JP2577280Y2 - ストロボ発光装置 - Google Patents

ストロボ発光装置

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JP2577280Y2 JP1992084959U JP8495992U JP2577280Y2 JP 2577280 Y2 JP2577280 Y2 JP 2577280Y2 JP 1992084959 U JP1992084959 U JP 1992084959U JP 8495992 U JP8495992 U JP 8495992U JP 2577280 Y2 JP2577280 Y2 JP 2577280Y2
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彰博 荒井
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばスチルカメラに
設けられ、電子閃光(ストロボ)装置とスチルカメラの
接続及び発光制御を改善したストロボ発光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、キセノン(Xe)ガスを封入した
キセノン放電管の電子閃光を利用したストロボ発光装置
(電子閃光装置)がある。このようなストロボ発光装置
は、キセノン放電管の陽極と陰極間に接続されたメイン
コンデンサに、昇圧回路によって電荷を蓄わえ、キセノ
ン放電管のトリガ電極にトリガトランスで昇圧した高圧
電圧を印加することにより、キセノン放電管内のキセノ
ンガスがイオン化して放電、発光するものである。
【0003】この様なストロボ発光装置とスチルカメラ
等のカメラとの間には、そのストロボ発光装置の充電完
了を報知する充完信号と発光指令信号との授受を行うケ
ーブルが接続されている。このケーブルは少なくとも3
本の信号線によって構成されており、1本はグランド等
の共通電圧信号線であり、残り2本の信号線は、それぞ
れ充完信号及び発光指令信号用に使用されている。この
ようなケーブルによる接続は、カメラに設けられたX接
点等のケーブル接続端子と、ケーブルの接続用コネクタ
とが挿入接続されて行われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなケーブル接続方法では、接続端子及び接続用コネク
タの接触端子が経年変化、又は挿入状態の不完全性によ
り、接触不良を起こす場合がある。このような接触不良
により、上述の充完信号、又は発光指令信号の授受を行
うことができないと、次の様な不都合を生じる。
【0005】発光指令信号の授受が行えないと、充完信
号によってカメラ側にストロボの充電が完了したことが
報知されるにも拘らず、ストロボ撮影において、ストロ
ボの発光を行うことができない。例えば、ストロボ発光
装置をカメラ本体から遠く離し、カメラ本体でストロボ
発光装置の充電完了をモニタしながらスチル写真撮影を
行う場合、カメラ本体のモニタによって充電完了を確認
しても、スチル写真撮影でストロボの発光が伴わないの
で、その時点で初めてケーブルの接触不良を知ることと
なる。
【0006】本考案は、以上のような問題点に鑑み、ス
トロボの充電完了報知と、ストロボの発光指令とを二端
子コネクタによって行い、ストロボ発光装置の充電完了
を確認できると共に、確実にストロボの発光を行うこと
ができるストロボ発光装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る第一のスト
ロボ発光装置は、電子閃光放電管の放電用電荷を蓄える
コンデンサの両端電位差が所定電位差に達したことを、
二端子コネクタを介して外部に、所定電位差を持つ充完
信号で報知する充電完了検出手段と、前記二端子コネク
タの二つの端子間電位差が低下された時、前記閃光放電
管の閃光制御用電極にトリガ信号を出力するトリガ信号
生成手段とを備えることを特徴とする。
【0008】本考案に係る第二のストロボ発光装置は、
電子閃光放電管の放電用電荷を蓄えるコンデンサの両端
電位差が所定電位差に達したことを、二端子コネクタを
介してカメラに、所定電位差を持つ充完信号で報知する
充電完了検出手段と、前記二端子コネクタの二つの端子
間を前記カメラに設けた開閉手段によって短絡された
時、前記閃光放電管の閃光制御用電極にトリガ信号を出
力するトリガ信号生成手段とを備えることを特徴とす
る。
【0009】
【実施例】以下図示実施例により本考案を説明する。図
1は、本考案の一実施例であるストロボ発光装置の回路
図である。
【0010】この図1において、キセノン放電管10の
陽極及び陰極は、メインコンデンサC1及び昇圧回路1
2の出力端子12a、12bと並列に接続されている。
昇圧回路12の入力端子12c、12bには電源19が
接続されている。メインコンデンサC1の両端電極に
は、昇圧回路12によって充電される電荷が一定にな
り、所定電位差に達したことを検出する充電完了検出回
路21が接続されている。
【0011】この充電完了検出回路21は、ツェナダイ
オードZDと、コンデンサC2と、二つの抵抗器R3、
R4と、トランジスタQ2とから構成されている。抵抗
器R3、と抵抗器R4とは直列接続されており、この抵
抗器R3、R4とコンデンサC2とが並列接続されてい
る。コンデンサC2と抵抗器R3との接続点はツェナダ
イオードZDのアノード端子に接続されており、抵抗器
R3と抵抗器R4との接続点はトランジスタQ2のベー
ス端子に接続されている。コンデンサC2の他端、抵抗
器R4の他端及びトランジスタQ2のエミッタ端子は共
通信号線18によってメインコンデンサC1の他端及び
電源19のマイナス端子に接続されている。トランジス
タQ2のコレクタ端子は信号線20aによって、スチル
カメラ等に設けられた二端子コネクタの端子14bに接
続されている。この端子14bには発光ダイオードLE
Dのカソード端子及びスイッチSWの一端が接続されて
いる。
【0012】キセノン放電管10の閃光制御用電極であ
るトリガ電極10aは、トリガトランス16の二次コイ
ルに接続されており、このトリガトランス16の一次コ
イルはコンデンサC3を介して共通信号線18に接続さ
れている。また、トリガトランス16の一次コイル及び
二次コイルの共通接続点は抵抗器R5を介して昇圧回路
12の出力端子12aと、サイリスタSCRのアノード
端子とに接続されている。サイリスタSCRのカソード
端子は共通信号線18に接続されており、このカソード
端子とゲート端子との間には、抵抗器R6とコンデンサ
C4とが並列接続されている。この抵抗器R6とコンデ
ンサC4は、サイリスタSCRの漏れ電流によって、誤
ってサイリスタSCRがONすることを防止するもので
ある。
【0013】また、サイリスタSCRのゲート端子に
は、抵抗器R7を介してトランジスタQ1のエミッタ端
子が接続されている。トランジスタQ1のコレクタ端子
は電源19のプラス電極に接続されており、トランジス
タQ1のベース端子及びコレクタ端子間には抵抗器R1
が接続されている。さらにこのベース端子には抵抗器R
2を介し、信号線20bによって、二端子コネクタの端
子14aに接続されている。この端子14aには、上述
した発光ダイオードLEDのアノード端子及びスイッチ
SWの他端が接続されている。上述した信号線20a、
20bは1本のケーブルを構成する。
【0014】以下本実施例の作用について説明する。電
源19の出力電圧を昇圧した電圧が、昇圧回路12の出
力端子12aからメインコンデンサC1に断続的に印加
される。この印加される電圧によって除々にメインコン
デンサC1に電荷が蓄えられると、メインコンデンサC
1の両端電位差が大きくなる。そして、この電位差がツ
ェナダイオードZDの降伏電圧に達すると、ツェナダイ
オードZDの逆方向に電流が流れる。このツェナダイオ
ードZDに流れる逆方向電流によって、抵抗器R3、R
4に電流が流れ、電圧降下が生じる。抵抗器R3、R4
の電圧降下により、トランジスタQ2のベース端子にベ
ース電圧が印加され、トランジスタQ2がONする。
【0015】トランジスタQ2がONすると、スチルカ
メラにある発光ダイオードLEDの順方向に電流が流れ
て発光する。この発光ダイオードLEDの発光により、
メインコンデンサC1に所定電荷が蓄えられ、充電が完
了したことがカメラ側で認識される。
【0016】昇圧回路12によってメインコンデンサC
1等に供給される電圧は、サイリスタSCRがOFFし
ていることで、抵抗器R5及びトリガトランス16の一
次コイルを介してコンデンサC3にも印加される。この
印加電圧によってコンデンサC3に電荷が蓄えられる。
【0017】メインコンデンサC1に所定の電荷が蓄え
られた後、スチルカメラ側にあるスイッチSWがONさ
れると、発光ダイオードLEDに流れていた電流が、ス
イッチSWを介してトランジスタQ2へ直接流れる。従
って、端子14a、14bをストロボ発光装置側からみ
た抵抗値は、スイッチSWのONにより、発光ダイオー
ドLEDの順方向分の抵抗が除去されることになる。こ
れにより、抵抗器R1、R2に流れる電流が増大する。
この電流の増大によって、トランジスタQ1のベース端
子に印加される電圧が上昇し、トランジスタQ1がON
する。
【0018】トランジスタQ1がONすると、サイリス
タSCRのゲート端子にゲート電圧が印加されるので、
サイリスタSCRがONする。サイリスタSCRがON
すると、上述のようにコンデンサC3に蓄えられた電荷
がトリガトランス16の一次コイル及びこのサイリスタ
SCRを介して共通信号線18へと急激に放電される。
【0019】このコンデンサC3からトリガトランス1
6の一次コイルに流れる急激な電流変化によって、二次
コイルに高電圧が誘起され、キセノン放電管10のトリ
ガ電極にトリガ電圧として印加される。この印加される
トリガ電圧により、キセノン放電管10内にあるキセノ
ンガスがイオン化し、キセノン放電管10の陽極、陰極
間の抵抗が急激に低下するので、メインコンデンサC1
に蓄えられた電荷がこのキセノン放電管10内で放電さ
れ、閃光が発生する。
【0020】この様に、2本の信号線20a、20bか
らなる1本のケーブルでストロボ発光装置と接続される
スチルカメラ等の端子14a、14bとを用い、この端
子14a、14b間に接続された発光ダイオードLED
及びスイッチSWによって、ストロボ発光装置の充電完
了の識別と、ストロボの発光とを行わせることができ
る。
【0021】なお上記実施例において、トランジスタQ
2がONした時、発光ダイオードLEDを介して抵抗器
R1、R2に流れる電流によって、トランジスタQ1が
ONしないように、発光ダイオードLEDの順方向電圧
をなるべく高いものを選択する必要がある。つまり、こ
の順方向電圧降下が小さいと、トランジスタQ2がON
したときに、この発光ダイオードLEDに流れる電流に
よって、トランジスタQ1をONさせるベース電圧を発
生させる虞があるからである。
【0022】従って、スイッチSWがOFFのとき、ト
ランジスタQ2のONにより発光ダイオードLEDが発
光できる電圧を、この発光ダイオードLEDに印加でき
ると共に、スイッチSWのON・OFFによって変化す
るトランジスタQ1へのベース印加電圧が、このトラン
ジスタQ1をON・OFFさせる電圧となるように、端
子14a、14b間に接続される発光ダイオードLED
に、或る値を持った抵抗器を直列に接続しても良い。
【0023】また、スイッチSWのON・OFFで抵抗
器R1、R2に流れる電流が、発光ダイオードLEDを
流れるか、スイッチSWを流れるかで変化するが、この
電流値変化によって、トランジスタQ1がOFF・ON
するような抵抗値に、抵抗器R2を選択するようにして
も良い。
【0024】さらに上記実施例では、メインコンデンサ
C1への充電完了検出に、充電完了検出回路21と発光
ダイオードLEDを用いたが、これをネオン管、表示ラ
ンプ、又はLCD等を用いて行うこともできる。さらに
また、上述した二端子コネクタについても、これに限定
されるものではなく、シンクロソケット、ホットシュー
等如何なるものを用いてもよい。
【0025】以上のように本実施例によれば、スチルカ
メラ及びストロボ発光装置間で授受される、充完信号及
びストロボ発行指令信号という二つの信号を、2本の信
号線からなる1本のケーブルによって行うことが可能で
あるので、ストロボ発光装置に設けられた充電完了検出
手段と接続される、スチルカメラに設けた発光ダイオー
ド等の充完報知手段によって充電完了の確認を行うこと
ができると共に、ケーブル接続状態の良好性を確認で
き、さらにストロボ発光装置に発光を行わせることがで
きる。
【0026】従って、発光ダイオードLED等の充完報
知手段が発光しない場合には、ストロボ発光装置の充電
未完了か又はケーブルが未接続であることを確実に確認
でき、ストロボ発光が伴わないといった、誤ったスチル
写真撮影を行うことを未然に防止できるし、ストロボ発
光装置とスチルカメラとの接続に要する信号線数を減少
させることができるので、ストロボ発光装置及びスチル
カメラ製造のコスト低減を図ることができる。
【0027】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ストロボ
の充電完了報知と、ストロボの発光指令とを一本の信号
ケーブルによって行うことができ、ケーブル接続不良に
よって誘因される発光ミスを防止でき、しかもコスト低
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案であるストロボ発光装置の一実施例の回
路図である。
【符号の説明】
10 キセノン放電管 12 昇圧回路 16 トリガトランス Q1、Q2 トランジスタ C1 メインコンデンサ R1、R2、R3、R4 抵抗器 LED 発光ダイオード

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子閃光放電管の放電用電荷を蓄えるコ
    ンデンサの両端電位差が所定電位差に達したことを、二
    端子コネクタを介して外部に、所定電位差を持つ充完信
    号で報知する充電完了検出手段と、前記二端子コネクタ
    の二つの端子間電位差が低下された時、前記閃光放電管
    の閃光制御用電極にトリガ信号を出力するトリガ信号生
    成手段とを備えることを特徴とするストロボ発光装置。
  2. 【請求項2】 電子閃光放電管の放電用電荷を蓄えるコ
    ンデンサの両端電位差が所定電位差に達したことを、二
    端子コネクタを介してカメラに、所定電位差を持つ充完
    信号で報知する充電完了検出手段と、前記二端子コネク
    タの二つの端子間を前記カメラに設けた開閉手段によっ
    て短絡された時、前記閃光放電管の閃光制御用電極にト
    リガ信号を出力するトリガ信号生成手段とを備えること
    を特徴とするストロボ発光装置。
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