JPH0619553Y2 - 転炉炉体防護カバー - Google Patents
転炉炉体防護カバーInfo
- Publication number
- JPH0619553Y2 JPH0619553Y2 JP7569489U JP7569489U JPH0619553Y2 JP H0619553 Y2 JPH0619553 Y2 JP H0619553Y2 JP 7569489 U JP7569489 U JP 7569489U JP 7569489 U JP7569489 U JP 7569489U JP H0619553 Y2 JPH0619553 Y2 JP H0619553Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace body
- cover
- converter
- protective cover
- converter furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 鋼の製造工程転炉において操業中転炉上部に飛散、付着
した地金やスラグの落下から、炉体保護を目的とする転
炉炉体防護カバーに関するものである。
した地金やスラグの落下から、炉体保護を目的とする転
炉炉体防護カバーに関するものである。
［従来の技術］ 転炉炉体防護カバーは上方から落下する地金やスラグよ
りの炉体および近年水冷されている炉体の冷却配管、ま
たは付属される種々のセンサーを保護するものであり、
安定操業のため強固な転炉炉体防護カバーで、かつ転炉
炉体防護カバーへの付着地金、スラグからの熱的保護の
ため水冷化されているのが通常である。
りの炉体および近年水冷されている炉体の冷却配管、ま
たは付属される種々のセンサーを保護するものであり、
安定操業のため強固な転炉炉体防護カバーで、かつ転炉
炉体防護カバーへの付着地金、スラグからの熱的保護の
ため水冷化されているのが通常である。
従来の転炉炉体防護カバーはその加工性と消耗品的な考
え方からカバー板厚を増し、平板で構成されていたが、
上方からの比較的重量物（地金、スラグ）落下により凹
みが増大し変形が著しく、取付けボールト切断，内側炉
体冷却配管損傷，水漏れ，ついには転炉炉体防護カバー
の脱落となり溶鋼や、スラグを取り扱うため、水蒸気爆
発等の重大災害防止や炉体保護上修復のため操業を呈す
る必要があった。
え方からカバー板厚を増し、平板で構成されていたが、
上方からの比較的重量物（地金、スラグ）落下により凹
みが増大し変形が著しく、取付けボールト切断，内側炉
体冷却配管損傷，水漏れ，ついには転炉炉体防護カバー
の脱落となり溶鋼や、スラグを取り扱うため、水蒸気爆
発等の重大災害防止や炉体保護上修復のため操業を呈す
る必要があった。
［考案が解決しようとする課題］ 比較的軽量でかつ上方からの落下する地金やスラグに対
し充分な強度を有し、カバーへの地金やスラグ付着を防
止する形状を有することでカバーの非水冷を可能化した
転炉炉体防護カバーを提供しようとするものである。
し充分な強度を有し、カバーへの地金やスラグ付着を防
止する形状を有することでカバーの非水冷を可能化した
転炉炉体防護カバーを提供しようとするものである。
［課題を解決するための手段］ 本考案は上述の課題を有利に解決したものであり、その
要旨は、転炉炉体防護カバーを分割し扇状の中央を盛り
上げた形状とし、内側に複数の割円形補強リブを溶接付
けし、炉体側に固設したブラケットにボールト接合し、
これらを炉体全周に渡り設けることで陣笠状に構成した
ことを特徴とする転炉炉体防護カバーである。
要旨は、転炉炉体防護カバーを分割し扇状の中央を盛り
上げた形状とし、内側に複数の割円形補強リブを溶接付
けし、炉体側に固設したブラケットにボールト接合し、
これらを炉体全周に渡り設けることで陣笠状に構成した
ことを特徴とする転炉炉体防護カバーである。
［作用］ 転炉上方に付着した地金やスラグの落下に対し割円形リ
ブで補強された各々扇状カバーは強度が著しく増加し従
来の平板カバーに比べ飛躍的に変形劣化が減少し、また
表面を球状としたことで転炉炉体防護カバーへの地金や
スラグの付着も皆無となる。
ブで補強された各々扇状カバーは強度が著しく増加し従
来の平板カバーに比べ飛躍的に変形劣化が減少し、また
表面を球状としたことで転炉炉体防護カバーへの地金や
スラグの付着も皆無となる。
これによる炉体保護作用は勿論変形による炉体冷却配管
損傷からの水漏れと、地金やスラグの付着がないことよ
りの非水冷化を可能にした事、またカバー脱落による操
業停止は全く解消される。
損傷からの水漏れと、地金やスラグの付着がないことよ
りの非水冷化を可能にした事、またカバー脱落による操
業停止は全く解消される。
［実施例］ 次に本考案を実施例を示す第１図、第２図を用いて詳細
に説明する。
に説明する。
炉口金物１とトラニオンリング２の間に位置する適宜小
分割された転炉炉体防護カバー３は鋼板溶接構造であり
鋼板扇状のカバー板４を中央を盛り上げる曲げ加工を行
い、内側に割円形補強リブ５をカバー板４の扇状形に合
致させ複数強固に溶接し、カバー板４の両側にはボール
ト接合用ブラケット８を複数設ける。
分割された転炉炉体防護カバー３は鋼板溶接構造であり
鋼板扇状のカバー板４を中央を盛り上げる曲げ加工を行
い、内側に割円形補強リブ５をカバー板４の扇状形に合
致させ複数強固に溶接し、カバー板４の両側にはボール
ト接合用ブラケット８を複数設ける。
炉体６にカバー板４の必要数固設したブラケット７にカ
バー板４をボールト９で接合し、かつボールト９による
接合部上部には接合カバー10をボールト接合部保護のた
め溶接付けする。
バー板４をボールト９で接合し、かつボールト９による
接合部上部には接合カバー10をボールト接合部保護のた
め溶接付けする。
従って外見上は割円形カバーが複数一体となり陣笠を被
った如く構成する転炉炉体防護カバー３が得られる。
った如く構成する転炉炉体防護カバー３が得られる。
［考案の効果］ 中央が盛り上がった陣笠状転炉炉体防護カバー３は上方
から落下する地金やスラグに対し著しく強度を増し、そ
の変形は大幅に減少し炉体保護は勿論、炉体冷却配管損
傷防止、ましてや転炉炉体防護カバー３の脱落は皆無と
なり、かつ転炉炉体防護カバー３への地金やスラグ付着
も極小で、カバーを非水冷化した事でのカバー水漏れお
よび炉体冷却系の水漏れが解消され、脱落や水漏れ等に
より修理を必要とせずに転炉操業停止は全く解消され
た。
から落下する地金やスラグに対し著しく強度を増し、そ
の変形は大幅に減少し炉体保護は勿論、炉体冷却配管損
傷防止、ましてや転炉炉体防護カバー３の脱落は皆無と
なり、かつ転炉炉体防護カバー３への地金やスラグ付着
も極小で、カバーを非水冷化した事でのカバー水漏れお
よび炉体冷却系の水漏れが解消され、脱落や水漏れ等に
より修理を必要とせずに転炉操業停止は全く解消され
た。
第１図は本考案の防護カバーを備えた転炉の全体図、第
２図は本考案転炉炉体防護カバーの分割部分説明図であ
る。 １……炉口金物、２……トラニオンリング ３……炉体防護カバー、４……カバー板 ５……補強リブ、６……炉体 ７……ブラケット、８……ブラケット ９……ボールト、10……接合カバー
２図は本考案転炉炉体防護カバーの分割部分説明図であ
る。 １……炉口金物、２……トラニオンリング ３……炉体防護カバー、４……カバー板 ５……補強リブ、６……炉体 ７……ブラケット、８……ブラケット ９……ボールト、10……接合カバー
Claims (1)
- 【請求項１】分割したカバー板を扇状かつ中央を盛り上
げた形状とし内側に複数の割円形補強リブを接合し、該
カバー板を接合して炉体全周を陣笠状に構成したことを
特徴とする転炉炉体防護カバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7569489U JPH0619553Y2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 転炉炉体防護カバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7569489U JPH0619553Y2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 転炉炉体防護カバー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0314140U JPH0314140U (ja) | 1991-02-13 |
| JPH0619553Y2 true JPH0619553Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=31616496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7569489U Expired - Lifetime JPH0619553Y2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 転炉炉体防護カバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0619553Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4583395B2 (ja) * | 2007-03-06 | 2010-11-17 | 双葉実業株式会社 | 扉用レバーハンドル |
-
1989
- 1989-06-28 JP JP7569489U patent/JPH0619553Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0314140U (ja) | 1991-02-13 |
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