JPH0244883Y2 - - Google Patents

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JPH0244883Y2
JPH0244883Y2 JP7127387U JP7127387U JPH0244883Y2 JP H0244883 Y2 JPH0244883 Y2 JP H0244883Y2 JP 7127387 U JP7127387 U JP 7127387U JP 7127387 U JP7127387 U JP 7127387U JP H0244883 Y2 JPH0244883 Y2 JP H0244883Y2
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JP
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bending
tool
support plate
side wall
angle
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JP7127387U
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JPS6415615U (ja
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、たとえば基板などに実装した被固定
部品を固定するときに、被曲げ部の曲げ加工を行
なう際に好適に用いられる曲げ加工治具に関す
る。
背景技術 第8図は、たとえば基板1に被固定部品2を固
定する場合の典型的な従来技術を示す斜視図であ
る。第8図を参照して、この従来技術について説
明する。基板1に固定されるべき被固定部品2に
は、大略的にL字状であつて板状の被加工部3が
形成される。被固定部品2の固定作業にあたつ
て、まず第8図1に示されるように、被固定部品
2の被加工部3が、基板1の被固定部品2の固定
位置に設けられた挿通孔4に挿通され、被加工部
3の遊端部は基板1の表面より突出して配置され
る。
次に、第8図2に示されるように、被固定部品
2の被加工部3の遊端部に、その先端に大略的に
逆U字状の溝が形成された棒状の曲げ工具5が装
着される。この状態で第8図3に示されるよう
に、曲げ工具5が矢符A方向に沿つて、曲げ工具
5の軸線まわりに回転される。これによつて、第
8図4に示されるように、被加工部3の遊端部が
その長手方向にに沿つて屈曲され、したがつて、
被固定部品2が基板1に固定される。
考案が解決すべき問題点 上述したような従来技術では、被加工部3の曲
げ加工において、作業者によつて曲げ方向および
曲げ角度にばらつきを生じたり、あるいはその結
果、隣接部品を破損してしまう場合が生じた。
本考案の目的は、上述の問題点を解決し、作業
者の個人差による曲げ方向および曲げ角度のばら
つきをなくすことができ、かつ作業効率を向上す
ることのできる曲げ加工治具を提供することであ
る。
問題を解決するための手段 本考案は、基板に設けられた被加工部を、加工
具によつて曲げ加工を行なうための治具であつ
て、 基板を支持する支持板に、基板を位置決めする
ための位置決め部材を設け、 前記支持板には、曲げ工具が挿通する操作孔が
形成され、 前記支持板には、支持板上に乗載された基板を
押える押え板が開閉可能に取付けられ、 前記操作孔は加工具が挿入された状態で、その
工具が予め定めた方向とは反対方向に操作される
ことを規制する曲げ方向規制面と、予め定めた曲
げ角度以上に操作されることを規制する曲げ角度
規制面とを含むことを特微とする曲げ加工治具で
ある。
作用 本考案に従えば、基板に設けられた被加工部
を、加工具によつて曲げ加工を行なうための治具
において、基板を支持する支持板には、曲げ工具
が挿通する操作孔が形成される。該操作孔は、前
記曲げ工具が予め定めた方向とは反対方向に操作
されることを規制する曲げ方向規制面と、予め定
めた曲げ角度以上に操作されることを規制する曲
げ角度規制面とを有する。したがつて、これらの
規制面によつて、予め定めた方向とは反対方向に
被加工部が曲げられることはなく、また予め定め
た曲げ角度以上に被加工部が曲げられことはな
い。また、支持板には、支持板上に乗載された基
板を押えるための押え板が開閉可能に取付けられ
ているため、曲げ作業を行なう場合に被加工部を
有する部品は作業者が手によつて保持する必要が
なく、したがつて作業効率が向上する。
実施例 第1図は、本考案の一実施例の曲げ加工治具1
0の斜視図である。曲げ加工治具10は、大略的
に支持板11と押え板12とから成る。支持板1
1には、たとえばホルダなどの被固定部品が固定
されるための基板が乗載される載置板13が固定
され、これによつて、基板と支持板11との距離
を一定に保つている。前記載置板13の隅部に
は、大略的にL字状の位置決め部材14が固定さ
れており、これによつて、前記基板の位置決めが
行なわれる。支持板11の載置板13の固定範囲
内には複数の操作孔15が設けられており、該操
作孔15は大略的にL字状に形成される。支持板
11の長手方向一方側端部には支持板11面の垂
直上方に延びる側壁16が立設される。これによ
つて、後述する押え板12と支持板11との距離
を一定に保つている。支持板11の他方端部付近
には、係合凹所17が形成され、後述する係合爪
20が係止される。
押え板12は、支持板11とほぼ同じ大きさに
形成され、その長手方向一方側端部が複数(本実
施例では2)の蝶番18によつて、前記支持板1
1の側壁16に開閉可能に取付けられている。こ
の状態で押え板12の支持板11に対向する面に
は、前記支持板13の操作孔15に対応する位置
に、たとえばスポンジなどの弾力性を有する押圧
部材19が配置される。押え板12の他方側端部
には、前記支持板11の係合凹所17に対応する
位置に係合爪20が、その長手方向が押え板12
にほぼ垂直に、揺動可能に取付けらている。該係
合爪20は、前述したように前記係合凹所17に
係止され、係止された状態で支持版11と押え板
12とは相互にほぼ平行に保たれる。
第2図は、曲げ加工治具10に基板21および
基板21に固定される被固定部品22が配置され
た状態を示す断面図である。被固定部品22の被
加工部22aの曲げ加工に先立つて、曲げ加工治
具10に基板21および被固定部品22の配置の
方法について説明する。まず、支持板11の載置
板13固定面側を上方に向けて、曲げ加工治具1
0をたとえば作業台などの上に置き、基板21を
位置決め部材14に合わせて載置板13上に乗載
する。次に基板21上に設けられた挿通孔23
に、被固定部品22の被加工部22aを挿通し
て、基板21上に配置する。この状態で押え板1
2を第1図矢符B方向に沿つて閉じ係合凹所17
に係合爪を係止する。このとき、押え板12と支
持板11とはほぼ平行であり、押圧部材19によ
つて被固定部品の移動が防止される。次に押え板
12が下方となるように曲げ加工治具10を反転
して作業台上に載置し、曲げ加工の準備は完了す
る。
次にこの状態で、曲げ加工治具10の上方よ
り、曲げ工具5を操作孔15に挿入し、被加工部
22aの曲げ加工が行なわれる。このように、操
作孔15に曲げ加工具5を挿入するため、曲げ加
工具5によつて、被加工部22aの近傍に配置さ
れる隣接部品24が損傷することが防止される。
第3図は操作孔15付近の平面図である。操作
孔15は、被加工部22aの長手方向に沿つて大
略的にL字状に形成されており、被加工部22a
が予め定めた方向とは反対方向に屈曲されること
を規制する曲げ方向規制面としての側壁15a
と、被加工部22aの予め定めた角度以上に屈曲
されることを規制する曲げ角度規制面としての側
壁15bとを含む。また、曲げ工具5が被加工部
22aの長手方向に沿つてずれて、隣接部品24
などに損傷を与えることを阻止するための側壁1
5cと、被加工部22aの屈曲位置を位置づける
ための側壁15dとを有する。
このような操作孔15に挿入される曲げ工具5
の先端部付近は、第4図および第5図に示される
ように、その軸線垂直断面は、矩形断面を有す
る。曲げ工具5の先端部には、大略的に逆U字状
の溝5aが軸線に垂直に幅方向中央部に形成され
ており、両側面から溝5aの中心までの距離l1
は、被加工部22aの軸線から側壁15aまでの
距離l2よりわずかに小さく選ばれており(l1
>l2)、溝5aの幅は被加工部22aの肉厚と
ほぼ等しく選ばれている。これによつて、曲げ工
具5が操作孔15に挿入され、被加工部22aが
曲げ工具5の溝5aに嵌合したとき、曲げ工具5
の側面が側壁15aに当接し、側壁15a方向
(第3図上方向)への曲げ工具5の変位が規制さ
れる。したがつて、予め定めた側壁15b方向
(第3図下方向)への被加工部22aの屈曲が可
能となり、曲げ工具5の端部5bが側壁15bに
当接するまで被加工部22aが屈曲される。この
とき、被加工部22aの軸線から側壁15bまで
の距離l3はl2より大きく選ばれ(l2<l
3)、その距離l3は被加工部22aの曲げ角度
によつて決定される。すなわち、曲げ角度が大き
くなるに従つてl3も長くなり、曲げ工具5の端
部5bが側壁15bに当接しない距離l3を選ぶ
ことによつて、被加工部22aの曲げ角度は90゜
以上の角度を選択するこが可能である。
第6図は、被固定部品22の被加工部22aの
曲げ作業手順を示す平面図である。第6図1に示
されるように、まず曲げ工具5の端部が操作孔1
5に挿入され、被加工部22aが曲げ工具5の溝
5aに嵌合する。このとき、前述したように、側
面15aによつて、曲げ工具5の側壁15a方向
(第6図1上方)への変位が規制され、かつ、側
壁15c方向(第6図1左方)への変位が阻止さ
れる。これによつて、たとえば側壁15aおよび
側壁15c方向に配置される隣接部品(第2図参
照)に曲げ工具5の先端部によつて損傷を与える
ことが防止され、かつ、予め定めた方向(第6図
1下方)とは反対方向への被加工部22aの屈曲
が防止される。次に。第6図2に示されるよう
に、矢符C方向に沿つて曲げ工具5を回転変位さ
せ、曲げ工具5の端部5bが側壁15bに当接さ
せる。これによつて、被加工部22aの曲げ角度
がθ1となる。したがつて、第6図3に示される
ように被加工部22aは予め定められた前記角度
θ1に屈曲され、θ1以上の角度になることはな
い。また、曲げ工具5の矢符C方向への変位過剰
による、たとえば隣接部品などへの損傷が防止さ
れる。以上のようにして、被加工部22aの曲げ
加工が終了し、前記被固定部品22が基板21に
固定される。 第7図は、本考案の他の実施例の
操作孔30の平面図である。本実施例において、
使用される曲げ工具5の先端付近は円柱状に形成
され、その先端部には、軸線を通りかつ軸線を通
りかつ軸線に垂直な大略的に逆U字状の溝が形成
される。
操作孔30は、半円弧状の曲げ方向を規制する
側壁30aと、同じく半円弧状の曲げ角度を規制
する側壁30bとを有し、各側壁30a,30b
の一方端部は連結されており、他方端部は前記一
方端部を中心とし前記半円弧の直径を半径とする
円弧30cで連結される。この円弧30cの長さ
によつて曲げ角度をθ2が決定される。
以上のように、本実施例においても前述の実施
例と同様な効果を期待できるとともに、操作孔3
0の面積を最小限にすることが可能である。
本考案は、被固定部品22を基板21に固定す
る場合に限つて実施されるものではなく、その
他、予め定めた方向および角度に被加工部を屈曲
させる場合にも実施することが可能である。
効果 以上のように本考案によれば、支持板には、加
工具が挿入され、かつ前記加工具が予め定めた方
向とは反対方向に操作されることを規制する方向
規制面と、予め定めた曲げ角度以上に操作される
ことを規制する曲げ角度規制面とを有する操作孔
が形成される。該操作孔によつて、被加工部の曲
げ方向と曲げ角度が決定され、したがつて曲げ作
業を行なう作業者毎による曲げ方向および曲げ角
度のばらつきがなくなり、製品の均一化が図ら
れ、か隣接部品などの破損を防止することが可能
となり、作業効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の曲げ加工治具10
の斜視図、第2図は曲げ加工治具10に基板21
および被固定部品22が配置された状態を示す断
面図、第3図は操作孔15付近の平面図、第4図
は曲げ工具5の先端部付近の正面図、第5図はそ
の底面図、第6図は被加工部22aの曲げ作業手
順を示す平面図、第7図は本考案の他の実施例の
操作孔30の平面図、第8図は先行技術を説明す
るための斜視図である。 10……曲げ加工治具、11……支持板、12
……押え板、14……位置決め部材、15,30
……操作孔、15a,15b,30a,30b…
…側壁、20……蝶番。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基板に設けられた被加工部を、加工具によつて
    曲げ加工を行なうための治具であつて、 基板を支持する支持板に、基板を位置決めする
    ための位置決め部材を設け、 前記支持板には、曲げ工具が挿通する操作孔が
    形成され、 前記支持板には、支持板上に乗載された基板を
    押える押え板が開閉可能に取付けられ、 前記操作孔は加工具が挿入された状態で、その
    工具が予め定めた方向とは反対方向に操作される
    ことを規制する曲げ方向規制面と、予め定めた曲
    げ角度以上に操作されることを規制する曲げ角度
    規制面とを含むことを特徴とする曲げ加工治具。
JP7127387U 1987-05-12 1987-05-12 Expired JPH0244883Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7127387U JPH0244883Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7127387U JPH0244883Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12

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Publication Number Publication Date
JPS6415615U JPS6415615U (ja) 1989-01-26
JPH0244883Y2 true JPH0244883Y2 (ja) 1990-11-28

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