JP2584998Y2 - ウェハキャリア保持機構 - Google Patents

ウェハキャリア保持機構

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JP2584998Y2
JP2584998Y2 JP439792U JP439792U JP2584998Y2 JP 2584998 Y2 JP2584998 Y2 JP 2584998Y2 JP 439792 U JP439792 U JP 439792U JP 439792 U JP439792 U JP 439792U JP 2584998 Y2 JP2584998 Y2 JP 2584998Y2
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wafer carrier
handle
hook
carrier
holding mechanism
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博 長嶺
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ウェハキャリアの保持
・搬送に使用するウェハキャリア保持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程において、製造対象物で
あるウェハは、ウェハキャリアに収納されて製造装置、
或いは検査装置にセットされる。このウェハキャリアは
通常キャリアボックス内に収納されて保管・搬送され、
ウェハの加工時、キャリアボックスから取り出されるこ
とで、装置にセットされる。そして、ウェハキャリアは
目的の加工を修了したウェハが収納された後、装置から
外され、再びキャリアボックスに収納される。この時、
ウェハキャリアを直接手で扱うことは、ウェハを無塵状
態に保つ上で好ましくない。その為、ウェハキャリアの
保持・搬送は、大日商事株式会社カタログ(フロロウエ
アCAT.No.205)に記載されるようなウェハキ
ャリア保持具(ハンドル)を用いることで行われてい
た。
【0003】これらのハンドルを図6(a)(b)
(c)及び図7(a)(b)に基づいて説明する。図6
は二つの引掛部が設けられたハンドルによる従来の保持
機構を表す説明図である。図6(a)に示すように、鉛
直面状となった板状の本体1の一方の面には把持部3が
突設され、本体1の他方の面の上部には鉤爪状の第一引
掛部5が一対突設されている。また、本体1の他方の面
の下部には縁部が上方に折曲されて鉤爪状となった第二
引掛部7が突設され、本体1、把持部3、第一引掛部
5、第二引掛部7によりハンドル9が構成されている。
このように構成されたハンドル9は、図6(b)に示す
ように、ウェハキャリア11前面のフランジ11aの上
部開口から第一引掛部5を挿入し、第一引掛部5をその
ままフランジ11aの内側を下方へすべらせた後、第二
引掛部7をウェハキャリア前面下方の縁11bに引掛け
ることにより、ウェハキャリア11への装着を行うので
ある。
【0004】また、図7は引掛部にストッパを設けたハ
ンドルによる従来の保持機構を表す説明図である。図7
(a)に示すように、鉛直面状となった板状の本体13
の一方の面には把持部15が突設され、本体13の他方
の面の両側には縁部が向かい合って折曲されて鉤爪状と
なった引掛部17が突設されている。つまり、引掛部1
7と本体13の間にはスリット19が形成されることに
なる。引掛部17の下部にはスリット19からの抜け落
ちを防ぐストッパ21が形成され、本体13、把持部1
5、引掛部17、ストッパ21によりハンドル23が構
成されている。このように構成されたハンドル23は、
図7(b)に示すように、スリット19の中へフランジ
11aを挿入するように、引掛部17をウェハキャリア
11前面のフランジ11aの下方から持ち上げ、フラン
ジ11aの下縁をストッパ21に当てることにより、ウ
ェハキャリア11への装着を行うのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】通常ウェハキャリア1
1は、図5に示すように、キャリアボックス25内に収
納されて保管、或いは搬送される。したがって、所定の
工程に搬送されたウェハキャリア11は、先ずキャリア
ボックス25から取り出す必要がある。しかしながら、
ハンドル9では、図6(c)に示すように、第一引掛部
5をフランジ11aに引っ掛けた後、フランジ11aの
内側を下方へすべらせ、第二引掛部7をウェハキャリア
前面下方の縁11bに引っ掛けるためには、第一引掛部
5を中心に第二引掛部7が回転される余裕Xが必要とな
る。そのため、キャリアボックス25の内周27とウェ
ハキャリア前面11cの間には、余裕Xと同等以上の空
間Yが必要となっていた。したがって、空間Yが確保で
きない場合には、ハンドル9は使用することができなか
った。
【0006】また、ハンドル23では、ウェハキャリア
11がキャリアボックス25に収納された状態におい
て、図7(b)に示すように、フランジ11aの下縁が
キャリアボックス25の上縁29より下方となるため、
上縁29が障害となって引掛部17をフランジ11aに
装着することができなかった。
【0007】本考案は上記状況に鑑みてなされたもの
で、フランジ等を有効に利用することで、従来では装着
できない狭い空間でもハンドルの装着が可能になるとと
もに、従来ハンドルを挿入することができないキャリア
ボックスに入ったウェハキャリアへもハンドルの装着が
でき、且つウェハキャリアを水平・垂直に保持自在なウ
ェハキャリア保持機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案に係るウェハキャリア保持機構の構成は、ウェ
ハキャリアとこれを保持するためのウェハキャリア保持
具とからなるウェハキャリア保持機構であって、前記ウ
ェハキャリアはその一側面に前記一側面と略平行でその
一側面との間に所定間隔の間隙部を有する一対の支持部
とこれら一対の支持部の間に設けられた凹部とを備え、
前記ウェハキャリア保持具は前記一対の支持部に対応し
その支持部が有するそれぞれの間隙部に挿入可能に突設
された一対の引掛部を備え前記引掛部を用いて前記ウェ
ハキャリアを保持するように構成され、前記支持部は前
記一側面の上方側で前記ウェハキャリアの底面から所定
距離離れた位置に配置されており、前記引掛部は前記凹
部内の空間に収まる大きさで突設されるとともに略鉛直
方向の大きさが前記ウェハキャリアの底面から前記支持
部の下端までの間の距離よりも小さく形成されたことを
特徴とする。
【0009】
【作用】ウェハキャリアがキャリアボックス内に収納さ
れている際、支持部間に設けられた凹部空間が利用さ
れ、ウェハキャリア保持具の一方の引掛部が凹部空間に
沿ってキャリアボックス内に挿入されるとともに、他方
の引掛部がウェハキャリアの一側面の外側の空間に沿っ
てキャリアボックス内に挿入され、引掛部が支持部の下
端より下になるまで入ったところで横方向への移動の後
上方へ引き上げられることで、従来では挿入が不能で
あった狭い空間でウェハキャリアがウェハキャリア保持
具に装着されるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本考案に係るウェハキャリア保持機構
の好適な一実施例を図面を参照して説明する。図1は本
考案に係るウェハキャリア保持機構におけるハンドルが
挿入された状態を表す平面図、図2は本考案に係るウェ
ハキャリア保持機構におけるハンドルを表す斜視図、図
3はウェハキャリアへのハンドルの装着状況を表す説明
図、図4は図3のA部詳細を表す平面図である。図2に
示すように、鉛直面状となった板状の本体31の一方の
面には柄部33が突設され、柄部33の先端には把持部
35が形成されている。把持部35は、作業者が本体3
1の他方の面側に装着されるウェハキャリアを、水平・
垂直に自在に操作できるように本体31に対して最適な
角度となっている。本体31の他方の面の両側下端には
鉛直面状で、且つこの他方の面に直交する板片状の連結
部37が折曲されている。それぞれの連結部37の先端
には鉛直面状で且つこの他方の面に直交するとともに、
上方に向かって伸びる矩形板状の引掛部39が形成され
ている。したがって、引掛部39と本体31の間にはス
リットが形成され、スリットの下端に位置する連結部3
7はストッパとして作用するようになっている。本体3
1、把持部35、連結部37、引掛部39により、ウェ
ハキャリア保持具(ハンドル)41が構成されている。
【0011】一方、図3に示すように、ウェハキャリア
11の前面両側には前面と平行な一対のフランジ11a
が形成され、フランジ11aは互いに隣接する側の一辺
がウェハキャリア11に接続されている。フランジ11
aは隣接する側の一辺が接続されることで、他辺が突出
状態となっている。ところで、図4に示すように、フラ
ンジ11aの近傍はフランジ11aに沿って上下方向に
伸びる凹部11dとなっている。凹部11dはウェハキ
ャリア11の前面11cよりウェハキャリア11の内部
側に引っ込んでいる。図1に示すように、ウェハキャリ
ア11がキャリアボックス25内に収納された際、凹部
11dにはキャリアボックス25の内周面との間に空間
11eが形成されるようになっている。そして、上述の
ハンドル41の引掛部39は、この空間11eに挿入で
きる程に十分に小さく形成されているのである。
【0012】このように構成されるウェハキャリア保持
機構において、図3に示すように、ウェハキャリア11
がキャリアボックス25(図5参照)の外にある場合に
は、フランジ11aの内側にハンドル41の引掛部39
を下方から上方に向けて挿入し、連結部37をフランジ
11aの下端に当接させる。引掛部39がフランジ11
aの内側に挿入され、連結部37がフランジ11aの下
端に当接することで、ハンドル41はウェハキャリア1
1への装着が完了する。この時、ウェハキャリア11が
ハンドル41に確実に固定されるよう、本体31と引掛
部39とのスリットは、フランジ11aの寸法に合わせ
て最適な間隔にする。このようにして、装着が完了した
後は、ハンドル41の把持部35を持ってウェハキャリ
ア11が水平・垂直に自在に操作される。そして、ウェ
ハキャリア11を目的の装置に装着した後は、上述と逆
の手順でハンドル41がウェハキャリア11から外され
る。
【0013】一方、図5に示すように、ウェハキャリア
11がキャリアボックス25内に収納されている場合に
は、フランジ11a近傍の空間11e(図1参照)を利
用し、ハンドル41の一方の引掛部39をキャリアボッ
クス25の上方から空間11eに沿って挿入するととも
に、他方の引掛部39を他方のフランジ11aの外側
(図1参照)の空間に沿ってキャリアボックス25内に
挿入し、引掛部39の上端がフランジ11aの下端より
下になるまで入ったところで、ハンドル41を横へずら
して引掛部39が両方共にフランジ11aの内側に入る
位置まで移動させ、ハンドル41を上方へ引き上げる。
以後は上述同様、連結部37をフランジ11aの下端に
当接させることで、ハンドル41のウェハキャリア11
への装着が完了する。装着が完了した後は、上述同様、
ハンドル41の把持部35を持ってウェハキャリア11
が水平・垂直に自在に操作される。また、逆にハンドル
41に固定されたウェハキャリア11をキャリアボック
ス25内に収納する際は、上述の装着時と全く逆の手順
をもって行うことができる。
【0014】本考案に係るウェハキャリア保持機構は、
上述したように、手動による搬送器具として用いられる
他、例えば搬送ロボットのマジックハンドにも用いるこ
とができ、それにより、保持機構の専有スペースをコン
パクトなものにすることができる。
【0015】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案に係
るウェハキャリア保持機構は、ウェハキャリア保持具の
引掛部がウェハキャリア凹部内の空間に挿入可能な程の
大きさで形成されているので、一方の引掛部を空間に沿
ってキャリアボックス内に挿入するとともに、他方の引
掛部をフランジの外側の空間に沿ってキャリアボックス
内に挿入し、その後引掛部が支持部の下端より下になる
まで入ったところで横方向に移動して上方へ引き上げる
ことで、従来では挿入が不能であった狭い空間でもウェ
ハキャリア保持具をウェハキャリアへ装着することがで
きる。また、本考案に係るウェハキャリア保持機構を利
用すれば、ウェハキャリアへのウェハキャリア保持具装
着の為の空間を確保する必要がなく、コンパクトな自動
搬送系を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るウェハキャリア保持機構のハンド
ルが挿入された状態を表す平面図である。
【図2】本考案に係るウェハキャリア保持機構のハンド
ルを表す斜視図である。
【図3】ウェハキャリアへのハンドルの装着状況を表す
説明図である。
【図4】図3のA部詳細を表した平面図である。
【図5】キャリアボックスに収納されたウェハキャリア
を表す斜視図である。
【図6】二つの引掛部が設けられたハンドルによる従来
の保持機構を表す説明図である。
【図7】引掛部にストッパを設けたハンドルによる従来
の保持機構を表す説明図である。
【符号の説明】
11 ウェハキャリア 11a フランジ 11d 凹部 11e 凹部内の空間 39 引掛部 41 ウェハキャリア保持具(ハンドル)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハキャリアとこれを保持するための
    ウェハキャリア保持具とからなるウェハキャリア保持機
    構であって、 前記ウェハキャリアは、その一側面に、前記一側面と略
    平行で該一側面との間に所定間隔の間隙部を有する一対
    の支持部と、これら一対の支持部の間に設けられた凹部
    とを備え、 前記ウェハキャリア保持具は、前記一対の支持部に対応
    し該支持部が有するそれぞれの間隙部に挿入可能に突設
    された一対の引掛部を備え、前記引掛部を用いて前記ウ
    ェハキャリアを保持するように構成され、 前記支持部は、前記一側面の上方側で前記ウェハキャリ
    アの底面から所定距離離れた位置に配置されており、 前記引掛部は、前記凹部内の空間に収まる大きさで突設
    されるとともに、略鉛直方向の大きさが前記ウェハキャ
    リアの底面から前記支持部の下端までの間の距離よりも
    小さく形成された ことを特徴とするウェハキャリア保持
    機構。
JP439792U 1992-01-10 1992-01-10 ウェハキャリア保持機構 Expired - Lifetime JP2584998Y2 (ja)

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JP439792U JP2584998Y2 (ja) 1992-01-10 1992-01-10 ウェハキャリア保持機構

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Publication Number Publication Date
JPH0559844U JPH0559844U (ja) 1993-08-06
JP2584998Y2 true JP2584998Y2 (ja) 1998-11-11

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10643877B2 (en) 2015-08-27 2020-05-05 Murata Machinery, Ltd. Retrieving device and storing device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10643877B2 (en) 2015-08-27 2020-05-05 Murata Machinery, Ltd. Retrieving device and storing device

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JPH0559844U (ja) 1993-08-06

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