JP4810926B2 - 箱型収容体 - Google Patents
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Description
この箱型収容体1は、収容部3の一部を切取り、形成される蓋部2を有しており、蓋部2が収容部3を覆うようにして閉蓋される。
前記蓋部2の開封開始位置より上方には、半円形状の切り込み9からが形成されており、この切り込み9の両端付近から、蓋部2の一部を折り曲げるための折込線7が形成されている。そして、この折込線7と、前記半円形状の切り込み9と、で囲まれた部分が折込部4を形成している。特に、前記半円形状の切り込み9の半円部分が折込先端部10を形成しており、この折込部先端10を後述する収容部3に形成された切込部6に、挿入もしくは引抜くことにより、蓋部2の開閉作業を行うものである。折込部4から連続して略四角形状の把持部5が形成されており、開蓋時は、この把持部5をつまんで手前に引き起こすことにより折込部4が折込線7に沿って曲げられ、前記切込部6に対して略垂直方向に起立した後、引き続き把持部5を手前に引くことにより、折込先端部10が切込部4から抜ける。そして、閉蓋時は逆の操作により閉蓋をする。
そして、蓋部2の開蓋時、図2(b)に示すように把持部5の中央部分を掴んで上方uに引き起こすと、折込部4は折込線7に沿って曲げられる。このとき、折込線7が角度αを持つため、折込線7の両遠端付近7oが、把持部5の中心方向Aに引っ張られる。結果、把持部5の中央部分cが、上方uに向かって盛上がり、湾曲した面を形成することとなる。
従来の場合は図3(a)に示すように、把持部5を持ち上げると折込部4が水平面Hを保ったまま折込線7に沿って曲がる。このとき、まだ蓋部2には力が伝達されていないので、蓋部2は切り剥がれておらず、把持部5のみが切取られる。
そして、把持部5を切取った後、角度が開く方向へと(逆ハの字方向)さらに蓋部2を切り進めることにより、蓋部2の初期開封が行われる。
これにより頻繁に繰り返される開閉作業であっても、折込部先端10が潰れてしまうようなことがない。
また、折込線7が同一直線tでなく下方向に角度αを持つハの字状に形成されているため、把持部5が直角に折れ曲がってしまうようなことがない。このため、蓋部2が振動等により上方にスライドした時、折込先端部10が容易に切込部6から抜けてしまうようなことがない。
収容部3は、4つの側面(s1〜s4)と、2つの天板面(p1、p2)と、7つの貼合せ面(d1〜d7)と、から形成される。それぞれの面は折り線15を介して接しており、この折り線15に沿って垂直方向に面を折り込み、貼合せ面(d1〜d7)でそれぞれの面を貼り合せることにより6面体の容器となる。一方、蓋部2は、1つの前記天板(p1)と、この天板(p1)に接する1つの前記側面(s1)との連続する一部を切り取った面からなり、切取り線13を介して収容部3と接している。この切り取り線13は、天板面(p1)においては、天板面(p1)を四角形に切り取るように形成されており、側面(s1)においては、側面(s1)を略三角形に切り取るように形成されている。また、側面(s1)に形成される三角形の頂点付近には、蓋部2の開閉時に、指で掴める程度の大きさからなる四角形状の把持部5が形成されている。
一方、折込部先端10を挿入するための切込部6は、折込部4を有する側面(s1)を貼り合せる貼合せ面(d1)に形成されており、略T字形状の切込部6が形成されている。この切込部6の水平方向の切り込みは、折込部先端10の底辺Aの幅より若干大きく形成され、垂直方向の切り込みは、折込部先端10の高さBと略同程度の長さで形成される。このように切込部6をT字形状に形成することにより、折込部先端10が湾曲面であっても、切込部6の開口面積が増すため容易に折込部先端10を挿入することが可能である。特に、折込線7は図5に示すように両折込線7の内側の線端7iを結ぶ同一直線tから下方へ角度αを持ってハの字状に傾斜して形成されている。これにより折込部4の面が湾曲面を形成し、折込部先端10の強度が飛躍的に増す効果がある。
本発明の箱型収容体のロック機構は、折込線がハの字状に形成されているため、図15(b)に示すように、ジッパーの幅がせまくても、十分に把持部の面積を大きく確保することが可能であるため、このような箱型収容体であっても、コハゼ式のロック機構を適用することが可能となる。
本発明によれば、蓋部2の開蓋先端部zが滑らかな曲線で形成されている場合でも、折込線7がハの字を形成することにより、折込部4を菱形状に形成可能である。
図6に示すように、蓋部2に形成された折込線7がハの字に形成されており、折込部4はハの字の頂点間に形成されている。これにより、蓋部2に把持部を別途形成する必要がなく、蓋部2の曲線と、両折込線7とに囲まれた空間が菱形状を形成するため、この部分を指で掴み易く、またデザイン性が向上する効果がある。
収容部3は、3つの側面(s2、s3、s4)と、2つの天板面(p2、p3)と、6つの貼合せ面(d1〜d6)と、から形成される。それぞれの面は折り線15を介して接しており、この折り線15に沿って垂直に面を折り込み貼合せ面(d1〜d6)でそれぞれの面を貼り合せることにより6面体の容器となる。一方、蓋部2は、前記収容部3の1つの前記天板(p2)に接した1つの側面(s1)と、この側面(s1)に接する1つの天板(p1)との連続した面からなる。この蓋部2の天板(p1)の開蓋先端部zの1辺は滑らかな凹凸曲線を描いており、曲線の凸部の頂点から上方の位置に半円形状の切り込み9が形成されている。そして、この切り込み9の両側を頂点としてハの字形状の折込線7が形成され、この両折込線7に囲まれた部分が折込部4を形成している。一方、折込部4の折込部先端10を挿入するための切込部6は、収容部3の1つの天面(p3)に形成される。
特に、このような、複数の面(51,52,53,54)からなる蓋部をロックする場合、折込先端部57が形成する湾曲面に合わせて、切込部58を湾曲形状とすることにより、さらにロックをし易くなる効果がある。
しかし、図15(b)に示すように、ハの字状の折込線(7、7')を適用することにより、ジッパー幅Bが狭くても、十分に把持部4の長さp'が取れるので、コハゼ式のロック機構を形成可能である。
2 蓋部
3 収容部
4 折込部
5 把持部
6 切込部
7 折込線
7i、7o 先端
9 切り込み
10 折込部先端
13 折り線
15 切取り線
41 収容体
42 蓋部
46 把持部
47 折込線
48
49
50 紙箱
51、52、53、54 蓋部
55 把持部
57 切込部
58 切り込み
59 折込線
D4 蓋部
E5 蓋部
s1〜s4 側面
p1〜p3 天板面
d1〜d6 貼合せ面
α 角度
t 同一直線
z 開蓋先端部
D デボス
Claims (9)
- 蓋部と収容部とからなる箱型収容体であって、前記蓋部に形成される折込部の両側に形成された折込線に沿って、前記折込部を折曲げ、蓋部の開封開始位置の上方で、かつ折込部を形成する2つの折込線のそれぞれの内側の線端に連設して形成する連続した切り込みによってなる折込先端部と、前記収容部に形成される切込部とが、前記蓋部の開封方向へ向かってロックする箱型収容体において、前記折込線が、両折込線の内側の線端を頂点として前記蓋部の先端へ向かってハの字状に形成されることにより、前記折込部が湾曲面を保ちつつ前記切込部に挿入されるロック機構を有することを特徴とする箱型収容体。
- 収容部の一部を切取り形成される蓋部を有する箱型収容体であって、前記蓋部に形成される折込部の両側に形成された折込線に沿って、前記折込部を折曲げ、蓋部の開封開始位置の上方で、かつ折込部を形成する2つの折込線のそれぞれの内側の線端に連設して形成する連続した切り込みによってなる折込先端部と、前記収容部に形成される切込部とが、前記蓋部の開封方向へ向かってロックする箱型収容体において、前記折込線が、両折込線の内側の線端を頂点として前記蓋部の先端へ向かってハの字状に形成されることにより、前記折込部が湾曲面を保ちつつ前記切込部に挿入されるロック機構を有することを特徴とする箱型収容体。
- 収容部と、蓋部とからなる箱型収容体であって、前記蓋部は、箱型収容体の各々の側面に折線を介して連設された複数の面からなり、該複数面の1面に形成される折込部が、該折込部の両端から形成される折込線に沿って折れ曲がり、折込部を形成する2つの折込線のそれぞれの内側の線端に連設して形成する連続した切り込みによってなる折込先端部と、前記蓋部複数面の他面に形成される切込部とが、嵌合することによりロックする箱型収容体において、前記折込線が、両折込線の内側の線端を頂点として前記蓋部の先端へ向かってハの字状に形成されることにより、前記折込部が湾曲面を保ちつつ前記切込部に挿入されるロック機構を有することを特徴とする箱型収容体。
- 前記折込線が曲線であることを特徴とする請求項1乃至3に記載の箱型収容体。
- 前記折込線が破線であることを特徴とする請求項1乃至3に記載の箱型収容体。
- 前記収容部の、前記蓋部の把持部先端が接する位置に、凹部を形成したことを特徴とする請求項1乃至3に記載の箱型収容体。
- 前記切込部が、水平方向の切り込みと、垂直方向の切り込みと、からなることを特徴とする請求項1乃至3に記載の箱型収容体。
- 前記切込部の前記水平方向の切込みが、上方向に凸状に湾曲形状を有することを特徴とする請求項7に記載の箱型収容体。
- 前記切込部の前記水平方向の切込みが、下方向に凸状に湾曲形状を有することを特徴とする請求項7に記載の箱型収容体。
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