JPH06198726A - ブロー成形のための中間成形品の加熱制御方法 - Google Patents

ブロー成形のための中間成形品の加熱制御方法

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JPH06198726A
JPH06198726A JP4360415A JP36041592A JPH06198726A JP H06198726 A JPH06198726 A JP H06198726A JP 4360415 A JP4360415 A JP 4360415A JP 36041592 A JP36041592 A JP 36041592A JP H06198726 A JPH06198726 A JP H06198726A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 一定品質を有する最終成形品を安定してブロ
ー成形するための中間成形品の加熱制御方法を提供する
こと。 【構成】 ブロー成形部18の直前に位置する第2の加
熱ステーション16にてN個同時に加熱作用を受け、こ
のステーション16より順次搬出されたプリフォーム1
0の温度を温度検出器38で計測する。第2の加熱ステ
ーション16より搬出されたn(2≦n≦N)個を一組
とし、ステーション16より新たにプリフォームが搬出
される毎に一組のプリフォーム群を更新しながら、各組
のプリフォーム群の平均温度を演算部52にて順次演算
する。更に演算部52にて各組のプリフォーム群の平均
温度を第1の設定温度範囲と比較する。この平均温度が
第1の設定温度範囲外である場合に、加熱温度を加減調
整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロー成形のための中
間成形品であるプリフォーム又は一次ブロー成形品等の
加熱制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる2ステージのブロー成形機で
は、第1のステージにて予め射出成形されたプリフォー
ムを保管しておき、このプリフォームを第2のステージ
に供給し、常温のプリフォームを加熱した後に最終成形
品にブロー成形している。
【0003】このプリフォームの加熱工程は、ブロー成
形された最終容器の品質に大きく影響し、一定品質を有
する最終成形品を得るためには、加熱工程に順次搬送さ
れてくるプリフォームをほぼ一定温度となるように加熱
する必要がある。
【0004】このプリフォームの加熱制御方法として、
特公平4-22688 号公報に開示されたものがある。この方
法を実施するために、図7に示すように、8個の加熱室
1a〜1hに分割された加熱炉1を多数のプリフォーム
が搬送されるように構成し、その搬入口と搬出口とにそ
れぞれ、プリフォームの温度を検出する放射温度計5,
6を配置している。そして、上記方法は、加熱炉1供給
される直前のプリフォームの温度に従って、各加熱室1
a〜1hにそれぞれ設けられている遠赤ヒータに供給さ
れるべき電力の制御目標を設定し、この制御目標値を、
加熱されて加熱炉1から搬出されたプリフォームの温度
に従って修正するようにしたものである(同上公報第4
欄第31行〜第35行参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記方法を実施するに
際しては、加熱炉1の搬入口、搬出口に、プリフォーム
の温度を検出する比較的高価な放射温度計5,6を2つ
設けなければならない。このように高価な放射温度計を
2つ設けることで、制御がかなり複雑化するが、それに
もかかわらず応答性の良い加熱温度制御が出来ないもの
と考えられる。
【0006】その理由は、上記方法によれば第2の放射
温度計6にて計測されたデータに基づき、加熱室8a〜
8hの全てを制御しているからである。各加熱室8a〜
8hの各ヒータ特性にばらつきがあるため、各ヒータに
同じ電力を供給しても同一温度とはならず、各ヒータの
応答性にもばらつきがあるため、目的とするプリフォー
ム温度に維持する制御が極めて困難である。
【0007】また、上記方法によれば、加熱室8a〜8
hにてそれぞれ同時に加熱作用を受ける例えば5個を一
組として、第2の放射温度計6にて温度検出を行ない、
その結果に基づきフィードバック制御を行なっている。
この制御の際、加熱室1a〜1hを搬送される際に様々
な設定温度でプリフォームが加熱されることを避けるた
め、一つのプリフォームに対しては、その加熱処理が完
了するまで各加熱室1a〜1hの各ヒータの加熱レベル
は不変としている(同上公告公報第9欄第4行〜第12
行)。従って、新たに加熱炉1に供給されるプリフォー
ムに対する加熱温度が決定された際、それが既に加熱炉
1に供給されたプリフォームに対する加熱温度と異なっ
ていれば、そのプリフォームが各加熱室1a〜1hに搬
入される毎にヒータの加熱レベルを変えなければなら
ず、制御が極めて複雑である。このような複雑な制御を
行なったとしても、ヒータはその制御に応答するのに時
間を要するため、適切な加熱制御を行なうことができな
い。
【0008】このように、複数の全ての加熱室1a〜1
hのヒータ温度を制御したのでは、制御が複雑となるに
もかかわらず、適正な加熱制御を実現できない。
【0009】また、5個のプリフォーム温度の計測が終
了するごとに制御しているが、次の5個のプリフォーム
の温度計測が完了するまでは計測データが入力されず、
この分制御が遅れてしまう。
【0010】そこで、本発明の目的とするところは、加
熱ゾーンの出口側のみにて順次中間成形品の温度検出を
行ない、複数個の中間成形品の平均温度に基づき加熱ゾ
ーン温度のフィードバック制御を行ないながらも、正確
かつ迅速に一定温度範囲内の加熱制御を行なうことがで
きる中間成形品の加熱温度制御方法を提供することにあ
る。
【0011】本発明の他の目的は、同時に複数個の中間
成形品を複数の加熱ゾーンに間欠搬送する場合にも、精
度の高い加熱制御を実現できる方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、多数
個の中間成形品が搬送される搬送途上に、前記中間成形
品を加熱する複数の加熱ゾーンが形成された加熱部と、
加熱された中間成形品から中空体にブロー成形するブロ
ー成形部と、を有し、前記ブロー成形部の直前の加熱ゾ
ーンにてN個の前記中間成形品が同時に加熱され、一つ
ずつ前記ブロー成形部に搬出されるブロー成形機にて、
前記中間成形品の加熱温度を制御するにあたり、(a)
前記ブロー成形部の直前に位置する前記加熱ゾーンより
順次搬出された前記中間成形品の温度を計測し、(b)
前記加熱ゾーンより搬出されたn(2≦n≦N)個を一
組とし、前記加熱ゾーンより順次搬出される中間成形品
を加えることでn個で構成される一組の中間成形品群を
更新しながら、各組の中間成形品群の平均温度を順次演
算し、(c)各組の中間成形品群の平均温度を予め定め
られた第1の設定温度範囲と順次比較し、(d)この平
均温度が前記第1の設定温度範囲外である際に、前記ブ
ロー成形部の直前の前記加熱ゾーンに配置したヒータの
加熱レベルを加減調整する、ことを特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、前記第1の設定温度外
となった一組の前記中間成形品群に続いて前記加熱ゾー
ンより搬出された1個又は複数個の中間成形品を(b)
工程の演算対象より除外し、再設定された温度条件下に
て加熱された前記中間成形品より(b)工程の演算対象
とすることを特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、同時にN個の中間成形
品を複数の加熱ゾーンに間欠搬送した後に、N個の中間
成形品からN個のブロー成形品を同時にブロー成形する
際に、N個の中間成形品を1組とし、各組の平均温度を
第1の設定温度範囲と比較し、その比較結果に基づきブ
ロー成形部の直前の加熱ゾーン内のヒータを温度を加減
調整し、設定温度範囲外となった組に続いて加熱ゾーン
より搬出された少なくとも1組の中間成形品群を平均化
演算の対象より除外することを特徴とする。
【0015】請求項4の発明は、計測された前記中間成
形品の温度が、第2の設定温度範囲と比較され、この第
2の設定温度範囲外と判別された中間成形品が前記ブロ
ー成形部に搬入された際に、その中間成形品をブロー成
形工程を経ずして前記ブロー成形部より搬出することを
特徴とする。
【0016】
【作用】本発明方法によれば、ブロー成形部の直前の加
熱ゾーンより搬出される中間成形品の温度を温度検出器
で検出結果に基づき、中間成形品が加熱作用を受ける複
数の加熱ゾーンのうち、ブロー成形部の直前の加熱ゾー
ンに配置されたヒータの温度のみをフィードバック制御
している。このフィードバック制御として、n個の中間
成形品を一組とし、この一組の平均温度を設定範囲と比
較し、この比較結果に基づきヒータの加熱温度の加減制
御を行なっている。ここで、この一組を構成するn個の
中間成形品の温度データの内、最も古い温度データを除
外し、加熱ゾーンより新たに搬出された中間成形品の温
度データを加えることで、一組の中間成形品群を更新し
ている。従って、加熱ゾーンより新たな中間成形品が搬
出される毎に設定範囲との比較を行なって、加熱ゾーン
の加熱情況をモニタすることができ、もし設定温度外で
あれば即座に加熱温度を加減調整することができる。
【0017】また、ヒータ温度を加減調整した後は、設
定温度範囲外の平均温度となった一組の中間成形品に続
いて加熱ゾーンより搬出された1又は複数個の中間成形
品の温度データを平均化演算の対象外とすることで、誤
制御を防止することができる。 同時にN個の中間成形
品を間欠搬送する場合には、N個を1組として各組毎に
上記の平均化演算、第1の設定温度範囲との比較及びそ
の比較結果に基づく最終段の加熱ゾーンのヒータ温度の
加減調整を行なうが、設定温度範囲外となった組に続い
て加熱ゾーンより搬出された少なくとも1組の中間成形
品群の温度平均化演算をしないことで、誤った温度制御
を防止できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を適用した一実施例について図
面を参照して具体的に説明する。
【0019】本実施例装置は、図1に示す2ステージ方
式のブロー成形機に本発明を適用したものである。同図
において、プリフォーム10の回転搬送経路上には、そ
の搬送順に従って順次、受取ステーション12、第1の
加熱ステーション14、第2の加熱ステーション16、
ブロー成形ステーション18およびエジェクトステーシ
ョン20が設けられている。このブロー成形機には、シ
ュート26を介してプリフォーム10が供給され、受取
ステーション12にて支持アーム22の先端に設けられ
たカップリング24の閉鎖により、プリフォーム10の
ネック部が保持される。この支持アーム22は、その放
射方向に沿って伸縮が可能であり、かつその回転搬送方
向に対して加減速が可能である。この支持アーム22の
伸縮および加減速機能により、第1,第2の加熱ステー
ション14,16では、例えば6個のプリフォーム10
を一列に整列させた状態で、延伸適温のための再加熱を
同時に行うことが可能である。
【0020】第1,第2の加熱ステーション14,16
は共に同一の構成を有し、図2に示す加熱ユニット30
にて加熱ゾーンがそれぞれ構成される。この加熱ユニッ
ト30は、プリフォーム10の搬送位置を挾んだ一方の
位置に、同時に6個のプリフォーム10を加熱できる棒
状のヒータ例えばクォーツヒータ32が設けられ、他方
の位置にリフレクタ36を有している。そして、第2の
加熱ステーション16の加熱ユニット30の搬送方向後
段には、プリフォーム10の温度を検出可能な例えば放
射温度計などで構成される温度検出器38が設けられて
いる。この温度検出器38は、加熱ユニット30内のク
ォーツヒータ32より輻射される赤外線領域の光が直接
的にも間接的にも入射されない位置に設定される。
【0021】前記加熱ユニット30の詳細が図3に示さ
れている。同図に示すように、加熱ユニット30内に配
置されるクォーツヒータ32は、プリフォーム10の軸
方向に沿って例えば等間隔で複数本配置され、種々の長
さのプリフオーム10の加熱が可能となっている。この
加熱工程後のブロー成形工程にて、ブロー成形されるボ
トルに所望の肉厚分布を確保するために、プリフォーム
10の軸方向にて温度分布を付与することが行われてお
り、この為にプリフォーム10の軸方向に沿った例えば
3ゾーンにてそれぞれ異なる温度設定が行われる。本実
施例の場合、例えばプリフォーム10のネック部下方に
位置するクォーツヒータ32aにて第1のゾーンが形成
され、クォーツヒータ32b,32cにて第2のゾーン
が形成され、クォーツヒータ32dのみあるいはクォー
ツヒータ32d〜32hにて第3のゾーンが形成され
る。尚、図3に示すようにプリフォーム10のネック部
下方を最も高温に加熱する必要から、クォーツヒータ3
2aと対向する位置にクォーツヒータ32iを配置する
ことが好ましい。
【0022】本実施例においては、第1,第2の加熱ス
テーション14,16が、共に上述した構成の加熱ユニ
ット30を有するが、その加熱制御方法が第1,第2の
加熱ステーション14,16にて異なっている。第1の
加熱ステーション14では、上述した各ゾーンに対向す
る設定温度を予めマニュアルにて設定しておき、必要に
応じてマニュアルによる微調整が行われる。第2の加熱
ステーション16では、このステーション16の搬出方
向後段に設けられた温度検出器38の温度検出結果に基
づき、プリフォーム10の温度がある設定範囲内になる
ように、各ヒータ32a〜32iの加熱温度をフィード
バック制御している。
【0023】図3は、第2の加熱ステーション16にお
けるプリフォーム加熱温度の制御系を示している。同図
において、ヒータ制御を司どるCPU40が設けられ、
このCPU40には操作ボード42、A/Dコンバータ
48、D/Aコンバータ50、演算部52およびエンコ
ーダ54が接続されている。操作ボード42は操作入力
部44および表示モニタ46からなり、操作入力部44
を介して、加熱ユニット30内における各ゾーンに対応
した設定温度の初期設定値が入力される。また、この操
作入力部44では、第1,第2の設定温度範囲が入力さ
れるが、この各温度範囲については後述する。A/Dコ
ンバータ48には、温度検出器38にて計測されたプリ
フォーム10の温度データが、センサコントローラ56
を介して入力される。センサコントローラ56には温度
表示器58が接続され、計測されたプリフォーム10の
温度を表示可能である。温度検出器38では、プリフォ
ーム10の温度を複数回例えば10回に分けてサンプリ
ングしている。この各サンプリングデータは、センサコ
ントローラ56、A/Dコンバータ48、CPU40を
介して演算部52に転送される。演算部52では、複数
個のサンプリングデータから、プリフォーム10の温度
を正確に反映した1つのデータとして、例えばその温度
ピーク値を検出している。温度検出器38は第2の加熱
ステーション16の加熱ユニット30より順次搬出され
るプリフォーム10の温度を検出するわけであるが、そ
の検出タイミングは、プリフォーム10を搬送する支持
アーム22の駆動系のエンコーダ54を介してCPU4
0に入力される。
【0024】演算部52では、各プリフォーム10の温
度のピーク値を順次記憶し、n個のプリフォーム群の各
温度ピーク値の平均値を演算している。本実施例では、
この平均化法として加算平均を用いるが、これに限定さ
れるものではない。平均化演算の対象とされるプリフォ
ーム10の個数nに関しては、第2の加熱ステーション
16の加熱ユニット30にて同時に加熱されるプリフォ
ーム10の個数をNとしたとき、2≦n≦Nとすること
が好ましい。本実施例では、加熱ユニット30での同時
加熱個数N=6を平均化演算の対象個数nとしている。
【0025】演算部52ではさらに、このプリフォーム
群の平均温度が、操作入力部44にて予め設定された第
1の設定温度範囲内であるか否かを判定している。本実
施例では、この第1の設定温度範囲として、中心温度値
±1℃に設定している。そして、演算部52にて、n個
のプリフォーム10の平均温度と第1の設定温度範囲と
の比較結果が求められ、この情報がCPU40に入力さ
れる。
【0026】CPU40の制御に基づいて、各クォーツ
ヒータ32a〜32iでの加熱温度を制御するために、
D/Aコンバータ50にはヒータコントローラ60a〜
60gがそれぞれ接続されている。ヒータコントローラ
60aは、クォーツヒータ32a,32iの加熱温度を
制御するものであり、ヒータコントローラ60b〜60
fは、クォーツヒータ32b〜32fの加熱温度を制御
し、ヒータコントローラ60gは、クォーツヒータ32
g,32hの加熱温度を制御する。このヒータコントロ
ーラ60a〜60gは、例えば公知の位相制御法によっ
て各クォーツヒータ32a〜32hへの供給電力を制御
して、それぞれの加熱温度を制御するものである。
【0027】CPU40は、演算部52での比較結果に
基づき、一群のプリフォーム10の平均温度が第1の設
定温度範囲内である場合には、その以前に設定された加
熱温度を維持するように各ヒータコントローラ60a〜
60gを制御する。そして、一群のプリフォーム10の
平均温度が第1の設定温度範囲外となった場合にかぎ
り、各ヒータコントローラ60a〜60gにその加熱温
度を加減調整する情報を出力する。ここで演算部52
は、n個のプリフォームの搬送先端側のプリフォーム1
0の温度データを除外し、第2の加熱ステーションの加
熱ユニット30より新たに搬出されたプリフォーム10
の温度データを平均化演算の対象として加えることで、
n個で構成される一組のプリフォーム群を更新しなが
ら、各組のプリフォーム群の平均温度を順次演算するこ
とになる。ただし、演算部52にて、ある一組の平均温
度が第1の設定温度範囲外となった場合には、その第1
の設定温度範囲外となった一組のプリフォーム群に続い
て加熱ユニット30より搬出された1個または複数個の
プリフォーム10を、平均化演算の対象より除外するよ
うにしている。
【0028】また、この演算部52では、操作入力部4
4にて予め設定されたブロー成形適温となる第2の設定
温度範囲と、各プリフォーム10の温度とを比較してい
る。そして、プリフォーム10の温度が第2の設定温度
範囲外であった場合には、CPU40の指令に基づき、
ブロー成形ステーション18でのブロー成形工程を実施
せずに、プリフォーム10のままエジェクトステーショ
ン20に搬出している。この第2の設定温度範囲は、第
1の設定温度範囲よりも広い温度範囲としている。
【0029】次に、プリフォーム10の加熱制御の詳細
を、図4及び図5を参照して説明する。図4はプリフォ
ームの搬送状態を説明する動作説明図であり、図5は加
熱制御のフローチャートである。
【0030】図4(A)は、NO.1〜NO.6のプリ
フォーム10が、第2の加熱ステーション16の加熱ユ
ニット30より搬出され、NO.7〜NO.12の6個
のプリフォーム10が、加熱ユニット30内にて加熱さ
れている状態を示している。NO.6のプリフォーム1
0が温度検出器と対向する位置に存在し、その温度の検
出が行われている(図5のステップ100)。そして、
NO.1〜NO.5の各プリフォーム10の温度のピー
ク値が演算部52にて既に求められており、その各値が
記憶されている。NO.6のプリフォーム10の温度の
検出が行われると、その情報がCPU40を介して演算
部52に出力され、そのピーク値が求められる(図5の
ステップ101)。
【0031】次に、演算部52は、この温度ピーク値が
第2の設定温度範囲内であるか否かを判定する(図5の
ステップ102)。ステップ102がYESであれば、
そのプリフォーム10はブロー成形の対象とされ(図5
のステップ103)、ステップ102がNOであれば、
そのプリフォーム10をブロー成形の対象外とする指令
がCPU40より出力される(図5のステップ10
4)。このようにして、第2の設定温度範囲内にあるプ
リフォーム10のみをブロー成形することで、一定品質
をもつボトルのブロー成形を行うことができる。
【0032】その後、当初は図5の判断ステップ105
がYESであり、連続した6個のプリフォーム10の温
度ピーク値が計測されたので、図5の判断ステップ10
6もYESとなる。従って、その後6個のプリフォーム
10の各ピーク値の平均値が演算され(図5のステップ
107)、予め設定された第1の設定温度範囲と比較さ
れる(図5のステップ108)。
【0033】図4(A)に示すNo. 1〜NO. 6の6個の
プリフォーム10の温度平均値が第1の設定温度範囲内
であれば、CPU40は、その以前に設定されていたク
ォーツヒータ32a〜32iの加熱温度に維持するよう
に制御する(図5のステップ109)。
【0034】次に図4(B)に示すように、No. 7のプ
リフォーム6が温度検出器38と対向する位置に搬送さ
れる。この場合も同様にステップ100〜108が実行
される。この際、ステップ107では、このNo.7のプ
リフォーム6を含む最新の6個のプリフォーム10、す
なわちNo.2〜No. 7のプリフォーム群の平均温度を演
算して求める。
【0035】ここで、No.2〜No.7の6個のプリフォ
ーム10の平均温度が、例えば設定温度範囲の上限を越
えたとすると(ステップ108がNO)、CPU40は
D/Aコンバータ50を介してヒートコントローラ60
a〜60gに対して、現在設定されている加熱温度より
もある値だけ一律温度を下げる制御の指令を出力する
(図5のステップ110)。CPU40からの指令に基
づき、各ヒートコントローラ60a〜60gは、位相制
御によって各クォーツヒータ32a〜32iに供給され
る電力をある値だけ一律下げる制御を行う。クォーツヒ
ータ32a〜32iの応答性は、設定温度変更後の例え
ば約2秒経過後に90%に達する。
【0036】ステップ108がNOである場合には、C
PU40は、第1の設定温度範囲外となる平均温度を有
するNo. 2〜NO. 7に引き続き搬送されてくる例えば2
つのNO. 8,9のプリフォーム10をステップ107で
の平均化演算の対象としない指令を出力する(図5のス
テップ111)。
【0037】図4(B)の工程にて、No.2〜No.7の
6個のプリフォーム10の平均温度が第1の設定温度範
囲外となったことが判明した後にも、同様にしてNo.8
以降のプリフォーム10が温度検出器38と対向する位
置に順次搬送されてくる。本実施例では、同様にして温
度検出器38にてNo.8以降のプリフォーム10の温度
検出を行い、スップ100〜105を実行することにな
る。しかし、スップ105での判断がNOとなるので、
No.8およびNo.9の2個のプリフォーム10のピーク
温度値は、平均化演算の対象とされない。この2つのプ
リフォーム10は、再設定された加熱温度にて十分な時
間加熱を受けていないことから、これを平均化演算の対
象とすると、次の温度制御時に誤った制御を行ってしま
うからである。本実施例では、2個のプリフォーム10
を平均化演算の対象外としているが、その理由の1つ
は、各クォーツヒータ32a〜32iが再設定された加
熱温度に応答するのに約2秒要するからである。また、
他の理由は、ヒータの応答後十分な時間加熱を受けず
に、第2の加熱ステーション16の加熱ユニット30よ
り搬出されたプリフォーム10が存在するからである。
このように本実施例では、No.8およびNo.9の2つの
プリフォーム10を平均化演算の対象外とすることで、
確実にレベル変化した加熱状態にて加熱されたプリフォ
ーム10のみを、以降の加熱温度制御の対象とすること
ができる。
【0038】図4(C)は、No.15のプリフォーム10
が温度検出器38と対向する位置に搬送された状態を示
している。このとき既に、No.10 〜No.14 の5個のプリ
フォーム10の温度検出が行われているが、各プリフォ
ーム10に対してはステップ100〜106のみが実行
され、ステップ106がNOとなるのでステップ107
の平均化演算は実行されない。そして、No.15 のプリフ
ォーム10に対して判断ステップ106が初めてYES
となるので、No.10 〜No.15 の6個のプリフォーム10
の平均温度が演算されることになる。そして、以降は同
様にして、この平均温度が第1の設定温度範囲内である
か、範囲外であるかに基づき、各ヒートコントローラ6
0a〜60iの加熱温度制御を行うことになる。
【0039】このように本実施例によれば、第1の加熱
ステーション14でのヒータの加熱温度として、あらか
じめマニュアル制御によってその温度を固定しながら
も、第2の加熱ステーション16のみにて上述した加熱
温度のフィードバック制御を行うことで、その次工程で
あるブロー成形ステーション18にて一定品質を有する
ボトルを安定性よく成形することができた。更に、6個
の1群のプリフォーム10の平均温度が設定温度範囲外
となった後、温度検出器38と対向する位置に続けて搬
送される2個のプリフォーム10を、平均化演算の対象
外とすることで、誤ったフィードバック制御を防止する
ことができる。
【0040】次に、一次ブロー成形品より耐熱性容器で
ある二次ブロー成形品にブロー成形するオーブンブロー
成形機での好適な加熱制御方法について、図面を参照し
て具体的に説明する。
【0041】図6は、オーブンブロー成形機の平面図を
示し、一次ブロー成形品70を回転搬送する回転盤80
の搬送経路上に、搬入ステーション82,加熱炉84,
二次ブロー成形ステーション86および取出ステーショ
ン88が設けられている。搬入ステーション82には、
供給装置82aが、取出ステーション88には取出装置
88aがそれぞれ設けられ、回転盤80の回転搬送路に
一次ブロー成形品70を供給し、二次ブロー成形後に取
り出すように構成されている。加熱炉84は、同図に示
すように5つの加熱ゾーン84a〜84eにゾーン分割
されている。一次ブロー成形品70が、各加熱ゾーン8
4a〜84eを順次搬送される過程において、各ゾーン
毎に独立した設けられたヒータにより加熱された熱風の
ブローを受けることで、一次ブロー成形品70を所定の
軸方向長さになるように収縮させている。二次ブロー成
形ステーション86には、型締装置86aが設けられ、
収縮された一次ブロー成形品70を二軸延伸吹込成形す
ることで、耐熱性容器としての二次ブロー成形品を成形
している。
【0042】上記のオーブンブロー成形機の場合、4つ
の加熱ゾーン84a〜84dのヒータはあらかじめマニ
ュアル操作によって、所定温度の熱風となるように調整
されている。そして、二次ブロー成形ステーション86
の直前の位置に存在する加熱ゾーン84eに設けられた
ヒータの加熱制御を、この加熱ゾーン84eの搬送方向
後段に設けられた温度検出器38にて検出された計測デ
ータに基づきフィードバック制御している。
【0043】この実施例においては、各加熱ゾーン84
a〜84eにて同時に加熱される一次ブロー成形品70
の個数Nは4個である。そして、この4個の一次ブロー
成形品70が回転盤22の間欠回転により同時に回転搬
送され、所定時間各加熱ゾーン84a〜84eにて停止
することで加熱作用を受けている。
【0044】温度検出器38は、5番目の加熱ゾーン8
4eより二次ブロー成形ステーション86に向けて4個
の一次ブロー成形品70を間欠回転搬送する際に、搬送
順に従って4個の一次ブロー成形品70の温度を順次計
測することになる。あるいは4個の温度検出器38によ
り同時に4個の一次ブロー成形品の温度を計測しても良
い。この温度検出器38からの計測データに基づく加熱
温度のフィードバック制御は、図3に示す温度制御系を
用いることができる。すなわち、CPU40を介して4
個の一次ブロー成形品70の各温度データのサンプリン
グ値が入力され、そのピーク値が求められると共に、そ
の後4個の一時ブロー成形品70の平均温度値が演算さ
れる。そして、この4個の一次ブロー成形品70の平均
温度が、あらかじめ設定された第1の設定温度範囲と比
較され、その比較結果に基づいてCPU40が加熱ゾー
ン84eに配置されたヒータへの電力制御をヒータコン
トローラを介して行われることになる。なお、加熱ゾー
ン84eの加熱レベルを制御するための第1の設定温度
範囲は、前述した2ステージタイプのブロー成形機にお
ける設定温度範囲程厳密なものは必要とされず、オーブ
ンブロー方式の場合の第1の設定温度範囲を2ステージ
タイフムの第1の設定温度範囲よりも広い幅としても、
一定品質にて安定性によい二次ブロー成形品を得ること
ができる。
【0045】なお、この実施例の場合には、平均化演算
は、同時に搬送される4個の一次ブロー成形品70毎に
行われ、1個の一次ブロー成形品70が複数回の平均化
演算の対象とならない点で上記実施例と異なる。また、
同時搬送される4個の一次ブロー成形品70の平均温度
が設定温度範囲外となった場合には、次回に同時搬送さ
れる4個の位置ブロー成形品70を平均化演算の対象と
しないことで、フィードバックの誤制御を防止すること
ができる。また、第2の設定温度範囲外となった一次ブ
ロー成形品をブロー成形の対象としない方法としては、
4個のうち1個が第2の設定温度範囲外となった場合、
4個全てをブロー成形の対象としない方法でも、その1
個のみをブロー成形の対象としない方法でも良い。
【0046】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。例えば、図3に示すように、プリフォーム
10の軸方向に沿って3ゾーン分割されたクォーツヒー
タ32a〜32iを設けることに対応して、温度検出器
38にて各ゾーン毎の温度を検出するように構成しても
よい。そして、各ゾーンに対応する設定温度範囲をあら
かじめ設けておき、これとの比較結果に基づいて、各ゾ
ーン毎に独立して加熱温度のフィードバック制御を行う
ことも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
搬送経路上の最終段の加熱ゾーンより搬出された複数個
から成る1組の中間成形品の温度の平均値を求め、最終
段の加熱ゾーンより新たに中間成形品が搬出される毎に
1組を構成する中間成形品群を更新しながら、各組の平
均温度値が第1の設定温度範囲内であるか否か順次比較
し、範囲外である場合にその最終段の加熱ゾーンのヒー
タ温度を加減調整することで、一定品質を有する最終成
形品を安定して成形できる加熱制御を行なうことができ
る。また、第1の設定温度範囲外の平均値を有する複数
個の中間成形品に続いて加熱部より搬出される1または
複数の成形品を平均化演算の対象としないことで、誤っ
た制御を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるブロー成形機の一実施例の
平面図である。
【図2】図1に示す加熱ステーションの加熱ゾーンを示
す概略説明図である。
【図3】図1に示す第2の加熱ステーションに配置され
たヒータの加熱温度制御系を示すブロック図である。
【図4】図1に示す実施例装置の動作説明図である。
【図5】図3に示す温度制御系の動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】オーブンブロー成形機を示す概略平面図であ
る。
【図7】従来の加熱制御のための温度検出器の配置を示
す概略説明図である。
【符号の説明】
10 プリフォーム 14,16 加熱ステーション 18 ブロー成形ステーション 30 加熱ユニット 32a〜32i クォーツヒータ 38 温度検出器 40 CPU 52 演算部 54 エンコーダ 60a〜60g ヒータコントローラ 70 一次ブロー成形品 84 加熱炉 84a〜84e 加熱ゾーン 86 二次ブロー成形ステーション

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数個の中間成形品が搬送される搬送途
    上に、前記中間成形品を順次搬入して加熱する複数の加
    熱ゾーンが形成された加熱部と、加熱された中間成形品
    から中空体にブロー成形するブロー成形部と、を有し、
    前記ブロー成形部の直前の前記加熱ゾーンにてN個の前
    記中間成形品が加熱され、一つずつ前記ブロー成形部に
    搬出されるブロー成形機にて、前記中間成形品の加熱温
    度を制御するにあたり、(a)前記ブロー成形部の直前
    に位置する前記加熱ゾーンより順次搬出された前記中間
    成形品の温度を計測し、(b)前記加熱ゾーンより搬出
    されたn(2≦n≦N)個を一組とし、前記加熱ゾーン
    より順次搬出される中間成形品を加えることでn個で構
    成される一組の中間成形品群を更新しながら、各組の中
    間成形品群の平均温度を順次演算し、(c)各組の中間
    成形品群の平均温度を予め定められた第1の設定温度範
    囲と順次比較し、(d)この平均温度が前記第1の設定
    温度範囲外である際に、前記ブロー成形部の直前の前記
    加熱ゾーンに配置したヒータの加熱レベルを加減調整す
    る、ことを特徴とするブロー成形のための中間成形品の
    加熱制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1の設定温度範囲外となった一組の前記中間成形
    品群に続いて前記加熱ゾーンより搬出された1個又は複
    数個の中間成形品を(b)工程の演算対象より除外し、
    再設定された温度条件下にて加熱された後の前記中間成
    形品より(b)工程の演算対象とすることを特徴とする
    ブロー成形のための中間成形品の加熱制御方法。
  3. 【請求項3】 中間成形品がN個ずつに間欠搬送される
    搬送途上に、N個の前記中間成形品を同時加熱する複数
    の加熱ゾーンが形成された加熱部と、加熱されたN個の
    中間成形品からN個の中空体にブロー成形するブロー成
    形部と、を有するブロー成形機にて、前記中間成形品の
    加熱温度を制御するにあたり、(a)前記ブロー成形部
    の直前に位置する前記加熱ゾーンより同時に搬出された
    N個の前記中間成形品の温度を計測し、(b)前記加熱
    ゾーンより同時に搬出されたN個を一組とし、前記加熱
    ゾーンより順次搬出される各組の中間成形品群の平均温
    度を順次演算し、(c)各組の中間成形品群の平均温度
    を予め定められた第1の設定温度範囲と順次比較し、
    (d)この平均温度が前記第1の設定温度範囲外である
    際に、前記ブロー成形部の直前の前記加熱ゾーンに配置
    したヒータの加熱レベルを加減調整し、(e)前記第1
    の設定温度範囲外となった一組の前記中間成形品群に続
    いて前記加熱ゾーンより搬出された少なくとも1組の中
    間成形品を(b)工程の演算対象より除外し、再設定さ
    れた温度条件下にて加熱された後の1組の前記中間成形
    品より(b)工程の演算対象とすることを特徴とするブ
    ロー成形のための中間成形品の加熱制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、 計測された前記中間成形品の温度が、第2の設定温度範
    囲と比較され、この第2の設定温度範囲外と判別された
    中間成形品が前記ブロー成形部に搬入された際に、ブロ
    ー成形工程を経ずして前記ブロー成形部より搬出するこ
    とを特徴とするブロー成形のための中間成形品の加熱制
    御方法。
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