JP2578087Y2 - クレ−ンの脱索検知装置 - Google Patents

クレ−ンの脱索検知装置

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JP2578087Y2
JP2578087Y2 JP1992063145U JP6314592U JP2578087Y2 JP 2578087 Y2 JP2578087 Y2 JP 2578087Y2 JP 1992063145 U JP1992063145 U JP 1992063145U JP 6314592 U JP6314592 U JP 6314592U JP 2578087 Y2 JP2578087 Y2 JP 2578087Y2
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良玄 三好
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株式会社小川製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クレ−ンの索がブ−ム
先端のシ−ブから脱落したことを検知する装置に関する
ものである。
【0002】
【従来技術の問題点】一般的にクレ−ンは、そのブ−ム
の先端にシ−ブを取り付け、このシ−ブに揚重用の索を
掛止して構成される。しかし、索はシ−ブ周面の溝に掛
止されているだけなので、荷揺れなどが起きると脱落す
るおそれがある。そして、そのまま気付かずに荷吊り作
業を続けると、荷が傾いて落下するおそれがり、非常に
危険である。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
問題点を解決するためになされたもので、クレ−ンの索
がシ−ブから脱落したことを即座に検知することができ
るクレ−ンの脱索検知装置を提供することを目的とす
る。即ち、本考案は、クレ−ンの索がブ−ム先端のシ−
ブから脱落したことを検知する装置において、ブ−ム先
端のシ−ブの取付フレ−ムに、索の脱落時に索に押され
て後退するスライドバ−を設置し、またスライドバ−の
後退時にスライドバ−と接触する検知装置を設置したこ
とを特徴とする、クレ−ンの脱索検知装置である。
【0004】
【実施例】以下、図1を参照しながら、本考案の一実施
例について説明する。 <イ>クレ−ンブ−ムの先端部の構造 本考案の装置は、クレ−ンブ−ム1の先端部に取り付け
られる。このブ−ム1の先端部には、シ−ブ取り付け用
の取付フレ−ム11が設けられている。そして、この取
付フレ−ム11には、複数のシ−ブ12が回転可能に取
り付けてある。索2は、ブ−ム基端側のウインチに巻き
付けてあり、そこから引き出されてシ−ブ12に掛止し
て下方に垂れ下がり、先端部にフックを取り付けてあ
る。
【0005】<ロ>スライドバ− スライドバ−3は、取付フレ−ム11のシ−ブ12間に
取り付ける。このスライドバ−3は鋼板等の両側をガイ
ド31でスライド可能に押さえてあり、シ−ブ12間に
位置する索2と直交する方向にスライド可能に取り付け
る。また、スライドバ−3の索2側の端部には、スライ
ドバ−3と面直交する方向に当て板32を取り付け、脱
索時に索2を確実に受けられるよう構成する。
【0006】<ハ>検知装置 検知装置4には、リミットスイッチ等を用いる。この検
知装置4は、スライドバ−3の後退側に設置し、スライ
ドバ−3が後退した時に接触するよう構成する。
【0007】
【作用】荷揚げ作業中に荷揺れ等が起きると、索2がシ
−ブ12から脱落する。このとき、索2はブ−ム1先端
からV字状に垂れ下がっているため、索2がシ−ブ12
から脱落すると、シ−ブ12の内側に外れる。すると、
索2がスライドバ−3の当て板32に当たり、スライド
バ−3が後退する。スライドバ−3の後退によって、そ
の後端部が検知装置4に接触する。検知装置4では、索
2の脱落を即座に検知し、警報あるいはウインチの駆動
停止等の危険防止手段を作動させる。
【0008】
【本考案の効果】本考案は以上説明したようになるた
め、次のような効果を得ることができる。即ち、索の脱
落検知装置を設けることによって、索の脱落を即座に検
知し、警報あるいはウインチの駆動停止等の危険防止手
段を作動させることができる。従って、従来のように脱
索状態のまま気付かずに荷吊り作業を続けることがなく
なるため、作業の安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の説明図

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレ−ンの索がブ−ム先端のシ−ブから
    脱落したことを検知する装置において、 ブ−ム先端のシ−ブの取付フレ−ムに、 索の脱落時に索に押されて後退するスライドバ−を設置
    し、 またスライドバ−の後退時にスライドバ−と接触する検
    知装置を設置したことを特徴とする、 クレ−ンの脱索検知装置。
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