JP2576857Y2 - 伸縮作業ロッドにおける作業用流体案内構造 - Google Patents

伸縮作業ロッドにおける作業用流体案内構造

Info

Publication number
JP2576857Y2
JP2576857Y2 JP1992092990U JP9299092U JP2576857Y2 JP 2576857 Y2 JP2576857 Y2 JP 2576857Y2 JP 1992092990 U JP1992092990 U JP 1992092990U JP 9299092 U JP9299092 U JP 9299092U JP 2576857 Y2 JP2576857 Y2 JP 2576857Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
telescopic
hose
working
fluid guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992092990U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0656194U (ja
Inventor
悦雄 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Kizai Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Kizai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Kizai Co Ltd filed Critical Sanwa Kizai Co Ltd
Priority to JP1992092990U priority Critical patent/JP2576857Y2/ja
Publication of JPH0656194U publication Critical patent/JPH0656194U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2576857Y2 publication Critical patent/JP2576857Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、止水剤、硬化剤等の各
種薬液または圧搾空気等の作業用流体をロッド先端部か
ら放出しつつ地中への掘削または撹拌等の作業を行うた
めに使用される多段中空ロッドからなる伸縮作業ロッド
における作業用流体案内構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば地盤硬化に使用される伸縮
撹拌ロッドの硬化薬液案内構造として、伸縮ロッドの中
空内に可撓性の薬液案内ホースをらせん状に回曲して伸
縮自在に挿入し、該らせん状案内ホースの一端を最内側
ロッドの一端に、他端を最外側ロッドの他端にそれぞれ
接続し、それにより伸縮ロッドの伸縮に応じてらせん状
案内ホースを伸縮させるようにした構成のものが知られ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記の従来構
造では、案内ホースにねじれが加わった場合これを直ち
に矯正することができず、ときには案内ホースの閉塞を
招くおそれがあり、しかも案内ホースはらせん状に巻い
ているため必要以上に長尺のものになり、その分コスト
がかさむと共に、薬液がホース内に充満しているときは
高重量となって、各部に予想外の悪影響を及ぼす場合が
あった。本考案は、案内ホースの軽量化と共に案内ホー
スに加わるねじれを直ちに解消することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決の手段とし
て、本考案は、多段中空ロッドからなる伸縮作業ロッド
において、上記伸縮作業ロッドの伸長時に最下位となる
べき中空ロッドの下端に接続された非可撓性作業用流体
案内管を、該作業ロッド内を縦通して少くとも上記伸縮
作業ロッドの縮小時の上端から突出する位置まで延長
し、その突出延長端に、外部に設けられたホース巻取装
置から引き出された可撓性作業用流体案内ホースをスイ
ベル継手を介して回転自在に接続した、伸縮作業ロッド
における作業用流体案内構造を提案する。本考案におけ
る「非可撓性作業用流体案内管」には、金属管、硬質合
成樹脂管等の非可撓性の管が含まれる。以下図面を参照
して本考案の実施例について説明する。
【0005】
【実施例】図1の掘削機は、ベースマシン(1)の前部
に垂直に立設されたマスト(2)に駆動部(3)を上下
摺動自在に支持させると共にワイヤ(4)により昇降自
在に吊支し、該駆動部(3)の中空出力軸(5)に、伸
縮掘削ロッド(6)を接続して垂下したもので、このよ
うな掘削機のベースマシン後部にホースリール(7)を
取付け、該リール(7)の軸に一端を固定して巻きつけ
られた可撓性の薬液案内ホース(8)を上方へ導き、マ
スト(2)上端の案内プーリー(9)、(10)を経て
上記駆動部(3)から一部上方へ突出する中空出力軸
(5)内へ、ついで上記伸縮掘削ロッド(6)内に挿通
して薬液案内構造を形成している。なお、薬液は上記リ
ール(7)の軸を通してホース(8)の基端からホース
(8)内に圧送される。また、ホースリール(7)の巻
取り用モータには、ホース(8)に一定張力を与えるテ
ンションモータを使用する。
【0006】上記薬液案内構造の詳細は次のようであ
る。まず、上記伸縮掘削ロッド(6)は、図2、3に示
すように外周面にらせん羽根(14)を有する外側中空
ロッド(11)、中間中空ロッド(12)及び内側中空
ロッド(13)の3段の断面円形の中空ロッドからな
り、外側ロッド(11)は、下端に通孔(15’)を縦
通したメス継手(15)を接続し、該メス継手(15)
のソケット(16)に掘削ヘッド(17)をコッターピ
ン(18)、(18)により着脱自在に接続してあり、
また内側ロッド(13)は、上端にフランジ(19)を
設け、該フランジ(19)を上記駆動部(3)の中空出
力軸(5)のフランジ(20)にボルト(21)…、ナ
ット(22)…により接続してあり、これら外側、中
間、内側のロッド(11)、(12)、(13)を1本
のロッドに縮小するときは、図2、4に示すように外側
ロッド(11)の上端部内周面に設けた内周スプライン
(23)と中間ロッド(12)の上端部外周面に設けた
上部外周スプライン(24)とを、および中間ロッド
(12)の上端部内周面に設けた内周スプライン(2
5)と内側ロッド(13)の上端部外周面に設けた上部
外周スプライン(26)とをそれぞれ係合した状態で、
外側、中間及び内側の3ロッド(11)、(12)、
(13)をコッターピン(27)、(27)により、中
間及び内側ロッド(12)、(13)をコッターピン
(28)、(28)によりそれぞれ連結し、また外側及
び中間の2ロッド(11)、(12)の合計長さに伸長
するときは、上記コッターピン(27)、(27)を抜
き、図3のように外側ロッド(11)の上記内周スプラ
イン(23)と中間ロッド(12)の下端部外周面に設
けた下部外周スプライン(29)とを係合した状態で外
側及び中間ロッド(11)、(12)を上記コッターピ
ン(27)、(27)の差し替えにより連結すると共
に、中間及び内側ロッド(12)、(13)は上記の縮
小のままにし、さらに3ロッド(11)、(12)、
(13)の合計長さに伸長するときは、図3のように上
記外側及び中間ロッド(11)、(12)を伸長した
後、コッターピン(28)、(28)を抜き、中間ロッ
ド(12)の上記内周スプライン(25)と内側ロッド
(13)の下端部外周面に設けた下部外周スプライン
(30)とを係合した状態で中間及び内側ロッド(1
2)、(13)を上記コッターピン(28)、(28)
の差し替えにより連結し、それにより縮小及び伸長状態
に保持するようにしてある。
【0007】上記のような伸縮掘削ロッド(6)に対
し、上記マスト(2)上端のプーリー(10)から下方
へ導いた案内ホース(8)を、駆動部(3)に設けたホ
ース回転止め装置(図示略)により保持し、ついで出力
軸(5)の開口上端から該出力軸(5)内に挿入し、一
方金属製の薬液案内管(8’)を該伸縮ロッド(6)内
に挿入し、その一端を上記外側ロッド(11)下端のメ
ス継手(15)における通孔(15’)に接続金具(3
1)により接続し、該案内管(8’)の他端を、伸縮掘
削ロッド(6)の最短縮小時の上端から上方へ突出する
位置、すなわち本例では図2に示すように中空出力軸
(5)内の位置に延長し、該延長端にスイベル継手(3
2)を介して上記案内ホース(8)の挿入端を接続して
ある。
【0008】上例の掘削機において、図1、2のように
3本のロッド(11)、(12)、(13)を1本のロ
ッドに縮小した状態で、駆動部(3)の回転駆動により
伸縮掘削ロッド(6)を回転させて地中への掘削を開始
すると共に、薬液案内ホース(8)にリール(7)がわ
から薬液を圧入し、案内管(8’)を経て掘削ヘッド
(17)先端の開口から薬液を掘削孔内に注入する。縮
小した掘削ロッド(6)の全長の深さに掘進したら、前
記のように外側及び中間の2ロッド(11)、(12)
に伸長して再び掘進し、該2ロッド(11)、(12)
の全長の深さに掘進したら、前記のようにさらに内側ロ
ッド(13)も伸長して3ロッド(11)、(12)、
(13)によりさらに掘進する。上記掘削ロッド(6)
の回転掘削に伴い、薬液案内管(8’)も回転するが、
その回転は上記スイベル継手(32)により吸収されて
案内ホース(8)には伝わらない。
【0009】上記スイベル継手(32)の水もれ等の点
検、補修を行う場合は、図2のように上記伸縮ロッド
(6)を最短に縮小させ、その状態でフランジ(1
9)、(20)のボルト(21)…、ナット(22)…
を外し、ついでワイヤ(4)操作により駆動部(3)と
ともに出力軸(5)を適宜引き上げてスイベル継手(3
2)を伸縮ロッド(6)上端から突出した状態で露出さ
せ、その状態で作業を行えばよい。
【0010】他の実施例として、上例における薬液案内
管(8’)を、伸縮掘削ロッド(6)の最短縮小時に中
空出力軸(5)の開口上端から上方に突出する位置に延
長し、該突出延長端にスイベル継手(32)を介して案
内ホース(8)を接続し、他の構造は上例と実質的に同
一とした例もえられる。
【0011】図5、6のさらに他の実施例は、断面角形
の外側中空ロッド(11a)、内側中空ロッド(12
a)、及び下半部外周面にらせん羽根(14a)を有す
る内側中空ロッド(13a)からなる3段の伸縮掘削ロ
ッド(6a)を備え、その外側中空ロッド(11a)
を、マスト(2a)に昇降自在に支持された駆動部(3
a)の回転伝達筒(35a)に軸方向へ摺動自在に嵌合
したもので、その内側中空ロッド(13a)内に金属製
薬液案内管(8’a)を縦通し、その下端を該中空ロッ
ド(13a)下端の通孔に接続すると共に、上端を該中
空ロッド(13a)の上端から適宜上方へ突出延長し、
延長端にスイベル継手(32a)を介して薬液案内ホー
ス(8a)を回転自在に接続し、その際本例では、上記
内側中空ロッド(13a)の上端部を図6のように上記
スイベル継手(32a)の案内管(8’a)がわ継手部
にボルト(36a)…により接続してあり、他の構造は
図2、3、4と実質的に同一である。
【0012】
【考案の効果】本考案の伸縮作業ロッドにおける作業用
流体案内構造によれば、従来の流体案内ホースを伸縮ロ
ッド内にらせん状に巻装した構造に比べ、軽量、安価と
なり、しかも案内ホースにねじれが生じても、スイベル
継手によりこれを直ちに解消することができるようにな
る。また本考案によれば、上記スイベル継手を伸縮作業
ロッドの縮小時の上端から突出する位置に取付けたか
ら、スイベル継手自体の水もれ等の点検、交換等の作業
が容易となり、さらに、元来伸縮ロッド内に可撓性ホー
スを縦通するときはねじれが発生しやすい状態にあるの
で、そのような伸縮ロッド内に、作業用流体の案内部材
としてねじれの危険の全くない非可撓性案内管を可能な
長さ範囲で使用したことにより、ねじれ発生の危険性を
十分におさえることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】掘削機全体の側面図である。
【図2】伸縮掘削ロッドの縮小状態の一部省略拡大縦断
面図である。
【図3】同上伸長状態の一部省略拡大縦断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】本考案を実施したケリーバ式掘削機の略線側面
図である。
【図6】図5のスイベル継手部分の拡大縦断面図であ
る。
【符号の説明】
6、6a 伸縮掘削ロッド 8、8a 可撓性薬液案内ホース 8’、8’a 非可撓性薬液案内管 11、11a 外側中空ロッド 12、12a 中間中空ロッド 13、13a 内側中空ロッド 32、32a スイベル継手

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多段中空ロッドからなる伸縮作業ロッド
    において、 上記伸縮作業ロッドの伸長時に最下位となるべき中空ロ
    ッドの下端に接続された非可撓性作業用流体案内管を、
    該作業ロッド内を縦通して少くとも上記伸縮作業ロッド
    の縮小時の上端から突出する位置まで延長し、その突出
    延長端に、外部に設けられたホース巻取装置から引き出
    された可撓性作業用流体案内ホースをスイベル継手を介
    して回転自在に接続した、 伸縮作業ロッドにおける作業用流体案内構造。
JP1992092990U 1992-12-28 1992-12-28 伸縮作業ロッドにおける作業用流体案内構造 Expired - Fee Related JP2576857Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992092990U JP2576857Y2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 伸縮作業ロッドにおける作業用流体案内構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992092990U JP2576857Y2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 伸縮作業ロッドにおける作業用流体案内構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0656194U JPH0656194U (ja) 1994-08-05
JP2576857Y2 true JP2576857Y2 (ja) 1998-07-16

Family

ID=14069814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992092990U Expired - Fee Related JP2576857Y2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 伸縮作業ロッドにおける作業用流体案内構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2576857Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102477617B1 (ko) * 2020-06-04 2022-12-15 고영식 레미콘 주입 및 고화제 분사용 다단 배관이 삽입된 켈리바

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0656194U (ja) 1994-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2558826C2 (ru) Скважинный направляющий инструмент
JP5155991B2 (ja) 掘削装置
US6516892B2 (en) Method and apparatus for coiled tubing operations
CN106437538A (zh) 用于钻杆的伸缩杆组件
JP2576857Y2 (ja) 伸縮作業ロッドにおける作業用流体案内構造
JP2018193707A (ja) 地中熱交換管の埋設に用いる掘削装置及び掘削方法
JP3367000B2 (ja) 伸縮作業ロッドにおける作業用流体案内構造
JP5044445B2 (ja) 地盤改良機
CN206267800U (zh) 用于钻杆的伸缩杆组件
CN106351216B (zh) 动力下置式钻杆的物料输送管道机构
US2896913A (en) Apparatus for drilling lateral openings in well bores
JP2736008B2 (ja) 地盤改良機及びその使用方法
EP4144951A1 (en) Support for drilling and bolting tool
JP7165403B2 (ja) 掘削装置
JP2992947B2 (ja) 掘削機
JP6923895B1 (ja) 杭撤去装置
JP7503816B1 (ja) スイベルの共回り防止装置
JP2005146676A (ja) 基礎地盤の乾式柱状体製造装置
JP3446081B2 (ja) 建設機械のシリンダのガイド筒構造
JPH01150087A (ja) 既設の本管を新しい本管と取り替える方法
JPS5832245B2 (ja) 地盤改良用貫入撹拌装置
JPH02300414A (ja) 地盤改良機
JP2002275882A (ja) 地盤改良機
JPH09195656A (ja) 掘削装置
JPH0131665Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees