JP2971289B2 - 下部装入式竪型誘導加熱炉 - Google Patents
下部装入式竪型誘導加熱炉Info
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
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- General Induction Heating (AREA)
Description
装入式竪型誘導加熱炉に掛り、とくに圧延設備の近傍に
設置する場合に、誘導加熱コイルを保護するのに好適な
下部装入式竪型誘導加熱炉に関するものである。
片をガス燃焼型加熱炉で中間温度まで一旦加熱した後、
所定の高温まで加熱するために使用されている。竪型誘
導加熱炉で高温に加熱した鋼材はできるだけ温度低下を
防止して圧延処理を行うことが品質上および効率上から
望ましく、そのため下部装入式竪型誘導加熱炉は圧延設
備の近傍に設置してある。
は、熱間圧延ラインに沿って順次配列されたガス燃焼加
熱炉19、竪型誘導加熱炉20、粗圧延機21および仕上圧延
機22よりなっている。竪型誘導加熱炉20の炉本体2の外
周面に沿って誘導加熱コイル3が配置してあり、竪型誘
導加熱炉20には鋼片1の側面が水平になるように垂直姿
勢に転回する鋼片傾転装置(図示せず)および炉内の鋼
片を垂直姿勢で昇降可能に支持する金物支持台5および
鋼片1を上方より押えて支持する鋼片傾倒防止体12を備
えている。
片1はラインテーブルローラ17上に抽出され、熱間圧延
ラインに沿い搬送し、所定の位置で停止する。テーブル
ローラ17上の鋼片1は鋼片傾転装置により側面が水平に
なるように垂直姿勢に転回し、下降した位置に待機して
いる金物支持台5上に載置すると共に鋼片傾倒防止体12
を下降して鋼片1を上方より押えて支持する。
2に示すように鋼片1は、昇降台6上に設けた金物支持
台5上に炉床金物4を介して載置してあり、昇降台6を
介して昇降装置(図示せず)により炉の下部から炉本体
2内に装入される(特開平3−45885 号公報参照)。な
お炉本体2の下部は昇降台シール箱7および架構15に設
けた架構シール部8によりシールされている。
設けた上下2重のガイドローラ11にガイドされ炉本体2
の天井に設けた開孔2aから炉内に垂下され鋼片1の上
方より押えて傾倒を防止している。かくして炉本体2内
に装入した鋼片1を炉床金物4と傾倒防止体12との間で
支持した状態で上下方向に分割配置された誘導加熱コイ
ル3に通電して所定の高温になるまで加熱する。
鋼片1と共に下降し、鋼片1が所定位置まで下降したら
鋼片傾倒装置を用いて鋼片1の上下面を水平姿勢にす
る。引続き鋼片1を粗圧延機21により粗圧延した後、仕
上圧延機22を用いて仕上圧延を行うことになる。
ンでは、通常、鋼材圧延前に表面スケールの除去のた
め、搬送上流方向に向って高圧水によるデスケーリング
処理が実施される。そのため、前述のように下部装入式
誘導加熱炉20を圧延設備21の近傍に設置した場合、デス
ケーリング処理によりスケールや水蒸気が飛散するため
竪型誘導加熱炉20の付近は環境の悪い条件下になる。
誘導加熱コイル3が飛散したスケールおよび水蒸気が付
着し、これに起因して漏電、地絡を生じて鋼片1の加熱
に支障をきたしたり、あるいはスケールの堆積により放
熱を阻害してコイル3を過加熱し故障の原因になる等の
問題があった。本発明は前記従来技術の問題点を解消
し、炉本体の外周面に配置された誘導加熱コイルをスケ
ールや水蒸気などの悪環境から保護することができる下
部装入式竪型誘導加熱炉を提供することを目的とするも
のである。
の本発明は、圧延設備の近傍に設置する、炉本体の外周
面に配置された誘導加熱コイルを備えた下部装入式竪型
誘導加熱炉であって、前記誘導加熱コイルの廻りに設け
られたメンテナンススペースを確保した隔離壁と、該隔
離壁で形成された密閉室と、前記隔離壁を貫通しかつ前
記密閉室に接続して清浄エヤーを送風し、前記密閉室内
を正圧に維持する送風ダクトを備えたことを特徴とする
下部装入式竪型誘導加熱炉である。
る隔離壁の中にあると共に、室内は清浄エヤーを供給し
て若干の正圧に維持してあるので、付近で行われる鋼片
のデスケーリング処理時に発生するスケールや水蒸気が
飛散しても隔離壁の中に侵入するのを完全に防止でき
る。その結果、誘導加熱コイルがスケールや水蒸気に汚
染されることに起因する諸トラブルを解消できる。
ナンススペースを確保してあるので、隔離壁を撤去する
ことなく、密閉室の中に入って誘導加熱コイルの点検や
修理を容易に行うことができる。
明する。本発明では図1および図2に示すように下部装
入式竪型誘導加熱炉20の炉本体2および門型支持枠10を
支持する架構15に下部隔離壁14aを、また支持枠10の側
方にメンテナンスに必要なスペースを置いて側面隔離壁
14bを、さらに上部デッキ16から門型支持枠10を経由し
て炉本体2の天井に至る上部隔離壁14cによって密閉室
18を形成する。
向端部の片側に隔離壁14bを貫通してダクト23を接続し
てあり、ダクト23の途中には送風ファン24が配設してあ
る。ダクト23の吸込端は電気室等の空気の清浄な場所に
開口している。本発明では、熱間圧延設備を稼働してい
る期間には、送風ファン24を運転しダクト23を介して隔
離壁14a、14b、14cから形成される密閉室18内に清浄
なエヤーを供給して室内を若干の正圧に維持して炉本体
2の外周面に配置した誘導加熱コイル3を外部の雰囲気
から遮断する。なお、密閉室18内に供給したエヤーは誘
導加熱コイル3を冷却するので過加熱を防止することに
もなる。
炉20の近傍におけるラインテーブルローラ17上で鋼片1
をデスケーリングする際に発生するスケールや水蒸気が
飛散しても密閉室18内に侵入するのを完全に防止するこ
とができる。したがって従来のように誘導加熱コイル3
にスケールや水蒸気の付着に起因する漏電、地絡あるい
はスケール堆積に起因する放熱阻害などの諸トラブルを
解消することができる。
離壁で形成された密閉室内に誘導加熱コイルを隔離する
と共に室内を清浄なエヤーで正圧に維持してあるので、
デスケールで飛散したスケールや水蒸気等から保護する
ことができる。このため誘導加熱コイルの漏電、加熱に
よるトラブル発生頻度を従来の5回/年程度からトラブ
ル発生なしまで減少することができる。
ある。
ある。
構成例を示す模式的斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 圧延設備の近傍に設置する、炉本体の外
周面に配置された誘導加熱コイルを備えた下部装入式竪
型誘導加熱炉であって、前記誘導加熱コイルの廻りに設
けられたメンテナンススペースを確保した隔離壁と、該
隔離壁で形成された密閉室と、前記隔離壁を貫通しかつ
前記密閉室に接続して清浄エヤーを送風し、前記密閉室
内を正圧に維持する送風ダクトを備えたことを特徴とす
る下部装入式竪型誘導加熱炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5121216A JP2971289B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 下部装入式竪型誘導加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5121216A JP2971289B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 下部装入式竪型誘導加熱炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06330158A JPH06330158A (ja) | 1994-11-29 |
JP2971289B2 true JP2971289B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14805761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5121216A Expired - Fee Related JP2971289B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 下部装入式竪型誘導加熱炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2971289B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AUPN101495A0 (en) * | 1995-02-10 | 1995-03-09 | Bhp Steel (Jla) Pty Limited | Casting steel strip |
CN109628710B (zh) * | 2019-02-01 | 2024-06-11 | 谢德 | 弹簧线电磁加热退火装置 |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP5121216A patent/JP2971289B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06330158A (ja) | 1994-11-29 |
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