JP2578722B2 - 金属板のヘミング加工装置 - Google Patents

金属板のヘミング加工装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板のヘミング加工
に使用する装置に係り、詳しくは、端部が90度に曲げ
加工された金属板のヘミング加工装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】金属板は、機械類等の各種製品に幅広く
使用されるが、その端部の処理として、端部を内側に密
着して重合するまで折曲する場合がある。これは、一般
に、ヘミング、はぜおり、密着曲げ等と呼ばれ、これに
より、端部で指を切ったりする危険もなくなり、金属板
の補強も図れる。また、2枚の板の接合にヘミングを用
いる場合もある。従来、プレス加工等で端部を90度に
曲げた状態で得られる金属板のヘミング加工の手段とし
ては、まず、90度に折曲した端部を30度程度に曲げ
(プリヘム)、次に、30度程度に曲げられた端部を本
曲げ(クリンチヘム)するという二工程で行っていた。
しかし、端部処理を二工程で行うことは、煩雑であると
共に、その分、生産効率も悪くなっており、端部を90
度に折曲した金属板をより簡便な手段でヘミング加工す
る手段が要望されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記要望に
応えるべく、従来のヘミング加工を改善し簡素化するこ
とを課題として創案されたものであって、端部を90度
に折曲した金属板を、一工程でヘミング加工することが
できる金属板のヘミング加工装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明が採用した技術手段は、金属板載置面に対向
して設けた支持部と、該支持部の下端部に対向して設け
た縦長溝に遊嵌する回転杆を支軸として回動する回動体
とからなり、上記回動体は、金属板載置部位側に斜倒し
た状態で載置面に対して上方に付勢弾持されており、端
部を90度に曲げ加工された金属板を載置面に載置し、
回動体に上方から鉛直方向の力を加えると、上記回動体
は、回転杆が上記溝の上端に当接した状態で載置面と略
平行となるまで回動し、載置面と略平行した状態で下方
に移動することを特徴とするものである。
【0005】
【作用】端部を90度に折曲した金属板を載置面に載置
して、プレス等にて回動体に鉛直方向の力を加えると、
金属板載置部位側に斜倒した状態で上方に付勢弾持され
た回動体は、金属板の折曲部に当接し、回転杆が縦長溝
の上面に当接した状態で金属板の折曲部を押しつぶすよ
うに回動する。そして、回動体が載置面と略平行となる
まで回動した後、さらに、鉛直方向の力を加えると、回
動体は、載置面に略平行した状態で、縦長溝内をさらに
下方に移動し、金属板の端部を完全に密着するまで押し
つぶすので、曲げ元に隙間が生じることもない。回動体
は、上方に付勢弾持されているので、ヘミング加工終了
後、力を解除すると、回動体は元の位置へ付勢力により
復帰し、順次、ヘミング加工を連続して行うことができ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図示する一実施例に基いて詳
細に説明する。図1は、本発明にかかる金属板のヘミン
グ加工装置の斜視図である。ヘミング加工装置1の回動
体3は、所定の肉厚を持つ長尺状の平板からなり、回動
体の長手方向両側面の一側端を回動体の長手方向に延出
して回転杆5を設けると共に、該両側面の他側端を回転
杆5と平行して回動体の長手方向に延出して支持杆6が
設けてある。平板状の金属板載置台2の載置面2´の長
手方向両端部には支持部4、4が対向して設けてあり、
該支持部4、4の下端部には、縦長溝11、11が対向
して形成してある。回動体3の回転杆5は縦長溝11、
11に遊嵌しており、回動体3は、回転杆5を支軸とし
て回動するようになっている。
【0007】支持部4、4の外方の側壁の上端には支持
突起7が設けてあり、コイルバネ8の中間部位を支持突
起7に巻架し、コイルバネ8の両端に形成したフック8
aを支持杆6、回転杆5に係着することにより、回動体
3は、金属板載置部位側に斜倒した状態で、載置面2´
に対して略垂直方向上方に付勢弾持されている。
【0008】図3は、本願に係る金属板のヘミング加工
装置によるヘミング加工の工程を示す側面図であり、説
明の都合上、回動体3、回転杆5、縦長溝11、端部を
90度に折曲した金属体10および載置面2´のみが図
示してある。縦長溝11の横幅は、略回転杆5の直径と
略同幅であるが、回転杆5が溝11内を回転かつ上下に
移動できるよう、若干大きい寸法となっている。また、
縦長溝11の縦幅は、回転杆5の直径より大きく設定し
てあり、回動体3が載置面2と平行した状態で下方に幾
分移動できるようになっている。
【0009】叙上の構成において、いま、端部を90度
曲げ加工した金属板10を載置面2に載置して、図示し
ないプレスにて回動体3に矢印方向の力を加えると、金
属板載置部位側に斜倒した状態で上方に付勢弾持された
回動体3は、金属板10の折曲部に当接し、回転杆5が
縦長溝11の上端に当接した状態で金属体10の曲げ部
を押しつぶすように回動する(図3(a)(b)
(c))。回動体3の回動中は、金属板10の曲げ部に
かかる力の反作用により、回転杆5は常時縦長溝11の
上端に当接した状態となっている。回動体3が載置面2
に略平行となるまで回動した時に、曲げ元に隙間12が
出来るが(図3(d))、さらに、矢印方向に力を加え
ると、回動体3は、載置面2に略平行した状態で、縦長
溝11内をさらに下方に移動し、隙間12が完全になく
なり、ヘミング加工が完了する(図3(e))。尚、プ
レスを解除すると、上方に付勢されている回動体3は、
付勢力により元の斜倒した状態に復帰し、順次、金属板
をヘミング加工することができる。
【0010】
【発明の効果】回動体は、金属板載置部位側に斜倒した
状態で載置面に対して上方に付勢してあり、上方から鉛
直方向の力を加えることにより、上記回動体は、金属板
の折曲部に当接し、回転杆が上記溝の上端に当接した状
態で載置面と略平行となるまで回動し、載置面と略平行
した状態で下方に移動するようにしたものであるから、
曲げ元に隙間ができることがなく、仕上りが整然とした
ヘミング加工ができる。回動体は、金属板載置部位側に
斜倒した状態で載置面に対して上方に付勢弾持してある
ので、金属板を載置し、鉛直方向の力を作用させるとい
う簡単な作業でヘミング加工をすることができ、従っ
て、従来のプレスを利用するものでありながら一工程で
ヘミング加工をすることが可能となる。回動体は、上方
に付勢弾持されているので、ヘミング加工終了後、力を
解除すると、回動体は元の位置へ付勢力により復帰し、
順次、ヘミング加工を連続して行うことができる。本願
発明は、叙上のような格別な効果を有し、端部を90度
に折曲した金属板を一工程でヘミング加工することを可
能とするものであり、従来のヘミング加工を大幅に改善
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属板のヘミング加工装置の斜視図。
【図2】金属板のヘミング加工装置の側面図。
【図3】金属板のヘミング加工の工程を示す、一部省略
側面図。
【符号の説明】
1 金属板のヘミング加工装置 2 金属板載置台 2´ 金属板載置面 3 回動体 4 支持体 5 回転杆 6 支持杆 7 支持突起 8 コイルスプリング 8a フック 9 プレス体 10 端部を90度曲げした金属板 11 縦長溝 12 隙間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板載置面に対向して設けた支持部と、
    該支持部の下端部に対向して設けた縦長溝に遊嵌する回
    転杆を支軸として回動する回動体とからなり、上記回動
    体は、金属板載置部位側に斜倒した状態で載置面に対し
    て上方に付勢弾持されており、端部を90度に曲げ加工
    された金属板を載置面に載置し、回動体に上方から鉛直
    方向の力を加えると、上記回動体は、回転杆が上記溝の
    上端に当接した状態で載置面と略平行となるまで回動
    し、載置面と略平行した状態で下方に移動することを特
    徴とする金属板のヘミング加工装置。
JP28399293A 1993-10-18 1993-10-18 金属板のヘミング加工装置 Expired - Fee Related JP2578722B2 (ja)

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