JP2579148Y2 - 成形材料の注入装置 - Google Patents
成形材料の注入装置Info
- Publication number
- JP2579148Y2 JP2579148Y2 JP1992092941U JP9294192U JP2579148Y2 JP 2579148 Y2 JP2579148 Y2 JP 2579148Y2 JP 1992092941 U JP1992092941 U JP 1992092941U JP 9294192 U JP9294192 U JP 9294192U JP 2579148 Y2 JP2579148 Y2 JP 2579148Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- piston
- molding material
- spring
- injection device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、成形材料の注入装置の
改良に関する。
改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】公知のこの種の注入装置は、図５に示す
ように、専用のアクチュエータａによってノズルｂを昇
降させている。したがって装置全体が大掛かりで、装置
の価格が高い問題がある。
ように、専用のアクチュエータａによってノズルｂを昇
降させている。したがって装置全体が大掛かりで、装置
の価格が高い問題がある。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】専用のアクチュエータ
ａを使わずにノズルｂを昇降させるには、図６に示すよ
うに、ノズルｂの下側にスプリングｃを配置し、ピスト
ンｄによってスプリングｃの弾性Ｆに抗してノズルｂを
押し下げることが考えられる。しかしながらこの場合に
は、ピストンｄがノズルｂ内の成形材料ｅを圧縮するた
めに、ノズルｂが金型ｆにノズルタッチする前に、成形
材料ｅがノズルｂから外部へ洩れる虞がある。
ａを使わずにノズルｂを昇降させるには、図６に示すよ
うに、ノズルｂの下側にスプリングｃを配置し、ピスト
ンｄによってスプリングｃの弾性Ｆに抗してノズルｂを
押し下げることが考えられる。しかしながらこの場合に
は、ピストンｄがノズルｂ内の成形材料ｅを圧縮するた
めに、ノズルｂが金型ｆにノズルタッチする前に、成形
材料ｅがノズルｂから外部へ洩れる虞がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は以上の点に鑑
み、図６に示したスプリングｃを有するタイプの注入装
置について、ノズルｂが金型ｆにノズルタッチする前に
成形材料ｅが洩れるのを防止することを目的とするもの
であって、この目的を達成するため、所定のストローク
をもって昇降自在であり、第一のスプリングの弾性に抗
して下降したときに金型にノズルタッチするノズルと、
前記ノズルの上方に配置され、アクチュエータの作動に
よって昇降し、下降中に前記ノズルに侵入して前記ノズ
ル内の成形材料を圧し、更に前記成形材料を介して前記
ノズルを押し下げるピストンと、前記ピストンの下降動
作を受け、前記ノズルがノズルタッチするまで前記ノズ
ルを前記ピストンと略同じ速度で下降させる第二のスプ
リングと、を有する成形材料の注入装置を提供する。
み、図６に示したスプリングｃを有するタイプの注入装
置について、ノズルｂが金型ｆにノズルタッチする前に
成形材料ｅが洩れるのを防止することを目的とするもの
であって、この目的を達成するため、所定のストローク
をもって昇降自在であり、第一のスプリングの弾性に抗
して下降したときに金型にノズルタッチするノズルと、
前記ノズルの上方に配置され、アクチュエータの作動に
よって昇降し、下降中に前記ノズルに侵入して前記ノズ
ル内の成形材料を圧し、更に前記成形材料を介して前記
ノズルを押し下げるピストンと、前記ピストンの下降動
作を受け、前記ノズルがノズルタッチするまで前記ノズ
ルを前記ピストンと略同じ速度で下降させる第二のスプ
リングと、を有する成形材料の注入装置を提供する。
【０００５】
【作用】図６に示した注入装置においてノズルｂがノズ
ルタッチする前に成形材料ｅが洩れたのは、スプリング
ｃの弾性Ｆによってピストンｄの下降速度とノズルｂの
下降速度に差が生じ、後者が前者より遅くなって、この
分、ノズルｂ内の成形材料ｅがピストンｄによって圧せ
られて内圧が高められたからである。これに対して本考
案の注入装置によれば、第二のスプリングの作用によっ
てノズルがピストンと略同じ速度で下降するために、成
形材料がピストンによって過度に圧せられることが無
い。
ルタッチする前に成形材料ｅが洩れたのは、スプリング
ｃの弾性Ｆによってピストンｄの下降速度とノズルｂの
下降速度に差が生じ、後者が前者より遅くなって、この
分、ノズルｂ内の成形材料ｅがピストンｄによって圧せ
られて内圧が高められたからである。これに対して本考
案の注入装置によれば、第二のスプリングの作用によっ
てノズルがピストンと略同じ速度で下降するために、成
形材料がピストンによって過度に圧せられることが無
い。
【０００６】
【実施例】つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説
明する。
明する。
【０００７】図１は当該注入装置の正面図、図２は側面
図、図３は図１におけるＡ−Ａ線断面図、図４は図１に
おけるＢ−Ｂ線断面図である。
図、図３は図１におけるＡ−Ａ線断面図、図４は図１に
おけるＢ−Ｂ線断面図である。
【０００８】下固定プレート１に支柱２が四本立設さ
れ、この支柱２の上に上固定プレート３が固定されてい
る。各支柱２の下部に円筒形のスペーサ４が外挿固着さ
れ、各スペーサ４の上に第一のスプリング５が載せら
れ、第一のスプリング５の上にノズルプレート６が載せ
られている。ノズルプレート６は四本の支柱２をガイド
として昇降自在であり、そのストロークの上端限を二本
の支柱２に外挿固着した円筒形のストッパ７によって規
制され、第一のスプリング５に押し上げられてストッパ
７の下端に押しつけられている。ノズルプレート６には
ノズル８と、温調ジャケット９と、断熱盤１０が取り付
けられている。ノズル８はノズルプレート６が第一のス
プリング５の弾性Ｆ1 に抗して下降したときに金型１１
にノズルタッチするものである。上固定プレート３の上
にアクチュエータ１２が固定され、このアクチュエータ
１２にピストンプレート１３が他の二本の支柱２をガイ
ドとして昇降自在に接続されている。ピストンプレート
１３の下面にピストン１４が取り付けられている。ノズ
ルプレート６にリターンピン１５が二本上下方向に移動
自在に貫挿され、ストップリング１６によって上方へ抜
け止めされている。各リターンピン１５の上端に設けた
フランジ１７とノズルプレート６の間に第二のスプリン
グ１８が介装され、この第二のスプリング１８二本分の
弾性（ばね力）Ｆ2 は第一のスプリング５四本分の弾性
（ばね力）Ｆ1 より大きく設定されている。
れ、この支柱２の上に上固定プレート３が固定されてい
る。各支柱２の下部に円筒形のスペーサ４が外挿固着さ
れ、各スペーサ４の上に第一のスプリング５が載せら
れ、第一のスプリング５の上にノズルプレート６が載せ
られている。ノズルプレート６は四本の支柱２をガイド
として昇降自在であり、そのストロークの上端限を二本
の支柱２に外挿固着した円筒形のストッパ７によって規
制され、第一のスプリング５に押し上げられてストッパ
７の下端に押しつけられている。ノズルプレート６には
ノズル８と、温調ジャケット９と、断熱盤１０が取り付
けられている。ノズル８はノズルプレート６が第一のス
プリング５の弾性Ｆ1 に抗して下降したときに金型１１
にノズルタッチするものである。上固定プレート３の上
にアクチュエータ１２が固定され、このアクチュエータ
１２にピストンプレート１３が他の二本の支柱２をガイ
ドとして昇降自在に接続されている。ピストンプレート
１３の下面にピストン１４が取り付けられている。ノズ
ルプレート６にリターンピン１５が二本上下方向に移動
自在に貫挿され、ストップリング１６によって上方へ抜
け止めされている。各リターンピン１５の上端に設けた
フランジ１７とノズルプレート６の間に第二のスプリン
グ１８が介装され、この第二のスプリング１８二本分の
弾性（ばね力）Ｆ2 は第一のスプリング５四本分の弾性
（ばね力）Ｆ1 より大きく設定されている。
【０００９】次に上記注入装置の作動を箇条書きで説明
する。 １．ノズル８内にゴムまたは樹脂等の成形材料（図示せ
ず）を供給する。 ２．供給した成形材料を温調し、軟化させる。 ３．アクチュエータ１２を作動させてピストンプレート
１３を下降させる。ピストンプレート１３が下降する
と、ピストン１４がノズル８に侵入して成形材料を圧
し、内圧を上昇させる。内圧が上昇すると同時に、ピス
トンプレート１３にリターンピン１５が当接してピスト
ンプレート１３およびピストン１４に第二のコイルスプ
リング１８の弾性Ｆ2 が作用し、この第二のスプリング
１８の弾性Ｆ2 が第一のスプリング５の弾性Ｆ1 より大
きく設定されているために、ノズル８がノズルタッチす
るまでノズル８がピストン１４と略同じ速度で下降す
る。したがって成形材料がピストン１４によって過度に
圧せられることが無いために、成形材料が外部へ洩れる
のを防止することができる。 ４．ノズル８がノズルタッチした後は、ピストンプレー
ト１３が第二のスプリング１８を押し縮めながら下降を
続け、ピストン１４がノズル８内に深く侵入して成形材
料を金型１１に供給する。
する。 １．ノズル８内にゴムまたは樹脂等の成形材料（図示せ
ず）を供給する。 ２．供給した成形材料を温調し、軟化させる。 ３．アクチュエータ１２を作動させてピストンプレート
１３を下降させる。ピストンプレート１３が下降する
と、ピストン１４がノズル８に侵入して成形材料を圧
し、内圧を上昇させる。内圧が上昇すると同時に、ピス
トンプレート１３にリターンピン１５が当接してピスト
ンプレート１３およびピストン１４に第二のコイルスプ
リング１８の弾性Ｆ2 が作用し、この第二のスプリング
１８の弾性Ｆ2 が第一のスプリング５の弾性Ｆ1 より大
きく設定されているために、ノズル８がノズルタッチす
るまでノズル８がピストン１４と略同じ速度で下降す
る。したがって成形材料がピストン１４によって過度に
圧せられることが無いために、成形材料が外部へ洩れる
のを防止することができる。 ４．ノズル８がノズルタッチした後は、ピストンプレー
ト１３が第二のスプリング１８を押し縮めながら下降を
続け、ピストン１４がノズル８内に深く侵入して成形材
料を金型１１に供給する。
【００１０】
【考案の効果】本考案は次の効果を奏する。すなわち、
第二のスプリングの作用によってノズルをピストンと略
同じ速度で下降させ、成形材料がピストンによって過度
に圧せられることが無いようにしたために、ノズルタッ
チの前に成形材料が外部へ洩れるのを防止することがで
きる。
第二のスプリングの作用によってノズルをピストンと略
同じ速度で下降させ、成形材料がピストンによって過度
に圧せられることが無いようにしたために、ノズルタッ
チの前に成形材料が外部へ洩れるのを防止することがで
きる。
【図１】本考案の実施例に係る注入装置の一部切欠した
正面図
正面図
【図２】同注入装置の一部切欠した側面図
【図３】図１におけるＡ−Ａ線断面図
【図４】図１におけるＢ−Ｂ線断面図
【図５】従来例に係る注入装置の説明図
【図６】他の従来例に係る注入装置の説明図
１ 下固定プレート ２ 支柱 ３ 上固定プレート ４ スペーサ ５ 第一のスプリング ６ ノズルプレート ７ ストッパ ８ ノズル ９ 温調ジャケット １０ 断熱盤 １１ 金型 １２ アクチュエータ １３ ピストンプレート １４ ピストン １５ リターンピン １６ ストップリング １７ フランジ １８ 第二のスプリング
Claims (1)
- 【請求項１】 所定のストロークをもって昇降自在であ
り、第一のスプリング（５）の弾性に抗して下降したと
きに金型（１１）にノズルタッチするノズル（８）と、
前記ノズル（８）の上方に配置され、アクチュエータ
（１２）の作動によって昇降し、下降中に前記ノズル
（８）に侵入して前記ノズル（８）内の成形材料を圧
し、更に前記成形材料を介して前記ノズル（８）を押し
下げるピストン（１４）と、前記ピストン（１４）の下
降動作を受け、前記ノズル（８）がノズルタッチするま
で前記ノズル（８）を前記ピストン（１４）と略同じ速
度で下降させる第二のスプリング（１８）と、を有する
成形材料の注入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992092941U JP2579148Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 成形材料の注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992092941U JP2579148Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 成形材料の注入装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0653115U JPH0653115U (ja) | 1994-07-19 |
| JP2579148Y2 true JP2579148Y2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=14068506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992092941U Expired - Lifetime JP2579148Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 成形材料の注入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2579148Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5596396B2 (ja) * | 2010-03-31 | 2014-09-24 | キヤノン電子株式会社 | 射出成形機 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP1992092941U patent/JP2579148Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0653115U (ja) | 1994-07-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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