
時間TSPONaを算出するのに、目標スピル時期を含む回転
角パルスに対応する第1のスピル時期算出基準時間TS11
25aを直接使用している。このため、余り噴射量指令値
θREMから求められるスピル変換時間TSPONaの誤差を低
減させることができる。そして、そのスピル変換時間TS
PONaに、目標スピル時期を含む回転角パルスの一つ前の
回転角パルスに対応する第2のスピル時期算出基準時間
TS1125bを加算しているので、加算値としてのスピル加
算値TSPONの精度を高めることができる。つまり、目標
スピル時期を含む回転角パルスとその一つ前の回転角パ
ルスとの間で、単位時間当たりのクランク角が異なって
も、スピル加算値TSPONとしての精度を高めることがで
きる。
このため、目標スピル時期をより高精度に決定するこ
とができ、スピル指令値に対する噴射量の不連続、バラ
ツキを抑えてエンジンのトルク変動を防止することがで
き、車両のサージ等を防止することができる。
又、この実施例では、「0〜7」の各回転角パルスの
所要時間をそれぞれ所要時間TS1〜TS8としてRAM83に記
憶しているので、次回の処理で目標スピル時期に該当す
る回転角パルスが多少前後にずれても、スピル加算値TS
PONを精度良く求めることができる。
尚、この発明は、前記各実施例に限定されるものでは
なく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。
(1)前記各実施例では、第2図に示すように過給機と
してのターボチャージャ48を備えたディーゼルエンジン
2に具体化したが、過給機無しのディーゼルエンジンに
具体化してもよい。
(2)前記第1実施例では、目標スピル時期を間に含む
回転角パルスの所要時間TS2と、その前後の回転角パル
スの所要時間TS1,TS3をRAM83に記憶し、前記第2実施例
では、「0〜7」の各回転角パルスの所要時間をそれぞ
れ所要時間TS1〜TS8としてRAM83に記憶したが、目標ス
ピル時期を間に含む回転角パルスの所要時間と、その一
つ前の回転角パルスの所要時間の二つのみをRAMに記憶
するようにしてもよい。
(3)前記各実施例では、溢流調節手段として電磁スピ
ル弁23を設けたが、圧電素子により開閉される弁を使用
してもよい。この場合、燃料スピルの応答性を高めるこ
とができる。
[発明の効果] 以上詳述したようにこの発明によれば、目標溢流時期
を間に含む単位回転角信号の所要時間を計測してその計
測値に基づいて角度偏差に応じた時間変換を行い、目標
溢流時期を間に含む単位回転角信号よりも一つ前の単位
回転角信号の所要時間を計測し、その計測値を角度偏差
に応じて変換された時間に加算して加算値を求め、次回
以降の処理において、目標溢流時期がその直前の回転角
切替わり位置から所定範囲内にある場合に、当該回転角
切替わり位置よりも一つ前の回転角切替わり位置からの
経過時間を計測し、その経過時間が加算値に達するのを
待って溢流調節手段を駆動制御しているので、エンジン
回転数の変動にかかわらず燃料溢流のための指令を精度
良く発生させることができ、燃料噴射ポンプからの噴射
量の不連続によるトルク変動を低減することができると
いう優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の概念構成図、第2図〜第8図はこの
発明を具体化した第1実施例を示し、第2図は過給機付
ディーゼルエンジンの燃料噴射量制御装置を示す概略構
成図、第3図はそのECUの構成を示すブロック図、第4
図はパルサと回転数センサとを示す正面図、第5図はEC
Uにより実行される燃料噴射量制御の回転角割り込みル
ーチンの処理を説明するフローチャート、第6図はECU
により実行される燃料噴射量制御のメインルーチンの処
理を説明するフローチャート、第7図は前回の処理周期
における回転角パルスと電磁スピル弁作動との関係を説
明するタイムチャート、第8図は今回の処理周期におけ
る回転角パルスと電磁スピル弁作動との関係を説明する
タイムチャートである。第9図〜第12図はこの発明を具
体化した第2実施例を示し、第9図はECUにより実行さ
れる燃料噴射量制御の回転角割り込みルーチンの処理を
説明するフローチャート、第10図はECUにより実行され
る燃料噴射量制御のメインルーチンの処理を説明するフ
ローチャート、第11図は前回の処理周期における各回転
角パルスの所要時間を説明するタイムチャート、第12図
は今回の処理周期における回転角パルスと電磁スピル弁
作動との関係を説明するタイムチャートである。第13図
〜第15図は従来例を示し、第13図及び第14図は回転角パ
ルスと電磁スピル弁作動との関係を説明するタイムチャ
ート、第15図は指令値に対する噴射量の関係を説明する
図である。 図中、M1はディーゼルエンジン、M2はプランジャ、M3は
高圧室、M4は燃料噴射ポンプ、M5は溢流調節手段、M6は
溢流時期演算手段、M7は単位回転角検出手段、M8は角度
偏差演算手段、M9は第1の計時手段、M10は第2の計時
手段、M12は計測値記憶手段、M13は角度時間演算手段、
M14は溢流制御手段、1は燃料噴射ポンプ、2はディー
ゼルエンジン、12はプランジャ、15は高圧室、23は溢流
調節手段としての電磁スピル弁、7はパルサ、35は回転
数センサ(7,35により単位回転角検出手段を構成してい
る)、81は溢流時期演算手段,角度偏差演算手段,第1
の計時手段,第2の計時手段,角度時間演算手段及び溢
流制御手段を構成するCPU、83は計測値記憶手段として
のRAMである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディーゼルエンジンの回転に基づいて往復
    駆動されるプランジャにより高圧室内にて加圧される燃
    料を圧送する燃料噴射ポンプと、 前記高圧室内の加圧燃料の溢流を調節して前記燃料噴射
    ポンプからの燃料圧送を調節する溢流調節手段と、 前記ディーゼルエンジンの運転状態に応じて決定される
    燃料噴射量を得るべく、その噴射終了時期に相当する目
    標溢流時期を演算する溢流時期演算手段と、 前記ディーゼルエンジンの回転角を所定の単位回転角毎
    に検出する単位回転角検出手段と、 前記単位回転角検出手段からの回転角信号を使用して、
    所定の基準位置から前記目標溢流時期までの単位回転角
    を計数してその余りの角度偏差を演算する角度偏差演算
    手段と を備えたディーゼルエンジンの燃料噴射量制御装置にお
    いて、 前記目標溢流時期近傍において連続する複数の単位回転
    角信号の各所要時間の計測値を次回以降の処理に使用す
    るために記憶する計測値記憶手段と、 次回以降の処理において、前記計測値記憶手段に記憶さ
    れた各計測値のうちその回の前記目標溢流時期を間に含
    む単位回転角信号と同じタイミングで発生した単位回転
    角信号の所要時間を計測した計測値に基づいて前記角度
    偏差に応じた時間変換を行って角度時間を演算する角度
    時間演算手段と、 次回以降の処理において、その回の目標溢流時期がその
    直前の回転角切替わり位置から所定範囲外にある場合に
    は、当該回転角切替わり位置からの経過時間が前記角度
    時間に達した時点で前記溢流調節手段を駆動制御して噴
    射量制御を行う一方、その回の目標溢流時期がその直前
    の回転角切替わり位置から所定範囲内にある場合には、
    当該回転角切替わり位置よりも一つ前の回転角切替わり
    位置からの経過時間が前記角度時間演算手段により角度
    時間変換に用いられた単位回転角信号の計測値よりも一
    つ前の単位回転角信号の所要時間を計測した計測値と前
    記角度時間との加算値に達するのを待って前記溢流調節
    手段を駆動制御して噴射量制御を行う溢流制御手段と を備えたことを特徴とするディーゼルエンジンの燃料噴
    射量制御装置。
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