JP2578633Y2 - 化粧品等の収納容器 - Google Patents
化粧品等の収納容器Info
- Publication number
- JP2578633Y2 JP2578633Y2 JP1992081875U JP8187592U JP2578633Y2 JP 2578633 Y2 JP2578633 Y2 JP 2578633Y2 JP 1992081875 U JP1992081875 U JP 1992081875U JP 8187592 U JP8187592 U JP 8187592U JP 2578633 Y2 JP2578633 Y2 JP 2578633Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- outer cylinder
- cylinder member
- cover
- cosmetics
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は化粧品等の収納容器に関
するものであり、なかでも気密を必要とする化粧品等の
収納容器に関するものである。
するものであり、なかでも気密を必要とする化粧品等の
収納容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の気密を必要とする化粧品等の収納
容器はハカマ部材と、上端部が開孔されこのハカマ部材
に回動可能ではあるが抜出不能に係止された外筒部材
と、この外筒部材を回動させる事によって外筒部材内に
収納された化粧品を外筒部材の上端開孔部より出没させ
ることのできる出没機構と、この外筒部材の上端開孔部
を密閉状態で覆うことのできる蓋部材とから構成され、
さらに蓋部材本体は外蓋体と、この外蓋体の奥部に挿入
固定され内面が前記外筒部材の上端外周と気密状態で嵌
合するとともに口元外周は前記外筒体の内径寸法とほぼ
同寸法の薄肉状の環状舌片が形成された軟質材の内蓋体
とから構成されていた。
容器はハカマ部材と、上端部が開孔されこのハカマ部材
に回動可能ではあるが抜出不能に係止された外筒部材
と、この外筒部材を回動させる事によって外筒部材内に
収納された化粧品を外筒部材の上端開孔部より出没させ
ることのできる出没機構と、この外筒部材の上端開孔部
を密閉状態で覆うことのできる蓋部材とから構成され、
さらに蓋部材本体は外蓋体と、この外蓋体の奥部に挿入
固定され内面が前記外筒部材の上端外周と気密状態で嵌
合するとともに口元外周は前記外筒体の内径寸法とほぼ
同寸法の薄肉状の環状舌片が形成された軟質材の内蓋体
とから構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように構成された
化粧品等の収納容器においては、容器の組み立て工程に
おいて外蓋体の内部に内蓋体を挿入する際に、外蓋体内
部に残った空気を外部に排出することが難しく、外蓋体
内部の圧力が高くなってしまうので内蓋体を挿入固定し
づらく、作業の効率が悪いという欠点がある。
化粧品等の収納容器においては、容器の組み立て工程に
おいて外蓋体の内部に内蓋体を挿入する際に、外蓋体内
部に残った空気を外部に排出することが難しく、外蓋体
内部の圧力が高くなってしまうので内蓋体を挿入固定し
づらく、作業の効率が悪いという欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は以上のような従
来の欠点に鑑み、外蓋体の奥上端部内径寸法を口元開孔
部の内径寸法よりも若干小径とした縮径部を形成しさら
にこの縮径部には軸心方向の排気溝を形成するという手
段を用いている。また、外蓋体の内面にほぼ全長に及ぶ
軸心方向の排気溝を形成するという手段を用いている。
来の欠点に鑑み、外蓋体の奥上端部内径寸法を口元開孔
部の内径寸法よりも若干小径とした縮径部を形成しさら
にこの縮径部には軸心方向の排気溝を形成するという手
段を用いている。また、外蓋体の内面にほぼ全長に及ぶ
軸心方向の排気溝を形成するという手段を用いている。
【0005】
【作用】以上のように構成された化粧品等の収納容器に
おいては、容器の組み立て工程において外蓋体の内部に
内蓋体を挿入する際に、外蓋体内部に残った空気を外蓋
体に形成された排気溝を通って外部へ導くことができ
る。
おいては、容器の組み立て工程において外蓋体の内部に
内蓋体を挿入する際に、外蓋体内部に残った空気を外蓋
体に形成された排気溝を通って外部へ導くことができ
る。
【0006】
【実施例】図1ないし図5、図6ないし図9に示す実施
例により本考案を詳細に説明する。
例により本考案を詳細に説明する。
【0007】図1ないし図5に示す実施例において1は
ハカマ部材で、このハカマ部材上部には蓋部材本体2を
着脱自在に嵌合する蓋部材本体嵌合部3が形成されてい
る。
ハカマ部材で、このハカマ部材上部には蓋部材本体2を
着脱自在に嵌合する蓋部材本体嵌合部3が形成されてい
る。
【0008】4は外筒部材で、この外筒部材本体は上端
が開孔された上端開孔部5が形成され、さらにこの外筒
部材4は前記ハカマ部材1に回動可能ではあるが抜出不
能に係止されている。
が開孔された上端開孔部5が形成され、さらにこの外筒
部材4は前記ハカマ部材1に回動可能ではあるが抜出不
能に係止されている。
【0009】6は棒状の化粧品7を保持し前記外筒部材
4内を上下移動する皿部材である。
4内を上下移動する皿部材である。
【0010】8は前記ハカマ部材1と外筒部材4を回動
させることによって前記皿部材6を上下移動させ、化粧
品7を外筒部材4の上端開孔部5より出没させることの
できる出没機構である。
させることによって前記皿部材6を上下移動させ、化粧
品7を外筒部材4の上端開孔部5より出没させることの
できる出没機構である。
【0011】本説明において出没機構8は、ハカマ部材
1に立設されたネジ棒9と、皿部材6に垂下されたメネ
ジ10を噛み合わせ、さらに皿部材6の下部に設けられ
た係合ピン11と、外部材4に形成された軸心方向の切
欠溝12とを係合させることによって形成している。
1に立設されたネジ棒9と、皿部材6に垂下されたメネ
ジ10を噛み合わせ、さらに皿部材6の下部に設けられ
た係合ピン11と、外部材4に形成された軸心方向の切
欠溝12とを係合させることによって形成している。
【0012】2は蓋部材で、この蓋部材本体2は外蓋体
13と、その内部に挿入され接着あるいは両面粘着テー
プ等によって外蓋体13と固定された内蓋体14とから
構成されている。
13と、その内部に挿入され接着あるいは両面粘着テー
プ等によって外蓋体13と固定された内蓋体14とから
構成されている。
【0013】この外蓋体13は奥の端部に縮径部15が
形成され、この縮係部15の内径寸法は外蓋体13の口
元開孔部16の内径寸法より若干小径になるように形成
されている。
形成され、この縮係部15の内径寸法は外蓋体13の口
元開孔部16の内径寸法より若干小径になるように形成
されている。
【0014】前記内蓋体14は内面が前記外筒部材4の
上部外周と気密状態で嵌合し、化粧品7の気密を保つよ
うに構成されている。
上部外周と気密状態で嵌合し、化粧品7の気密を保つよ
うに構成されている。
【0015】さらにこの内蓋体14は軟質のゴムあるい
はプラスチック材で形成され口元外周には薄肉状の環状
舌片17が形成されている。
はプラスチック材で形成され口元外周には薄肉状の環状
舌片17が形成されている。
【0016】さらにこの環状舌片17はその外径寸法
が、前記外蓋体13に形成された縮径部15の内面寸法
とほぼ同寸法となり、さらに外蓋体13の口元開孔部1
6の内径寸法よりは小さくなるように形成されている。
が、前記外蓋体13に形成された縮径部15の内面寸法
とほぼ同寸法となり、さらに外蓋体13の口元開孔部1
6の内径寸法よりは小さくなるように形成されている。
【0017】18は前記外蓋体13の縮径部15に設け
られた排気溝で、この排気溝18はほぼ縮径部15の全
長に渡って、軸心方向に形成されている。
られた排気溝で、この排気溝18はほぼ縮径部15の全
長に渡って、軸心方向に形成されている。
【0018】このように構成された化粧品等の収納容器
20においては、蓋部本体2の組立を行う際に図4及び
図5に示すように排気溝18の作用によって、外蓋体内
部に残った空気を外部に排出することできが効率よく組
立を行うことができる。
20においては、蓋部本体2の組立を行う際に図4及び
図5に示すように排気溝18の作用によって、外蓋体内
部に残った空気を外部に排出することできが効率よく組
立を行うことができる。
【0019】
【異なる実施例】次に図6ないし図9に示す考案の異な
る実施例につき説明する。なお、この実施例の説明にあ
たって、前記実施例と同一構成部分には同一符号を付し
て重複する説明を省略する。
る実施例につき説明する。なお、この実施例の説明にあ
たって、前記実施例と同一構成部分には同一符号を付し
て重複する説明を省略する。
【0020】図6ないし図9に示す実施例において、前
記考案の実施例と主に異なる点は外蓋体13Aと内蓋体
14Aで、この外蓋体13Aはその内面にほぼ全長に渡
る軸心方向の排気溝18Aが形成されている。
記考案の実施例と主に異なる点は外蓋体13Aと内蓋体
14Aで、この外蓋体13Aはその内面にほぼ全長に渡
る軸心方向の排気溝18Aが形成されている。
【0021】さらに内蓋体14Aに形成された薄肉状の
環状舌片17Aはその外径寸法が外蓋体14Aの内径寸
法とほぼ同寸法となるように構成されている。このよう
に構成された化粧品等の収納容器20Aとしてもよい。
環状舌片17Aはその外径寸法が外蓋体14Aの内径寸
法とほぼ同寸法となるように構成されている。このよう
に構成された化粧品等の収納容器20Aとしてもよい。
【0022】なお、以上の説明で出没機構8はネジ棒
9、メネジ10、係合ピン11、切欠溝12を使用する
ものについて説明したが、本考案はこれに限らず外筒部
材4を回動させることによって出没をおこなうことので
きるものなら何でもよい。
9、メネジ10、係合ピン11、切欠溝12を使用する
ものについて説明したが、本考案はこれに限らず外筒部
材4を回動させることによって出没をおこなうことので
きるものなら何でもよい。
【0023】さらに説明では排気溝18、18Aの数を
4本のものについて説明したが、これに限らず何本であ
ってもよい。
4本のものについて説明したが、これに限らず何本であ
ってもよい。
【0024】
【考案の効果】以上で説明したように本考案の化粧品等
の収納容器は、蓋部材本体を組立てる際に、外蓋体に内
蓋体を挿入する際に外蓋体内部に残った空気を効率よく
外部へ排出することができるので、外蓋体内部の圧力が
高くなってしまうということがない。
の収納容器は、蓋部材本体を組立てる際に、外蓋体に内
蓋体を挿入する際に外蓋体内部に残った空気を効率よく
外部へ排出することができるので、外蓋体内部の圧力が
高くなってしまうということがない。
【0025】それによって内蓋体を挿入固定しづらいと
言うことがなく、作業の効率を良くすることが出来る。
言うことがなく、作業の効率を良くすることが出来る。
【図1】考案の断面図である。
【図2】蓋本体の断面図である。
【図3】蓋本体を下から見た図である。
【図4】内蓋体を挿入する際の空気の流れを示す断面図
である。
である。
【図5】内蓋体を挿入する際の空気の流れを示す断面図
である。
である。
【図6】異なる実施例を示す断面図である。
【図7】異なる実施例の蓋本体の断面図である。
【図8】異なる実施例の蓋本体を下から見た図である。
【図9】異なる実施例の内蓋体を挿入する際の空気の流
れを示す断面図である。
れを示す断面図である。
1 ハカマ部材 2 蓋部材本体 3 蓋部材本体嵌合部 4 外筒部材 5 上端開孔部 6 皿部材 7 化粧品 8 出没機構 9 ネジ棒 10 メネジ 11 係合ピン 12 切欠溝 13、13A 外蓋体 14、14A 内蓋体 15 縮径部 16 口元開孔部 17、17A 環状舌片 18、18A 排気溝 20、20A 化粧品等の収納容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A45D 40/00 A45D 40/02 A45D 40/04 A45D 40/06
Claims (2)
- 【請求項1】ハカマ部材1と、上端部が開孔されこのハ
カマ部材に回動可能ではあるが抜出不能に係止された外
筒部材4と、この外筒部材4を回動させる事によって外
筒部材4内に収納された化粧品7を外筒部材4の上端開
孔部5より出没させることのできる出没機構8と、この
外筒部材4の上端開孔部5を密閉状態で覆うことのでき
る蓋部材本体2とから構成される化粧品等の収納容器2
0において、前記蓋部材本体2を、奥上端部内径寸法を
口元開孔部16の内径寸法よりも若干小径とした縮径部
15を形成しさらにこの縮径部15には軸心方向の排気
溝18を形成した構造の外蓋体13と、この外蓋体13
の縮径部15に挿入固定され内面が前記外筒部材4の上
部外周と気密状態で嵌合するとともに口元外周は前記外
蓋体13の縮径部15の内径寸法とほぼ同寸法の薄肉状
の環状舌片17が形成された軟質材の内蓋体14とから
構成したことを特徴とする気密化粧品等の収納容器。 - 【請求項2】ハカマ部材1と、上端部が開孔されこのハ
カマ部材に回動可能ではあるが抜出不能に係止された外
筒部材4と、この外筒部材4を回動させる事によって外
筒部材4内に収納された化粧品7を外筒部材4の上端開
孔部5より出没させることのできる出没機構8と、この
外筒部材4の上端開孔部5を密閉状態で覆うことのでき
る蓋部材本体2とから構成される化粧品等の収納容器2
0において、前記蓋部材本体を内面にほぼ全長に及ぶ軸
心方向の排気溝18Aを形成した構造の外蓋体13A
と、この外蓋体13Aの奥部に挿入固定され内面が前記
外筒部材4の上端外周と気密状態で嵌合するとともに口
元外周は前記外筒体13Aの内径寸法とほぼ同寸法の薄
肉状の環状舌片17Aが形成された軟質材の内蓋体14
Aとから構成したことを特徴とする気密化粧品等の収納
容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992081875U JP2578633Y2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 化粧品等の収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992081875U JP2578633Y2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 化粧品等の収納容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH073514U JPH073514U (ja) | 1995-01-20 |
JP2578633Y2 true JP2578633Y2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=13758639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992081875U Expired - Lifetime JP2578633Y2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 化粧品等の収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578633Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08214939A (ja) * | 1995-02-10 | 1996-08-27 | Takeuchi Kogyo Kk | 口紅等の収納容器 |
US5984554A (en) * | 1997-10-21 | 1999-11-16 | Color Access, Inc. | Airtight cosmetic case with bellows |
US20220142331A1 (en) * | 2019-11-13 | 2022-05-12 | Amg Co., Ltd. | Cosmetics container |
JP7374407B2 (ja) * | 2019-11-20 | 2023-11-07 | 株式会社カツシカ | 気密性棒状化粧料繰り出し容器 |
-
1992
- 1992-10-14 JP JP1992081875U patent/JP2578633Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH073514U (ja) | 1995-01-20 |
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