JPH06142775A - ロールベンダ - Google Patents

ロールベンダ

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Publication number
JPH06142775A
JPH06142775A JP29041192A JP29041192A JPH06142775A JP H06142775 A JPH06142775 A JP H06142775A JP 29041192 A JP29041192 A JP 29041192A JP 29041192 A JP29041192 A JP 29041192A JP H06142775 A JPH06142775 A JP H06142775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
center roll
center
bending
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP29041192A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunta Shioda
俊太 潮田
Yuichi Takami
祐一 高見
Masao Yokoyama
政雄 横山
Yasushi Tashiro
泰 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP29041192A priority Critical patent/JPH06142775A/ja
Publication of JPH06142775A publication Critical patent/JPH06142775A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプや異形材などの加工材を傷めることが
なく、しかも作業者にある程度の熟練を必要とせずに加
工材の曲げ加工が簡単かつ自動的に行える。 【構成】 ベンダ本体に上下方向に支持される回転自在
なセンタロール軸と、センタロール軸の上部に取付けら
れるセンタロールと、一端側がセンタロール軸に支持さ
れて水平に揺動する略箱形の2つのホルダと、各ホルダ
内にセンタロール軸に向かって移動自在に保持され、曲
げロール軸を回転自在に支持するベースと、各曲げロー
ル軸の上部にセンタロールと同一高さで取付けられる2
つの曲げロールと、各ベースを移動させる移動シリンダ
と、各ホルダを揺動させる角度調整シリンダとからな
り、移動シリンダの作動によってセンタロールに各曲げ
ロールが接近可能とされると共に角度調整シリンダの作
動によってセンタロールを中心とする円周方向に各曲げ
ロールが移動可能とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属パイプや異形材な
どの曲げ加工に用いられるロールベンダに関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、例えば金属パイプの
曲げ加工を行う場合、2つの曲げロール(41)(42)に対し
て、センタロール(40)が矢印A方向に移動自在な構成と
されている。そして、センタロール(40)と2つの曲げロ
ール(41)(42)間にパイプ(43)を挟んだ状態で、センタロ
ール(40)が矢印A方向に移動されることにより、パイプ
(43)がセンタロール(40)の外周面に押付けられて曲げら
れる構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記構成のロールベン
ダでは、薄肉のパイプを曲げる場合や曲げ半径が小さい
場合に、パイプの断面形が楕円状に変形しやすく、また
パイプの曲げ箇所において内側にしわが発生しやすいと
いう問題がある。そのため、この種パイプの曲げ加工
は、ある程度熟練した作業者が手動で行うことを余儀無
くされ、また常時一人の作業者が必要となるなど、その
作業能率が悪いものである。
【0004】本発明の目的は、パイプなどの加工材を傷
めることがなく、しかも作業者にある程度の熟練を必要
とせずに加工材の曲げ加工が簡単かつ自動的に行えるロ
ールベンダを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のロールベンダ
は、ベンダ本体に上下方向に支持される回転自在なセン
タロール軸と、センタロール軸の上部に取付けられるセ
ンタロールと、一端側がセンタロール軸に支持されて水
平に揺動する略箱形の2つのホルダと、各ホルダ内にセ
ンタロール軸に向かって移動自在に保持され、曲げロー
ル軸を回転自在に支持するベースと、各曲げロール軸の
上部にセンタロールと同一高さで取付けられる2つの曲
げロールと、各ベースを移動させる移動シリンダと、各
ホルダを揺動させる角度調整シリンダとからなり、移動
シリンダの作動によってセンタロールに各曲げロールが
接近可能とされると共に角度調整シリンダの作動によっ
てセンタロールを中心とする円周方向に各曲げロールが
移動可能とされているものである。
【0006】また、本発明では上記移動シリンダおよび
角度調整シリンダを数値制御によって作動させるという
手段も用いた。
【0007】
【作用】本発明のロールベンダによれば、例えば金属パ
イプを曲げる場合、センタロールと2つの曲げロール間
にパイプを挿入し、移動シリンダを作動させて両曲げロ
ールを同時にセンタロールへ接近させることにより、パ
イプがセンタロールに押圧されてセンタロールとの接触
位置を中心としてある程度後方へ曲げられる。
【0008】さらに、2つの角度調整シリンダをそれぞ
れ作動させて2つのホルダを後方へ揺動させることによ
り、両曲げロールはセンタロールを中心として後方へ円
周状に動く結果、パイプはセンタロールに巻付けられる
ように曲げられる。
【0009】また、上記角度調整シリンダのいずれか一
方だけを作動させれば、パイプの一端側だけが曲げられ
ることとなる。そのため、パイプの非対称の曲げ加工が
行える。
【0010】上記移動シリンダおよび角度調整シリンダ
の作動を予め所望するパイプの曲げ加工に応じて数値制
御するようにすれば、この種作業が自動的に行える。
【0011】
【実施例】次に、本発明の構成を図面に示す実施例にし
たがって具体的に説明する。
【0012】本明細書において、前後、左右、上下は図
1を基準とし、前とは図1の下側を、後とは同図上側を
いい、左とは図1の左側を、右とは同図右側をいい、ま
た上とは図1の図面紙葉の表側を、下とは同裏側をいう
ものとする。
【0013】本実施例のロールベンダは、ベンダ本体
(8) に上下方向に支持される回転自在なセンタロール軸
(1a)と、センタロール軸(1a)の上部に取付けられるセン
タロール(1) と、一端側がセンタロール軸(1a)に支持さ
れて水平に揺動する箱形の2つのホルダ(2) と、各ホル
ダ(2) 内にセンタロール軸(1a)に向かって移動自在に保
持され、曲げロール軸(3a)(4a)を回転自在に支持するベ
ース(10)と、各曲げロール軸(3a)(4a)の上部にセンタロ
ール(1) と同一高さで取付けられる2つの曲げロール
(3) (4) と、各ベース(10)を移動させる移動シリンダ
(5) と、各ホルダ(2)を揺動させる角度調整シリンダ(6)
とからなり、移動シリンダ(5) の作動によってセンタ
ロール(1) に各曲げロール(3) (4) が接近可能とされる
と共に角度調整シリンダ(6) の作動によってセンタロー
ル(1) を中心とする円周方向に各曲げロール(3) (4) が
移動可能とされている。
【0014】センタロール軸(1a)は、図4に示すよう
に、ベンダ本体(8) の前面に設けられた2つの軸受部(8
a)(8b)に回転自在に支持されており、左右のホルダ(2)
は、それぞれセンタロール軸(1a)に対して上下2箇所に
突出する取付部(2a)(2b)を有し、これら取付部(2a)(2b)
にセンタロール軸(1a)が上下に差し通されることによ
り、2つのホルダ(2) が揺動自在とされている。
【0015】左右の移動シリンダ(5) はホルダ(2) にお
けるセンタロール軸(1a)と反対側の端面に固定され、ま
た移動シリンダ(5) のロッド(5a)先端はベース(10)の側
面に連結されている。各ホルダ(2) 下面にはガイド板
(7) がそれぞれ設けられている。
【0016】角度調整シリンダ(6) は、図2に示すよう
に、ベンダ本体(8) 上にピン(6b)により回転可能に取り
付けられ、ロッド(6a)の先端はホルダ(2) に連結されて
いる。
【0017】上述した移動シリンダ(5) 、角度調整シリ
ンダ(6) は、所望するパイプや異形材の曲げ加工に応じ
て数値制御により作動されるものである。
【0018】なお、センタロール(1) 、曲げロール(3)
(4) は、それぞれセンタロール軸(1a)、曲げロール軸(3
a)(4a)の下端においてモータ(図示せず)によってそれ
ぞれ駆動される。
【0019】ロールベンダ本体(8) の左右には、パイプ
(P) の高周波誘導加熱装置(9) が設けられている。高周
波誘導加熱装置(9) は、サイリスタを使用したインバー
タ回路にて高周波に変換させて金属を加熱する誘導加熱
装置である。高周波誘導加熱装置(9) は、2本の平行な
アーム(9a)と、これらアーム(9a)間に対向して設けら
れ、パイプ(P) の外周に当接する加熱コイル(9b)を有
し、また一方のアーム(9a)の先端側にはパイプ(P) の保
持部(9c)が一体に連成されている。なお、パイプの保持
部(9c)と対向してロールベンダ本体(8) 上には先端に案
内ロール(13a) を有するガイド片(13)が設けられてい
る。
【0020】実施例のロールベンダによってパイプの曲
げ加工を行う場合、図2に示すように、センタロール
(1) と左右の曲げロール(3) (4) が回転し、パイプ(P)
がセンタロール(1) と左右の曲げロール(3) (4) 間に介
在される。次に、左右の移動シリンダ(5) を作動させて
各ロッド(5a)を伸ばしてベース(10)をセンタロール軸(1
a)側へ移動させることにより、両曲げロールが同時にセ
ンタロール(1) へ接近してパイプ(P) がセンタロール
(1) に押圧される結果、パイプ(P) はセンタロール(1)
との接触位置を中心としてある程度後方へ曲げられる。
【0021】さらに、2つの角度調整シリンダ(6) をそ
れぞれ作動させてそのロッド(6a)を縮ませることによ
り、各ホルダ(2) がそれぞれ後方へ揺動される結果、曲
げロール(3) (4) は、センタロール(1) を中心として後
方へ円周状に動く。そのため、パイプ(P) はセンタロー
ル(1) に巻付けられるように曲げられる。
【0022】また、上述した曲げ加工に当たっては、パ
イプの種類や曲げ角度の関係で、必要に応じてパイプ
(P) の両端側を加熱コイル(9b)によって誘導加熱するも
のである。
【0023】この場合、パイプ(P) は一方のアーム(9a)
の先端側に設けられた断面コ字形の保持部(9c)と、これ
に対向するガイド片(13)の案内ロール(13a) 間に保持さ
れる。
【0024】またこの場合、上記角度調整シリンダ(6)
のいずれか一方だけを作動させれば、パイプ(P) の一端
側だけが曲げられることとなる。そのため、パイプの非
対称の曲げ加工も行うことができる。
【0025】上記実施例ではパイプ(P) を左右対称に曲
げる加工を行ったが、角度調整シリンダ(6) のいずれか
一方だけを作動させれば、左右非対称の曲げ加工を施す
こともできる。
【0026】
【発明の効果】本発明のロールベンダによれば、例えば
パイプの曲げ加工を行う場合、パイプは移動シリンダに
よる2つの曲げロールのセンタロールへの接近により、
センタロールに押圧されてある程度曲げられる。さらに
パイプは角度調整シリンダによる両曲げロールのセンタ
ロールを中心とする円周方向の移動により、センタロー
ルに巻付けられるように曲げられるため、パイプは楕円
状に変形しにくく、またパイプの曲げ箇所において内側
にしわが発生しにくいものである。
【0027】また、上記角度調整シリンダを一方だけ作
動させるようにすれば、パイプの非対称の曲げ加工を行
うこともできる。
【0028】さらに、上記各シリンダの作動を数値制御
することにより、従来のように、作業者の熟練を要せ
ず、曲げ加工が簡単かつ自動的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロールベンダの要部を拡大して示す平
面図である。
【図2】本発明のロールベンダの平面図である。
【図3】本発明のロールベンダの正面図である。
【図4】本発明のロールベンダの一部を切欠して示す正
面図である。
【図5】本発明のロールベンダにおける曲げロールの取
付け構造を示す部分断面図である。
【図6】従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
(1) センタロール (1a) センタロール軸 (3) (4) 曲げロール (3a)(4a) 曲げロール軸 (5) 移動シリンダ (6) 角度調整シリンダ (8) ベンダ本体 (10) ベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田代 泰 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベンダ本体(8) に上下方向に支持される
    回転自在なセンタロール軸(1a)と、センタロール軸(1a)
    の上部に取付けられるセンタロール(1) と、一端側がセ
    ンタロール軸(1a)に支持されて水平に揺動する略箱形の
    2つのホルダ(2) と、各ホルダ(2) 内にセンタロール軸
    (1a)に向かって移動自在に保持され、曲げロール軸(3a)
    (4a)を回転自在に支持するベース(10)と、各曲げロール
    軸(3a)(4a)の上部にセンタロール(1) と同一高さで取付
    けられる2つの曲げロール(3)(4) と、各ベース(10)を
    移動させる移動シリンダ(5) と、各ホルダ(2) を揺動さ
    せる角度調整シリンダ(6) とからなり、移動シリンダ
    (5) の作動によってセンタロール(1) に各曲げロール
    (3) (4) が接近可能とされると共に角度調整シリンダ
    (6) の作動によってセンタロール(1) を中心とする円周
    方向に各曲げロール(3)(4) が移動可能とされているロ
    ールベンダ。
  2. 【請求項2】 移動シリンダ(5) および角度調整シリン
    ダ(6) が数値制御によって作動される請求項1記載のロ
    ールベンダ。
JP29041192A 1992-10-28 1992-10-28 ロールベンダ Withdrawn JPH06142775A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29041192A JPH06142775A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 ロールベンダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29041192A JPH06142775A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 ロールベンダ

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JPH06142775A true JPH06142775A (ja) 1994-05-24

Family

ID=17755678

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29041192A Withdrawn JPH06142775A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 ロールベンダ

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JP (1) JPH06142775A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100577912B1 (ko) * 2005-03-02 2006-05-10 주식회사 일우산업기계 선박의 선체 보강용 보강대 가공 장치
KR100767813B1 (ko) * 2007-04-12 2007-10-17 유재영 유체용 분기관의 제조장치
CN104324989A (zh) * 2014-10-23 2015-02-04 平湖市品耀机器自动化有限公司 自动气缸折弯设备
CN104438947A (zh) * 2014-10-23 2015-03-25 平湖市品耀机器自动化有限公司 气缸折弯装置
KR101644012B1 (ko) * 2015-06-16 2016-07-29 동의과학대학 산학협력단 파이프 벤딩 장치를 이용한 파이프 벤딩 방법

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CN104324989A (zh) * 2014-10-23 2015-02-04 平湖市品耀机器自动化有限公司 自动气缸折弯设备
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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000104