JP2578905Y2 - 分電盤の取付構造 - Google Patents

分電盤の取付構造

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JP2578905Y2
JP2578905Y2 JP1992016553U JP1655392U JP2578905Y2 JP 2578905 Y2 JP2578905 Y2 JP 2578905Y2 JP 1992016553 U JP1992016553 U JP 1992016553U JP 1655392 U JP1655392 U JP 1655392U JP 2578905 Y2 JP2578905 Y2 JP 2578905Y2
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徹 北川
浩司 大川
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河村電器産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、半埋め込みしろを有す
る露出.半埋め込み兼用取付型の分電盤を壁面に取り付
けるための分電盤の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に家屋等に設置される分電盤
は、本体及びカバ−が合成樹脂で形成されているものが
多く、分電盤を壁面に取り付ける際の取付型から分類す
ると、主に、露出.半埋め込み兼用取付型と、露出専用
型とがある。図7は、露出.半埋め込み兼用取付型の分
電盤31の正面図であり、図8は、露出.半埋め込み兼
用取付型の分電盤31を壁面Wに露出式に取り付けた状
態の側面図である。また、図9は、露出.半埋め込み兼
用取付型の分電盤31を壁面Wに半埋め込み式に取り付
けた状態の側面図である。図8に示すように、露出.半
埋め込み兼用取付型の分電盤31を壁面Wに露出式に取
り付けた場合には、本体32の「半埋め込みしろ」32
Aが凹状段差面になっているため「半埋め込みしろ」3
2Aに埃が溜まり易く、またその埃の清掃が厄介であ
り、積もった埃が分電盤31内に入って充電部に付着す
ると短絡事故を起こし易くなる。また、露出.半埋め込
み兼用取付型の分電盤31を壁面Wに露出式に取り付け
た場合、本体32の「半埋め込みしろ」32Aが凹状段
差面になっているため美観上好ましい状態ではない。そ
のため、図11に示すように本体34に前記「半埋め込
みしろ」32Aのような凹面の無い露出専用型の分電盤
33を壁面Wに取り付けることにより美観上好ましい状
態にすることができる。尚、図10は露出専用型の分電
盤33の正面図である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】以上のように、従来、
一般に住宅等に設置される分電盤は、露出.半埋め込み
兼用取付型と、露出専用型とが製作されており、露出.
半埋め込み兼用取付型の分電盤31を壁面Wに露出式に
取り付けた場合には「半埋め込みしろ」32Aに埃が溜
まり易く、またその埃の清掃が厄介であり、積もった埃
が分電盤31内に入って充電部に付着すると短絡事故を
起こし易くなるという問題がある。また美観上の問題も
ある。これを避けるためには露出.半埋め込み兼用取付
型と、露出専用型との両方の分電盤31,33を揃えて
おかなければならないため、コストアップの要因になっ
ている。一方、上記分電盤31,33を壁面Wに取り付
ける際に、本体32,34を持ち上げて位置決めする
が、本体32,34にはメインブレ−カ等を含めて複数
の回路遮断器が取り付けられているため一般に重く、持
ち上げての位置決めが困難であるため、取付作業におけ
る作業性が悪いという問題がある。
【0004】そこで本考案では、露出.半埋め込み兼用
取付型の分電盤を壁面に露出式に取り付けても埃が溜ま
りにくく、且つ美観も優れ、しかも重い分電盤をワンタ
ッチ式に壁面取着できるようにすることを解決すべき技
術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のための技
術的手段は、分電盤本体の後部が段差状に縮小された半
埋め込みしろを形成した露出・半埋め込み兼用取付型の
分電盤を壁表面に取り付けるための分電盤の取付構造で
あって、壁表面に予め固定された状態で前記分 電盤本体
の半埋め込みしろが内周面に嵌合挿着されたときに外周
面が前記分電盤本体の前部外周面と同一になるように形
成された露出枠に複数の嵌合片を設けるとともに、前記
嵌合片が嵌合する嵌合穴を前記分電盤本体に設けること
である。
【0006】
【作用】上記構成の分電盤の取付構造によれば、分電盤
が取り付けられる所定の壁面位置に予め露出枠を取り付
けたあと、分電盤本体の半埋め込みしろを露出枠の内周
面に挿入し嵌合すると、露出枠に形成された嵌合片が分
電盤本体の嵌合穴に嵌合されるため、分電盤本体はワン
タッチ式に露出枠で支持されるとともに、分電盤本体と
露出枠との段差が無いため、溜まった埃の清掃が容易で
あり、美観も優れたものとなる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は、合成樹脂で形成された住宅用の露
出.半埋め込み兼用取付型の分電盤1の正面図である。
分電盤1には、メインブレ−カや複数の安全ブレ−カが
取り付けられており、それぞれのブレ−カのハンドルが
正面に突出されている。図2は、分電盤1の本体2後部
に凹状段差を付けて一体的に形成された「半埋め込みし
ろ」2Aが、予め壁面Wに取り付けられた露出枠3に挿
入されることによって、分電盤1が壁面Wに取り付けら
れた状態を示した側面図である。また、図3は露出枠3
の側面図であり、露出枠3の構成についてはこのあと説
明する。
【0008】図4は、壁面Wの予め決められた分電盤取
付位置に露出枠3を固定し、その露出枠3に分電盤1の
「半埋め込みしろ」2Aを挿入することによって、分電
盤1の本体2を露出枠3で支持し、分電盤1をワンタッ
チ式に壁面Wに取り付けるための構造を斜視図で示した
ものである。図4において、露出枠3は、分電盤1と同
様の樹脂材で一体成形されたもので角形のフレ−ム3F
で4角に形成されている。角形のフレ−ム3Fで構成さ
れた露出枠3の内周は、「半埋め込みしろ」2Aが、露
出枠3の内周部に嵌合挿着できる寸法に形成されてい
る。
【0009】図4に示すように、上記露出枠3には、そ
の露出枠3を壁面Wに取り付けるためのビス穴を中心に
明けた取付片3Aと、内周部に前記「半埋め込みしろ」
2Aが挿着されたとき分電盤1の本体2と嵌合される枠
側嵌合片3Bとがフレ−ム3Fに一体成形されている。
一方、分電盤1の本体2には、露出枠3の内周部に前記
「半埋め込みしろ」2Aが挿着されたとき、上記それぞ
れの枠側嵌合片3Bと嵌合する複数の嵌合穴2Hが明け
られている。
【0010】以上のような分電盤取付構造により、壁面
Wの所定位置に露出枠3を固定したあと、その露出枠3
の内周部に「半埋め込みしろ」2Aを挿入すると、それ
ぞれの枠側嵌合片3Bが分電盤1の本体2に明けられた
各嵌合穴2Hに嵌合するため、分電盤1はワンタッチ式
に露出枠3に装着され、位置決めされる。図5は分電盤
取付構造を側面から見た一部破断側面図である。図5に
示すように、露出枠3は、ビスBを用いて各取付片3A
を壁面Wに固定することによって壁面Wに取り付けら
れ、そのあと、その露出枠3の内周部に「半埋め込みし
ろ」2Aが挿入されると、上述のように、それぞれの枠
側嵌合片3Bが分電盤1の本体2に明けられた各嵌合穴
2Hに嵌合するため、分電盤1はワンタッチ式に露出枠
3に装着され、固定される。そして、「半埋め込みし
ろ」2Aの凹状段差が露出枠によりカバ−されるため、
分電盤1の本体2上面及び露出枠3の上面に積もった埃
を容易に除去することができる。尚、露出.半埋め込み
兼用取付型の分電盤1を半埋め込み式に壁面Wに取り付
ける場合には、図6に示すように露出枠3を使用しない
で、「半埋め込みしろ」2Aを壁面Wに明けられた埋め
込み穴に入れる。
【0011】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、露出.半
埋め込み兼用取付型の分電盤を壁表面に露出式に取り付
ける際に、露出枠を壁面に取り付けたあと、半埋め込み
しろを露出枠の内周部に嵌合挿着することによって分電
盤をワンタッチ式に露出枠に位置決め固定することがで
きるため、次のような効果がある。 (1)半埋め込みしろが露出枠によりカバ−されるた
め、美観状、好ましい状態になる。 (2)半埋め込みしろが露出枠によりカバ−されるた
め、従来のように半埋め込みしろに積もった埃が原因で
短絡事故を起こすようなことを防止することができる。 (3)壁面に対する分電盤の取り付け位置の位置決め
は、軽い露出枠の取り付け位置で決まり、分電盤をワン
タッチ式に露出枠に固定することができるため、重い分
電盤の取り付け作業の作業性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の露出.半埋め込み兼用取付
型の分電盤の正面図である。
【図2】露出.半埋め込み兼用取付型の分電盤を露出枠
を用いて壁面に取り付けた状態の側面図である。
【図3】露出枠の側面図である。
【図4】露出.半埋め込み兼用取付型の分電盤を露出枠
を用いて壁面に取り付けるときの取り付け説明図であ
る。
【図5】露出.半埋め込み兼用取付型の分電盤を露出枠
を用いて壁面に取り付けた状態の部分詳細側面図であ
る。
【図6】露出.半埋め込み兼用取付型の分電盤を壁面に
半埋め込み状に取り付けた状態の側面図である。
【図7】従来の技術の欄で説明した露出.半埋め込み兼
用取付型の分電盤の正面図である。
【図8】従来の露出.半埋め込み兼用取付型の分電盤を
壁面に露出式に取り付けた状態の側面図である。
【図9】従来の露出.半埋め込み兼用取付型の分電盤を
壁面に半埋め込み状に取り付けた状態の側面図である。
【図10】露出専用型の分電盤の正面図である。
【図11】露出専用型の分電盤を壁面に取り付けた状態
の側面図である。
【符号の説明】
1 露出.半埋め込み兼用取付型の分電盤 2 本体 2A 半埋め込みしろ 2H 嵌合穴 3 露出枠 3A 取付片 3B 枠側嵌合片 3F フレ−ム W 壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02B 9/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分電盤本体の後部が段差状に縮小された
    半埋め込みしろを形成した露出・半埋め込み兼用取付型
    の分電盤を壁表面に取り付けるための分電盤の取付構造
    であって、壁表面に予め固定された状態で前記分電盤本
    体の半埋め込みしろが内周面に嵌合挿着されたときに外
    周面が前記分電盤本体の前部外周面と同一になるように
    形成された露出枠に複数の嵌合片を設けるとともに、前
    記嵌合片が嵌合する嵌合穴を前記分電盤本体に設けたこ
    とを特徴とする分電盤の取付構造。
JP1992016553U 1992-02-19 1992-02-19 分電盤の取付構造 Expired - Lifetime JP2578905Y2 (ja)

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JPH0570107U JPH0570107U (ja) 1993-09-21
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KR101306347B1 (ko) * 2011-12-09 2013-09-09 (주) 디지털파워 분전반 고정 케이스 및 내진 분전반

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