JPH1191294A - 固形糊等の繰出容器 - Google Patents

固形糊等の繰出容器

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JPH1191294A
JPH1191294A JP27495197A JP27495197A JPH1191294A JP H1191294 A JPH1191294 A JP H1191294A JP 27495197 A JP27495197 A JP 27495197A JP 27495197 A JP27495197 A JP 27495197A JP H1191294 A JPH1191294 A JP H1191294A
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JP
Japan
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sleeve
solid glue
container
outer peripheral
peripheral edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP27495197A
Other languages
English (en)
Inventor
Riyouji Matsumaru
涼治 松丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tombow Pencil Co Ltd
Original Assignee
Tombow Pencil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間の使用に当たって、繰出容器内の気密
性を確実に維持できるようにする。 【解決手段】 繰出容器において、繰出容器本体(7)
の底部(15)に嵌着し、その回転に伴って回転するこ
ととなる大ネジ体(8)に一体に噛合する小ネジ体
(9)の上部鍔部(10)の外周縁及びスリーブ(4)
の下端部(11)の外周縁において、各々スリーブ内壁
面(12)及び繰出容器本体内壁面(13)に密着する
環状の弾性体(14)を装着することで、スリーブの先
端開口部に装着するキャップと共に、繰出容器内の気密
性を確実に維持することができ、また環状の弾性体の変
形や破損によっても他方の環状の弾性体により補償でき
るため、長期間にわたって固形糊等の固化、乾燥を防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば棒状の固
形糊の他、口紅等の棒状化粧料を必要に応じて出没させ
てなる繰出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば棒状の固形糊の他、口紅等
の棒状化粧料を必要に応じて出没させてなる繰出容器に
おいては、近年、例えば棒状の固形糊の他、口紅等の棒
状化粧料の内容量を大きくして使用者における利便性を
向上させるために、固形糊等の棒状物を、その棒状物を
収容する本体から繰出すにあたって、本体の回転によ
り、本体内に収容される筒体を回転させることによっ
て、その筒体内に突出する内突起が噛合する螺旋溝を有
する軸体を進退させ、この軸体の進退により軸体の先端
に栓体に嵌着されて一体に固持される例えば固形糊等の
棒状物を保持する棒状物ホルダを、中心軸に寄って案内
されつつ本体より出没させてなるものすなわち、2段の
ネジ体を用い、繰出部分を内容物の容積より小さくする
ことによって、相対的に内容物の容量を大きくしたもの
が提案されている(実開平6−14077号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のもの、即ち実開平6−14077号の場合には、例
えば棒状の固形糊の他、口紅等の棒状化粧料等の棒状物
を繰出すにあたっては、この棒状物を保持する棒状物ホ
ルダは、本体の回転により回動することとなる筒体内に
突出する内突起に噛合する螺旋溝を有する軸体によって
出没自在となるものであるから、繰出し装置自体の全長
は短くなって、同じ全長の繰出容器においても棒状物の
内容量を増大させることは可能になるものであるが、こ
の本体より出没自在となる棒状物が、固形糊や棒状化粧
料であった場合には、気密性の低下のため固形糊等が固
化、乾燥しないようにするため、本体内の気密性を維持
することが必要となる。
【0004】そのため、実開平6−14077号の場合
では、例えば棒状の固形糊の他、口紅等の棒状化粧料等
の棒状物を保持する棒状物ホルダと一体に嵌着し、本体
の回転により中心軸により案内されつつ出没自在となる
軸体の先端の栓体の外周にシールリングを装着すること
により、このシールリングと本体内壁面とを密着させて
気密性を維持しようとしているが、中心軸に沿って案内
されつつ筒体内を進退する軸体の先端の栓体に装着され
るシールリングが単独であっては、反復して本体内の棒
状物の出没を行うことにより、本体内壁面との間に発生
する摩擦により変形や摩耗が生じ易く、又本体の回転に
より一体に中心軸を回動させると共に、この中心軸の内
突起に噛合する螺旋溝を有する軸体を出没させる場合に
は、この内突起と螺旋溝との間等でガタが生じ易いもの
であるため、本体内の気密性が十分に維持し難いもので
あるため、棒状物の固化、乾燥を十分に防止することが
できないという問題点がある。
【0005】そこで、この発明は上記従来のものの持つ
問題点を改善するものであり、例えば棒状の固形糊の
他、口紅等の棒状化粧料等の棒状物の乾燥、溶剤の蒸散
による固化を防止しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、キャップに
よりその先端開口部を閉塞自在とし、スライダーと一体
となる棒状の固形糊等及び、このスライダーと一体とな
る棒状の固形糊等を進退を案内する出没自在なスリーブ
と、このスリーブ内において棒状の固形糊と一体となる
スライダーを一体に噛合する小ネジ体の回転により進退
させると共に、その底部において嵌着する大ネジ体の回
転とにより固形糊を出没させてなる繰出容器本体から構
成される繰出容器において、小ネジ体の上部鍔部外周縁
及びスリーブの下端部外周縁において、各々スリーブ内
壁面及び繰出容器本体内壁面に密着する環状の弾性体を
装着してなるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の繰出容器は以上の構成
を具えるので、実施にあたり、この繰出容器を使用しな
い場合には、棒状の固形糊等と一体となるスライダーを
案内するスリーブの先端開口部にキャップを閉塞するこ
とによりスリーブ内の気密性は維持されると共に、小ネ
ジ体の上部鍔部外周縁及びスリーブの下端部外周縁にお
いて、各々スリーブ内壁面及び繰出容器本体内壁面に密
着するように環状の弾性体が装着されているので、この
繰出容器本体内の気密性をも確実に維持されるものとな
り、特にこの繰出容器から固形糊等を反復して出没させ
ることによって、小ネジ体の上部鍔部外周縁又はスリー
ブの下端部外周縁に装着される環状の弾性体のいずれか
一方が、変形又は摩耗してしまっても他方の環状の弾性
体により気密性の維持が図られるので、たとえ長期間の
不使用によっても、2段の気密部を設けることによって
スリーブより出没する棒状の固形糊等の乾燥、固化を防
止することができる。
【0008】
【実施例】この発明を図に示す実施例により更に説明す
る。(1)はこの発明の実施例である繰出容器であり、
この繰出容器(1)は、キャップ(6)によりその先端
開口部(5)を閉塞自在とし、スライダー(2)と一体
となる棒状の固形糊(3)及び、この固形糊(3)の進
退を案内する出没自在なスリーブ(4)と、このスリー
ブ(4)内において棒状の固形糊(3)と一体となるス
ライダー(2)を一体に噛合する小ネジ体(9)の回転
により進退させると共に、その底部において一体に嵌着
する大ネジ体(8)の回転によりスリーブ(4)を出没
させてなる繰出容器本体(7)により構成されるもので
ある。
【0009】そして、この発明の実施例である繰出容器
(1)においては、小ネジ体(9)の上部鍔部(10)
の外周縁及びスリーブ(4)の下端部(11)の外周縁
において、各々スリーブ内壁面(12)及び繰出容器本
体内壁面(13)に密着する環状の弾性体(14)を装
着してなるものである。
【0010】この発明の実施例である繰出容器(1)は
以上の構成を具えるので、まずこの繰出容器(1)を使
用するに当たっては、繰出容器本体(7)を回転させる
ことにより、この繰出容器本体(7)の底部(15)に
おいて一体に嵌着する大ネジ体(8)が回転し、スライ
ダー(2)に一体に保持される固形糊(3)の進退を案
内するスリーブ(4)を繰出容器本体(7)内に収容す
ると共に、この大ネジ体(8)と一体に噛合する小ネジ
体(9)を送出させるものとなるため、スリーブ(4)
内を出没することとなるスライダー(2)に一体に保持
された固形糊(3)をスリーブ(4)外に突出させ、迅
速に使用に供することができるようになり、また使用後
は、繰出容器本体(7)を逆に回転させることによっ
て、この繰出容器本体(7)の底部(13)において一
体に嵌着する大ネジ体(8)が回転し、繰出容器本体
(7)内に収容していたスリーブ(4)を外部に送出す
ると共に、この大ネジ体(8)と一体に噛合する小ネジ
体(9)を介して固形糊(3)を一体に保持するスライ
ダー(2)を繰出容器本体(7)内に没入させた上で、
スリーブ(4)の先端開口部(5)をキャップ(6)に
より閉塞することで、固形糊(3)を収容してなるもの
となる(図2参照)。
【0011】このように、この発明の実施例である繰出
容器(1)を使用しない場合においては、小ネジ体
(9)により進退する棒状の固形糊(3)と一体となる
スライダー(2)を案内するスリーブ(4)の先端開口
部(5)にキャップ(6)を閉塞することによりスリー
ブ(4)内の気密性は維持されるようになると共に、繰
出容器本体(7)内は、小ネジ体(9)の上部鍔部(1
0)の外周縁及びスリーブ(4)の下端部(11)の外
周縁において、各々スリーブ内壁面(12)及び繰出容
器本体内壁面(13)に密着するように環状の弾性体
(14)が装着されているので、この繰出容器本体
(7)内の気密性をも確実に維持されるものとなる。
【0012】特に、この繰出容器(1)から固形糊
(3)を反復して出没させることによって、小ネジ体
(9)の上部鍔部(10)の外周縁及びスリーブ(4)
の下端部(11)の外周縁に装着され、スリーブ内壁面
(12)及び繰出容器本体内壁面(13)に密着するこ
と繰出容器本体(7)内の気密性を維持する環状の弾性
体(14)の一方が、この密着するスリーブ内壁面(1
2)及び繰出容器本体内壁面(13)との間の摩擦によ
り変形又は摩耗してしまっても、他方の環状の弾性体
(14)により気密性の維持が図られるので、上述の場
合をも含めてたとえ長期間の不使用によっても、スリー
ブ(4)より出没することとなる棒状の固形糊(3)の
乾燥、固化を確実に防止することができる。
【0013】なお、図3において示すものは、この発明
の実施例にである繰出容器(1)において使用される交
換用の固形糊(3)のカートリッジ体(16)であり、
このカートリッジ体(15)は、交換用の固形糊
(3’)と、この固形糊(3)を一体に保持するスライ
ダー(2’)と、このスライダー(2’)と一体となる
固形糊(3’)を内包するカートリッジ本体(17)
と、このカートリッジ本体(16)の開口部(18)を
閉塞して、内包する交換用の固形糊(3’)の乾燥、固
化を防止するキャップ(6’)から構成されるものであ
り、この新しい固形糊(3’)との交換に当たっては、
繰出容器本体(7)から小ネジ体(9)を突出させた上
で、この小ネジ体(9)の先端の係止突起(19)に嵌
着する固形糊(3)を一体に保持していたスライダー
(2)を取り外した上で、新たな固形糊(3’)を一体
に保持するスライダー(2’)を嵌着することにより行
うものである。
【0014】
【発明の効果】以上のとおり、棒状の固形糊等を必要に
応じて適宜収容される繰出容器本体内から出没させるこ
とができる繰出容器において、小ネジ体の上部鍔部の外
周縁及びスリーブの下端部の外周縁において、各々スリ
ーブ内壁面及び繰出容器本体内壁面に密着するように環
状の弾性体を装着することで、スリーブの先端開口部に
装着するキャップと共に繰出容器内の気密性を確実に維
持することができるので、固形糊等の乾燥、固化を防止
することができ、この気密性は環状の弾性体の変形や破
損によっても他方の環状の弾性体により補償できるた
め、長期間の使用を可能にすることができる優れた効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である繰出容器の全体断面図
である。
【図2】この発明の実施例である繰出容器の繰り出し時
における断面図である。
【図3】交換時に使用する固形糊のカートリッジ体の断
面図である。
【符号の説明】
1 繰出容器 2、2’ スライダー 3、3’ 固形糊 4 スリーブ 5 (スリーブの)先端開口部 6 キャップ 7 繰出容器本体 8 大ネジ体 9 小ネジ体 10 (小ネジ体の)上部鍔部 11 (スリーブの)下端部 12 スリーブ内壁面 13 繰出容器本体内壁面 14 環状の弾性体 15 底部 16 カートリッジ体 17 カートリッジ本体 18 開口部 19 係止突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップによりその先端開口部を閉塞自
    在とし、スライダーと一体となる棒状の固形糊等及び、
    この棒状の固形糊等の進退を案内する出没自在なスリー
    ブと、このスリーブ内において固形糊等と一体となるス
    ライダーを一体に噛合する小ネジ体の回転により進退さ
    せると共に、その底部において一体に嵌着する大ネジ体
    の回動とにより固形糊を出没させてなる繰出容器本体か
    ら構成される繰出容器において、小ネジ体の上部鍔部外
    周縁及びスリーブの下端部外周縁において、各々スリー
    ブ内壁面及び繰出容器本体内壁面に密着する環状の弾性
    体を装着してなる繰出容器。
JP27495197A 1997-09-24 1997-09-24 固形糊等の繰出容器 Pending JPH1191294A (ja)

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JP27495197A JPH1191294A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 固形糊等の繰出容器

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JP (1) JPH1191294A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002085386A (ja) * 2000-09-01 2002-03-26 Bayer Corp 穿刺装置のための調節可能なエンドキャップ
KR100358214B1 (ko) * 1999-12-31 2002-10-25 오영호 접착풀 제조장치

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Effective date: 20040901

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A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060418

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060912