JP2000106393A - ウエハカセット装置及びウエハの収納方法 - Google Patents

ウエハカセット装置及びウエハの収納方法

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JP2000106393A
JP2000106393A JP10275440A JP27544098A JP2000106393A JP 2000106393 A JP2000106393 A JP 2000106393A JP 10275440 A JP10275440 A JP 10275440A JP 27544098 A JP27544098 A JP 27544098A JP 2000106393 A JP2000106393 A JP 2000106393A
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Japan
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wafer
cassette
cover
wafer cassette
groove
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English (en)
Inventor
Toru Yamaguchi
徹 山口
Osamu Takahata
修 高畠
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセットケースの中にウエハカセットを挿入
することなく、ウエハを搬送することができるウエハカ
セット装置及びウエハの収納方法を得る。 【解決手段】 水平方向に挿入されるウエハ22を直角
方向の両側で支持する保持部材12、ウエハ保持部材1
2の上部及び下部とそれぞれ連結して配置され搬送用腕
が挿脱可能な溝16.17が形成された上部材14及び
下部材15をウエハカセット11と、閉塞された一端側
に取手21を有し開口された他端を介してウエハカセッ
ト11に被せられるカセットカバー18と、カセットカ
バー18の外周部の溝16,17の少なくともいずれか
一方と対応した位置に溝16,17と直角方向に進退可
能に配置され溝16,17を介してウエハカセット11
と係合する係止部材20を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハを
ウエハカセットに収納した後、ウエハカセットに手を触
れることなくカセットカバーを被せて固定し、搬送する
ことができるウエハカセット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本技術における従来のウエハカセットケ
ースは、半導体生産工場で量産用に用いられている20
0mmの半導体ウエハを収納するウエハカセットを用い
るものについて説明する。図13及び図14は、それぞ
れ従来の半導体ウエハの搬送に用いられるウエハカセッ
トケースを示す斜視図である。
【0003】図13において、1は複数枚の半導体ウエ
ハを収容可能に形成されたウエハカセット、2は半導体
ウエハで、ウエハカセット1内の複数のスリットに一枚
ずつ垂直に収容されている。3はウエハカセット1の下
半部を収納する下部ケース、4は下部ケース3と当接し
てウエハカセット1の上半部に被せられた透明な部材よ
りなるカセットケースである。そして、上記3,4でウ
エハカセットケース5が形成される。下部ケース3にウ
エハカセット1を収納する場合には、異物の付着を防止
するために特殊な工具を用いて行われる。そして、この
ウエハカセットケース5の搬送には、下部ケース4を持
って運ばれる。
【0004】また、図14において、1は複数枚の半導
体ウエハを収容可能に形成されたウエハカセット、2は
半導体ウエハで、ウエハカセット1内の複数のスリット
に一枚ずつ垂直に収容されている。6はウエハカセット
1の下部を載置するケース底部材、7はウエハカセット
1に被せられケース底部材6と適宜手段で連結された透
明な部材よりなるカセットケース、8は上面に取付けら
れた取手であり、これら6ないし8でウエハカセットケ
ース9が構成される。ケース底部材6上にウエハカセッ
ト1を載せるには、異物の付着を防止するために特殊な
工具を用いて行われる。そして、このウエハカセットケ
ース9の搬送は、取手7を持って運ばれる。
【0005】なお、図13及び図14のいずれの場合で
も、半導体ウエハ2が収容されたウエハカセット1を、
下部ケース3、またはケース底部材6に配置する必要が
あり、ウエハカセット1に異物の付着を防止するため
に、直接手で持たれることはなく、ウエハカセット1の
搬送は、例えば、フォーク状のカセット掴み治具を、ウ
エハカセット1の上部に差し込んで行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の直径200mm
までの半導体ウエハを搬送するウエハカセットケース
は、以上のように構成されているので、半導体ウエハの
直径が300mmになるとウエハカセットも大きくな
り、カセット掴み治具によるウエハカセットケースへの
出し入れが困難となり、大型でしかも高価な治具を用意
しなければならないという問題点があった。
【0007】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、カセットケースの中にウエハカ
セットを収容することなく、ウエハを搬送することがで
きるウエハカセット装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるウエハカセット装置は、水平方向に挿入されるウエ
ハを直角方向の両側で支持するウエハ保持部材、ウエハ
保持部材の上部及び下部とそれぞれ連結して配置され搬
送用腕が挿脱可能な溝が形成された上部材及び下部材を
有するウエハカセットと、閉塞された一端側に取手を有
し開口された他端を介してウエハカセットに被せられる
カセットカバーと、カセットカバーの外周部の溝の少な
くともいずれか一方と対応した位置に溝と直角方向に進
退可能に配置され溝を介してウエハカセットと係合する
係止部材を備えたものである。
【0009】また、この発明の請求項2に係わるウエハ
カセット装置は、水平方向に挿入されるウエハを直角方
向の両側で支持するウエハ保持部材、ウエハ保持部材の
上部及び下部とそれぞれ連結して配置され搬送用腕が挿
脱可能な溝が形成された上部材及び下部材を有するウエ
ハカセットと、閉塞された一端側に取手を有し開口され
た他端を介してウエハカセットに被せられるカセットカ
バーと、カセットカバーの外周部の溝の少なくともいず
れか一方と対応した位置に溝に沿って進退可能に配置さ
れ溝を介してウエハカセットと係合する係止部材を備え
たものである。
【0010】また、この発明の請求項3に係わるウエハ
カセット装置は、請求項1または2のいずれかにおい
て、カセットカバーとウエハカセット間にはカセットカ
バーの挿脱を案内する複数の案内部材を備えたものであ
る。
【0011】また、この発明の請求項4に係わるウエハ
カセット装置は、請求項3において、案内部材はカセッ
トカバーの内周部の上下に沿って延在し先端がウエハカ
セットに当接可能な帯状部材で構成されたものである。
【0012】また、この発明の請求項5に係わるウエハ
カセット装置は、請求項3において、案内部材はカセッ
トカバーの内周部及びウエハカセットの外周部のそれぞ
れ対応する位置に所定の間隔を介して配置され相互に反
発する磁石部材で構成されたものである。
【0013】また、この発明の請求項6に係わるウエハ
カセット装置は、請求項1または2のいずれかにおい
て、カセットカバーは外周部のウエハと対向する位置に
上下に延在して形成されウエハと弾性的に接触するウエ
ハ押さえが嵌着される切欠部を備えたものである。
【0014】また、この発明の請求項7に係わるウエハ
カセット装置は、水平方向に挿入されるウエハを直角方
向の両側で支持するウエハ保持部材、ウエハ保持部材の
上部及び下部とそれぞれ連結して配置され搬送用腕が挿
脱可能な溝が形成された上部材及び下部材を有するウエ
ハカセットと、一端側が閉塞された筒状の各一半を形成
し一端側のいずれか一方に取手を有するとともに一端側
を支点として他端側が開離可能な一対のカバー部材より
なるカセットカバー、各カバー部材の内側の下部材の溝
と対向した位置に配置され溝を介してカセットケースと
係合する係止部材、各カバー部材が対向する下側部に配
置され各カバー部材間を係合する係合部材を備えたもの
である。
【0015】また、この発明の請求項8に係わるウエハ
の収納方法は、ウエハカセットにウエハを挿入する工
程、ウエハカセットにカセットカバーを被せる工程、係
止部材を介してカセットカバーとウエハカセットとを連
結する工程、カセットカバーの取手を持って搬送する工
程を含むものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下の各実施の形態における説明
においては、SEMI(Semiconductor
Equipment and Materiai In
ternational)規格に定められた形状で、2
5枚の半導体ウエハを収納するウエハカセット装置で、
透明な材質で形成された円筒型の場合について説明す
る。
【0017】実施の形態1.以下、この発明の実施の形
態を図について説明する。図1はこの発明の実施の形態
1におけるウエハカセット装置の構成を示す斜視図。図
2は図1におけるカセットカバーを外した状態を示す
図、図3は図1における係止部材の装着動作を示す図、
図4は図1とは異なるウエハカセット装置の構成を示す
斜視図である。
【0018】図1〜図3において、11はウエハを収納
するウエハカセットで、ウエハが挿入される方向と直角
な両側に複数のウエハを支持可能な一対のウエハ保持部
12と、両ウエハ保持部12との間にウエハの収納深さ
を決定するウエハ止め13と、ウエハ保持部12とウエ
ハ止め13の両端部にそれぞれ連結される上部材14と
下部材15とにより形成されている。そして、上下各部
材14,15には搬送用腕が挿脱可能な溝16,17が
それぞれ形成されている。
【0019】18は透明な部材でウエハカセット11に
被せられるように上端部を閉塞して形成されたカセット
カバー、19はカセットカバー18の周壁の下部材15
の溝17と対応した位置に所定の幅と長さで形成された
一対の切欠部、20は切欠部19に挿脱可能に配置され
所定の手段でカセットカバー18と係合された一対の係
止部材、21はカセットカバー18の上端部に取付けら
れた取手、22はウエハカセット11に収納された半導
体ウエハ(以下ウエハと略称する)、23はウエハカセ
ット11にカッセットカバー18を被せる方向を示す矢
印、24は係止部材20の係止操作方向を示す矢印、2
5は係止部材20の係止解除方向を示す矢印である。
【0020】次に動作について説明する。図2に示すよ
うに、ウエハカセット11にウエハ22が収納され、次
工程まで人手で搬送する場合、ウエハカセット11にカ
セットカバー18が矢印23の方向に被せられ、係止部
材20を矢印24の方向に操作することによって、カセ
ットカバー18とウエハカセット11とを連結し、取手
21を持って搬送される。カセットカバー18とウエハ
カセット11との連結は、図1に示すように、係止部材
19を矢印24の方向に向かって押圧することによって
行われ、図示はしないが、所定の手段で搬送時の振動に
よって係止部材20が飛び出すのを防止するようにされ
ている。
【0021】係止部材20は図3に示すように、溝17
に向けて矢印24の方向に押圧することによって溝17
と係合し、カセットカバー18とウエハカセット11と
が連結される。また、係止部材20を矢印25の方向に
引き出すことによって係合が解除されるので、搬送後の
カセットカバー18の取外しは容易に行うことができ
る。
【0022】なお、図1〜図3においては、係止部材2
0は溝17を介して下部材15と係合する場合について
説明したが、図4に示すように、取手21を有するカセ
ットカバー26の溝16と対向する部分に切欠部27を
形成し、この切欠部27に係止部材20を装着して溝1
6を介して上部材14と係合させてもよい。
【0023】以上のように実施の形態1によれば、ウエ
ハカセット11の上側部と下側部とに形成され搬送用の
腕が挿脱される溝16,17のいずれか一方と係合して
カセットカバー18とウエハカセット11とを連結する
係合部材20をカセットカバー18に設けた構成とした
ので、カセットカバー18の取手21を持って、ウエハ
カセット掴み工具を用いることなく搬送することが可能
となる。また、カセットカバー26はウエハカセット1
1の上部と係合する構成としたので、カセットカバー2
6は係合部のみに強度をもたせるだけで、他の部分は特
に強度を必要とせず、薄い材料で構成することが可能と
なり重量を軽く安価にすることが可能となる。
【0024】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2によるウエハカセット装置の構成を示す図、図6は
図5中の係止部材の装着動作を示す図である。図5及び
図6において、11〜17,21,22,26,27
は、実施の形態1における図4で示したものと同様であ
るため、重複する部分の説明は省略する。なお、図5は
図4とは係止部材のみが異なるものである。
【0025】図5及び図6において、28はカセットカ
バー26の切欠部27に挿脱可能に装着された一対の係
止部材で、各係止部材28は図6に示すように、溝15
に沿って平行に矢印29の方向に両側から挿入すると、
係止部材28によって溝16を介して上部材14とカセ
ットカバー26とが連結される。そして、係合の解除は
図6に矢印30で示す方向に操作することによって行わ
れる。
【0026】なお、各係止部材28は図6に示す係合前
の状態でも、脱落しないように適宜の手段でカセットカ
バー26と係合されており、さらに、溝16と係合した
状態では搬送時の振動によって脱落しないように対策が
施されている。また、実施の形態2においては、分割さ
れた係止部材28で上部材14とカセットケース26と
を係止するようにしたが、下部材15とカセットカバー
とを係止することも可能である。
【0027】以上のように実施の形態2によれば、上部
材14とカセットカバー26とを係止する係止部材28
を長さ方向に分割し、かつ、溝16と平行に挿脱するよ
うにしたので、実施の形態1における図4に示したもの
と同様の効果を得ることは勿論、溝27と平行に操作す
るので、配置間隔の狭い場所でもウエハカセット11と
カセットカバー26の連結及び開離が可能となる。
【0028】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3によるウエハカセット装置の構成を示す斜視図、図
8は図1のウエハカセット装置の上面図である。図7及
び図8において、11〜17,20,21,22,26
は、実施の形態1における 図4に示したものと同様で
あるため、重複する部分の説明は省略する。なお、図4
とはカセットカバー及びウエハ押さえのみが異なる。
【0029】各図において、31はウエハカセット11
に被せられるカセットケースで、上部に取手21が取付
けられている。32は上部材14の溝16と対向した位
置に形成され係止部材20が装着される切欠部、33は
周壁部と上部にまたがって形成された所定の幅を有する
切欠部で、ウエハ22が挿入される側に設けられてい
る。34は切欠部33に着脱可能に嵌着されたL字状の
ウエハ押さえで、挿入されたウエハ22と対向するよう
に配置されている。35はウエハ押さえ34に接着剤等
で固着された弾性部材、36は弾性部材35と接着剤等
で固着された接触部材で、ウエハ22と接触してウエハ
22の移動を阻止するように形成されている。なお、3
7はウエハ押さえ34を嵌着する方向、38は取外し方
向をそれぞれ示す矢印である。
【0030】次に動作について説明する。ウエハ22が
挿入されたウエハカセット11にカセットカバー31を
被せ、係止部材20で溝16を介してカセットケース3
1を上部材14と連結する。次にウエハ押さえ34を矢
印37の方向に挿入し、溝33に嵌着すると、接触部材
36は弾性部材34を介して弾性的にウエハ22と接触
する。
【0031】以上のように実施の形態3によれば、ウエ
ハカセット11とカセットカバー31とを係止部材20
で係止するとともに、ウエハ押さえ34でウエハ22の
ガタツキを防止するので、実施の形態1及び2と同様の
効果を得ることは勿論、搬送時のウエハ22の損傷を防
止することが可能となる。
【0032】実施の形態4.図9はこの発明の実施の形
態4によるウエハカセット装置を示す上面図で、実施の
形態1及び2とはカセットケースのみが異なるものであ
るため、他の部分の説明は省略する。図において、39
はウエハカセット11に被せられたカセットカバーで、
図示はしないが、係止部材20を装着する切欠きが設け
られている。40はウエハカバー39の内側に上下に延
在して形成された案内部材で、ウエハカセット11の上
部材14と下部材15との外周部で、カセットカバー3
9との対向距離が大きい所定の個所と対向し、所定の長
さの帯状で複数個所に配置されている。そして、このカ
セットカバー39をウエハカセット11に被せる場合、
カセットカバー39の案内部材40はウエハカセット1
1の外周と接触しながら被せられる。
【0033】以上のように実施の形態4によれば、カセ
ットカバー39は複数の案内部材40がウエハカセット
11と接触しながら被せられるので、ウエハ22とは接
触することなくウエハ22の損傷を防止することが可能
となる。
【0034】実施の形態5.図10はこの発明の実施の
形態5によるウエハカセット装置を示す上面図で、実施
の形態1及び2とは、カセットケースとカセットカバー
との間に反発部材を配置したことのみが異なるので、他
の部分の説明は省略する。図において、41はウエハカ
セット11に被せられたカセットカバーで、図示はしな
いが係止部材20を装着する切欠きが設けられている。
42はウエハカセット11のウエハ支持部12の外周側
に固着して配置された第1の磁石、43は第1の磁石4
2の両側に間隔を介して上部材14及び下部材15の外
周に固着して配置され第1の磁石42と同一の極性を有
する第2の磁石、44,45はそれぞれカセットカバー
の内側に各磁石42,43と対向して上下に延在して固
着して配置された第3及び第4の磁石で、各磁石42,
43と同一の極性を有し、各磁石42、43と反発する
ようにされている。そして、このカセットカバー41を
ウエハカセット11に被せるときは、各磁石42と43
及び,44,45の反発力によって非接触で間隔を形成
して被せられる。
【0035】以上のように実施の形態5によれば、カセ
ットケース11の外周に反発部材として複数の第1及び
第2の磁石42,43を,カセットカバー41の内側に
第3及び第4の磁石44,45をそれぞれ配置した構成
としたので、ウエハカセット11にカセットカバー41
を被せるとき、カセットカバー41の内側がウエハ22
と接触するのを各磁石42,43,44,45の反発力
により防止することができるので、ウエハ22の損傷を
防止することが可能となる。
【0036】実施の形態6.図11はこの発明の実施の
形態6によるウエハカセット装置の構成を示す斜視図。
図12は図11のウエハカセットケースのカセットカバ
ー装着状態を示す斜視図である。なお各図において、1
1〜17,22は実施の形態1における図1のものと同
様のため重複する部分の説明を省略する。
【0037】46は上端が半円形の蓋部材47で閉塞さ
れウエハカセット11に対応した所定長さの円筒の一半
を形成するケース部材、48は内側の下側部に固着され
た係止部材で、下部材15の溝17に挿脱可能に配置さ
れている。49はケース部材46を傾動可能な円筒状に
連結する接合部材としてのヒンジ、50は所定の蓋部材
47に取付けられた取手である。そして、上記46〜5
0でカセットカバー51が形成される。52,53は両
ケース部材46の対向する下側部にそれぞれ固着された
係合部材で、両ケース部材46が当接状態では連結部を
形成し、両ケース部材46を開離する場合には容易に連
結が解除されるようにされている。なお、54はカセッ
トケース51の装着方向を、55は開離方向をそれぞれ
示す矢印である。
【0038】次に動作について説明する。カセットカバ
ー51のケース部材46の下部を開離させた状態で、例
えば、図11に示すように片側のケース部材46をウエ
ハカセット11に被せ、係止部材48を溝15に係止す
る。次に反対側のケース部材46を矢印54の方向に操
作してウエハカセット11に被せ、係止部材46を溝1
5に係止することにより、カセットカバー51がカセッ
トケース11に被せられ、両ケース部材46が当接する
と係合部材52,53によって連結される。なお、カセ
ットカバー51を取り外す場合は、係合部材52,53
の連結を解除し、ケース部材46を矢印55の方向に操
作することによって行われる。
【0039】以上のように実施の形態6によれば、長手
方向に分割された一対のカバー部材46でカセットカバ
ー51を形成し、それぞれに溝17と係合する係止部材
48を設け、両ケース部材46間を連結する係合部材5
2,53を設けたので、両ケース部材46をウエハカセ
ット11に容易に被せることができ、同時にウエハカセ
ット11との係合部が形成されるので、カセットケース
の中にウエハカセット11を挿入することなく、ウエハ
の搬送が可能となる。
【0040】実施の形態7.上記実施の形態1〜6にお
いては、カセットケース及びカセットカバーは透明部材
で形成し、内部を目視可能としたが、透明部材に限らず
不透明な樹脂部材や金属部材で形成しても、上記各実施
の形態と同様の効果を得ることは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、水平方向に挿入されるウエハを直角方向の両側で支
持するウエハ保持部材、ウエハ保持部材の上部及び下部
とそれぞれ連結して配置され搬送用腕が挿脱可能な溝が
形成された上部材及び下部材を有するウエハカセット
と、閉塞された一端側に取手を有し開口された他端を介
してウエハカセットに被せられるカセットカバーと、カ
セットカバーの外周部の溝の少なくともいずれか一方と
対応した位置に溝と直角方向に進退可能に配置され溝を
介してウエハカセットと係合する係止部材を備えた構成
としたので、カセットケースの中にウエハカセットを収
容することなくウエハを搬送することができ、ウエハの
大口径化にも対応可能なウエハカセット装置を提供する
ことができる。
【0042】また、この発明の請求項2によれば、水平
方向に挿入されるウエハを直角方向の両側で支持するウ
エハ保持部材、ウエハ保持部材の上部及び下部とそれぞ
れ連結して配置され搬送用腕が挿脱可能な溝が形成され
た上部材及び下部材を有するウエハカセットと、閉塞さ
れた一端側に取手を有し開口された他端を介してウエハ
カセットに被せられるカセットカバーと、カセットカバ
ーの外周部の溝の少なくともいずれか一方と対応した位
置に溝に沿って進退可能に配置され溝を介してウエハカ
セットと係合する係止部材を備えた構成としたので、カ
セットケースの中にウエハカセットを収容することなく
ウエハを搬送することができ、ウエハの大口径化にも対
応可能なウエハカセット装置を提供することができる。
【0043】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1または2のいずれかにおいて、カセットカバーとウ
エハカセット間にはカセットカバーの挿脱を案内する複
数の案内部材を備えた構成としたので、ウエハカセット
にカセットカバーを被せるときにウエハの損傷を防止す
るとともに、カセットケースの中にウエハカセットを収
容することなくウエハを搬送することができ、ウエハの
大口径化にも対応可能なウエハカセット装置を提供する
ことができる。
【0044】また、この発明の請求項4によれば、請求
項3において、案内部材はカセットカバーの内周部の上
下に沿って延在し先端がウエハカセットに当接可能な帯
状部材で構成したことにより、ウエハカセットにカセッ
トカバーを被せるときウエハの損傷を防止するととも
に、カセットケースの中にウエハカセットを収容するこ
となくウエハを搬送することができ、ウエハの大口径化
にも対応可能なウエハカセット装置を提供することがで
きる。
【0045】また、この発明の請求項5によれば、請求
項3において、案内部材はカセットカバーの内周部及び
ウエハカセットの外周部のそれぞれ対応する位置に所定
の間隔を介して配置され相互に反発する磁石部材で構成
したことにより、ウエハカセットにカセットカバーを被
せるときウエハの損傷を防止するとともに、カセットケ
ースの中にウエハカセットを収容することなくウエハを
搬送することができ、ウエハの大口径化にも対応可能な
ウエハカセット装置を提供することができる。
【0046】また、この発明の請求項6によれば、請求
項1または2のいずれかにおいて、カセットカバーは外
周部のウエハと対向する位置に上下に延在して形成さ
れ、ウエハと弾性的に接触するウエハ押さえが嵌着され
る切欠部を備えた構成としたので、カセットケースの中
にウエハカセットを収容することなくウエハを搬送する
ことができ、ウエハの大口径化に対応可能であることは
勿論、搬送時におけるウエハのガタツキを防止すること
が可能なウエハカセット装置を提供することができる。
【0047】また、この発明の請求項7によれば、水平
方向に挿入されるウエハを直角方向の両側で支持するウ
エハ保持部材、ウエハ保持部材の上部及び下部とそれぞ
れ連結して配置され搬送用腕が挿脱可能な溝が形成され
た上部材及び下部材を有するウエハカセットと、一端側
が閉塞された筒状の各一半を形成し一端側のいずれか一
方に取手を有するとともに一端側を支点として他端側が
開離可能な一対のカバー部材よりなるカセットカバー、
各カバー部材の内側の下部材の溝と対向した位置に配置
され溝を介してカセットケースと係合する係止部材、各
カバー部材の対向する下側部に配置され各カバー部材間
を係合する係合部材を備えた構成としたので、カセット
ケースの中にウエハカセットを収容することなくウエハ
を搬送することができ、ウエハの大口径化にも対応可能
なウエハカセット装置を提供することができる。
【0048】また、この発明の請求項8によれば、ウエ
ハカセットにウエハを挿入する工程、ウエハカセットに
カセットカバーを被せる工程、係止部材を介してカセッ
トカバーとウエハカセットとを連結する工程、カセット
カバーの取手を持って搬送する工程を含むようにしたの
で、カセットケースの中にウエハカセットを収容するこ
となくウエハを搬送することができ、ウエハの大口径化
にも対応可能なウエハの収納方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるウエハカセッ
ト装置の構成を示す斜視図である。
【図2】 図1におけるカセットカバーを被せた状態を
示す図である。
【図3】 図1における係止部材の動作を示す図であ
る。
【図4】 図1とは異なる係止部材の装着状態を示す図
である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるウエハカセッ
ト装置の構成を示す斜視図である。
【図6】 図5中の係止部材の動作を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態3によるウエハカセッ
ト装置の構成を示す斜視図である。
【図8】 図7のウエハカセット装置の上面図である。
【図9】 この発明の実施の形態4によるウエハカセッ
ト装置の構成を示す上面図である。
【図10】 この発明の実施の形態5によるウエハカセ
ット装置の構成を示す上面図である。
【図11】 この発明の実施の形態6によるウエハカセ
ット装置の構成を示す斜視図である。
【図12】 図11のウエハカセット装置のカセットカ
バー装着状態を示す斜視図である。
【図13】 従来のウエハカセット装置を示す斜視図で
ある。
【図14】 図13とは異なる従来のウエハカセット装
置を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 ウエハカセット、12 ウエハ保持部材、14
上部材、15 下部材、16,17 溝、18 カセッ
トカバー、20 係止部材、22 ウエハ、26 カセ
ットカバー、28 係止部材、31 カセットカバー、
33 切欠部、34 ウエハ押さえ、39 カセットカ
バー、40 案内部材、41 カセットカバー、42,
43 第1の磁石部材、44,45 第2の磁石部材、
46 ケース部材、48 係止部材、51 カセットカ
バー、52,53 係合部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E096 AA06 BA16 BB04 CB01 DA02 DA05 EA02X EA04X EA06X FA01 FA03 FA09 FA19 GA01 GA20 5F031 CA02 DA01 DA19 EA12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に挿入されるウエハを直角方向
    の両側で支持するウエハ保持部材、上記ウエハ保持部材
    の上部及び下部とそれぞれ連結して配置され搬送用腕が
    挿脱可能な溝または段差が形成された上部材及び下部材
    を有するウエハカセットと、閉塞された一端側に取手を
    有し開口された他端を介して上記ウエハカセットに被せ
    られるカセットカバーと、上記カセットカバーの外周部
    の上記溝の少なくともいずれか一方と対応した位置に上
    記溝と直角方向に進退可能に配置され上記溝を介して上
    記ウエハカセットと係合する係止部材を備えたことを特
    徴とするウエハカセット装置。
  2. 【請求項2】 水平方向に挿入されるウエハを直角方向
    の両側で支持するウエハ保持部材、上記ウエハ保持部材
    の上部及び下部とそれぞれ連結して配置され搬送用腕が
    挿脱可能な溝または段差が形成された上部材及び下部材
    を有するウエハカセットと、閉塞された一端側に取手を
    有し開口された他端を介して上記ウエハカセットに被せ
    られるカセットカバーと、上記カセットカバーの外周部
    の上記溝の少なくともいずれか一方と対応した位置に上
    記溝に沿って進退可能に配置され上記溝を介して上記ウ
    エハカセットと係合する係止部材を備えたことを特徴と
    するウエハカセット装置。
  3. 【請求項3】 カセットカバーとウエハカセット間には
    上記カセットカバーの挿脱を案内する複数の案内部材を
    備えていることを特徴とする請求項1または2のいずれ
    かに記載のウエハカセットケース。
  4. 【請求項4】 案内部材はカセットカバーの内周部の上
    下に沿って延在し先端がウエハカセットに当接可能な帯
    状部材で構成されていることを特徴とする請求項3に記
    載のウエハカセット装置。
  5. 【請求項5】 案内部材はカセットカバーの内周部及び
    ウエハカセットの外周部のそれぞれ対応する位置に所定
    の間隔を介して配置され相互に反発する磁石部材で構成
    されていることを特徴とする請求項3に記載のウエハカ
    セット装置。
  6. 【請求項6】 カセットカバーは外周部のウエハと対向
    する位置に上下に延在して形成され、上記ウエハと弾性
    的に接触するウエハ押さえが嵌着される切欠部を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の
    ウエハカセット装置。
  7. 【請求項7】 水平方向に挿入されるウエハを直角方向
    の両側で支持するウエハ保持部材、上記ウエハ保持部材
    の上部及び下部とそれぞれ連結して配置され搬送用腕が
    挿脱可能な溝が形成された上部材及び下部材を有するウ
    エハカセットと、一端側が閉塞された筒状の各一半を形
    成し上記一端側のいずれか一方に取手を有するとともに
    上記一端側を支点として他端側が開離可能な一対のカバ
    ー部材よりなるカセットカバー、上記各カバー部材の内
    側の上記下部材の溝と対向した位置に配置され上記溝を
    介して上記カセットケースと係合する係止部材、上記各
    カバー部材が対向する下側部に配置され上記各カバー部
    材間を係合する係合部材を備えたことを特徴とするウエ
    ハカセットケース。
  8. 【請求項8】 ウエハカセットにウエハを挿入する工
    程、上記ウエハカセットにカセットカバーを被せる工
    程、係止部材を介して上記カセットカバーと上記ウエハ
    カセットとを連結する工程、上記カセットカバーの取手
    を持って搬送する工程を含むウエハの収納方法。
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