JP2577086B2 - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JP2577086B2 JP13161489A JP13161489A JP2577086B2 JP 2577086 B2 JP2577086 B2 JP 2577086B2 JP 13161489 A JP13161489 A JP 13161489A JP 13161489 A JP13161489 A JP 13161489A JP 2577086 B2 JP2577086 B2 JP 2577086B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被塗物をトンネル形乾燥炉に送り込んで塗
膜の焼付を行う乾燥装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の乾燥装置は、トンネル形乾燥炉の内部が、昇
温ゾーンとキュアリングゾーンとに区分され、乾燥炉内
を所定の速度で通過する被塗物の表面温度を、昇温ゾー
ンで所定の焼付温度(通常、約170〜180℃)にまで高め
させ、次段のキュアリングゾーンで一定時間かけて被塗
物の塗膜を反応硬化させるようになっている。
キュアリングゾーンでは、塗膜の焼付不良やオーバー
ベイクを防止するために、乾燥炉内の雰囲気温度を熱電
対等の温度計で検出して、その雰囲気を所定の焼付温度
である平衡温度に維持するようにしている(特開昭61−
185359号及び特開昭62−62178号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このようにキュアリングゾーンの雰囲気を一
定の平衡温度に維持するだけでは、塗膜の焼付不良やオ
ーバーベイクを完全に防止することができなかった。
その理由は、外乱などの影響を受けて昇温ゾーン内の
雰囲気温度が変化し、被塗物が昇温ゾーンを通過してキ
ュアリングゾーンに移行した時に、その表面温度が、未
だ所定の焼付温度にまで達していなかったり、逆に、昇
温ゾーンを通過する途中で早くも焼付温度に達するなど
して、実質的な焼付時間が短すぎたり、長すぎたりする
場合が生ずるからである。
このような問題を防止するには、昇温ゾーンにおいて
もキュアリングゾーンと同様にその雰囲気温度を検出し
て、その温度を一定に調節すればよいと考えられるが、
大小種類の異なる被塗物が混在して搬送される混合生産
ラインにあっては、昇温ゾーンで加熱される各被塗物の
熱容量が夫々に異なるから、その雰囲気温度が一定であ
ると、第3図のグラフに示すように、熱容量の大小違い
によって焼付温度に達するまでの所要時間が個々に異な
り、熱容量の小さい被塗物は、昇温ゾーンを通過中に焼
付温度に達するから、塗膜の焼付時間が長くなってオー
バーベイクを生じ、熱容量の大きい被塗物は、昇温ゾー
ンからキュアリングゾーンに移行する時に未だ焼付温度
まで達しないから、塗膜の焼付時間が短くなって焼付不
良を生ずることとなる。
そこで本発明は、大小種類の異なる被塗物が混在して
搬送される混合生産ラインであっても、各被塗物が、昇
温ゾーンからキュアリングゾーンに移行する時にちょう
ど所定の焼付温度に達するようにすることを技術的課題
としている。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決するために、本発明による乾燥装置
は、トンネル形乾燥炉の昇温ゾーンで加熱される被塗物
の表面温度を途中で検出する非接触形温度センサが設け
られると共に、当該温度センサの温度検出値と被塗物の
熱容量に基づいて、その被塗物の加熱温度を当該被塗物
がキュアリングゾーンに移行する時に所定の焼付温度に
達するような熱応答曲線を描くように調節する温度制御
装置が設けられていることを特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、昇温ゾーンの雰囲気温度を検出する
のではなく、当該昇温ゾーンで加熱される被塗物の表面
温度を非接触形温度センサによって検出する。
そして、温度制御装置が、温度センサで検出した被塗
物の表面温度と当該被塗物の熱容量に基づいて、その表
面温度が、被塗物が昇温ゾーンからキュアリングゾーン
に移行する時にちょうど所定の焼付温度に達するような
熱応答曲線を描いて上昇するように、当該被塗物の加熱
温度を調節する。
これにより、大小種類の違いによって熱容量の異なる
被塗物であっても、各被塗物は、何れも昇温ゾーンを通
過してキュアリングゾーンに移行する時に、その表面温
度がちょうど所定の焼付温度に達する。
したがって、キュアリングゾーンで一定時間かけて焼
き付けされる被塗物の塗膜に、焼付不良やオーバーベイ
クを生ずることが防止される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。
第1図は本発明による乾燥装置の一例を簡略的に示す
ブロック図、第2図はその動作を示すグラフである。
トンネル形乾燥炉1は、熱輻射ダクト2から放射され
る輻射熱によって被塗物Wを加熱する昇温ゾーンZ1と、
熱風吹出ダクト3から吹き出される熱風によって被塗物
Wを加熱するキュアリングゾーンZ2とに区分して形成さ
れている。
そして、昇温ゾーンZ1には、当該ソーン内で加熱され
る被塗物Wの表面温度を途中で検出する非接触形温度セ
ンサ4が設けられている。
この温度センサ4は、物体が温度に応じて放射するエ
ネルギを検知して、その物体の温度を非接触で測定する
放射温度計が用いられている。
5は、温度センサ4から入力される温度検出値と、設
定器6から入力される各被塗物Wの熱容量のデータとに
基づいて、各被塗物Wの加熱温度を調節する温度制御装
置であって、第2図のグラフに示すように、温度センサ
4で被塗物Wの表面温度を検出した時点から、その被塗
物WがキュアリングゾーンZ2に移行する時までの間に、
当該被塗物Wの表面温度が所定の焼付温度まで達するよ
うな熱応答曲線〜を求め、その表面温度を当該熱応
答曲線〜を描いて上昇させるように、熱輻射ダクト
2に熱風を供給する熱風発生器7に対してバーナ8の燃
焼量やファン9の給気量を調節する制御信号を出力する
ようになっている。
しかして、第2図のように、熱容量の小さい被塗物W
の表面温度は、熱応答曲線を描いて所定の焼付温度に
達し、熱容量の大きい被塗物Wの表面温度は、熱応答曲
線を描いて所定の焼付温度まで達するが、何れの場合
も、焼付温度に達するのは、各被塗物Wが昇温ゾーンZ1
からキュアリングゾーンZ2に移行する時である。
したがって、熱容量の異なる被塗物Wが混在して搬送
される混合生産ライン用の乾燥装置であっても、キュア
リングゾーンZ2で焼き付けられる各被塗物Wの塗膜に、
焼付不良やオーバーベイクを生ずるおそれがなくなる。
なお、各被塗物W間の搬送ピッチが小さくて、前後二
つの被塗物Wが熱輻射ダクト2の前を同時に通過する場
合には、当該熱輻射ダクト2を前後に分割して、後段側
の熱輻射ダクトから放射される輻射熱の熱量を各被塗物
Wごとに調節するようにすればよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、トンネル形乾燥
炉内に熱容量の異なる被塗物が混在して送り込まれる場
合でも、各被塗物は、何れも昇温ゾーンからキュアリン
グゾーンに移行する時に、ちょうど所定の焼付温度に達
するから、焼付時間が短すぎたり、長すぎたりして生ず
る塗膜の焼付不良やオーバーベイクが確実に防止される
という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による乾燥装置の一例を簡略的に示すブ
ロック図、第2図はその動作を示すグラフ、第3図は従
来技術の問題点を示すグラフである。 符号の説明 W……被塗物、 1……トンネル形乾燥炉、 Z1……昇温ゾーン、Z2……キュアリングゾーン、 2……熱輻射ダクト、3……熱風吹出ダクト、 4……非接触形温度センサ、5……温度制御装置、 6……設定器、7……熱風発生器、8……バーナ、 9……ファン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネル形乾燥炉の内部が昇温ゾーンとキ
    ュアリングゾーンとに区分され、その乾燥炉内を昇温ゾ
    ーンからキュアリングゾーンの順に所定の速度で通過す
    る被塗物の表面温度を昇温ゾーンで所定の焼付温度にま
    で高めさせ、次段のキュアリングゾーンで被塗物の塗膜
    を反応硬化させる乾燥装置において、前記昇温ゾーン
    (Z1)で加熱される被塗物(W)の表面温度を途中で検
    出する非接触形温度センサ(4)が設けられると共に、
    当該温度センサ(4)の温度検出値と被塗物(W)の熱
    容量に基づいて、その被塗物(W)の加熱温度を当該被
    塗物(W)がキュアリングゾーン(Z1)に移行する時に
    所定の焼付温度に達するような熱応答曲線(〜)を
    描くように調節する温度制御装置(5)が設けられてい
    ることを特徴とする乾燥装置。
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