JP2578924Y2 - 高さ調整機構付き固定構造 - Google Patents

高さ調整機構付き固定構造

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JP2578924Y2
JP2578924Y2 JP1993019583U JP1958393U JP2578924Y2 JP 2578924 Y2 JP2578924 Y2 JP 2578924Y2 JP 1993019583 U JP1993019583 U JP 1993019583U JP 1958393 U JP1958393 U JP 1958393U JP 2578924 Y2 JP2578924 Y2 JP 2578924Y2
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JP1993019583U
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繁男 鈴木
泰元 齋藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電話機等の筐体におけ
る高さを調整するための固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の高さ調節機構を示す斜視図
であり、図5は従来の高さ調節機構を示す部分断面図で
ある。また、図6は従来の高さ調整機構を示す側面図で
ある。これらの図面を参照しながら従来の電話機におけ
る操作面の高さ調整機構を説明する。図7に示したよう
に従来の高さ調整機構を備えた電話機は、上筐体1、中
筐体2、下筐体3から構成されている。上筐体1の操作
面にはここでは図示しない操作ボタン、フックスイッチ
等が設置されている。さらに多機能電話機においては、
操作ボタンの数が増え、液晶表示器等による表示部が操
作面に設置されている。操作ボタンの操作しやすさ、表
示部の見易さは、操作者の視線に対する操作面の高さに
大きく影響される。そして、操作面の適正な高さは、操
作者の身長や電話機の設置場所により変わるものであ
る。従って、電話機における操作面の高さを可変にし、
あらゆる操作者に対しても適正な高さの得られる様にし
たものが高さ調節機構である。
【0003】従来の高さ調節機構は、下筐体3の内壁に
中筐体2の外壁が若干の隙間を有して配置され、中筐体
2が下筐体3の上部から突出した量によって、中筐体2
に取り付けられた上筐体1の操作者の視線に対する高さ
が変化するものである。その構造をさらに詳細に説明す
ると、図6に示したように中筐体2の側面201におい
て操作者側一端は、下筐体3の側面301の操作者側一
端に設けられた回転軸18に係止されている。中筐体2
は、回転軸18を中心にして回転可能となっており、同
側面201の他端には中筐体2の回転を抑制する係合突
部16が設けられている。係合突部16は、側面201
に四角形の上辺を除いた三辺に切り込みをいれたバネ部
17の先端に設置されている。そして、係合突部16に
は、側面201に対して垂直に押下部が取り付けられて
いる。下筐体3の内壁には、係合凹部15が高さ別に数
カ所設けられ、さらに各係合凹部15の中央を通り側面
301の上方に抜ける貫通孔が開けられている。係合突
部16は複数の係合凹部15の中の1つと係合し、係合
突部16に設けられた押下部14が貫通孔を貫通して下
筐体3の外に突出する。また、側面201及び側面30
1の対向する側面にも、それぞれ前述した同一の機構が
施されている。
【0004】操作面の高さを変更する場合、すなわち係
合突部16の係合する係合凹部15の位置を変更する場
合には、操作者は、押下部14を筐体内部方向に押下し
てバネ部17を湾曲させ、係合突部16と係合凹部15
の係合を解除する。操作者が押下部14を押下し続けて
係合を解除すれば、中筐体2は再び回転可能となる。操
作者は、任意の係合凹部15の位置まで中筐体2を引き
上げ(もしくは引き下げ)、押下をやめて再び係合突部
16を係合凹部15に係合させる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の操作面高さ調節機構において、操作者は、係合突部
10と係合凹部9が係合されているか否かは中筐体2を
引き上げもしくは引き下げてみなければわからず、すで
に係合が解除されても押下し続けることとなる。前述し
たような理由で操作者が押下部14を強く押した場合
に、バネ部17に際限の無い負荷がかかりバネ部17が
破壊される。また、電話機が机上より落下した場合に
も、バネ部17及び押下部7が破損してしまうという問
題があった。本考案は、部品点数を増やすことなく簡単
な構成で、強い負荷に対して破損しにくい操作面高さ調
整機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、第1の筐体が
第2の筐体を覆って構成され、前記第1の筐体と前記第
2の筐体が所定の間隔をもって対向する側面を互いに有
する筐体の高さ調整機構付き固定構造において、内側に
位置する前記第2の筐体の前記側面に配設された縦溝
と、前記縦溝の周囲に配設された、少なくとも1つの係
合受け部と、外側に位置する前記第1の筐体の前記側面
に配設され、一端を固定し他端が前記所定の間隔に等し
い距離で弾性変形可能な弾性部材と、前記弾性部材の前
記他端近傍の前記第2の筐体に対向する面に配設され、
前記縦溝の中を自在に移動する接続部と、前記接続部の
先端に配設され、前記係合受け部と係合する係合突部
と、から構成されている。
【0007】
【作用】本考案は、係合を解除したのちバネ部13の先
端が下筐体3に当接する構成としたので、バネ部13に
必要以上の力がかかっても破損には至らない。
【0008】
【実施例】図1から図3に本考案の実施例を示す。これ
らの図を用いて本考案における操作面高さ調整機構の実
施例を説明する。図1において、中筐体2は下筐体3の
外周にわたって配置され、中筐体2と下筐体3の間には
所定の間隔が開けている。中筐体2の側面201及び2
02の操作者側一点は、ここでは図示しない下筐体3の
側面301及び302の操作者側に設けられた回転軸に
係止されている。従って、中筐体2は回転軸を中心にし
て回転可能となっている。そして、側面201及び20
2の操作者側の反対付近すなわち奥方には、中筐体2の
回転を抑制するために下筐体3と係合する係合突部10
が設けられている。また、下筐体3の側面301及び3
02には、中筐体2の係合突部10と係合する係合凹部
9が設けられている。係合凹部9は、下筐体3の側面3
01及び302の係合突部10と係合する位置に係合突
部10の形状をした貫通孔を開けたものである。係合凹
部9は、係合突部10が係合凹部9の係合位置を選択を
できるように、下筐体3の側面301及び302に高さ
別に複数箇所設けられている。そして、一番下位の係合
凹部9から上位の係合凹部9を通り側面301もしくは
302の上辺までは、縦溝8が切り込まれている。上述
した実施例では、係合凹部9が係合凸部10の形状をく
り貫いた貫通孔で説明したが、係合凹部9はこれに限る
ものではない。例えば、側面301には縦溝8のみを切
り込み、側面301の筐体内側に係合突部10と係合す
る凹凸を設けることで同様の効果をえることも可能であ
る。
【0009】係合突部10と係合凹部9とが係合する動
作を図1及び図2を用いて詳細に説明する。中筐体2の
側面201及び202の奥方には、四角形の上辺を残し
て残りの3辺に切り込みをいれたバネ部13が設けられ
ている。そして、バネ部13の外面先端部に押下部7を
設け、バネ部17の内面に縦溝8より若干細い接続部1
2を介して係合突部10が取り付けられる。中筐体2を
ABS樹脂等のプラスチックで製造することにより、バ
ネ部13は筐体外部から筐体内部方向に力が加えられる
と筐体内部方向に湾曲し、力が加えられないと元の形状
に戻る。そこで、バネ部13に力が加わらないときに、
係合突部10が係合凹部9に係合するように接続部12
の長さを設定する。操作者が押下部7を押下して、係合
突部10と係合凹部9の係合が解除された後、バネ部1
3の先端が下筐体3に当接して、バネ部13の湾曲が進
まないように各部を配置すれば良い。すなわち、中筐体
2の内壁と下筐体3の外壁の間隔をLとするならば、係
合突部10と係合凹部9との係合は係合突部10がL移
動する以前に解除され、バネ部13はバネ部13の先端
がL移動しても破損しないことを考慮して設定する。
【0010】操作者が中筐体2の側面201及び202
に設けられた押下部7を押下すると、図4に示したよう
に、バネ部13が筐体内部方向に湾曲して係合突部10
と係合凹部9の係合が解除される。操作者はそのまま押
下しながら中筐体2を引き上げるもしくは引き下げる
と、接続部12が縦溝8に沿って移動可能となり係合突
部10を他の係合凹部9の位置に移動させることができ
る。操作者が任意の係合凹部9の位置に係合突部10を
移動させ押下をやめると、バネ部13は再び元の位置も
戻ろうとしていずれかの係合凹部9に係合する。従っ
て、中筐体2は固定されるとともに電話機奥方の高さが
変化して、操作面の高さを変更することができる。
【0011】
【考案の効果】以上詳細に説明したように本考案によれ
ば、操作者は、押下した押下部7が下筐体3に当接した
ことにより、係合突部10と係合凹部9の係合が解除さ
れたことが認識することができる。さらに、操作者がそ
の係合の解除を認識することにより、必要以上に押下部
7に力を加えることがなくなり押下部7ならびに係合突
部10が破損することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視図
【図2】係合突部及び係合凹部の係合を示す断面図
【図3】係合突部及び係合凹部の係合解除を示す断面図
【図4】従来の高さ調節機構を示す斜視図
【図5】従来の高さ調節機構を示す部分断面図
【図6】従来の高さ調整機構を示す側面図
【符号の説明】
2、 中筐体 3、 下筐体 7、 押下部 8、 縦溝 9、 係合凹部 10、 係合突部 12、 接続部 13、 バネ部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の筐体が第2の筐体を覆って構成さ
    れ、前記第1の筐体と前記第2の筐体が所定の間隔をも
    って対向する側面をそれぞれ有する筐体の高さ調整機構
    付き固定構造において、 内側に位置する前記第2の筐体の前記側面に配設された
    縦溝と、 前記縦溝の周囲に配設された、少なくとも1つの係合受
    け部と、 外側に位置する前記第1の筐体の前記側面に配設され、
    一端を固定して他端が前記所定の間隔に等しい距離を弾
    性変形可能な弾性部材と、 前記弾性部材の前記他端近傍の前記第2の筐体に対向す
    る面に配設され、前記縦溝の中を自在に移動する接続部
    と、 前記接続部の先端に配設され、前記係合受け部と係合す
    る係合突部とから構成され、 前記係合突部と前記係合受け部の係合により前記第1の
    筐体と前記第2の筐体とを固定し、 前記弾性部材の弾性変形に伴って前記係合が解除される
    と共に、解除の後前記弾性部材の前記他端先端が前記第
    2の筐体の前記対向する側面に当接することを特徴とす
    る高さ調整機構付き固定構造。
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JPH0681157U JPH0681157U (ja) 1994-11-15
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