JP2578689Y2 - ダンプ式グレンタンクのシャッター機構 - Google Patents

ダンプ式グレンタンクのシャッター機構

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JP2578689Y2
JP2578689Y2 JP1992092590U JP9259092U JP2578689Y2 JP 2578689 Y2 JP2578689 Y2 JP 2578689Y2 JP 1992092590 U JP1992092590 U JP 1992092590U JP 9259092 U JP9259092 U JP 9259092U JP 2578689 Y2 JP2578689 Y2 JP 2578689Y2
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tank
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力 角
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は主としてコンバインに
おける穀粒タンク内の穀粒を排出するために、穀粒タン
クをその底部コーナー部に挿通した排出らせんのまわり
に回動させるダンプ式グレンタンクのシャッター機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来例えば自脱コンバインのグレンタン
クの底部コーナーに籾排出用のらせんを挿通し、籾排出
時にはグレンタンクをらせんを中心にして回動させ、内
部の籾をらせん部に集中させるように傾ける機構のもの
が知られている。そしてこの機構においては籾排出時多
量の籾の重量がらせん部のあるコーナーに集中してらせ
んの回転に過負荷を与えるのを防止するため、らせんの
上方位置に山形の規制板を設け、あるいはさらに該規制
板の斜面に籾の落下をタンク回動時に手動で遮閉するシ
ャッターを設けたもの等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし従来のシャッタ
ーはタンクの傾動回動とは別に開閉操作する必要がある
ほか、回動後にシャッターを開くとシャッターに籾の集
中荷重がかかって操作負荷が過大になり、回動前に開く
と送りらせんに急激な集中負荷がかかって駆動系故障の
原因になる等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記ような問題点を解決
するための本考案のシャッター機構は、底部コーナーに
挿通された穀粒排出用の送りらせん12の回りに回動可
能な如くグレンタンク8を支持し、グレンタンク8内の
上記送りらせん12の回りに、穀粒の落下を規制し送り
らせんへの集中荷重を遮閉するシャッター19a,19
bを設けた機構において、グレンタンク8の傾動に対応
して上記シャッター19a,19bを開閉する駆動機構
をグレンタンク8に設けたことを特徴としている。
【0005】
【作用】グレンタンク8が格納状態から傾動してダンプ
アップされると、内部の穀粒は送りらせん12側に集中
して負荷を与えるが、シャッター19a,19bはグレ
ンタンク8のダンプアップ動作に際し、この穀粒を受け
止めて送りらせん12への集中荷重を軽減しつつ、ダン
プアップ終了時に全開する。その結果送りらせん12に
対する急激な負荷がかかるのを防止することができる。
【0006】
【実施例】図1,図2は自脱型コンバインの平面図と背
面図で、機体1の前方に刈取作業等を行う前処理部2
が、右側端前方に運転席3と操作部4とが各設けられ、
機体フレーム6上には左側に脱穀部7、右側と脱穀部7
上にかけてグレンタンク8が、そして後端部に排わら部
9が各設けられている。脱穀部7の底部とグレンタンク
8内は脱穀済の穀粒をグレンタンク8内に揚上搬送する
揚穀筒11が、離接可能に接続されるように連通して設
けられている。
【0007】グレンタンク8の底部右コーナーには穀粒
排出用の送りらせん12が前後方向に挿通されて軸支さ
れており、グレンタンク8はフレーム6との間に張設さ
れたシリンダ13の伸縮により図2に示すように送りら
せん12を中心として回動駆動できる機構となってい
る。グレンタンク8の後方で送りらせん12の後部突出
端には、送りパイプ14が接続され、該送りパイプ14
上には送りらせん12から排出された穀粒を揚上する揚
上筒16が立設されるとともに、該揚上筒16の上端に
は、揚上筒16からの穀粒を先端において排出する長尺
の排出筒17が水平回動及び上下揺動自在に設けられて
いる。
【0008】上記グレンタンク8内の穀粒は、グレンタ
ンク8を図2(想像線)、図4に示すように傾斜させて
タンク底部コーナーに集積させて送りらせん12によっ
て後方に送り、揚上筒16,排出筒17を介して排出筒
17の先端より放出される。前記グレンタンク8の底部
コーナーにおける送りらせん12の上部及び内側方には
グレンタンク8のダンプアップ時に、送りらせん12の
上部を山形をなして覆うアングル状断面(円弧状断面で
も可)をなすカバー状の規制板18が前後方向に架設さ
れ、タンクのダンプアップ時に底部コーナーに集積した
穀粒の圧密状態での集中荷重が、回転中又は回転起動時
の送りらせんに直接掛からないようになっている。そし
て規制板18の各先端部とタンク底部8a,側板8bと
の間には穀粒落下用の所定の間隙S,Sが各形成さ
れている。
【0009】また上記規制板18の外側面にはそれぞれ
規制面に沿ってらせん軸と直交方向にスライドするシャ
ッター19a,19bが設けられ、該シャッター19
a,19bの前後端にはグレンタンク8の前後壁8c、
円弧状のガイド孔(長孔)21,22に挿通されてタン
ク外に突出するピン状の係合爪23,24が各固着され
ている。26は遊動孔21,22内で係合爪23,24
の移動を許容しつつ、内部の穀粒が外部に漏出するのを
防止するフレキシブルなゴム板等からなるラバー、27
は上記シャッター19a,19bのスライドをガイドす
るようにタンク前後壁8c側に付設されたスライドガイ
ドである。
【0010】グレンタンク8の前後位置には機体フレー
ム6側に固定的に且つタンク前後壁8cに沿って固定プ
レート28が立設されている。そして上記固定プレート
28はグレンタンク8の後部側においては、送りパイプ
14の前端に固着され、該固定プレート28とグレンタ
ンク8との間にはグレンタンク8を機体フレーム6に対
して回動自在に軸支する軸受用のメタル29,31が介
設されている(グレンタンクの前方位置における軸支機
構及びシャッタースライド機構は後側のものと略同一機
構なのでその図示を省略する)。
【0011】前記固定プレート28には外側シャッター
19bの爪24を収容する長孔からなるガイド孔(長
孔)32が設けられ、グレンタンク8がダンプアップし
て外側に傾動すると爪24は移動するタンク側ガイド孔
22内で略停止しているが、タンク8が所定位置停止す
る過程でガイド孔22の終端部で上記固定側ガイド孔3
2内の右端に押し寄せられて停止する。この作動により
外側シャッター19bが相対的に内側に上昇スライド
し、図4に示すように規制板18の外側端とタンク側壁
8bの内面との間隙Sが確保され、タンク8が逆方向
に揺動すると図3に示すように閉状態に復帰する。
【0012】これに対し内側シャッター19aの内側方
位置のタンク後壁8cと固定プレート28との間には、
外端部のスリット33に爪23を収容する駆動レバー3
4が可動支点36によってタンク後壁8cに回動自在に
軸支されている。そして該駆動レバー34の内側端に
は、回動規制ピン(支点)37が後向きに突設されてお
り、該規制ピン37は、固定プレート側に穿設されたガ
イド孔(長孔)38内に収容されている。
【0013】上記構成によりグレンタンク8がダンプア
ップ回動すると、可動支点36がタンクとともに上方回
動することにより、駆動レバー34が規制ピン37を中
心にして反時計方向に回動して、図4のようにガイド孔
21内を移動させられる。この作動により内側シャッタ
ー19aは相対的に規制板18の内側表面を上昇スライ
ドし、規制板18の内側端と底板8a間の間隙Sも開
状態となる。グレンタンク8の逆作動により図3の状態
に復帰する。
【0014】上記シャッター19a,19bの開閉作動
はグレンタンク8の傾動とともに、しかもその傾斜量に
応じて行われ、内部の穀粒の集中荷重も徐々に変化する
ので、送りらせん12への急激な負荷がより効果的に防
止される。
【0015】本考案のシャッターは、上記のようにグレ
ンタンク8の傾動に対応して行われるが、実際の操作は
送りらせん12の回転起動用のクラッチレバー41をO
N操作して、グレンタンク8のダンプアップ起動用スイ
ッチ42をON操作する。この操作により回転中の送り
らせん8に対して徐々に穀粒の集中荷重が加わる。逆に
グレンタンク8を格納復帰させた状態では、シャッター
19a,19bが閉じられるので、送りらせん12への
負荷はかからない。43はグレンタンク格納復帰用のス
イッチである。
【0016】また本実施例では、シャッター19a,1
9bはグレンタンク8の傾動に対応して開閉するので、
送りらせん12の上方で穀粒がトンネル状のブリッジ現
象を生じるのを防止できる。その他シャッター19a,
19bを相互に重なり合う円弧状断面として、両者を重
ね合わせた状態で周面方向に開閉スライドする機構とす
ることもでき、この場合は規制板18は不要である。
【0017】
【考案の効果】本考案のシャッター機構によれば、グレ
ンタンクへの穀粒の収容時にはシャッターが閉じてらせ
んへの集中荷重が防止され、グレンタンクが穀粒排出の
ために回動するとこの回動に対応してシャッターが開く
ので、らせんに対する穀粒の急激な負荷がかかるのが防
止され、らせん駆動系のトラブルや穀粒のブリッジ現象
が防止される利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシャッターを備えたコンバインの平面
図。
【図2】本考案のシャッターを備えたコンバインの背面
図。
【図3】グレンタンクのシャッター機構閉状態の拡大背
面図。
【図4】グレンタンクのシャッター機構開状態の拡大背
面図。
【図5】シャッター機構の側断面図。
【図6】シャッター機構の平断面図。
【符号の説明】
8 グレンタンク 12 送りらせん 19a,19b シャッター

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部コーナーに挿通された穀粒排出用
    の送りらせん(12)の回りに回動可能な如くグレンタ
    ンク(8)を支持し、グレンタンク(8)内の上記送り
    らせん(12)の回りに、穀粒の落下を規制し送りらせ
    んへの集中荷重を遮閉するシャッター(19a),(1
    9b)を設けた機構において、グレンタンク(8)の傾
    動に対応して上記シャッター(19a),(19b)を
    開閉する駆動機構をグレンタンク(8)に設けてなるダ
    ンプ式グレンタンクのシャッター機構。
JP1992092590U 1992-12-24 1992-12-24 ダンプ式グレンタンクのシャッター機構 Expired - Lifetime JP2578689Y2 (ja)

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JPH0652422U JPH0652422U (ja) 1994-07-19
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