JPH0741320Y2 - コンバインのグレンタンクにおける外側壁拡開機構 - Google Patents
コンバインのグレンタンクにおける外側壁拡開機構Info
- Publication number
- JPH0741320Y2 JPH0741320Y2 JP1987155166U JP15516687U JPH0741320Y2 JP H0741320 Y2 JPH0741320 Y2 JP H0741320Y2 JP 1987155166 U JP1987155166 U JP 1987155166U JP 15516687 U JP15516687 U JP 15516687U JP H0741320 Y2 JPH0741320 Y2 JP H0741320Y2
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- JP
- Japan
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- wall
- tank
- pinion
- combine
- rack
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、コンバインのグレンタンクにおける外側壁
拡開機構に関するものである。
拡開機構に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、コンバインのグレンタンクの一側壁を外側方に拡
開可能にして、同タンクの容量増大をはかったものであ
り、同側壁の拡開・縮小は、同側壁のロックを操作して
の手動で行なわれていた。
開可能にして、同タンクの容量増大をはかったものであ
り、同側壁の拡開・縮小は、同側壁のロックを操作して
の手動で行なわれていた。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかしながら、グレンタンクは一般に運転部の後方に配
設されているため、収穫作業中、グレンタンクの容量を
増大するには、一旦作業を中止し、コンバインから下車
して側壁を操作しなければならず、作業能率が低下する
と共に、運転者の疲労を促すという欠点があった。
設されているため、収穫作業中、グレンタンクの容量を
増大するには、一旦作業を中止し、コンバインから下車
して側壁を操作しなければならず、作業能率が低下する
と共に、運転者の疲労を促すという欠点があった。
(ニ)問題点を解決するための手段 この考案では、脱穀選別した精穀を貯溜するためのグレ
ンタンクの外側壁を外側に拡開可能にして同タンクの容
量増大を可能としたコンバインのグレンタンクにおい
て、外側壁を、同外側壁の下端部に設けた枢軸を中心と
して外側方向に拡開可能に構成し、同外側壁の前後端縁
から内側方向に前後可動側壁を延設し、同可動側壁の上
端縁に、上記枢軸を中心とした円弧形状のラックを形成
し、同ラックにグレンタンク本体側に軸支したピニオン
を噛合させて、ピニオンの正逆回転によって上記外側壁
を開閉可能に構成したことを特徴とするコンバインのグ
レンタンクにおける外側壁拡開機構を提供せんとするも
のである。
ンタンクの外側壁を外側に拡開可能にして同タンクの容
量増大を可能としたコンバインのグレンタンクにおい
て、外側壁を、同外側壁の下端部に設けた枢軸を中心と
して外側方向に拡開可能に構成し、同外側壁の前後端縁
から内側方向に前後可動側壁を延設し、同可動側壁の上
端縁に、上記枢軸を中心とした円弧形状のラックを形成
し、同ラックにグレンタンク本体側に軸支したピニオン
を噛合させて、ピニオンの正逆回転によって上記外側壁
を開閉可能に構成したことを特徴とするコンバインのグ
レンタンクにおける外側壁拡開機構を提供せんとするも
のである。
(ホ)作用・効果 この考案によれば、グレンタンクの容量増大の必要が生
じたときは、運転部開閉スイッチを操作することでモー
ターが作動し、グレンタンクの側壁を拡開作動させるこ
とができる。
じたときは、運転部開閉スイッチを操作することでモー
ターが作動し、グレンタンクの側壁を拡開作動させるこ
とができる。
特に、モーターの回動を外側壁に伝達するのにピニオン
とラックの噛合を用いているので、外側壁の開閉両方向
の作動を積極的かつ確実に行わせることができるので、
運転者が下車して側壁を操作することを要しないことか
ら、中断することなく収穫作業を続行することができ、
作業能率を向上させることができると共に、運転者の作
業量を減らして疲労が軽減するという効果がある。
とラックの噛合を用いているので、外側壁の開閉両方向
の作動を積極的かつ確実に行わせることができるので、
運転者が下車して側壁を操作することを要しないことか
ら、中断することなく収穫作業を続行することができ、
作業能率を向上させることができると共に、運転者の作
業量を減らして疲労が軽減するという効果がある。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第3図、
第4図において、(A)はコンバインを示し、前部に刈
取部(1)を設け、その右側に運転部(2)を設け、そ
の後方にグレンタンク(3)を設け、その左側上方に脱
穀部(4)、その下方に揺動選別部を設けて、走行部
(6)で走行しながら刈取部(1)で刈取った穀桿を脱
穀部(4)で脱穀し、揺動選別部で選別された精穀をグ
レンタンク(3)にて貯溜し、同タンク(3)に付設し
た排出オーガ(5)にて機外に搬出するように構成され
ている。
第4図において、(A)はコンバインを示し、前部に刈
取部(1)を設け、その右側に運転部(2)を設け、そ
の後方にグレンタンク(3)を設け、その左側上方に脱
穀部(4)、その下方に揺動選別部を設けて、走行部
(6)で走行しながら刈取部(1)で刈取った穀桿を脱
穀部(4)で脱穀し、揺動選別部で選別された精穀をグ
レンタンク(3)にて貯溜し、同タンク(3)に付設し
た排出オーガ(5)にて機外に搬出するように構成され
ている。
グレンタンク(3)には、第1図、第2図で示すよう
に、同タンク(3)の容量増大をはかるための外側壁
(7)の拡開機構(B)を設けており、外側壁(7)
を、同外側壁(7)の下端部に設けた枢軸(8)を中心
として外側方向に拡開可能に構成し、同外側壁(7)の
前後端縁から内側方向に前後可動側壁(9)(9)を延
設し、同下動側壁(9)(9)の上端縁を、枢軸(8)
を中心とした円弧形状に形成し、同上端縁にラック(1
0)を形成している。
に、同タンク(3)の容量増大をはかるための外側壁
(7)の拡開機構(B)を設けており、外側壁(7)
を、同外側壁(7)の下端部に設けた枢軸(8)を中心
として外側方向に拡開可能に構成し、同外側壁(7)の
前後端縁から内側方向に前後可動側壁(9)(9)を延
設し、同下動側壁(9)(9)の上端縁を、枢軸(8)
を中心とした円弧形状に形成し、同上端縁にラック(1
0)を形成している。
また、同ラック(10)には、グレンタンク(3)の外側
壁(7)に配設した正逆回転自在のモーター(11)にて
駆動されるピニオン(12)が噛合しており、同モーター
(11)は、運転部(2)に設けた開閉スイッチ(13)の
操作により、正転、逆転、停止の各状態をとることがで
きる。
壁(7)に配設した正逆回転自在のモーター(11)にて
駆動されるピニオン(12)が噛合しており、同モーター
(11)は、運転部(2)に設けた開閉スイッチ(13)の
操作により、正転、逆転、停止の各状態をとることがで
きる。
また、モーター(11)とピニオン(12)との間には、電
磁クラッチ(14)が介設されており、同モーター(11)
が停止しているときは、同クラッチ(14)がフリー状態
となっている。
磁クラッチ(14)が介設されており、同モーター(11)
が停止しているときは、同クラッチ(14)がフリー状態
となっている。
従って、グレンタンク(3)の容量を増大させるため外
側壁(7)を拡開するには、運転部(2)に設けた開閉
スイッチ(13)を操作してモーター(11)を正回転させ
ればよく、また、外側壁(7)を正規位置に戻すには、
同スイッチ(13)を操作してモーター(11)を逆回転さ
せだけでよいので、収穫作業を継続したままで、グレン
タンク(3)の容量増加及び復元を行うことができる。
側壁(7)を拡開するには、運転部(2)に設けた開閉
スイッチ(13)を操作してモーター(11)を正回転させ
ればよく、また、外側壁(7)を正規位置に戻すには、
同スイッチ(13)を操作してモーター(11)を逆回転さ
せだけでよいので、収穫作業を継続したままで、グレン
タンク(3)の容量増加及び復元を行うことができる。
特に、モーター(11)の回動を外側壁(7)に伝達する
のにピニオン(12)とラック(10)の噛合を用いている
ので、外側壁(7)の開閉両方向の作動を積極的かつ確
実に行わせることができるので、運転者が下車して外側
壁(7)を操作することを要しないことから、中断する
ことなく収穫作業を続行することができ、作業能率を向
上させることができると共に、運転者の作業量を減らし
て疲労を軽減するという効果がある。
のにピニオン(12)とラック(10)の噛合を用いている
ので、外側壁(7)の開閉両方向の作動を積極的かつ確
実に行わせることができるので、運転者が下車して外側
壁(7)を操作することを要しないことから、中断する
ことなく収穫作業を続行することができ、作業能率を向
上させることができると共に、運転者の作業量を減らし
て疲労を軽減するという効果がある。
また、外側壁(7)が外側に拡開しているときは、電磁
クラッチ(14)がフリー状態となっているため、外側壁
(7)を外側に拡開した際、障害物等に同外側壁(7)
が接触しても同外側壁(7)が抵抗なく内側方向に移動
することができるので、同外側壁(7)の損傷が防止さ
れる。
クラッチ(14)がフリー状態となっているため、外側壁
(7)を外側に拡開した際、障害物等に同外側壁(7)
が接触しても同外側壁(7)が抵抗なく内側方向に移動
することができるので、同外側壁(7)の損傷が防止さ
れる。
なお、外側壁(7)が外側に拡開しているときはグレン
タンク(3)内の穀粒の重量でその位置が保持される。
タンク(3)内の穀粒の重量でその位置が保持される。
第1図は、本考案による側壁拡開機構を有するグレンタ
ンクの正面図。 第2図は、同平面図(一部削除)。 第3図は、上記拡開機構を有するコンバインの全体側面
図。 第4図は、同平面図。 (A):コンバイン (B):拡開機構 (2):運転部 (3):グレンタンク (7):外側壁 (8):枢軸 (9)(9):前後可動側壁 (10):ラック (12):ピニオン
ンクの正面図。 第2図は、同平面図(一部削除)。 第3図は、上記拡開機構を有するコンバインの全体側面
図。 第4図は、同平面図。 (A):コンバイン (B):拡開機構 (2):運転部 (3):グレンタンク (7):外側壁 (8):枢軸 (9)(9):前後可動側壁 (10):ラック (12):ピニオン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−285927(JP,A) 実開 昭62−64247(JP,U) 実開 昭57−169042(JP,U) 実開 昭60−98350(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】脱穀選別した精穀を貯溜するためのグレン
タンク(3)の外側壁(7)を外側に拡開可能にして同
タンク(3)の容量増大を可能としたコンバイン(A)
のグレンタンク(3)において、 外側壁(7)を、同外側壁(7)の下端部に設けた枢軸
(8)を中心として外側方向に拡開可能に構成し、同外
側壁(7)の前後端縁から内側方向に前後可動側壁
(9)(9)を延設し、同可動側壁(9)(9)の上端
縁に、上記枢軸(8)を中心とした円弧形状のラック
(10)を形成し、同ラック(10)にグレンタンク(3)
本体側に軸支したピニオン(12)を噛合させて、ピニオ
ン(12)の正逆回転によって上記外側壁(7)を開閉可
能に構成したことを特徴とするコンバインのグレンタン
クにおける外側壁拡開機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987155166U JPH0741320Y2 (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | コンバインのグレンタンクにおける外側壁拡開機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987155166U JPH0741320Y2 (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | コンバインのグレンタンクにおける外側壁拡開機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0159030U JPH0159030U (ja) | 1989-04-13 |
JPH0741320Y2 true JPH0741320Y2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=31432547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987155166U Expired - Lifetime JPH0741320Y2 (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | コンバインのグレンタンクにおける外側壁拡開機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0741320Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2508976Y2 (ja) * | 1990-09-03 | 1996-08-28 | 株式会社クボタ | 穀粒貯留装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH018108Y2 (ja) * | 1981-04-18 | 1989-03-03 | ||
JPS6098350U (ja) * | 1983-12-09 | 1985-07-04 | ヤンマー農機株式会社 | コンバインにおけるグレンタンク装置 |
JPS61285927A (ja) * | 1985-06-10 | 1986-12-16 | 井関農機株式会社 | コンバインの穀粒収容装置 |
JPS6264247U (ja) * | 1985-10-08 | 1987-04-21 |
-
1987
- 1987-10-09 JP JP1987155166U patent/JPH0741320Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0159030U (ja) | 1989-04-13 |
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