JP2578102Y2 - 竪型連続焼鈍炉の炉体構造 - Google Patents

竪型連続焼鈍炉の炉体構造

Info

Publication number
JP2578102Y2
JP2578102Y2 JP1993060021U JP6002193U JP2578102Y2 JP 2578102 Y2 JP2578102 Y2 JP 2578102Y2 JP 1993060021 U JP1993060021 U JP 1993060021U JP 6002193 U JP6002193 U JP 6002193U JP 2578102 Y2 JP2578102 Y2 JP 2578102Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
hearth
opening
continuous annealing
vertical continuous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993060021U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0721759U (ja
Inventor
澄雄 西本
俊郎 福里
潔 川辺
武 久末
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP1993060021U priority Critical patent/JP2578102Y2/ja
Publication of JPH0721759U publication Critical patent/JPH0721759U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2578102Y2 publication Critical patent/JP2578102Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、竪型連続焼鈍炉の炉床
開口部の周囲に載置した耐火材を保護する保護装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】竪型連続焼鈍炉においては、鋼帯の取り
出しや炉内点検等から昭和58年2月17日日本鉄鋼協
会主催の第88回西山記念講座P292(冷延鋼板用連
続焼鈍技術と製品)に開示されているように炉床には所
定の間隔で開口部が設けられ、この開口部には開口部か
らの炉内のガスの洩れを防ぐため炉蓋が装着されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この開口部に設けられ
た炉蓋は、開口部と炉蓋との隙間を小さくして炉内のシ
ール性を保っている。このように炉内のシール性を保持
するために開口部と炉蓋との隙間を小さくしているた
め、鋼帯の破断時の処理やロールおよび炉内点検等で炉
蓋を脱着する際に、炉床開口部周囲の耐火材を破損する
ことがしばしば発生していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、竪型連続焼鈍
炉炉床の下面に形成した炉床開口部6の外周で、この外
周の鉄皮7端部より所定の間隔をあけて、前期鉄皮上で
周囲方向に複数の支持棒9を立設し、さらに、前記開口
部の外周の鉄皮端部に逆L字型の保護板5を周方向に所
定の間隔をあけて複数配設するとともに、保護板5の一
方側端部を炉床鉄皮に溶接固定し、他方側を前記支持棒
9の上部に載置または貫通した状態で載置部および貫通
部と支持部とを溶接結合したことを特徴とする。
【0005】
【作用】竪型連続焼鈍炉の炉床開口部の周囲で、この周
囲の鉄皮上面に開口部外周端部から所定の間隔をあけて
支持棒9を立設する。また、この支持棒9は、外周方向
に所定の間隔で複数立設している。次に、開口部外周端
部に逆L字型の保護板5を配置する。この保護板5も外
周方向に複数に分割して設置している。この保護板5の
一方端部は、前記した炉床の鉄皮に溶接にて固定し、他
方側は、前期支持棒9の上面に載置または貫通して溶接
固定する。これにより炉蓋を脱着する際に発生する開口
部との炉蓋との接触による破損はこの保護板により保護
され発生しない。
【0006】
【実施例】図1は、本考案の実施例を示す側面図であっ
て、竪型連続焼鈍炉では、ロール3を配設しこのロール
3に鋼帯4を巻き付けて鋼帯4を移動させて所定の処理
を行なっている。これらロール3および鋼帯4は、鉄皮
に耐火材を内張した側壁1と鉄皮に耐火材を載置した炉
床10等で包囲され、炉内で所定の温度に加熱および冷
却されて処理が行なわれる。
【0007】炉床10には、鋼帯の破断時の処理や炉内
点検等のため所定の大きさの開口部6が設けられてお
り、この開口部を塞ぐために着説可能な炉蓋2が設けら
れている。この炉蓋2を着脱することにより鋼帯の取り
出しおよび炉内の点検等を行なう。図2は、図1のA−
A矢視図を示す。炉床10の開口部6の周囲には、所定
の間隔で保護板5を設けている。
【0008】図4は本考案の詳細図を示し、この保護板
5の詳細について説明すると炉床開口部6の外周に所定
の間隔を開けて炉床10の鉄皮7より支持棒9を立設し
ている。この支持棒9は、丸鋼やアングル等の型鋼およ
びプレートであってもよい。つぎに炉床開口部6の周囲
に逆L字型の保護板5を所定の間隔で配設する。そし
て、この逆L字型の保護板5の端部を前記した支持棒9
の上面に接触させ、この支持棒9との接触面を溶接等で
固定する。また、逆L字型の保護板5の前記支持棒9と
の接触部に開口を設けてこの開口に支持棒9を貫通して
固定してもよい。
【0009】本考案について更に詳述すると、図3は図
1のa部の詳細図を示しており、従来は炉床10は、鉄
皮の上面に耐火材を内張りしており、炉床10の開口部
周囲6は、この耐火材8が露出していた。このため、炉
蓋2を着脱する際炉蓋の外周と開口部の内周とが接触し
て炉床開口部6周囲の耐火材が破損する。
【0010】しかし、本考案においては炉床開口部6周
囲には、逆L字型の保護板5を所定の間隔で配置してい
るので、この保護板5が耐火材を保護し、炉蓋2の接触
による破損はない。また、逆L字型の保護板5は炉床開
口部6の周囲に熱膨張を考慮して所定の間隔を開けて配
置しているので、熱変形等による炉蓋との干渉も発生し
ない。また、炉床より立設した支持棒9と炉床周囲とで
固定しているため熱による脱落等も発生しない。
【0011】
【考案の効果】この様に、炉床の開口部に逆L字型の保
護板とこの保護板を支持する支持棒を炉床開口部の周囲
に配設したので、炉蓋の脱着時に発生していた炉蓋の接
触による炉床耐火材の破損が皆無となり、炉床耐火材の
寿命が大幅に向上するとともに作業効率も向上し、効果
は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】図2のa部詳細図である。
【図4】本考案の詳細図である。
【符号の説明】
1 側壁 2 炉蓋 3 ロール 4 鋼帯 5 保護板 6 炉床開口部 7 鉄皮 8 耐火材 9 支持棒 10 炉床
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 川辺 潔 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新日本製鐵株式会社 機械・プラント事 業部内 (72)考案者 久末 武 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵 株式会社 名古屋製鐵所内 (56)参考文献 実開 昭56−98852(JP,U) 実開 昭60−52957(JP,U) 実開 昭55−62558(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21D 1/00,9/52 - 9/56,9/66 F27D 1/18

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竪型連続焼鈍炉炉床の下面に形成した炉
    床開口部6の外周で、この外周の鉄皮7端部より所定の
    間隔をあけて、前期鉄皮上で周囲方向に複数の支持棒9
    を立設し、さらに、前記開口部の外周の鉄皮端部に逆L
    字型の保護板5を周方向に所定の間隔をあけて複数配設
    するとともに、保護板5の一方側端部を炉床鉄皮に溶接
    固定し、他方側を前記支持棒9の上部に載置または貫通
    した状態で載置部および貫通部と支持部とを溶接結合し
    たことを特徴とする竪型連続焼鈍炉の炉体構造。
JP1993060021U 1993-09-20 1993-09-20 竪型連続焼鈍炉の炉体構造 Expired - Fee Related JP2578102Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993060021U JP2578102Y2 (ja) 1993-09-20 1993-09-20 竪型連続焼鈍炉の炉体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993060021U JP2578102Y2 (ja) 1993-09-20 1993-09-20 竪型連続焼鈍炉の炉体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0721759U JPH0721759U (ja) 1995-04-21
JP2578102Y2 true JP2578102Y2 (ja) 1998-08-06

Family

ID=13130000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993060021U Expired - Fee Related JP2578102Y2 (ja) 1993-09-20 1993-09-20 竪型連続焼鈍炉の炉体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2578102Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5642331Y2 (ja) * 1978-10-18 1981-10-03
JPS6014755Y2 (ja) * 1979-12-27 1985-05-10 東芝セラミツクス株式会社 炉床構造
JPS6052957U (ja) * 1983-09-19 1985-04-13 新日本製鐵株式会社 連続焼鈍炉炉蓋のシ−ル構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0721759U (ja) 1995-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2578102Y2 (ja) 竪型連続焼鈍炉の炉体構造
US4342118A (en) Panel for electric furnace
US4771166A (en) Electric furnace heater mounting
JPH07284914A (ja) 高温容器の蓋
JP2757751B2 (ja) 竪形マツフル炉
JPH10219320A (ja) ステーブクーラー冷却水管保護管の鉄皮への取り付け構造
JP2568397Y2 (ja) 炉内壁の支持装置
JPS62127426A (ja) 竪形マツフル炉
JPH0548074Y2 (ja)
JPH0216991Y2 (ja)
JPS6321565Y2 (ja)
JP3093864B2 (ja) マッフルを備える竪型熱処理炉
JPS6236070Y2 (ja)
JPH06221770A (ja) 繊維質耐火材ブロック
JP2996879B2 (ja) ステーブクーラー本体構造
JPH0619555Y2 (ja) 転炉の炉体冷却装置
CN205957705U (zh) 一种加热炉炉内支撑梁保护块
CN217540756U (zh) 一种不影响热电偶测量的尾部支撑装置
JPH0619553Y2 (ja) 転炉炉体防護カバー
RU2078836C1 (ru) Колпаковая печь
JP2558908Y2 (ja) 真空脱ガス設備用浸漬管
JP2971289B2 (ja) 下部装入式竪型誘導加熱炉
JPH07109506A (ja) ステーブの取付方法
US3746327A (en) Blast furnace structure
JPH052600Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980414

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees