JP2576361Y2 - 装飾表示体 - Google Patents

装飾表示体

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JP2576361Y2
JP2576361Y2 JP1992081321U JP8132192U JP2576361Y2 JP 2576361 Y2 JP2576361 Y2 JP 2576361Y2 JP 1992081321 U JP1992081321 U JP 1992081321U JP 8132192 U JP8132192 U JP 8132192U JP 2576361 Y2 JP2576361 Y2 JP 2576361Y2
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JP
Japan
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decorative
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一夫 尾竹
俊輔 西川
正純 滝沢
多郎 尾林
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Kyodo Printing Co Ltd
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Kyodo Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、装飾表示体に関し、特
に、絵柄等の表示部が浮き上がったり沈んだりして見え
る装飾効果を有する装飾表示体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、グラビア、オフセット等の製
版用スクリーンのような細かい繰り返し模様を設けた層
を2層対向させて設け、これらの層の間でスクリーン線
数に所定の差を設けること、またはスクリーン角度を所
定の角度とすることによって、光学的な干渉じま、いわ
ゆるモアレを生じさせることが知られている。このよう
なモアレ現象を利用した装飾体としてたとえば、透明層
の表裏両面にスクリーン等の繰り返し模様を施し、これ
らのスクリーン間に生じるモアレ模様を視観するものが
知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来の装
飾体は、モアレによって生じる光学的な独特の模様を見
ることはできるが、絵柄、文字等を表示することはでき
ず、特定の絵柄や文字を表示する表示体においては、上
記のような装飾効果を有するものはなかった。
【0004】本考案は、絵柄や文字を表示するものにお
いて、上記のようなモアレによる模様を表示するととも
に、絵柄等を立体的に視観することのできる装飾表示体
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、装飾表
示体は、両面に繰り返し模様を施した透明板と、透明板
上の一部に積層され所定の表示を行う表示層とを有し、
透明板の両面に施された繰り返し模様は光学的な干渉じ
まを生じるように互いに異なる模様の密度を有し、また
は互いに所定の角度をなすように配置され、透明板の表
示層と反対側からの照明により表示層側から視観される
ものである。
【0006】
【実施例】次に添付図面を参照して本考案による装飾表
示体の実施例を詳細に説明する。
【0007】図1には、本考案による装飾表示体の一実
施例の層構成が示されている。同図に示すように、装飾
表示体は透明樹脂板10と絵柄層20とを有し、裏面に
配置されたライト30によって絵柄層20側から視観す
るものである。
【0008】透明樹脂板10は、アクリル、塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネート
等のシートまたは板材によって構成され、その表裏両面
に繰り返し模様層12、14が形成されている。なお、
繰り返し模様層12、14は、上記のように透明樹脂板
10の表面および裏面に形成する他、透明樹脂板10と
は別に繰り返し模様層12、14を設けてもよい。
【0009】本実施例においては、透明樹脂板10の表
面にポジの細かい繰り返し模様層12、透明樹脂板10
の裏面にネガの細かい繰り返し模様層14が形成されて
いる。これらの繰り返し模様層12、14は、グラビ
ア、オフセット製版用スクリーンを用いることができる
が、線数において2〜10%、好ましくは2〜5%の差
を有するものが望ましい。また、グラビアの透明ハニカ
ムパターンを用いればモアレを現出させるために特に好
ましい。また、前記透明樹脂板10の両面に施された繰
り返し模様は、互いに所定の角度をなすように配置され
ることによって、さらに良好な(複雑な)モアレ模様が
得られる。この角度は、3〜10度が特に好ましい。
【0010】絵柄層20は図2に示すように、特定の絵
柄を表示する表示層であり、透明樹脂板または透明樹脂
シート上に絵柄が印刷等により形成されている。なお、
後述するように繰り返し模様層12および14によるモ
アレを絵柄側から視観するため、絵柄は透明樹脂シート
表面の一部分に形成し、絵柄のない部分は繰り返し模様
層12および14によるモアレを視観できるようにす
る。
【0011】このような装飾体において、透明樹脂板1
0の裏面側に照明用のライト30が配置され、ライト3
0の照明により絵柄層20側から視観することができ
る。
【0012】この装飾体においては、絵柄層の設けられ
ていない部分は繰り返し模様層12および14によって
モアレが現出し、モアレによる独特の模様を見ることが
できる。絵柄層が設けられている部分は絵柄層によって
繰り返し模様層12および14が遮蔽されるため、絵柄
層の絵柄をそのまま視観できる。
【0013】透明樹脂板10の表面側の繰り返し模様層
12を線数の多いフイルム、透明樹脂板10の裏面側の
繰り返し模様層14を線数の少ないフイルムによって形
成した場合には、絵柄が上記のモアレによる模様に対し
て浮き上がって見える。逆に、透明樹脂板10の表面側
の繰り返し模様層12を線数の少ないフイルム、透明樹
脂板10の裏面側の繰り返し模様層14を線数の多いフ
イルムによって形成した場合には、絵柄が上記のモアレ
による模様に対して沈んで見える。したがって、繰り返
し模様層12、14を形成するためのスクリーンやハニ
カムパターンを選択することによって絵柄の見える状態
を変化させることができる。
【0014】また、透明樹脂板10の裏面側をポジフイ
ルムとした方が明るく見えるが、ネガフイルムとした方
が絵柄層を見やすい。
【0015】このように本実施例の装飾表示体によれ
ば、2層の繰り返し模様層12および14により現出さ
れるモアレ模様とともに絵柄層に表示された絵柄を見る
ことができ、モアレ模様によって絵柄層に表示された絵
柄が浮き上がったり沈んだりして見えるから、きわめて
装飾効果の高い絵柄表示を行うことができる。
【0016】図3には、本考案による装飾表示体の他の
実施例の構成が示されている。この実施例においては、
透明樹脂板10の表裏両面に凹凸の繰り返し模様層が形
成されている。すなわち、透明樹脂板10の表面に凸部
が繰り返し模様として多数形成されている。このような
凸部の繰り返し模様によってもモアレが現出され、前記
と同様の効果を生じることができる。なお、形成された
凸部に着色すれば、さらに装飾効果が高い。また、凸部
の繰り返し模様を視観する側の片面にのみ、他面(ライ
ト側)をハニカムスクリーンにすることで安定したモア
レを発生させることができる。
【0017】なお、上記の繰り返し模様層12および1
4のスクリーン線数の差はたとえば2〜10%、好まし
くは2〜5%とすればよく、スクリーン線数の組合せと
しては、たとえば100線と95線、90線と95線、
95線と97線、45線と50線などが好ましい。ま
た、絵柄層の形成に透光性の良いインキを使用した場合
には、さらに良好な発色効果が得られる。
【0018】さらに、絵柄層の絵柄の形状に合わせて、
繰り返し模様層12および14のいずれか一方のスクリ
ーンをトリミングし、絵柄に対応する部分を削除するこ
とによって絵柄内にモアレが現れるのを防ぐことができ
る。
【0019】また、透明樹脂板10の裏面側にバックラ
イト30をあらかじめ一体として取り付けるようにして
もよい。
【0020】
【考案の効果】本考案によれば、所定の絵柄等を表示す
るとともに、モアレによる模様が現出され、これによっ
て絵柄等の表示が立体的に見えるから、極めて装飾効果
の高い表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による装飾表示体の一実施例を示す層構
成図である。
【図2】図1の装飾表示体の斜視図である。
【図3】本考案による装飾表示体の他の実施例を示す一
部省略構成図である。
【符号の説明】
10 透明樹脂板 12、14 繰り返し模様層 20 絵柄層 30 ライト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 尾林 多郎 東京都文京区小石川四丁目14番12号 共 同印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−95579(JP,A) 実開 昭56−83099(JP,U) 実公 昭60−9011(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B44F 1/06 B44C 3/02 G09F 13/04

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面に繰り返し模様を施した透明板と、 該透明板上の一部に積層され、所定の表示を行う表示層
    とを有し、 前記透明板の両面に施された繰り返し模様は、光学的な
    干渉じまを生じるように互いに異なる模様の密度を有
    し、または互いに所定の角度をなすように配置され、 前記透明板の前記表示層と反対側からの照明により前記
    表示層側から視観されることを特徴とする装飾表示体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装飾表示体において、 前記透明板の両面に施された繰り返し模様は、グラビア
    用ハニカムスクリーンにより形成された模様であり、2
    〜10%のスクリーン線数の差を有していることを特徴
    とする装飾表示体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の装飾表示体に
    おいて、 前記透明板の片面または両面に施された繰り返し模様
    は、前記透明板の片面または両面に形成された凹凸によ
    る模様であることを特徴とする装飾表示体。
JP1992081321U 1992-10-30 1992-10-30 装飾表示体 Expired - Fee Related JP2576361Y2 (ja)

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