JP2577630Y2 - 棋譜記号入力器 - Google Patents

棋譜記号入力器

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JP2577630Y2
JP2577630Y2 JP1993007208U JP720893U JP2577630Y2 JP 2577630 Y2 JP2577630 Y2 JP 2577630Y2 JP 1993007208 U JP1993007208 U JP 1993007208U JP 720893 U JP720893 U JP 720893U JP 2577630 Y2 JP2577630 Y2 JP 2577630Y2
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JP1993007208U
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JPH0655684U (ja
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利夫 梅田
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利夫 梅田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、囲碁の棋譜入力を迅速
に選別入力することのできる棋譜記号入力器に関するも
ので、布石、定石、詰め碁等の研究にも役立ち、棋道の
普及発展に大きく寄与できるものである。更に、入力さ
れた棋譜は、ワープロ印刷することにより、そのまま印
刷原稿にでき、囲碁指導における出題、解答、投稿など
棋譜を必要とする場合、有利に利用することができるも
のである。
【0002】
【従来の技術】ワードプロセッサで譜罫を表示するため
の記号を入力する場合は、文字のように直接入力するこ
とができないので、色々な数字の組合せ(一般的にはJ
IS図形文字符号表の番号)によって、必要な記号を呼
び出すように工夫されている。あるいはまたワープロ本
体の画面上に多くの記号を展示し、その中から必要な記
号を選択する方法もある。しかし何れの場合も、極めて
煩雑な手数と時間の浪費を伴い能率的でない。
【0003】ワードプロセッサで囲碁の棋譜を入力する
場合は、数多くの記号が必要であって、この記号を入力
するには、極めて煩雑な手数と、多くの時間を浪費し、
かつ精神的な疲労を伴う。例えば、白番手順としての丸
枠付き数字20の記号を呼び出す場合(外字として登録
されている場合に限定されるが)、条件の悪い時は20
回以上のキー操作を必要とする。すべての記号が、これ
ほど多くの手数と精神的疲労を伴うので、実際問題とし
て、ワードプロセッサで囲碁の棋譜を入力することは不
可能に近いものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記問題点
を解決するための提案であり、複雑な手数を省略して、
簡単迅速に棋譜記号を選別入力可能な棋譜記号入力器を
提供することを目的とする。
【0005】そもそも、 ワードプロセッサは、色々な
記号や述語(単語)を、英字とアラビア数字の組合せに
よって、自分流の記号辞書としてフロッピーディスクに
登録しておくことができる。従ってこの機能を逆に利用
して、英字と数字を入力することによって、登録した記
号を呼び戻すことができる。
【0006】例えば、ワープロ本体の辞書作成機能で、
Fと数字4を組み合わせを読みとして述語「+」を辞書
登録しておけば、ワープロ本体の辞書呼び出し機能で、
Fと数字4を入力することによって記号「+」を呼び戻
すことができる。しかしこの方法では、記号の種類が多
くなると、登録した時の組み合わせ条件と、登録された
記号の実像関係を把握するために多くの時間を浪費する
ので、本課題を解決するための手段とならない。
【0007】しかし、ワープロ本体の機能だけでは、こ
れ以上改善の余地はなく、どうしても補助入力器の力を
借りる以外にない。そこで本案では以下に述べるよう
に、補助器の力を利用して解決の手段とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するため、 棋譜記号が指定文字と指定数字にて述語
登録されたワードプロセッサと接続される棋譜記号入力
器であって、キー収納筐体枠内のキーを譜罫記号呼び出
しキーブロック、雑記号呼び出しキーブロック、手順呼
び出しキーブロック、入力位置指定キーブロックの4つ
のキーブロックに区分し、譜罫記号呼び出しキーブロッ
ク、雑記号呼び出しキーブロック、各々の先頭キーをブ
ロックの種類名を明示した呼び出し用キーとし、手順呼
び出しキーブロック先頭2個のキーを黒手順呼び出し用
キーと白手順呼び出し用キーとし、各呼び出し用キーを
述語登録指定文字の指定文字と対応させ、該ブロックの
残る他のキーを記号の実像を明示した実像入力キーとし
て、述語登録の指定文字と指定数字とを対応させたこと
を特徴とする棋譜記号入力器を提供するものである。
【0009】以下図示の例に従って説明する。図1は本
考案の棋譜記号入力器のキー配置を示す図であり、棋譜
記号入力器は、キー収納筐体枠9内を、ブロック区分境
界線6により、譜罫記号呼び出しキーブロック11、雑
記号呼び出しキーブロック12、手順呼び出しキーブロ
ック13、入力位置指定キーブロック14の4つのキー
ブロックに区分する。
【0010】棋譜記号入力器と接続されるワードプロセ
ッサには、棋譜記号が指定文字と指定数字にて述語登録
(単語登録、熟語登録、辞書登録等各種呼び名が異なる
場合もある)を行ってある。棋譜記号入力器とワードプ
ロセッサとの接続は、一般的なケーブルによる接続でも
良いし、赤外線通信機能、無線通信機能を利用した接続
でも良い。
【0011】譜罫記号呼び出しキーブロック11、雑記
号呼び出しキーブロック12、各々の先頭キーをブロッ
クの種類名を明示した呼び出し用キーとする。図中1が
譜罫記号呼び出し用キーであり、図中2が雑記号呼び出
し用キーである。他方、手順呼び出しキーブロック13
の先頭2個のキー3,4を黒手順呼び出し用キー3と白
手順呼び出し用キー4としてある。各呼び出し用キー
1,2,3,4は、述語登録の指定文字と対応してい
る。
【0012】該ブロック11,12,13の、各呼び出
し用キー1,2,3,4以外の他のキー(図1中右方に
配置されたキー)は記号の実像を明示した実像入力キー
として、述語登録指定文字の他の一文字と対応させてあ
る。図中5aが譜罫記号の実像入力キーであり、5bが
雑記号の実像入力キーであり、5cが黒手順及び白手順
両者の実像入力キーである。尚、手順の実像入力キー5
cは、黒手順白手順両者共通である。
【0013】入力位置指定キーブロック14には、位置
指定用のカーソルキー7と変換キー8を配置してある。
【0014】図2が、本考案の表示の一例を示した図で
ある。図2では、説明の便宜のため各呼び出し用キー
1,2,3,4及び譜罫記号の実像入力キー5a、雑記
号の実像入力キー5bに実像以外に英字及び数字が表記
されているが、英字及び数字の表記は無くても良い。こ
の場合の英字及び数字のキーはワードプロセッサのそれ
らのキーに対応させてある。
【0015】ワードプロセッサにおいて、棋譜記号の述
語登録の指定2文字を英字と数字で行なう場合、各呼び
出し用キー1,2、3、4に英字ABCDの4文字を振
り分け、各実像キー5a、5b、5cに数字を振り分
け、述語登録を行う。例えば図2の棋譜記号入力器で、
譜罫記号十の述語登録を行う場合、指定文字をA4とす
るのである。
【0016】従って、この場合、Aと4と変換の三回の
キー入力によって実像記号+が得られる。勿論、図2に
示す本考案を利用しているものにとっては、譜罫記号と
Aの文字が表記された譜罫記号呼び出し用キー1と+と
いう実像が表記された譜罫記号の実像入力キー5aと変
換キー8を入力することにより呼び出すことができるの
である。
【0017】手順呼び出しキーブロック13は、囲碁手
合いにおける白番、黒番の手順記号を入力するための区
画である。手順記号は少なくとも300手は必要だか
ら、囲碁対局の場合を考えると白黒合わせて多数の丸枠
付き数字記号が必要となる。しかし、ワードプロセッサ
では一手で二文字以上を入力することはできないので、
二桁、三桁の数字を実像入力キー5cに明示することは
できない。
【0018】例えば白番手順としての丸枠付き数字13
6の記号を入力するには白番手順呼び出し用キー4、1
という実像が表記された実像入力キー21、3という実
像が表記された実像入力キー22、6という実像が表記
された実像入力キー23と変換キー8と五回操作が必要
で、一手で完了することはできない。しかし、入力した
数字がそのまま手順記号となるように辞書登録してある
ので、136という実像表示がなくても、視覚的に白番
136という実像を認識でき、能率良く作業を進めるこ
とができる。
【0019】尚、本案の棋譜記号入力器は、ワードプロ
セッサ本体の付属機器として考案したもので、ワードプ
ロセッサの機能と相関連して機能を果たすものである。
従って本考案の接続端子を設け、本体の機能素子と、そ
れに対応する本器の機能素子とを、それぞれ電気的に接
続して使用する。
【0020】
【考案の効果】本考案は、如上のように構成されるた
め、棋譜記号入力にさいして、実像記号を意識しながら
作業するため、視覚的に判断でき、入力操作が楽であ
る。更に、多い場合でも五つのキータッチで入力できる
ので、従来の方式とは比較できない早さで、能率的に作
業を続けることができるものである。
【0021】尚、現在市販されているワードプロセッサ
で、多種類にわたる記号の中から、必要な記号を選別し
入力するには極めて煩雑な手数を要する。記号表から探
し出す時間、入力に要する時間等を考えると極めて多く
の時間を浪費する。そのうえ入力手数が煩雑で、これに
伴う精神的疲労は多く、長時間作業を続けることは至難
である。
【0022】本考案により譜罫記号を入力するのに際
し、通常の文字と同じように表示されるので、罫線を利
用して譜罫図を作成する場合に比べて棋譜の全体を綺麗
に表示印刷することが可能となった。すなわち、図5が
罫線機能を利用した棋譜の一部であるが、この場合白番
記号などでは白丸内に罫線が消去されずに表示及び印刷
されてしまうのが通常であるが、譜罫記号も文字の一部
として入力する本考案にあっては図4に示すように整然
とした譜罫図を完成させることができる。
【0023】なお、譜罫図はフロッピーディスクに登録
しておけば常時使用できるので必要のつど作る必要はな
い。また、ワードプロセッサ本体の入力方法を挿入式か
ら訂正式に切り替えておけば、罫譜の乱れを防ぎやすく
すると共に訂正の手数も省ける。
【0024】現在市販されているワードプロセッサに
は、囲碁棋譜用としての丸枠つき数字記号がほとんど内
蔵されていない。そのため現状では手順記号は全部、数
字の無い○記号で入力し、後で手順数を書き込む以外に
ない。しかし、本考案の価値が評価されれば、ワードプ
ロセッサ本体の付属機器として、斯界並びに産業界の発
展に大きく貢献できると自負するものである。さて、囲
碁は深遠な知能ゲームとしては国内は勿論、世界的に普
及発展している折から、ワードプロセッサの機能もそれ
に順応して対処すべきであると痛感する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のキー配置を示す平面図
【図2】キーに表示を入れた例を示す平面図
【図3】譜罫図の説明図
【図4】本考案を利用して作成した譜罫図を示す部分説
明図
【図5】罫線を利用した場合の譜罫図を示す部分説明図
【符号の説明】
1....譜罫記号呼び出し用キー 2....雑記号呼び出し用キー 3....黒手順呼び出し用キー 4....白手順呼び出し用キー 5a...譜罫記号の実像入力キー 5b...雑記号用の実像入力キー 5c...手順の実像入力キー 6....ブロック区分境界線 7....カーソルキー 8....変換キー 9....キー収納筐体枠 11....譜罫記号呼び出しキーブロック 12....雑記号呼び出しキーブロック 13....手順呼び出しキーブロック 14....入力位置指定キーブロック

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】棋譜記号が指定文字と指定数字にて述語登
    録されたワードプロセッサと接続される棋譜記号入力器
    であって、キー収納筐体枠内のキーを譜罫記号呼び出し
    キーブロック、雑記号呼び出しキーブロック、手順呼び
    出しキーブロック、入力位置指定キーブロックの4つの
    キーブロックに区分し、譜罫記号呼び出しキーブロッ
    ク、雑記号呼び出しキーブロック、各々の先頭キーをブ
    ロックの種類名を明示した呼び出し用キーとし、手順呼
    び出しキーブロック先頭2個のキーを黒手順呼び出し用
    キーと白手順呼び出し用キーとし、各呼び出し用キーを
    述語登録指定文字の指定文字と対応させ、該ブロックの
    残る他のキーを記号の実像を明示した実像入力キーとし
    て、述語登録の指定数字と対応させたことを特徴とする
    棋譜記号入力器。
JP1993007208U 1993-01-18 1993-01-18 棋譜記号入力器 Expired - Lifetime JP2577630Y2 (ja)

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JP1993007208U JP2577630Y2 (ja) 1993-01-18 1993-01-18 棋譜記号入力器

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JP1993007208U JP2577630Y2 (ja) 1993-01-18 1993-01-18 棋譜記号入力器

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JPH0655684U JPH0655684U (ja) 1994-08-02
JP2577630Y2 true JP2577630Y2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=11659595

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5726272U (ja) * 1980-07-19 1982-02-10
JPS62127082A (ja) * 1985-11-27 1987-06-09 大日本印刷株式会社 印刷システムにおける、棋譜情報入力/変換方法

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JPH0655684U (ja) 1994-08-02

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