JP2577354Y2 - フリップトップ式の六角柱状の紙箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、チョコレート菓子やス
ナック菓子などの、指で押すだけで開蓋と閉蓋とが可能
なフリップトップ(flip-top；一方が蝶番式になってい
て、親指で押上げて開く押上げ蓋)式の、閉蓋時の繋止構
造を有する六角柱状の紙箱に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来から、指で押すだけで開蓋と閉蓋と
が可能なフリップトップ式の紙箱については、例えば、
実開昭49-57323号公報(係止蓋付容器)や実開昭55-50998
号公報(シール装置内蔵仰開式容器)や特開昭62-16334号
公報(ヒンジ蓋付きパック)などに示すような、多数のフ
リップトップ式の紙箱の考案,発明が開示されているも
のであって、主に紙巻たばこや板チョコレートなどの、
フリップトップ式の偏平立方体状の紙箱が広く用いられ
ているものである。

【０００３】しかしながら、フリップトップ式の、閉蓋
時の繋止構造を有する六角柱状の紙箱については、従来
から用いられたことがなかった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】最近の、販売市場の競
争激化や食生活の多様化,高級化などにともなって、ま
た包装容器の見栄えや体裁などを重視するファッション
化にともなって、チョコレート菓子やスナック菓子など
の包装容器については、廃棄時の処理,処分が容易な紙
製であって、指で押すだけで開蓋と閉蓋とが可能なフリ
ップトップ式の、ちょっと洒落たデザイン形状の、消費
者に新規なイメージを与える紙箱が要請されているもの
である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】以上のような、フリップ
トップ式の紙箱の要請に鑑み、本考案は、図１,図３に
示すように、それぞれ折り目線(符号がない一点鎖線、以
下同じ)を介して、六角形の蓋面板(11)の前端辺(図１で
は上端辺)に、横長長方形の前面蓋板(12)を連設して、
六角形の蓋面板(11)の後側(図１では下側)の左右の側斜
辺に、適宜形状の二枚の側面蓋板(13,13)と蓋繋止切欠
き(141)を設けた蓋糊代片(14)とをそれぞれ順に連設し
て、この前面蓋板(12)と左右の蓋糊代片(14,14)とをそ
れぞれ接着した、底面が開口した六角柱状の蓋体(10)
と、それぞれ折り目線を介して、それぞれ長方形の二枚
の側面板(23,23)と後面板(22)と二枚の側面板(23,23)と
上端辺に谷折り線(b)を介して繋止片(25)を連設した前
面板(21)と糊代片(24)とを順に連設して、この後面板(2
2)と前面板(21)との下端辺に、六角形の底面板(31)と長
方形の底面内板(32)とを連設して、最初に連設した側面
板(23)と糊代片(24)とを接着して、この底面板(31)と底
面内板(32)とを接着した、蓋面が開口した六角柱状の箱
体(20)と、から成る六角柱状の紙箱であって、

【０００６】折り目線(a)を介して、蓋体(10)の蓋面板
(11)の後端辺(図１では下端辺)と箱体(20)の後面板(22)
の上端辺とを連設して、蓋体(10)を箱体(20)に被せて、
左右の蓋糊代片(14,14)に設けた蓋繋止切欠き(141,141)
と谷折り線(b)を谷折りした繋止片(25)とを繋止したこ
とを特徴とする、指で押すだけで開蓋と閉蓋とが可能な
フリップトップ式の、ちょっと洒落たデザイン形状の、
閉蓋時の繋止構造を有する六角柱状の紙箱を提供するも
のである。

【０００７】また本考案は、図２,図４に示すように、
それぞれ折り目線を介して、六角形の蓋面板(11)の前端
辺(図２では下端辺)に、下端辺に蓋繋止片(16)を連設し
た横長長方形の前面蓋板(12)を連設して、この前面蓋板
(12)の左右の側端辺に、長方形状の二枚の側面蓋板(13,
13)をそれぞれ連設して、左右それぞれ一枚の側面蓋板
(13,13)の下端辺に、側面板(23)との連結片(17)をそれ
ぞれ連設した、底面が開口した六角柱状に製箱する蓋体
(10)と、それぞれ折り目線を介して、それぞれ長方形の
二枚の側面板(23,23)と上端辺に谷折り線(b)を介して繋
止片(25)を連設した前面板(21)と二枚の側面板(23,23)
と後面板(22)と糊代片(24)とを順に連設して、この前面
板(21)と後面板(22)との下端辺に、六角形の底面板(31)
と長方形の底面内板(32)とを連設して、最初に連設した
側面板(23)と糊代片(24)とを接着して、この底面板(31)
と底面内板(32)とを接着した、蓋面が開口した六角柱状
の箱体(20)と、から成る六角柱状の紙箱であって、

【０００８】折り目線(a)を介して、箱体(20)の後面板
(22)の上端辺に蓋体(10)の長方形の蓋面内板(15)を連設
して、切れ目線(c,c)と切れ目線(d)とを介して、蓋体(1
0)の左右の連結片(17,17)と蓋繋止片(16)との下端辺と
箱体(20)の左右の側面板(23,23)と繋止片(25)との上端
辺とをそれぞれ連設して、谷折り線(b)と切れ目線(c,c)
とを谷折りして蓋体(10)を箱体(20)に被せて、蓋体(10)
の蓋面板(11)と蓋面内板(15)とを接着したことを特徴と
する、指で押すだけで開蓋と閉蓋とが可能なフリップト
ップ式の、ちょっと洒落たデザイン形状の、不正開蓋の
確認構造と閉蓋時の繋止構造とを有する六角柱状の紙箱
を提供するものである。

【０００９】

【実施例】＜実施例１＞ 図１は、本考案の実施例１における、フリップトップ式
の六角柱状の紙箱のブランクの平面図である。すなわ
ち、それぞれ折り目線を介して、六角形の蓋面板(11)の
前端辺(図１では上端辺)に、下端辺(図１では上端辺)に
弧状の谷折り線(e)を介してつまみ片(121)を連設した横
長長方形の前面蓋板(12)を連設して、六角形の蓋面板(1
1)の後側(図１では下側)の左右の側斜辺に、三角形状の
側面蓋板(13)と蓋折返し片(18)を連設した側面蓋板(13)
と蓋繋止切欠き(141)を設けた蓋糊代片(14)とをそれぞ
れ順に連設した蓋体(10)と、それぞれ長方形の二枚の側
面板(23,23)と後面板(22)と二枚の側面板(23,23)と上端
辺に谷折り線(b)を介して繋止片(25)を連設した前面板
(21)と糊代片(24)とを順に連設して、この側面板(23,2
3)と後面板(22)と側面板(23,23)と前面板(21)との下端
辺に、二枚の底折返し片(33,33)と六角形の底面板(31)
と二枚の底折返し片(33,33)と長方形の底面内板(32)と
を連設した箱体(20)とを、

【００１０】折り目線(a)を介して、蓋体(10)の蓋面板
(11)の後端辺(図１では下端辺)と箱体(20)の後面板(22)
の上端辺とを連設した、フリップトップ式の六角柱状の
紙箱のブランクであって、表面に美麗な印刷をした３２
０g/m²の良質の両面カード紙を用いて、通常の打抜型を
用いた打抜工程で、縦,横,高さが３６mm,１０２mm,１１
０mmのチョコレート菓子用の、フリップトップ式の六角
柱状の紙箱のブランクを作製した状態を示したものであ
る。

【００１１】図３は、本考案の実施例１における、フリ
ップトップ式の六角柱状の紙箱の斜視図である。すなわ
ち、図１に示すフリップトップ式の六角柱状の紙箱のブ
ランクの、全ての折り目線(符号がない一点鎖線)を山折
り(外面(印刷面)側が山になる、以下同じ)して、箱体(2
0)の最初に連設した側面板(23)と糊代片(24)とを機械的
に接着(サック貼りと通称する)して、箱体(20)を蓋面と
底面とが開口した六角柱状に製箱して、次に通常の機械
的な製箱工程で、蓋体(10)の前面蓋板(12)と左右の蓋糊
代片(14,14)とを蓋折返し片(18,18)を折込んでそれぞれ
接着して、蓋体(10)を底面が開口した六角柱状に製箱し
て、この蓋体(10)を箱体(20)に被せて、左右の蓋糊代片
(14,14)に設けた蓋繋止切欠き(141,141)と谷折り線(b)
を谷折り(外面(印刷面)側が谷になる、以下同じ)した繋
止片(25)とを繋止した後に、内容物であるスティック状
のチョコレート菓子を収容して、同様の機械的な製箱工
程で、箱体(20)の底面板(31)と底面内板(32)とを底折返
し片(33,33,33,33)を折込んで接着して閉底した、フリ
ップトップ式の六角柱状の紙箱の状態を示したものであ
る。

【００１２】次に、図３に示すフリップトップ式の六角
柱状の紙箱の、蓋体(10)のつまみ片(121)を指でつまん
で横長長方形の前面蓋板(12)を押上げたところ、軽い抵
抗感とともに、蓋繋止切欠き(141,141)と繋止片(25)と
の繋止が外れて、折り目線(a)を軸として蓋体(10)が回
転動して開蓋して、この開蓋した蓋体(10)の六角形の蓋
面板(11)を指で軽く押下げたところ、折り目線(a)を軸
として蓋体(10)が回転動して閉蓋して、"パチッ"という
抵抗感とともに、蓋繋止切欠き(141,141)と繋止片(25)
とが繋止したものであって、指で押すだけで開蓋と閉蓋
とが可能なフリップトップ式の、ちょっと洒落たデザイ
ン形状の、閉蓋時の繋止構造を有する六角柱状の紙箱が
得られたものである。

【００１３】＜実施例２＞ 図２は、本考案の実施例２における、フリップトップ式
の六角柱状の紙箱のブランクの平面図である。すなわ
ち、それぞれ折り目線を介して、六角形の蓋面板(11)の
前端辺(図２では下端辺)に、下端辺に蓋繋止片(16)を連
設した横長長方形の前面蓋板(12)を連設して、この前面
蓋板(12)の左右の側端辺に、蓋折返し片(18,18)を連設
した二枚の側面蓋板(13,13)をそれぞれ連設して、左右
それぞれ一枚の側面蓋板(13,13)の下端辺に、側面板(2
3)との連結片(17)をそれぞれ連設した蓋体(10)と、それ
ぞれ長方形の二枚の側面板(23,23)と上端辺に谷折り線
(b)を介して繋止片(25)を連設した前面板(21)と二枚の
側面板(23,23)と後面板(22)と糊代片(24)とを順に連設
して、この側面板(23,23)と前面板(21)と側面板(23,23)
と後面板(22)との下端辺に、二枚の底折返し片(33,33)
と六角形の底面板(31)と二枚の底折返し片(33,33)と長
方形の底面内板(32)とを連設した箱体(20)とを、

【００１４】折り目線(a)を介して、箱体(20)の後面板
(22)の上端辺に蓋体(10)の長方形の蓋面内板(15)を連設
して、切れ目線(c,c)と切れ目線(d)とを介して、蓋体(1
0)の左右の連結片(17,17)と蓋繋止片(16)との下端辺と
箱体(20)の左右の側面板(23,23)と繋止片(25)との上端
辺とをそれぞれ連設した、フリップトップ式の六角柱状
の紙箱のブランクであって、実施例１と同様に、表面に
美麗な印刷をした３２０g/m²の良質の両面カード紙を用
いて、通常の打抜型を用いた打抜工程で、縦,横,高さが
３６mm,１０２mm,１１０mmのチョコレート菓子用の、フ
リップトップ式の六角柱状の紙箱のブランクを作製した
状態を示したものである。

【００１５】図４は、本考案の実施例２における、フリ
ップトップ式の六角柱状の紙箱の斜視図である。すなわ
ち、図２に示すフリップトップ式の六角柱状の紙箱のブ
ランクの、全ての折り目線(符号がない一点鎖線)を山折
りして、谷折り線(b)と切れ目線(c,c)とを谷折りして蓋
体(10)を箱体(20)に被せて、必要に応じて蓋繋止片(16)
と連結片(17,17)とを前面蓋板(12)と側面蓋板(13,13)と
に接着した後に、実施例１と同様に、箱体(20)の最初に
連設した側面板(23)と糊代片(24)とを機械的に接着(サ
ック貼りと通称する)して、箱体(20)を蓋面と底面とが
開口した六角柱状に製箱して、次に通常の機械的な製箱
工程で、蓋体(10)の蓋面板(11)と蓋面内板(15)とを蓋折
返し片(18,18,18,18)を折込んで接着して、蓋体(10)を
底面が開口した六角柱状に製箱して、内容物であるステ
ィック状のチョコレート菓子を収容して、実施例１と同
様の機械的な製箱工程で、箱体(20)の底面板(31)と底面
内板(32)とを底折返し片(33,33,33,33)を折込んで接着
して閉底した、フリップトップ式の六角柱状の紙箱の状
態を示したものである。

【００１６】次に、図４に示すフリップトップ式の六角
柱状の紙箱の、蓋体(10)の横長長方形の前面蓋板(12)を
指で軽く押上げたところ、最初は、切れ目線(c,c)と切
れ目線(d)とが "バリッ"と切断する抵抗感とともに、折
り目線(a)を軸として蓋体(10)が回転動して開蓋して、
この開蓋した蓋体(10)の六角形の蓋面板(11)を指で軽く
押下げたところ、折り目線(a)を軸として蓋体(10)が回
転動して閉蓋して、"パチッ"という抵抗感とともに、蓋
繋止片(16)と繋止片(25)とが繋止して、さらに閉蓋した
蓋体(10)の横長長方形の前面蓋板(12)を指で軽く押上げ
たところ、今度は、軽い抵抗感とともに、蓋繋止片(16)
と繋止片(25)との繋止が外れて、折り目線(a)を軸とし
て蓋体(10)が回転動して開蓋したものであって、指で押
すだけで開蓋と閉蓋とが可能なフリップトップ式の、ち
ょっと洒落たデザイン形状の、不正開蓋の確認構造と閉
蓋時の繋止構造とを有する六角柱状の紙箱が得られたも
のである。

【００１７】すなわち、最初に、蓋体(10)の横長長方形
の前面蓋板(12)を指で軽く押上げた時に、切れ目線(c,
c)と切れ目線(d)とが "バリッ"と切断する抵抗感を感じ
ることによって、購入した商品の不正開蓋(内容物の詰
替えや悪戯など)の有無を、簡単に確認できるものであ
る。

【００１８】

【考案の効果】以上、本考案のフリップトップ式の六角
柱状の紙箱においては、実施例１に示すように、折り目
線(a)を介して、底面が開口した六角柱状の蓋体(10)の
蓋面板(11)の後端辺と蓋面が開口した六角柱状の箱体(2
0)の後面板(22)の上端辺とを連設して、蓋体(10)を箱体
(20)に被せて、左右の蓋糊代片(14,14)に設けた蓋繋止
切欠き(141,141)と谷折り線(b)を谷折りした繋止片(25)
とを繋止したことによって、また本考案のフリップトッ
プ式の六角柱状の紙箱においては、実施例２に示すよう
に、折り目線(a)を介して、蓋面が開口した六角柱状の
箱体(20)の後面板(22)の上端辺に底面が開口した六角柱
状に製箱する蓋体(10)の蓋面内板(15)を連設して、切れ
目線(d)を介して蓋体(10)の蓋繋止片(16)と箱体(20)の
繋止片(25)とを連設して、谷折り線(b)を谷折りして蓋
体(10)を箱体(20)に被せたことによって、指で押すだけ
で開蓋と閉蓋とが可能なフリップトップ式の、ちょっと
洒落たデザイン形状の、閉蓋時の繋止構造を有する六角
柱状の紙箱を提供できるものである。

【００１９】すなわち、蓋体(10)の横長長方形の前面蓋
板(12)を指で軽く押上げて、軽い抵抗感とともに、蓋繋
止切欠き(141,141)又は蓋繋止片(16)と繋止片(25)との
繋止が外れて、折り目線(a)を軸として蓋体(10)が回転
動して開蓋して、この開蓋した蓋体(10)の六角形の蓋面
板(11)を指で軽く押下げて、折り目線(a)を軸として蓋
体(10)が回転動して閉蓋して、"パチッ"という抵抗感と
ともに、蓋繋止切欠き(141,141)又は蓋繋止片(16)と繋
止片(25)とが繋止するものである。

【００２０】また、本考案のフリップトップ式の六角柱
状の紙箱においては、実施例２に示すように、切れ目線
(c,c)と切れ目線(d)とを介して、蓋体(10)の左右の連結
片(17,17)と蓋繋止片(16)との下端辺と箱体(20)の左右
の側面板(23,23)と繋止片(25)との上端辺とをそれぞれ
連設して、谷折り線(b)と切れ目線(c,c)とを谷折りして
蓋体(10)を箱体(20)に被せたことによって、蓋体(10)の
横長長方形の前面蓋板(12)を指で軽く押上げて、最初
は、切れ目線(c,c)と切れ目線(d)とが"バリッ"と切断す
る抵抗感とともに、折り目線(a)を軸として蓋体(10)が
回転動して開蓋して、この開蓋した蓋体(10)の六角形の
蓋面板(11)を指で軽く押下げて閉蓋して、さらに閉蓋し
た蓋体(10)の横長長方形の前面蓋板(12)を指で軽く押上
げて、今度は、軽い抵抗感とともに、蓋繋止片(16)と繋
止片(25)との繋止が外れて開蓋するものであって、最初
に、蓋体(10)の横長長方形の前面蓋板(12)を指で軽く押
上げた時に、切れ目線(c,c)と切れ目線(d)とが"バリッ"
と切断する抵抗感を感じることによって、購入した商品
の不正開蓋の有無を確認できるフリップトップ式の六角
柱状の紙箱が得られたものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例１における、フリップトップ式
の六角柱状の紙箱のブランクの平面図である。

【図２】本考案の実施例２における、フリップトップ式
の六角柱状の紙箱のブランクの平面図である。

【図３】本考案の実施例１における、フリップトップ式
の六角柱状の紙箱の斜視図である。

【図４】本考案の実施例２における、フリップトップ式
の六角柱状の紙箱の斜視図である。

【符号の説明】

１０ …蓋体 １１ …蓋面板 １２ …前面蓋板 １２１ …つまみ片 １３ …側面蓋板 １４ …蓋糊代片 １４１ …蓋繋止切欠き １５ …蓋面内板 １６ …蓋繋止片 １７ …連結片 １８ …蓋折返し片 ２０ …箱体 ２１ …前面板 ２２ …後面板 ２３ …側面板 ２４ …糊代片 ２５ …繋止片 ３１ …底面板 ３２ …底面内板 ３３ …底折返し片 ａ …折り目線 ｂ …谷折り線 ｃ,ｄ …切れ目線 ｅ …弧状の谷折り線

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) B65D 5/00 - 5/76

Claims (2)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】それぞれ折り目線を介して、六角形の蓋面
   板(11)の前端辺に、横長長方形の前面蓋板(12)を連設し
   て、六角形の蓋面板(11)の後側の左右の側斜辺に、適宜
   形状の二枚の側面蓋板(13,13)と蓋繋止切欠き(141)を設
   けた蓋糊代片(14)とをそれぞれ順に連設して、この前面
   蓋板(12)と左右の蓋糊代片(14,14)とをそれぞれ接着し
   た、底面が開口した六角柱状の蓋体(10)と、それぞれ折
   り目線を介して、それぞれ長方形の二枚の側面板(23,2
   3)と後面板(22)と二枚の側面板(23,23)と上端辺に谷折
   り線(b)を介して繋止片(25)を連設した前面板(21)と糊
   代片(24)とを順に連設して、この後面板(22)と前面板(2
   1)との下端辺に、六角形の底面板(31)と長方形の底面内
   板(32)とを連設して、最初に連設した側面板(23)と糊代
   片(24)とを接着して、この底面板(31)と底面内板(32)と
   を接着した、蓋面が開口した六角柱状の箱体(20)と、か
   ら成る六角柱状の紙箱であって、 折り目線(a)を介して、蓋体(10)の蓋面板(11)の後端辺
   と箱体(20)の後面板(22)の上端辺とを連設して、蓋体(1
   0)を箱体(20)に被せて、左右の蓋糊代片(14,14)に設け
   た蓋繋止切欠き(141,141)と谷折り線(b)を谷折りした繋
   止片(25)とを繋止したことを特徴とするフリップトップ
   式の六角柱状の紙箱。
2. 【請求項２】それぞれ折り目線を介して、六角形の蓋面
   板(11)の前端辺に、下端辺に蓋繋止片(16)を連設した横
   長長方形の前面蓋板(12)を連設して、この前面蓋板(12)
   の左右の側端辺に、長方形状の二枚の側面蓋板(13,13)
   をそれぞれ連設して、左右それぞれ一枚の側面蓋板(13,
   13)の下端辺に、側面板(23)との連結片(17)をそれぞれ
   連設した、底面が開口した六角柱状に製箱する蓋体(10)
   と、それぞれ折り目線を介して、それぞれ長方形の二枚
   の側面板(23,23)と上端辺に谷折り線(b)を介して繋止片
   (25)を連設した前面板(21)と二枚の側面板(23,23)と後
   面板(22)と糊代片(24)とを順に連設して、この前面板(2
   1)とと後面板(22)との下端辺に、六角形の底面板(31)と
   長方形の底面内板(32)とを連設して、最初に連設した側
   面板(23)と糊代片(24)とを接着して、この底面板(31)と
   底面内板(32)とを接着した、蓋面が開口した六角柱状の
   箱体(20)と、から成る六角柱状の紙箱であって、 折り目線(a)を介して、箱体(20)の後面板(22)の上端辺
   に蓋体(10)の長方形の蓋面内板(15)を連設して、切れ目
   線(c,c)と切れ目線(d)とを介して、蓋体(10)の左右の連
   結片(17,17)と蓋繋止片(16)との下端辺と箱体(20)の左
   右の側面板(23,23)と繋止片(25)との上端辺とをそれぞ
   れ連設して、谷折り線(b)と切れ目線(c,c)とを谷折りし
   て蓋体(10)を箱体(20)に被せて、蓋体(10)の蓋面板(11)
   と蓋面内板(15)とを接着したことを特徴とするフリップ
   トップ式の六角柱状の紙箱。