JP2578610Y2 - 組立式墓標 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この考案は本体部分に数段の納骨
棚を設け、墓標基本型にて２７個（普通一般の骨箱）の
納骨を可能とせる、組立式墓標に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の多くは地下埋設石棺等への納骨の
ため人手を要したり、或は寺院預け等で時間、労力、経
費が嵩んでいたものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】（イ）本案は、その欠
点を除き、墓標本体部分そのものを納骨棺兼用としたこ
と。 （ロ）本案は更に枯渇化の進む国内自然石材（墓石用
の）の不足を補ない、耐久、加工性に勝る各種金属、各
種化学品、及び化成品、木材、高炉発生セメント等々の
資材利用による新形式墓標を誕生させんとするもの。

【０００４】

【課題を解決するための手段】いまその解決手段を図面
に追いながら説明すれば （イ）屋根１の下部に天井板１１を配し、家紋２を正面
屋根下中央部に印す。（屋根１、天井板１１の中間に梁
１３を配す） （ロ）本体部分正面観音開き門扉３に鍵４、通気口５
（屋根下、本体、床下、土台）、納骨棚板６、本体支持
補強枠兼棚板受７、本体床８、本体床支柱９にて本体１
２を構成する。 （ハ）土台１０より本体床支柱９、本体床８に鉄筋を通
しナットにて締め本体、土台を固定する他屋根、本体も
ボルト、ナットにて固定。

【０００５】

【作用】本案は以上のような構造であるから、これを使
用する時は鍵による開閉によって納骨行為が可能とな
る。

【０００６】

【実施例】なお、本考案の実施に当って次の如きことが
出来る。 （イ）一般住宅の如く、その増改築が可能であること。 （ロ）利用者の都合により基本型を基礎としてより一層
自由な形の墓標も可能となること。

【０００７】

【考案の効果】（イ）従来の石材墓標に比べ大幅な墓標
建設費の低下が見込まれること。 （ロ）工場生産方式の導入から納期の短縮、納骨の容易
性から法事行為の簡素化も計れること。 （ハ）墓標の解体、移転も容易となること。 （ニ）加工性に富む組立式墓標の特長から、従来の石材
墓標と相違し芸術性豊かな美術品の領域迄進んで行くこ
と。 （ホ）国産石材枯渇による海外輸入増によっての海外自
然環境破壊防止の一助ともなること。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図

【図２】本考案の側面図

【図３】本考案の他の実施例を示す斜視図

【符号の説明】

１．屋根 ２．家紋 ３．観音開き門扉 ４．鍵 ５．通気口 ６．納骨棚板 ７．本体支持補強枠兼棚板受 ８．本体床 ９．本体床支柱 １０．土台 １１．天井板 １２．本体 １３．梁

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】組立式墓標は土台部分、本体部分、屋根部
   分の３部分によって構成される。本体部分は、鍵（４）
   を備えた門扉（３），本体床支柱（９），本体床
   （８），本体補強枠兼棚板受（７）及び納骨棚板（６）
   を有し、 屋根部分は屋根（１），天井板（１１）及び家紋（２）
   を有し、 本体部分に土台部分及び屋根部分を固定したことを特徴
   とする組立式墓標。