JP2577841Y2 - キッチン・キャビネット - Google Patents
キッチン・キャビネットInfo
- Publication number
- JP2577841Y2 JP2577841Y2 JP1992028879U JP2887992U JP2577841Y2 JP 2577841 Y2 JP2577841 Y2 JP 2577841Y2 JP 1992028879 U JP1992028879 U JP 1992028879U JP 2887992 U JP2887992 U JP 2887992U JP 2577841 Y2 JP2577841 Y2 JP 2577841Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drawer
- drawers
- cabinet
- kitchen
- kitchen cabinet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キッチン等に配置して
使用される複数の引出しを備えたキッチン・キャビネッ
トに関する。
使用される複数の引出しを備えたキッチン・キャビネッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりかかるキッチン・キャビネット
として種々の構造のものが使用されている。
として種々の構造のものが使用されている。
【0003】図6は、キッチン・キャビネットの最もシ
ンプルなもので、キャビネット本体20と、このキャビ
ネット本体20に収納される上下3段の引出20a,2
0b,20cとで構成されている。
ンプルなもので、キャビネット本体20と、このキャビ
ネット本体20に収納される上下3段の引出20a,2
0b,20cとで構成されている。
【0004】使用にあたっては、厨房作業に必要な収納
物の大きさや使用頻度に応じて、適宜決められた引出し
20a,20b,20cに収納される。
物の大きさや使用頻度に応じて、適宜決められた引出し
20a,20b,20cに収納される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが従来のキッチ
ン・キャビネットに備えられた引出しは、図6に代表さ
れるように、全て正面方向へ引出し可能に構成されたも
ので、下段の引出し20cを引出した状態で中段あるい
は上段の引出し20b,20aを引き出すと、下方に位
置する引出し20cが塞がれてしまい、中身を取り出す
ことができない。このように、従来のキッチン・キャビ
ネットでは複数の引出しを同時に引出した状態で使用す
ることは困難である。
ン・キャビネットに備えられた引出しは、図6に代表さ
れるように、全て正面方向へ引出し可能に構成されたも
ので、下段の引出し20cを引出した状態で中段あるい
は上段の引出し20b,20aを引き出すと、下方に位
置する引出し20cが塞がれてしまい、中身を取り出す
ことができない。このように、従来のキッチン・キャビ
ネットでは複数の引出しを同時に引出した状態で使用す
ることは困難である。
【0006】また、従来の引出しは正面方向にのみ引出
し可能であるために、引出しを全て引き出すと、特に重
量物を収納している場合など、重心が手前側に移動して
しまいキッチン・キャビネットが傾くこともある。
し可能であるために、引出しを全て引き出すと、特に重
量物を収納している場合など、重心が手前側に移動して
しまいキッチン・キャビネットが傾くこともある。
【0007】本考案は、かかる問題点を解消するもの
で、複数の引出しを備えたキッチン・キャビネットにお
いて、引出しの何れかを間口方向から出し入れ可能に
し、かかるキッチン・キャビネットの使用勝手をさらに
向上させることを目的とする。
で、複数の引出しを備えたキッチン・キャビネットにお
いて、引出しの何れかを間口方向から出し入れ可能に
し、かかるキッチン・キャビネットの使用勝手をさらに
向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、複数の引出しを収納可能なキャビネット
本体と、同キャビネット本体に収納され正面方向に引出
し可能な第1の引出しと、前記キャビネット本体に収納
され間口方向に引出し可能な第2の引出しとを備え、前
記第1の引出しと第2の引出しの何れかをテーブル仕様
とし、かつ互いに互換性を持たせたことを特徴とする。
成するために、複数の引出しを収納可能なキャビネット
本体と、同キャビネット本体に収納され正面方向に引出
し可能な第1の引出しと、前記キャビネット本体に収納
され間口方向に引出し可能な第2の引出しとを備え、前
記第1の引出しと第2の引出しの何れかをテーブル仕様
とし、かつ互いに互換性を持たせたことを特徴とする。
【0009】
【0010】
【作用】本考案のキッチン・キャビネットにおいては、
通常の正面方向に引出し可能な第1の引出しと、これに
加え、第1の引出しと直角方向、すなわち、間口方向に
引出し可能な第2の引出しとを備えており、第1の引出
しと第2の引出しとを同時に開けた状態でも、2つの引
出しが重なり合うことがなく、また一方向にのみ重心が
移動することがない。
通常の正面方向に引出し可能な第1の引出しと、これに
加え、第1の引出しと直角方向、すなわち、間口方向に
引出し可能な第2の引出しとを備えており、第1の引出
しと第2の引出しとを同時に開けた状態でも、2つの引
出しが重なり合うことがなく、また一方向にのみ重心が
移動することがない。
【0011】また、第1および第2の引出しに互いに互
換性を持たせることによって、引出しの収納物をそのま
まの状態で、厨房作業の都合に合わせて、適宜位置変更
することが可能となる。
換性を持たせることによって、引出しの収納物をそのま
まの状態で、厨房作業の都合に合わせて、適宜位置変更
することが可能となる。
【0012】
【実施例】図1は本考案の一実施例であるキッチン・キ
ャビネットの斜視図である。
ャビネットの斜視図である。
【0013】本実施例のキッチン・キャビネット10
は、キャビネット本体1、及びこれに引出し可能に収納
された複数の引出し2,3,4a,4b,4c,4d,
4eから構成されている。
は、キャビネット本体1、及びこれに引出し可能に収納
された複数の引出し2,3,4a,4b,4c,4d,
4eから構成されている。
【0014】キャビネット本体1のカウンタ5には右よ
りの位置にシンク6が設けられ、さらにカウンタ5の中
央奥部にはシングルレバー式の水栓7が設けられてい
る。8はカウンタ5の奥部に間口全幅に亘って設けられ
た水はね防止用のバックガードである。
りの位置にシンク6が設けられ、さらにカウンタ5の中
央奥部にはシングルレバー式の水栓7が設けられてい
る。8はカウンタ5の奥部に間口全幅に亘って設けられ
た水はね防止用のバックガードである。
【0015】キャビネット本体1に収納された引出し
2,3,4a,4b,4c,4d、4eは、略中央で分
割されて左右に配置され、左側には上段から、正面方向
に引出し可能な引出し2が、その下段には間口方向に引
出し可能な引出し3が、さらにこの下段には最上段と同
じ引出し2が設けられている。引出し3には、図4の断
面図に示すように、浅い引出し本体3aの上面に、テー
ブル板3bが着脱自在に取り付けられている。したがっ
て引出し3は、通常の引出しとしては勿論テーブル板3
aをカウンター5の延長としても用いることができる。
さらに上段の引出し2と下段の引出し3aとは、その幅
やまた前板2a,3c等の構成は同一とし、互いに互換
性を持たせており、図1の状態から、引出し2及び3を
引出し、互いに入れ替えて図2に示すように、正面方向
にテーブル板を備えた引出し3を配置することも可能と
なる。
2,3,4a,4b,4c,4d、4eは、略中央で分
割されて左右に配置され、左側には上段から、正面方向
に引出し可能な引出し2が、その下段には間口方向に引
出し可能な引出し3が、さらにこの下段には最上段と同
じ引出し2が設けられている。引出し3には、図4の断
面図に示すように、浅い引出し本体3aの上面に、テー
ブル板3bが着脱自在に取り付けられている。したがっ
て引出し3は、通常の引出しとしては勿論テーブル板3
aをカウンター5の延長としても用いることができる。
さらに上段の引出し2と下段の引出し3aとは、その幅
やまた前板2a,3c等の構成は同一とし、互いに互換
性を持たせており、図1の状態から、引出し2及び3を
引出し、互いに入れ替えて図2に示すように、正面方向
にテーブル板を備えた引出し3を配置することも可能と
なる。
【0016】また、左側下段には、重量物や嵩高のもの
を収納するための一番容量の大きい引出し4aが設けら
れている。
を収納するための一番容量の大きい引出し4aが設けら
れている。
【0017】一方右側に配置された、引出しは4b,4
c,4d,4eは、図5の断面図に示すようにシンク6
の排水管(図示せず)のため、奥行きを短くして奥部に
配管用空間Sを設けている。
c,4d,4eは、図5の断面図に示すようにシンク6
の排水管(図示せず)のため、奥行きを短くして奥部に
配管用空間Sを設けている。
【0018】上記構成において、通常はテーブル仕様の
引出し3を間口方向に引出し可能に収納し、通常の収納
用引出し2を正面側に収納している。したがって引出し
3を間口方向に引き出すことによって、調理器具や食物
あるいはクッキングブック等をおいて、カウンタ5の延
長としても利用することが可能となる。また不使用時に
は収納することができるため邪魔にならず、キッチン・
キャビネット10側面の厨房空間を有効に活用すること
ができる。さらに引出し2と3とに互いに互換性がある
ため、引出しの収納物をそのままの状態で、厨房作業の
都合に合わせて適宜位置変更することが可能となる。ま
た、引出し2と引出し3とが互いに直角方向に出し入れ
されるため、両方を開けた状態でも重なり合うことがな
く、両引出し2,3の同時使用が可能となる。その際に
も、従来の引出しのように一方向にのみ引き出すもので
はないため、重心が前に移動してキッチン・キャビネッ
ト10が傾くこともない。
引出し3を間口方向に引出し可能に収納し、通常の収納
用引出し2を正面側に収納している。したがって引出し
3を間口方向に引き出すことによって、調理器具や食物
あるいはクッキングブック等をおいて、カウンタ5の延
長としても利用することが可能となる。また不使用時に
は収納することができるため邪魔にならず、キッチン・
キャビネット10側面の厨房空間を有効に活用すること
ができる。さらに引出し2と3とに互いに互換性がある
ため、引出しの収納物をそのままの状態で、厨房作業の
都合に合わせて適宜位置変更することが可能となる。ま
た、引出し2と引出し3とが互いに直角方向に出し入れ
されるため、両方を開けた状態でも重なり合うことがな
く、両引出し2,3の同時使用が可能となる。その際に
も、従来の引出しのように一方向にのみ引き出すもので
はないため、重心が前に移動してキッチン・キャビネッ
ト10が傾くこともない。
【0019】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案のキッチ
ン・キャビネットは互いに直角方向に引出し可能な第1
の引出しと、第2の引出しとを備えている。このため、
従来のように、2つの引出しを同時に引出した際にも重
なり合うことがなく、独立した使用とすることができ、
これを用いた厨房作業の作業性が向上する。特に、一方
の引出しにテーブル機能を持たせることによって、これ
をカウンターの延長としても利用することができ、また
互いの引出し同士に互換性を持たせることによって、作
業内容に応じて適宜配置変えが可能となり、さらに作業
性を向上させることができる。
ン・キャビネットは互いに直角方向に引出し可能な第1
の引出しと、第2の引出しとを備えている。このため、
従来のように、2つの引出しを同時に引出した際にも重
なり合うことがなく、独立した使用とすることができ、
これを用いた厨房作業の作業性が向上する。特に、一方
の引出しにテーブル機能を持たせることによって、これ
をカウンターの延長としても利用することができ、また
互いの引出し同士に互換性を持たせることによって、作
業内容に応じて適宜配置変えが可能となり、さらに作業
性を向上させることができる。
【図1】本考案の一実施例であるキッチン・キャビネッ
トの斜視図である。
トの斜視図である。
【図2】図1に示すキッチン・キャビネットの、引出し
を入れ替えた状態の斜視図である。
を入れ替えた状態の斜視図である。
【図3】図1に示すキッチン・キャビネットの正面図で
ある。
ある。
【図4】図3に示すキッチン・キャビネットのA−A線
断面図である。
断面図である。
【図5】図3に示すキッチン・キャビネットのB−B線
断面図である。
断面図である。
【図6】従来のキッチン・キャビネットの斜視図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 キャビネット本体 2,3,4a,4b,4c,4d,4e 引出し 2a,3c 前板 3a 引出し本体 3b テーブル板 5 カウンター 6 シンク 7 水栓 8 バックガード 10 キッチン・キャビネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−12616(JP,A) 実開 昭57−36154(JP,U) 実開 昭64−28142(JP,U) 実開 平2−36340(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47B 77/00 A47B 67/04 501 A47B 88/00
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の引出しを収納可能なキャビネット
本体と、同キャビネット本体に収納され正面方向に引出
し可能な第1の引出しと、前記キャビネット本体に収納
され間口方向に引出し可能な第2の引出しとを備え、前
記第1の引出しと第2の引出しの何れかをテーブル仕様
とし、かつ互いに互換性を持たせたことを特徴とするキ
ッチン・キャビネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992028879U JP2577841Y2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | キッチン・キャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992028879U JP2577841Y2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | キッチン・キャビネット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0588344U JPH0588344U (ja) | 1993-12-03 |
JP2577841Y2 true JP2577841Y2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=12260682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992028879U Expired - Lifetime JP2577841Y2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | キッチン・キャビネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577841Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3917169B1 (ja) * | 2006-08-28 | 2007-05-23 | 株式会社Inax | キッチンキャビネット |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5736154U (ja) * | 1980-08-08 | 1982-02-25 | ||
JPS5812616A (ja) * | 1981-07-13 | 1983-01-24 | 松下電工株式会社 | 抽出装置 |
JPS6428142U (ja) * | 1987-08-11 | 1989-02-17 | ||
JPH0236340U (ja) * | 1988-09-02 | 1990-03-09 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP1992028879U patent/JP2577841Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0588344U (ja) | 1993-12-03 |
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