JP3367000B2 - 伸縮作業ロッドにおける作業用流体案内構造 - Google Patents

伸縮作業ロッドにおける作業用流体案内構造

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JP3367000B2 JP34091592A JP34091592A JP3367000B2 JP 3367000 B2 JP3367000 B2 JP 3367000B2 JP 34091592 A JP34091592 A JP 34091592A JP 34091592 A JP34091592 A JP 34091592A JP 3367000 B2 JP3367000 B2 JP 3367000B2
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、止水剤、硬化剤等の各
種薬液または圧搾空気等の作業用流体をロッド先端部か
ら放出しつつ地中への掘削または撹拌等を行うために使
用される多段中空ロッドからなる伸縮作業ロッドにおけ
る作業用流体案内構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば地盤硬化に使用される伸縮
撹拌ロッドの硬化薬液案内構造として、伸縮ロッドの中
空内に可撓性の薬液案内ホースをらせん状に回曲して伸
縮自在に挿入し、該らせん状案内ホースの一端を最内側
ロッドの一端に、他端を最外側ロッドの他端にそれぞれ
接続し、それにより伸縮ロッドの伸縮に応じてらせん状
案内ホースを伸縮させるようにした構成のものが知られ
ている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来構
造では、案内ホースにねじれが加わった場合これを直ち
に矯正することができず、ときには案内ホースの閉塞を
招くおそれがあり、しかも案内ホースはらせん状に巻い
ているため必要以上に長尺のものになり、その分コスト
がかさむと共に、薬液がホース内に充満しているときは
高重量となって、各部に予想外の悪影響を及ぼす場合が
あった。本発明は、案内ホースの軽量化と共に案内ホー
スに加わるねじれを直ちに解消することを課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として、本発明は、ベースマシンに立設されたマストに
駆動部を昇降自在に支持し、該駆動部に回転駆動可能に
接続された多段中空ロッドからなる伸縮作業ロッドにお
いて、上記ベースマシン上にホースリールを設置し、該
ホースリルの軸に一端を固定して巻きつけられた可撓性
の作業用流体案内ホースを引き出して上記マスト上端の
案内プーリーを経て上記伸縮作業ロッド内へ上端から
転可能に挿入すると共に該案内ホースの挿入端を伸縮作
業ロッド伸長時に最下端に位置すべき中空ロッドの下端
に接続し、上記伸縮作業ロッドの最短縮小時における
伸縮作業ロッド内の案内ホースの途中にスイベル継手を
接続し、該スイベル継手から下のホースの伸縮作業ロッ
ドに伴う回転をスイベル継手から上のホースに伝達不能
にした、伸縮作業ロッドにおける作業用流体案内構造を
提案する。以下図面を参照して本発明の実施例について
説明する。 【0005】 【実施例】図1の掘削機は、ベースマシン(1)の前部
に垂直に立設されたマスト(2)に駆動部(3)を上下
摺動自在に支持させると共にワイヤ(4)により昇降自
在に吊支し、該駆動部(3)の中空出力軸(5)に、伸
縮掘削ロッド(6)を接続して垂下したもので、このよ
うな掘削機のベースマシン後部にホースリール(7)を
取付け、該リール(7)の軸に一端を固定して巻きつけ
られた可撓性の薬液案内ホース(8)を上方へ導き、マ
スト(2)上端の案内プーリー(9)、(10)を経て
上記駆動部(3)の中空出力軸(5)内へ、ついで上記
伸縮掘削ロッド(6)内に挿通して薬液案内構造を形成
している。なお、薬液は上記リール(7)の軸を通して
ホース(8)の基端からホース(8)内に圧送される。
また、ホースリール(7)の巻取り用モータには、ホー
ス(8)に一定張力を与えるテンションモータを使用す
る。 【0006】上記薬液案内構造の詳細は次のようであ
る。まず、上記伸縮掘削ロッド(6)は、図2、3に示
すように外周面にらせん羽根(14)を有する外側中空
ロッド(11)、中間中空ロッド(12)及び内側中空
ロッド(13)の3段の中空ロッドからなり、外側ロッ
ド(11)は、下端に通孔(15’)を縦通したメス継
手(15)を接続し、該メス継手(15)のソケット
(16)に掘削ヘッド(17)をコッターピン(1
8)、(18)により着脱自在に接続してあり、また内
側ロッド(13)は、上端にフランジ(19)を設け、
該フランジ(19)を上記駆動部(3)の中空出力軸
(5)のフランジ(20)にボルト(21)…、ナット
(22)…により接続してあり、これら外側、中間、内
側のロッド(11)、(12)、(13)を1本のロッ
ドに縮小するときは、図2に示すように外側ロッド(1
1)の上端部内周面に設けた内周スプライン(23)と
中間ロッド(12)の上端部外周面に設けた上部外周ス
プライン(24)とを、および中間ロッド(12)の上
端部内周面に設けた内周スプライン(25)と内側ロッ
ド(13)の上端部外周面に設けた上部外周スプライン
(26)とをそれぞれ係合した状態で、外側、中間及び
内側の3ロッド(11)、(12)、(13)をコッタ
ーピン(27)、(27)により、中間及び内側ロッド
(12)、(13)をコッターピン(28)、(28)
によりそれぞれ連結し、また外側及び中間の2ロッド
(11)、(12)の長さに伸長するときは、上記コッ
ターピン(27)、(27)を抜き、図3のように外側
ロッド(11)の上記内周スプライン(23)と中間ロ
ッド(12)の下端部外周面に設けた下部外周スプライ
ン(29)とを係合した状態で外側及び中間ロッド(1
1)、(12)を上記コッターピン(27)、(27)
の差し替えにより連結すると共に、中間及び内側ロッド
(12)、(13)は上記の縮小のままにし、さらに3
ロッド(11)、(12)、(13)の長さに伸長する
ときは、図3のように上記外側及び中間ロッド(1
1)、(12)を伸長した後、コッターピン(28)、
(28)を抜き、中間ロッド(12)の上記内周スプラ
イン(25)と内側ロッド(13)の下端部外周面に設
けた下部外周スプライン(30)とを係合した状態で中
間及び内側ロッド(12)、(13)を上記コッターピ
ン(28)、(28)の差し替えにより連結し、それに
より縮小及び伸長状態に保持するようにしてある。 【0007】上記のような伸縮掘削ロッド(6)に対
し、上記マスト(2)上端のプーリー(10)から下方
へ導いたホース(8)を、駆動部(3)に設けたホース
回転止め装置(図示略)により保持し、ついで出力軸
(5)の開口上端から該出力軸(5)を経て伸縮ロッド
(6)内へ挿通し、その挿通先端を接続金具(31)に
より外側ロッド(11)下端のメス継手(15)におけ
る通孔(15’)に接続し、このように挿通したホース
(8)について、上記3本のロッド(11)、(1
2)、(13)をともに縮小したときに該伸縮掘削ロッ
ド(6)内における上記ホース(8)の途中に、図2の
ように、スイベル継手(32)を接続してある。 【0008】上例の掘削機において、図1、2のように
3本のロッド(11)、(12)、(13)を1本のロ
ッドに縮小した状態で、駆動部(3)の回転駆動により
伸縮掘削ロッド(6)を回転させて地中への掘削を開始
すると共に、薬液案内ホース(8)にリール(7)がわ
から薬液を圧入し、掘削ヘッド(17)先端の開口から
薬液を掘削孔内に注入する。縮小した掘削ロッド(6)
の全長の深さに掘進したら、前記のように外側及び中間
の2ロッド(11)、(12)に伸長して再び掘進し、
該2ロッド(11)、(12)の全長の深さに掘進した
ら、前記のようにさらに内側ロッド(13)も伸長して
3ロッド(11)、(12)、(13)によりさらに掘
進する。上記掘削ロッド(6)の回転掘削に伴い、ホー
ス下端を接続金具(31)によりメス継手(15)と接
続されている薬液案内ホース(8)も回転するが、その
回転はホース途中のスイベル継手(32)により吸収さ
れて該スイベル継手(32)から上方のホースには伝わ
らない。また、万一ホース(8)にねじれが生じた場合
も上記スイベル継手(32)により直ちに解消される。 【0009】 【発明の効果】本発明によれば、従来の作業用流体案内
ホースを伸縮ロッド内にらせん状に巻いて内装した構造
に比べ、軽量で安価となり、しかも作業用流体案内ホー
スにねじれが生じてもスイベル継手によりこれを直ちに
解消することができ、常に安定した作業用流体の供給を
維持することができるのである。
【図面の簡単な説明】 【図1】掘削機の側面図である。 【図2】伸縮掘削ロッドの縮小状態の一部省略拡大縦断
面図である。 【図3】同上伸長状態の一部省略拡大縦断面図である。 【符号の説明】 6 伸縮掘削ロッド 7 ホースリール 8 薬液案内ホース 11 外側ホース 12 中間ホース 13 内側ホース 32 スイベル継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000177416 三和機材株式会社 東京都中央区日本橋茅場町2丁目4番9 号 (72)発明者 坊 直樹 横浜市港北区すみれが丘38−22 (72)発明者 中村 喜彦 東京都千代田区神田岩本町2番地 成幸 工業株式会社 東京支店内 (72)発明者 蔀 保治 東京都千代田区神田岩本町2番地 成幸 工業株式会社 東京支店内 (72)発明者 浜野 衛 千葉県千葉市花見川区天戸町1293 三和 機材株式会社 千葉工場内 (72)発明者 平川 悦雄 千葉県千葉市花見川区天戸町1293 三和 機材株式会社 千葉工場内 (56)参考文献 特開 平2−300414(JP,A) 特開 昭63−89720(JP,A) 特開 昭64−43695(JP,A) 特開 平4−216712(JP,A) 実開 昭62−120593(JP,U) 実開 平3−128728(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ベースマシンに立設されたマストに駆動
    部を昇降自在に支持し、該駆動部に回転駆動可能に接続
    された多段中空ロッドからなる伸縮作業ロッドにおい
    て、 上記ベースマシン上にホースリールを設置し、該ホース
    リルの軸に一端を固定して巻きつけられた可撓性の作業
    用流体案内ホースを引き出して上記マスト上端の案内プ
    ーリーを経て上記伸縮作業ロッド内へ上端から回転可能
    挿入すると共に該案内ホースの挿入端を伸縮作業ロッ
    ド伸長時に最下端に位置すべき中空ロッドの下端に接続
    し、 上記伸縮作業ロッドの最短縮小時における伸縮作業ロ
    ッド内の案内ホースの途中にスイベル継手を接続し、
    スイベル継手から下のホースの伸縮作業ロッドに伴う回
    転をスイベル継手から上のホースに伝達不能にした、 伸縮作業ロッドにおける作業用流体案内構造。
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