JP2576317Y2 - カメラ用シャッタ - Google Patents
カメラ用シャッタInfo
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- JP2576317Y2 JP2576317Y2 JP1992074803U JP7480392U JP2576317Y2 JP 2576317 Y2 JP2576317 Y2 JP 2576317Y2 JP 1992074803 U JP1992074803 U JP 1992074803U JP 7480392 U JP7480392 U JP 7480392U JP 2576317 Y2 JP2576317 Y2 JP 2576317Y2
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- Japan
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- shutter
- motor
- opening
- blade
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カメラ用シャッタ、特
に露光用開口径の大きなカメラに用いられるシャッタに
関する。
に露光用開口径の大きなカメラに用いられるシャッタに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所謂大判カメラでは、露光用開口
の口径が大きいシャッタが用いられていて、こうしたシ
ャッタでは画面サイズに対応するためレンズ径も大径と
なり、その光路となる開口径も大きい。従って、このよ
うなカメラのシャッタは、シャッタ羽根の移動量が大き
く、羽根の走行速度を高速化することが要求されるが、
その駆動力源としてバネを強化し、又そのチャージは一
般に手動でなされていた。この種のシャッタでは、シャ
ッタに搭載し得るような小型モータの駆動力と比較して
バネの力が強い。そのため、シャッタチャージをモータ
で自動的に行おうとすると、チャージ量が大きくなるに
従いバネの弾力によるモータの駆動抵抗が増大すること
になり、その結果シャッタ羽根の作動速度が低下し、シ
ャッタのチャージスピードが遅くなるという欠点があ
る。
の口径が大きいシャッタが用いられていて、こうしたシ
ャッタでは画面サイズに対応するためレンズ径も大径と
なり、その光路となる開口径も大きい。従って、このよ
うなカメラのシャッタは、シャッタ羽根の移動量が大き
く、羽根の走行速度を高速化することが要求されるが、
その駆動力源としてバネを強化し、又そのチャージは一
般に手動でなされていた。この種のシャッタでは、シャ
ッタに搭載し得るような小型モータの駆動力と比較して
バネの力が強い。そのため、シャッタチャージをモータ
で自動的に行おうとすると、チャージ量が大きくなるに
従いバネの弾力によるモータの駆動抵抗が増大すること
になり、その結果シャッタ羽根の作動速度が低下し、シ
ャッタのチャージスピードが遅くなるという欠点があ
る。
【0003】又、大判カメラのシャッタや小型カメラに
おいても所謂大口径レンズ即ち明るいレンズを備えたシ
ャッタ等のようにカメラの露出用開口の口径が大きいシ
ャッタについて、駆動力源として単一のモータを用い
て、シャッタ羽根の開閉作動を行うチャージレスシャッ
タとした場合、上述のように駆動力源となるモータの駆
動力が十分に得られないために、シャッタ羽根の走行速
度が遅くなってしまい、高速シャッタが得られなかっ
た。特に、シャッタ羽根の全開位置付近では、モータ及
びシャッタ羽根の運動方向が切り換えられるため、慣性
等のためにモータ及びシャッタ羽根の速度が著しく低下
することになり、この点からもシャッタスピードが遅く
なるという問題があった。そのため、開口径の比較的大
きなカメラ等でシャッタをチャージレスタイプに構成す
ることは困難であった。
おいても所謂大口径レンズ即ち明るいレンズを備えたシ
ャッタ等のようにカメラの露出用開口の口径が大きいシ
ャッタについて、駆動力源として単一のモータを用い
て、シャッタ羽根の開閉作動を行うチャージレスシャッ
タとした場合、上述のように駆動力源となるモータの駆
動力が十分に得られないために、シャッタ羽根の走行速
度が遅くなってしまい、高速シャッタが得られなかっ
た。特に、シャッタ羽根の全開位置付近では、モータ及
びシャッタ羽根の運動方向が切り換えられるため、慣性
等のためにモータ及びシャッタ羽根の速度が著しく低下
することになり、この点からもシャッタスピードが遅く
なるという問題があった。そのため、開口径の比較的大
きなカメラ等でシャッタをチャージレスタイプに構成す
ることは困難であった。
【0004】このような問題点を改善する手段として、
シャッタ羽根を、露光を開始させるための開き用シャッ
タ羽根と、露光を終了させるための閉じ用シャッタ羽根
とを別個に設けると共に、これらシャッタ羽根を別個の
モータで夫々作動させるようにしたシャッタが、本出願
人によって提案されている。このような構成にすれば、
露光のためのシャッタ開口作動と閉鎖作動とが別個のシ
ャッタ羽根及びモータで行われるために、シャッタ羽根
の運動方向切り換え時に生じる慣性やバックラッシュ等
によるシャッタスピードの遅れの問題が解消され、シャ
ッタ羽根の走行速度を高速化できることになる。
シャッタ羽根を、露光を開始させるための開き用シャッ
タ羽根と、露光を終了させるための閉じ用シャッタ羽根
とを別個に設けると共に、これらシャッタ羽根を別個の
モータで夫々作動させるようにしたシャッタが、本出願
人によって提案されている。このような構成にすれば、
露光のためのシャッタ開口作動と閉鎖作動とが別個のシ
ャッタ羽根及びモータで行われるために、シャッタ羽根
の運動方向切り換え時に生じる慣性やバックラッシュ等
によるシャッタスピードの遅れの問題が解消され、シャ
ッタ羽根の走行速度を高速化できることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような構成のシャッタでは、羽根を高速作動させるため
にモータに高電圧又は高電流が印加され、消費電力が大
きくなる。特に、シャッタの高速度域において二つのモ
ータにほぼ同時に高電圧又は高電流が印加されると、電
池の消耗が激しく、電池の寿命が短縮化されるという問
題が生じる。又、その場合、駆動回路にかかる負担が大
きくなり、駆動回路が破損されやすくなるという問題も
ある。これを防ぐために駆動回路を大型化すると、製造
コストが上昇するという問題が生じる。
ような構成のシャッタでは、羽根を高速作動させるため
にモータに高電圧又は高電流が印加され、消費電力が大
きくなる。特に、シャッタの高速度域において二つのモ
ータにほぼ同時に高電圧又は高電流が印加されると、電
池の消耗が激しく、電池の寿命が短縮化されるという問
題が生じる。又、その場合、駆動回路にかかる負担が大
きくなり、駆動回路が破損されやすくなるという問題も
ある。これを防ぐために駆動回路を大型化すると、製造
コストが上昇するという問題が生じる。
【0006】本考案は、このような課題に鑑みて、二つ
のモータを駆動させても高電圧や高電流が同時に印加さ
れないようにして電池の寿命を延ばし、駆動回路にかか
る負担を軽減できるようにしたカメラ用シャッタを提供
することを目的とする。
のモータを駆動させても高電圧や高電流が同時に印加さ
れないようにして電池の寿命を延ばし、駆動回路にかか
る負担を軽減できるようにしたカメラ用シャッタを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案によるカメラ用シ
ャッタは、露光を開始させるために開放作動する開き用
シャッタ羽根と、露光を終了させるために閉鎖作動する
閉じ用シャッタ羽根と、開き用シャッタ羽根を作動させ
る第一のモータと、閉じ用シャッタ羽根を作動させる第
二のモータと、これら第一及び第二のモータの少なくと
も一方の駆動時に少なくとも一方のモータへの印加電圧
又は印加電流を減少又はカットさせる駆動制御手段と、
が備えられたことを特徴とするものである。
ャッタは、露光を開始させるために開放作動する開き用
シャッタ羽根と、露光を終了させるために閉鎖作動する
閉じ用シャッタ羽根と、開き用シャッタ羽根を作動させ
る第一のモータと、閉じ用シャッタ羽根を作動させる第
二のモータと、これら第一及び第二のモータの少なくと
も一方の駆動時に少なくとも一方のモータへの印加電圧
又は印加電流を減少又はカットさせる駆動制御手段と、
が備えられたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】第二のモータを駆動して閉じ用シャッタ羽根を
開放作動させ、第一のモータを駆動させる前に駆動制御
手段によって第二のモータへの印加電圧又は印加電流を
減少又はカットし、その状態で第一のモータを駆動させ
て開き用シャッタ羽根を開放作動させることで露光を開
始し、途中で第一のモータへの印加電圧又は印加電流を
減少又はカットし、次いで露光秒時経過後に閉じ用シャ
ッタ羽根を閉鎖作動させる。
開放作動させ、第一のモータを駆動させる前に駆動制御
手段によって第二のモータへの印加電圧又は印加電流を
減少又はカットし、その状態で第一のモータを駆動させ
て開き用シャッタ羽根を開放作動させることで露光を開
始し、途中で第一のモータへの印加電圧又は印加電流を
減少又はカットし、次いで露光秒時経過後に閉じ用シャ
ッタ羽根を閉鎖作動させる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例を、図1乃至図
5により説明する。図1は露光開始直前のシャッタの平
面図、図2は露光終了直後のシャッタの平面図、図3は
モータのロータと絞り切り鉄片との関係を示す図、図4
はシャッタ作動のタイミングチャート、図5はシャッタ
作動のためのフローチャートである。図1及び図2にお
いて、シャッタ地板1の中央部には、大口径の露出用開
口2が穿設されている。地板1の裏面(紙面の裏面側)
にはアイリスモータ(ムービングマグネット型モータ)
即ち第一のモータ3が固定され、そのロータに連結され
ている駆動ピン3aは、その回動範囲に亘って地板1に
穿設された長孔1aを貫通して、地板1の表面側に突出
している。地板1の表面には、一対の開き用シャッタ羽
根4,5が夫々支軸6,7を中心に回動可能に支持され
ていて、駆動ピン3aとピン−スロット連結されること
で開口2を開閉し得るようになっている。開き用シャッ
タ羽根4,5は、夫々露光時に開口面積を設定し得る内
側の縁部4a,5aが直線状に形成されている(図1,
2参照)。そのため閉鎖作動時に、支軸6,7近傍が常
に重なっていることもあり鋏の原理により各縁部4a,
5aが互いに衝突することなく高速で重ね合わされるよ
うになっている。又、各羽根4,5は図1に示す閉鎖位
置で、重ね合わされた領域の作動方向の重なり量(L)
が後述する閉じ用シャッタ羽根の重なり量(l)よりも
大きくなるように、その形状と大きさが選定されてい
る。この場合、図1及び2に示すように、重なり幅L及
びlは便宜上開口中心を通る直線に沿った線上にあるも
のとして説明する。
5により説明する。図1は露光開始直前のシャッタの平
面図、図2は露光終了直後のシャッタの平面図、図3は
モータのロータと絞り切り鉄片との関係を示す図、図4
はシャッタ作動のタイミングチャート、図5はシャッタ
作動のためのフローチャートである。図1及び図2にお
いて、シャッタ地板1の中央部には、大口径の露出用開
口2が穿設されている。地板1の裏面(紙面の裏面側)
にはアイリスモータ(ムービングマグネット型モータ)
即ち第一のモータ3が固定され、そのロータに連結され
ている駆動ピン3aは、その回動範囲に亘って地板1に
穿設された長孔1aを貫通して、地板1の表面側に突出
している。地板1の表面には、一対の開き用シャッタ羽
根4,5が夫々支軸6,7を中心に回動可能に支持され
ていて、駆動ピン3aとピン−スロット連結されること
で開口2を開閉し得るようになっている。開き用シャッ
タ羽根4,5は、夫々露光時に開口面積を設定し得る内
側の縁部4a,5aが直線状に形成されている(図1,
2参照)。そのため閉鎖作動時に、支軸6,7近傍が常
に重なっていることもあり鋏の原理により各縁部4a,
5aが互いに衝突することなく高速で重ね合わされるよ
うになっている。又、各羽根4,5は図1に示す閉鎖位
置で、重ね合わされた領域の作動方向の重なり量(L)
が後述する閉じ用シャッタ羽根の重なり量(l)よりも
大きくなるように、その形状と大きさが選定されてい
る。この場合、図1及び2に示すように、重なり幅L及
びlは便宜上開口中心を通る直線に沿った線上にあるも
のとして説明する。
【0010】又、地板1の裏面には、開口2を挟んで第
一のモータ3と対向して別のアイリスモータ(ムービン
グマグネット型モータ)即ち第二のモータ9が取付けら
れていて、そのロータに連結されている駆動ピン9aは
その回動範囲に亘って地板1に穿設された長孔1bを貫
通して地板1の表面側に突出している。地板1の表面に
は、一対の閉じ用シャッタ羽根10,11が夫々支軸1
2,13を中心に回動可能に支持されていて、駆動ピン
9aとピン−スロット連結されることで開口2を開閉し
得るようになっている。尚、開き用シャッタ羽根と閉じ
用シャッタ羽根は、例えば隔板等により作動時互いに衝
突することのないように組立てられている。閉じ用シャ
ッタ羽根10,11は、開き用シャッタ羽根4,5と同
様に互いに内側の縁部10a,11aが直線状に形成さ
れている(図1参照)。又、閉じ用シャッタ羽根10,
11の面積は開き用シャッタ羽根4,5の面積より小さ
く形成されている。そして、露光は、開き用シャッタ羽
根4,5が閉鎖位置にあり且つ閉じ用シャッタ羽根1
0,11が全開位置にある図1に示す状態から、開き用
シャッタ羽根4,5が開放作動されることで開始され、
又、開き及び閉じ用シャッタ羽根4,5及び10,11
が共に開かれた状態から、閉じ用シャッタ羽根10,1
1が閉鎖作動されることで終了する(図2参照)ように
なっている。尚、第一のモータ3及び第二のモータ9に
は、共に各シャッタ羽根の全閉時が安定した状態で、そ
の初期位置となるよう補極(絞り切り鉄片)が配設され
ている。
一のモータ3と対向して別のアイリスモータ(ムービン
グマグネット型モータ)即ち第二のモータ9が取付けら
れていて、そのロータに連結されている駆動ピン9aは
その回動範囲に亘って地板1に穿設された長孔1bを貫
通して地板1の表面側に突出している。地板1の表面に
は、一対の閉じ用シャッタ羽根10,11が夫々支軸1
2,13を中心に回動可能に支持されていて、駆動ピン
9aとピン−スロット連結されることで開口2を開閉し
得るようになっている。尚、開き用シャッタ羽根と閉じ
用シャッタ羽根は、例えば隔板等により作動時互いに衝
突することのないように組立てられている。閉じ用シャ
ッタ羽根10,11は、開き用シャッタ羽根4,5と同
様に互いに内側の縁部10a,11aが直線状に形成さ
れている(図1参照)。又、閉じ用シャッタ羽根10,
11の面積は開き用シャッタ羽根4,5の面積より小さ
く形成されている。そして、露光は、開き用シャッタ羽
根4,5が閉鎖位置にあり且つ閉じ用シャッタ羽根1
0,11が全開位置にある図1に示す状態から、開き用
シャッタ羽根4,5が開放作動されることで開始され、
又、開き及び閉じ用シャッタ羽根4,5及び10,11
が共に開かれた状態から、閉じ用シャッタ羽根10,1
1が閉鎖作動されることで終了する(図2参照)ように
なっている。尚、第一のモータ3及び第二のモータ9に
は、共に各シャッタ羽根の全閉時が安定した状態で、そ
の初期位置となるよう補極(絞り切り鉄片)が配設され
ている。
【0011】第一のモータ3及び第二のモータ9は駆動
制御回路15に接続されており、この駆動制御回路15
は、各モータ3,9への通電時に、各シャッタ羽根の作
動時や全開状態で、各モータへの印加電圧(又は印加電
流)を規定の大きさから或る程度減少させてパワーセー
ブ(PS)し得るようになっている。特に両モータ3,
9に同時に電圧が印加される時には、一方又は両方の印
加電圧を減少させ得るようになっている。又、各モータ
3,9内には印加電圧が減少した時等にロータの所定位
置までの回転及び所定位置での保持を補助するための、
絞り切り鉄片(補極)即ち磁気的吸引手段が内蔵されて
いることは前述の通りである。第一のモータ3及び第二
のモータ9内のロータと絞り切り鉄片との位置関係を、
図3により説明する。図3(A),(B)には、第一の
モータ3(及び第二のモータ9)の、各半円筒状にN極
及びS極に着磁されたロータ17が示されており、ロー
タ17には駆動ピン3a(9a)が備えられていて、駆
動ピン3a(9a)の、同図(A)に示す位置がシャッ
タ羽根4,5(10,11)の全開位置、同図(B)に
示す位置がシャッタ羽根4,5(10,11)の全閉位
置に夫々対応する。絞り切り鉄片18(補極)はロータ
17に近接した位置であって、駆動ピン3aの全閉位置
及び全開位置のほぼ中間位置に配設されている。図3
(A),(B)に示す状態で、ロータ17は絞り切り鉄
片18と吸引し合って羽根開き方向及び羽根閉じ方向
(破線矢印方向)に回転力が与えられるようになってい
る。そして、ロータ17の回転駆動時に第一のモータ3
への通電が減少してパワーセーブされた場合、減少した
電圧による駆動力と、ロータ17の回転の慣性と、絞り
切り鉄片18及びロータ17間の吸引力とによって全開
(全閉)位置まで所要量回転し、或いは全開状態では、
減少した電圧による駆動力と、絞り切り鉄片18及びロ
ータ17間の吸引力とによって、その位置に保持される
ようになっている。即ち、絞り切り鉄片18とロータ1
7との間に生じる吸引力は、ロータ17の回転スピード
や保持力の安定化に役立つ。尚、駆動ピンの位置とロー
タの磁極との関係は、説明を理解し易くするためであっ
て、コイルとの関係から必ずしもこの位置関係に限られ
るものではない。
制御回路15に接続されており、この駆動制御回路15
は、各モータ3,9への通電時に、各シャッタ羽根の作
動時や全開状態で、各モータへの印加電圧(又は印加電
流)を規定の大きさから或る程度減少させてパワーセー
ブ(PS)し得るようになっている。特に両モータ3,
9に同時に電圧が印加される時には、一方又は両方の印
加電圧を減少させ得るようになっている。又、各モータ
3,9内には印加電圧が減少した時等にロータの所定位
置までの回転及び所定位置での保持を補助するための、
絞り切り鉄片(補極)即ち磁気的吸引手段が内蔵されて
いることは前述の通りである。第一のモータ3及び第二
のモータ9内のロータと絞り切り鉄片との位置関係を、
図3により説明する。図3(A),(B)には、第一の
モータ3(及び第二のモータ9)の、各半円筒状にN極
及びS極に着磁されたロータ17が示されており、ロー
タ17には駆動ピン3a(9a)が備えられていて、駆
動ピン3a(9a)の、同図(A)に示す位置がシャッ
タ羽根4,5(10,11)の全開位置、同図(B)に
示す位置がシャッタ羽根4,5(10,11)の全閉位
置に夫々対応する。絞り切り鉄片18(補極)はロータ
17に近接した位置であって、駆動ピン3aの全閉位置
及び全開位置のほぼ中間位置に配設されている。図3
(A),(B)に示す状態で、ロータ17は絞り切り鉄
片18と吸引し合って羽根開き方向及び羽根閉じ方向
(破線矢印方向)に回転力が与えられるようになってい
る。そして、ロータ17の回転駆動時に第一のモータ3
への通電が減少してパワーセーブされた場合、減少した
電圧による駆動力と、ロータ17の回転の慣性と、絞り
切り鉄片18及びロータ17間の吸引力とによって全開
(全閉)位置まで所要量回転し、或いは全開状態では、
減少した電圧による駆動力と、絞り切り鉄片18及びロ
ータ17間の吸引力とによって、その位置に保持される
ようになっている。即ち、絞り切り鉄片18とロータ1
7との間に生じる吸引力は、ロータ17の回転スピード
や保持力の安定化に役立つ。尚、駆動ピンの位置とロー
タの磁極との関係は、説明を理解し易くするためであっ
て、コイルとの関係から必ずしもこの位置関係に限られ
るものではない。
【0012】本実施例は上述のように構成されており、
次に図4に示すタイミングチャートに基づいて作用を説
明する。まず、撮影終了状態(常態)では、開き用シャ
ッタ羽根4,5及び閉じ用シャッタ羽根10,11は、
共に開口2を閉鎖した位置にある。そして、撮影を開始
するためメインスイッチが押されると、駆動制御回路1
5を介して規定の大きさの電圧が第二のモータ9に印加
され(フルパワー:FP)、駆動ピン9aが初期位置か
ら左旋させられ、一対の閉じ用シャッタ羽根10,11
が開放作動させられる。そして、全開位置に達し第一の
モータ3が駆動される前の段階で、第二のモータ9への
印加電圧は駆動制御回路15で規定の大きさから減少さ
せられる。この状態で、第二のモータ9はパワーセーブ
(PS)させられているが、このモータ9は減少した印
加電圧による駆動力とロータ及び絞り切り鉄片18間に
働く吸引力(図3(A)参照)とで、全開位置(図1)
に確実に保持される。
次に図4に示すタイミングチャートに基づいて作用を説
明する。まず、撮影終了状態(常態)では、開き用シャ
ッタ羽根4,5及び閉じ用シャッタ羽根10,11は、
共に開口2を閉鎖した位置にある。そして、撮影を開始
するためメインスイッチが押されると、駆動制御回路1
5を介して規定の大きさの電圧が第二のモータ9に印加
され(フルパワー:FP)、駆動ピン9aが初期位置か
ら左旋させられ、一対の閉じ用シャッタ羽根10,11
が開放作動させられる。そして、全開位置に達し第一の
モータ3が駆動される前の段階で、第二のモータ9への
印加電圧は駆動制御回路15で規定の大きさから減少さ
せられる。この状態で、第二のモータ9はパワーセーブ
(PS)させられているが、このモータ9は減少した印
加電圧による駆動力とロータ及び絞り切り鉄片18間に
働く吸引力(図3(A)参照)とで、全開位置(図1)
に確実に保持される。
【0013】次いで第一のモータ3へ駆動制御回路15
から規定の大きさの電圧が印加される(FP)と、モー
タ3の駆動ピン3aが左旋せしめられて開き用シャッタ
羽根4,5が開放作動を開始する。この時、第二のモー
タ9も通電状態であるが、既にパワーセーブ状態とされ
ているので駆動制御回路15に過大な電圧がかかること
はない。又、開き用シャッタ羽根4,5は閉鎖状態での
重なり幅(L)が大きいので閉鎖状態からピンホールに
至るまでの助走区間を比較的長くとれ、十分に加速され
た状態で開口し始める。かくして露光が開始される。
から規定の大きさの電圧が印加される(FP)と、モー
タ3の駆動ピン3aが左旋せしめられて開き用シャッタ
羽根4,5が開放作動を開始する。この時、第二のモー
タ9も通電状態であるが、既にパワーセーブ状態とされ
ているので駆動制御回路15に過大な電圧がかかること
はない。又、開き用シャッタ羽根4,5は閉鎖状態での
重なり幅(L)が大きいので閉鎖状態からピンホールに
至るまでの助走区間を比較的長くとれ、十分に加速され
た状態で開口し始める。かくして露光が開始される。
【0014】そして、図示しない測光回路の測光による
所望の露光秒時が経過すると、駆動制御回路15から第
二のモータ9に印加される電圧は遮断され、次いで、第
二のモータ9にはパワーセーブされた電圧が逆方向(−
方向)に印加される。従って、モータ9は初期位置方向
へ回転させられ、閉じ用シャッタ羽根10,11が閉鎖
作動させられる。かくして閉じ用シャッタ羽根10,1
1が閉じ始めると、両羽根10,11の縁部10a,1
1aは鋏の原理で、衝突することなく互いに交差しつつ
重ね合わされ、高速作動を妨げられない。その後、第一
のモータ3への印加電圧が駆動制御回路15で規定の大
きさから削減されて、パワーセーブされると、第一のモ
ータ3はその駆動力と絞り切り鉄片18及びロータ間に
働く吸引力とにより引き続いて全開位置に保持される
(図3(A)参照)。すると、第二のモータ9への印加
電圧が規定の大きさに増大されてフルパワー(FP)と
なってモータ9は回転し、高速作動して閉じ用シャッタ
羽根10,11を図2に示す閉鎖位置へ持ち来たし、1
回の露光を終了させる。そして、その後に駆動制御回路
15によって第一のモータ3への通電が反転されてロー
タは初期位置に戻され、開き用シャッタ羽根4,5も閉
鎖作動させられる。このようにして、1回の撮影のシャ
ッタ羽根の動作が終了する。図4において、AEDは設
計上の露光時間に対し実際のシャッタにおける機械的な
作動遅れや使用モータの特性等を考慮して調整される補
正時間量、TAEは設計上の適正露光時間を表わす。
尚、このシャッタ作動のフローチャートを示すと、図5
のようになる。図中、Cは第二のモータ9がパワーセー
ブしているか否かを示すフラッグとして用いられ、C=
1はパワーセイブ状態を、C=0はパワーセイブしてい
ない状態を夫々表わす。上述の説明では、各モータは各
シャッタ羽根が全開位置に到達した後でパワーセーブす
るようになっているが、全開位置に至る前の段階でパワ
ーセーブするようにしてもよい。この場合には、モータ
駆動力と絞り切り鉄片18及びロータ間に働く吸引力と
に加えて慣性が作用して、開閉作動させられることにな
る。又、絞り径が全開口径又は小絞りのいずれに設定さ
れた場合にも、同様に適宜パワーセーブを行うことがで
きる。
所望の露光秒時が経過すると、駆動制御回路15から第
二のモータ9に印加される電圧は遮断され、次いで、第
二のモータ9にはパワーセーブされた電圧が逆方向(−
方向)に印加される。従って、モータ9は初期位置方向
へ回転させられ、閉じ用シャッタ羽根10,11が閉鎖
作動させられる。かくして閉じ用シャッタ羽根10,1
1が閉じ始めると、両羽根10,11の縁部10a,1
1aは鋏の原理で、衝突することなく互いに交差しつつ
重ね合わされ、高速作動を妨げられない。その後、第一
のモータ3への印加電圧が駆動制御回路15で規定の大
きさから削減されて、パワーセーブされると、第一のモ
ータ3はその駆動力と絞り切り鉄片18及びロータ間に
働く吸引力とにより引き続いて全開位置に保持される
(図3(A)参照)。すると、第二のモータ9への印加
電圧が規定の大きさに増大されてフルパワー(FP)と
なってモータ9は回転し、高速作動して閉じ用シャッタ
羽根10,11を図2に示す閉鎖位置へ持ち来たし、1
回の露光を終了させる。そして、その後に駆動制御回路
15によって第一のモータ3への通電が反転されてロー
タは初期位置に戻され、開き用シャッタ羽根4,5も閉
鎖作動させられる。このようにして、1回の撮影のシャ
ッタ羽根の動作が終了する。図4において、AEDは設
計上の露光時間に対し実際のシャッタにおける機械的な
作動遅れや使用モータの特性等を考慮して調整される補
正時間量、TAEは設計上の適正露光時間を表わす。
尚、このシャッタ作動のフローチャートを示すと、図5
のようになる。図中、Cは第二のモータ9がパワーセー
ブしているか否かを示すフラッグとして用いられ、C=
1はパワーセイブ状態を、C=0はパワーセイブしてい
ない状態を夫々表わす。上述の説明では、各モータは各
シャッタ羽根が全開位置に到達した後でパワーセーブす
るようになっているが、全開位置に至る前の段階でパワ
ーセーブするようにしてもよい。この場合には、モータ
駆動力と絞り切り鉄片18及びロータ間に働く吸引力と
に加えて慣性が作用して、開閉作動させられることにな
る。又、絞り径が全開口径又は小絞りのいずれに設定さ
れた場合にも、同様に適宜パワーセーブを行うことがで
きる。
【0015】以上のように本実施例では、第一又は第二
のモータ3,9の作動時や両者が同時に駆動される時に
は、少なくとも一方をパワーセーブ状態にするので、一
度に過大な電力を消費することはなく、過大な電圧が駆
動制御回路15にかかることがない。そのために、消費
電力は抑制されて電池の寿命を延ばすることができ、駆
動制御回路15を大型化する必要もなく、安価で高速対
応可能なカメラ用シャッタが得られる。
のモータ3,9の作動時や両者が同時に駆動される時に
は、少なくとも一方をパワーセーブ状態にするので、一
度に過大な電力を消費することはなく、過大な電圧が駆
動制御回路15にかかることがない。そのために、消費
電力は抑制されて電池の寿命を延ばすることができ、駆
動制御回路15を大型化する必要もなく、安価で高速対
応可能なカメラ用シャッタが得られる。
【0016】次に、図6は第一及び第二のモータ3,9
のロータに対する絞り切り鉄片18の配設位置の変形例
である。図において実線で示す如く、ロータ17に設け
られた駆動ピン3a(及び9a)が初期位置にあると
き、開き用シャッタ羽根4,5(及び閉じ用シャッタ羽
根10,11)は安定した閉じ状態となり、しかも破線
で示す開き状態で駆動ピン3aと対向する位置に絞り切
り鉄片18が位置するようになっている(尚、実際には
コイル位置との関係で絞り切り鉄片18はこの位置関係
に限定されるものではない。このため、羽根閉じ位置で
は、ロータ17は絞り切り鉄片18とN極が吸引し合
い、無通電状態でも羽根の作動速度は安定するが、羽根
開き位置では中立位置に来るためにロータ17の停止位
置は必ずしも安定した状態とはならない。通常は、羽根
自体の重量が大きいので、所定の閉鎖位置で停止してい
るが、外部から加えられる振動等で、羽根がピンホール
開口までは至らないまでも所望の停止位置からずれてし
まうことがあり得る。そのため、この構成例のモータで
は、シャッタ羽根の閉鎖状態からの開放作動開始時に、
開き方向に通電する前に短時間だけ羽根閉じ方向に通電
して、ピンホール開口に至るまでの加速のための助走距
離を設定する必要がある。そこで、この例では、シャッ
タ羽根の開放作動開始時に駆動制御回路15によって一
旦羽根閉じ方向に通電した後で羽根開放方向に通電する
ように制御されている。この構成においても、シャッタ
羽根の全開状態ではロータ17に安定しようとする力が
働くので、パワーセーブすることは可能である。
のロータに対する絞り切り鉄片18の配設位置の変形例
である。図において実線で示す如く、ロータ17に設け
られた駆動ピン3a(及び9a)が初期位置にあると
き、開き用シャッタ羽根4,5(及び閉じ用シャッタ羽
根10,11)は安定した閉じ状態となり、しかも破線
で示す開き状態で駆動ピン3aと対向する位置に絞り切
り鉄片18が位置するようになっている(尚、実際には
コイル位置との関係で絞り切り鉄片18はこの位置関係
に限定されるものではない。このため、羽根閉じ位置で
は、ロータ17は絞り切り鉄片18とN極が吸引し合
い、無通電状態でも羽根の作動速度は安定するが、羽根
開き位置では中立位置に来るためにロータ17の停止位
置は必ずしも安定した状態とはならない。通常は、羽根
自体の重量が大きいので、所定の閉鎖位置で停止してい
るが、外部から加えられる振動等で、羽根がピンホール
開口までは至らないまでも所望の停止位置からずれてし
まうことがあり得る。そのため、この構成例のモータで
は、シャッタ羽根の閉鎖状態からの開放作動開始時に、
開き方向に通電する前に短時間だけ羽根閉じ方向に通電
して、ピンホール開口に至るまでの加速のための助走距
離を設定する必要がある。そこで、この例では、シャッ
タ羽根の開放作動開始時に駆動制御回路15によって一
旦羽根閉じ方向に通電した後で羽根開放方向に通電する
ように制御されている。この構成においても、シャッタ
羽根の全開状態ではロータ17に安定しようとする力が
働くので、パワーセーブすることは可能である。
【0017】尚、上述の実施例では、パワーセーブ時に
第一及び第二のモータ3,9に印加される電圧を、駆動
制御回路15で規定の大きさから削減するようにした
が、カットするようにしてもよい。この場合のタイムチ
ャートを示すと、例えば図7のようになる。即ち、第二
のモータ9による羽根開放作動時において、開き用シャ
ッタ羽根4,5の開放作動前であって閉じ用シャッタ羽
根10,11が全開状態になる直前に、第二のモータ9
への印加電圧がカットされる。又、開き用シャッタ羽根
4,5が全開状態になる直前に、第一のモータ3による
羽根開放作動のための印加電圧がカットされる。このよ
うなパワーセーブ時には、両モータ3,9は慣性とロー
タ及び絞り切り鉄片18間に働く吸引力とによって安定
したスピードで羽根全開位置まで駆動制御される。尚、
上述の各実施例において、繰り返し作動時の安定性は弱
まるものの絞り切り鉄片18は必ずしも配設する必要は
なく、絞り切り鉄片18がない状態で印加電圧又は印加
電流を削減又はカットしても、上述の実施例と同様に駆
動制御することも可能であって、これはカットされた場
合には、羽根自体の質量が慣性で走行されることになる
ためである。
第一及び第二のモータ3,9に印加される電圧を、駆動
制御回路15で規定の大きさから削減するようにした
が、カットするようにしてもよい。この場合のタイムチ
ャートを示すと、例えば図7のようになる。即ち、第二
のモータ9による羽根開放作動時において、開き用シャ
ッタ羽根4,5の開放作動前であって閉じ用シャッタ羽
根10,11が全開状態になる直前に、第二のモータ9
への印加電圧がカットされる。又、開き用シャッタ羽根
4,5が全開状態になる直前に、第一のモータ3による
羽根開放作動のための印加電圧がカットされる。このよ
うなパワーセーブ時には、両モータ3,9は慣性とロー
タ及び絞り切り鉄片18間に働く吸引力とによって安定
したスピードで羽根全開位置まで駆動制御される。尚、
上述の各実施例において、繰り返し作動時の安定性は弱
まるものの絞り切り鉄片18は必ずしも配設する必要は
なく、絞り切り鉄片18がない状態で印加電圧又は印加
電流を削減又はカットしても、上述の実施例と同様に駆
動制御することも可能であって、これはカットされた場
合には、羽根自体の質量が慣性で走行されることになる
ためである。
【0018】
【考案の効果】上述のように本考案に係るカメラ用シャ
ッタは、第一及び第二のモータの少なくとも一方の駆動
時に少なくとも一方のモータへの印加電圧又は印加電流
を減少又はカットさせる駆動制御回路が備えられている
から、消費電力を抑制して電池寿命を延長させることが
でき、駆動制御回路を大型化する必要もないので、製造
コストの上昇を抑制して、低廉で高速対応可能なシャッ
タが得られる。
ッタは、第一及び第二のモータの少なくとも一方の駆動
時に少なくとも一方のモータへの印加電圧又は印加電流
を減少又はカットさせる駆動制御回路が備えられている
から、消費電力を抑制して電池寿命を延長させることが
でき、駆動制御回路を大型化する必要もないので、製造
コストの上昇を抑制して、低廉で高速対応可能なシャッ
タが得られる。
【図1】本発明の実施例によるシャッタの平面図であ
り、露光開始直前の状態が示されている。
り、露光開始直前の状態が示されている。
【図2】露光終了直後の状態を示す図1と同様な図であ
る。
る。
【図3】(A),(B)はモータのロータと絞り切り鉄
片との関係を示す図であり、(A)はシャッタ羽根が全
開位置にある状態を、(B)はシャッタ羽根が閉鎖位置
にある状態を夫々示している。
片との関係を示す図であり、(A)はシャッタ羽根が全
開位置にある状態を、(B)はシャッタ羽根が閉鎖位置
にある状態を夫々示している。
【図4】シャッタ作動のためのタイミングチャートであ
る。
る。
【図5】シャッタ作動のためのフローチャートである。
【図6】モータのロータに対する絞り切り鉄片の配設位
置の変形例を示す図である。
置の変形例を示す図である。
【図7】モータへの通電をカットする場合の図4と同様
なタイミングチャートである。
なタイミングチャートである。
2 開口、 3 第一のモータ、 4,5 開き用シャッタ羽根、 9 第二のモータ、 10,11 閉じ用シャッタ羽根、 15 駆動制御回路、 17 ロータ、 18 絞り切り鉄片。
Claims (1)
- 【請求項1】 露光を開始させるために開放作動する開
き用シャッタ羽根と、露光を終了させるために閉鎖作動
する閉じ用シャッタ羽根と、該開き用シャッタ羽根を作
動させる第一のモータと、閉じ用シャッタ羽根を作動さ
せる第二のモータと、該第一及び第二のモータの少なく
とも一方の駆動時に少なくとも一方のモータへの印加電
圧又は印加電流を減少又はカットさせる駆動制御回路
と、が備えられたカメラ用シャッタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992074803U JP2576317Y2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | カメラ用シャッタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992074803U JP2576317Y2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | カメラ用シャッタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0637834U JPH0637834U (ja) | 1994-05-20 |
JP2576317Y2 true JP2576317Y2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=13557837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992074803U Expired - Fee Related JP2576317Y2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | カメラ用シャッタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576317Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP1992074803U patent/JP2576317Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0637834U (ja) | 1994-05-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |