JP2576093B2 - コンバ−タ制御回路 - Google Patents

コンバ−タ制御回路

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JP2576093B2
JP2576093B2 JP61040338A JP4033886A JP2576093B2 JP 2576093 B2 JP2576093 B2 JP 2576093B2 JP 61040338 A JP61040338 A JP 61040338A JP 4033886 A JP4033886 A JP 4033886A JP 2576093 B2 JP2576093 B2 JP 2576093B2
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秀樹 山元
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、定電流コンバータの制御回路に関するもの
で、特に出力を手動及び自動的に起動または停止するた
めの制御回路に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、定電流コンバータの制御回路として、第6図に
示すような構成のものがある。すなわち第6図に示すよ
うに、定電流コンバータのコンバータ部1の出力に負荷
2と磁気増幅器を応用した電流検出器3の直列回路が接
続されている。電流検出器3は、出力電流Ioが流れる入
力用の検出器巻線N1と検出器出力Vdを取り出す出力用の
検出器巻線Ndを有している。そして、基準電圧回路4と
誤差増幅器5とを備え、電流検出器3の出力と基準電圧
回路4の基準電圧E1を入力とする誤差増幅器5の出力が
前記コンバータ部1に帰還されるようになっており、ま
た、基準電圧回路4によって出力電流Ioを制御すること
ができるようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような従来の定電流コンバータの制御回路の場
合、第6図に示すように基準電圧回路4が1つであり、
出力の起動または停止は、自動または手動の何れかに限
られてしまう。従って、上述した従来の方式では、出力
の起動または停止を手動と自動で連続的に行う必要があ
る場合には基準電圧回路が複雑なものとなってしまう。
本発明の目的は、上述の欠点を解決し、出力の起動ま
たは停止が手動と自動で連続的に行なえるコンバータ制
御回路を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、コンバータ部の出力に負荷と磁気増幅器に
よる電流検出器の直列回路が接続され、前記電流検出器
の出力と第1の基準電圧回路の基準電圧を入力とする誤
差増幅器の出力が前記コンバータ部に帰還されるように
接続されたコンバータ制御回路において、上記電流検出
器に別巻線を設け、この別巻線に、流れる電流の向きが
前記電流検出器の入力巻線に流れ込む電流の向きと相反
するように第2の基準電圧回路と電流制限抵抗を接続し
たことを特徴とする。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について、図面を参照して詳細
に説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す回路図である。第
1図に示すように、定電流コンバータは、コンバータ部
1の出力に負荷2と磁気増幅器を応用した電流検出器3
が接続されており、電流検出器3の出力が基準電圧回路
4の基準電圧E1と誤差増幅器5で誤差比較され、上述の
コンバータ部1に帰還されるようになっている。このよ
うに、コンバータ部1の出力に負荷2と磁気増幅器によ
る電流検出器3の直列回路を接続し、電流検出器3の巻
線N1に出力電流Ioを流すようにすると共に、電流検出器
3の巻線Ndから得られる検出器出力Vdと基準電圧回路4
の基準電圧E1が供給される誤差増幅器5の出力をコンバ
ータ部1に帰還させるような構成とするのは、従来の場
合と同様である。
ここで、この制御回路は、コンバータの出力の起動ま
たは停止を手動と自動で連続的に行えるようにするた
め、上述のような定電流コンバータにおいて、電流検出
器3には巻線N1,Ndの他に更に別巻線N2を設け、この別
巻線N2に流れる電流の向きが、電流検出器3の入力巻線
N1に流れ込む電流の向きと相反するように、第2の基準
電圧回路6と電流制限抵抗7を接続する。別巻線N2に流
れる電流は、後述の如く負荷2に電流変化を与えるため
の制御電流I2となるものである。このように、基準電圧
回路4と、電流検出器3に追加した別巻線N2に接続され
た基準電圧回路6とを設けて相互に制御できるような構
成としている。
次に、上記構成による動作について説明する。
第2図は電流検出器3の特性を示す図であり、零点対
称の直線性を有している。すなわち、第2図に示す如
く、出力電流IoがIo1の場合は、検出器出力VdはVd1であ
り、−Io1の場合は−Vd1となるような零点対称の特性を
呈する。
また、この電流検出器3は別巻線N2を入力巻線とした
時にも同様に、第2の基準電圧回路6と電流制限抵抗7
による制御電流I2に対して、零点対称の直線性を有す
る。また、入力巻線N1と別巻線N2との間にはアンペアタ
ーンの法則により、 N1・Io=−N2・I2 …………(1) が成立するので、 で表される。すなわち、基準電圧回路6により別巻線N2
に流れる制御電流I2を制御することにより、−(N2/
N1)・I2の電流変化を負荷2に与えることができる。
また、第3図は基準電圧回路4のみによって出力電流
Ioを制御する場合の特性を示す。第3図に示すように、
基準電圧回路4の場合は、基準電圧E1と電圧電流IoはE1
=E1′の時Io=Io′となるような直線関係にあり、図示
の特性曲線に従い基準電圧E1の増減に応じて出力電流Io
を増減変化させることができる。
これらの動作特性により、コンバータの出力の起動時
において、ある電流値までは手動で、その後定常状態ま
では自動的に立ち上げる場合を第4図で、また、停止さ
せるに当ってある電流値までは自動的に減少し、その後
手動で零まで減少させる場合を第5図で説明する。
第4図に示すように、基準電圧回路4の基準電圧E1
0の時、基準電圧回路6の基準電圧E2を手動操作によ
り、出力電流Ioがi1になるまで増加させる。その後、基
準電圧回路6のE2および基準電圧回路4のE1を積分器を
使って、(t3−t2)の時間で図示のように自動的に減少
および増加させることにより、Ioで表される出力特性を
実現できる。
また、第5図に示すように、停止させるときは、t1
の時間でE1およびE2を自動的に減少および増加させ、E2
で決まる出力電流i2まで減少させ、その後、E2を手動操
作により出力電流Ioを零まで減少させて、Ioの出力特性
を実現できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明において、従来回路にあ
る基準電圧回路と、電流検出器に追加した別巻線に接続
された基準電圧回路とを相互に制御することにより、コ
ンバータの出力の起動または停止を手動と自動で連続的
に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、 第2図は磁気増幅器を応用した電流検出器の特性を示す
図、 第3図は従来回路で代表される、1つの基準電圧回路の
みで出力電流を制御する場合の特性を示す図、 第4図は第1図の回路構成により制御される出力電流の
起動の例を示す図、 第5図は同じく出力電流の停止の例を示す図、 第6図は従来回路のブロック図である。 1……コンバータ部 2……負荷 3……電流検出器 4,6……基準電圧回路 5……誤差増幅器 7……電流制限抵抗 Io……出力電流 I2……制御電流 N1……入力用検出器巻線 Nd……出力用検出器巻線 N2……別巻線 E1,E2……基準電圧 Vd……検出器出力

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンバータ部の出力に負荷と磁気増幅器に
    よる電流検出器の直列回路が接続され、前記電流検出器
    の出力と第1の基準電圧回路の基準電圧を入力とする誤
    差増幅器の出力が前記コンバータ部に帰還されるように
    接続されたコンバータ制御回路において、上記電流検出
    器に別巻線を設け、この別巻線に、流れる電流の向きが
    前記電流検出器の入力巻線に流れ込む電流の向きと相反
    するように第2の基準電圧回路と電流制限抵抗を接続し
    たことを特徴とするコンバータ制御回路。
JP61040338A 1986-02-27 1986-02-27 コンバ−タ制御回路 Expired - Lifetime JP2576093B2 (ja)

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