JP2576050B2 - ワイヤカット放電加工用ノズル装置 - Google Patents
ワイヤカット放電加工用ノズル装置Info
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- JP2576050B2 JP2576050B2 JP28445194A JP28445194A JP2576050B2 JP 2576050 B2 JP2576050 B2 JP 2576050B2 JP 28445194 A JP28445194 A JP 28445194A JP 28445194 A JP28445194 A JP 28445194A JP 2576050 B2 JP2576050 B2 JP 2576050B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤカット放電加工
のワイヤ電極と同軸状に設けられる加工液噴射のノズル
装置に於いて、ノズルと被加工物とを非接触状態の所定
微小間隔に設定して加工を行なうことを可能とする間隔
設定手段を有するノズル装置に関する。
のワイヤ電極と同軸状に設けられる加工液噴射のノズル
装置に於いて、ノズルと被加工物とを非接触状態の所定
微小間隔に設定して加工を行なうことを可能とする間隔
設定手段を有するノズル装置に関する。
【0002】
【従来技術】ワイヤカット放電加工装置は、間隔を置い
て配置した一対の位置決めガイド間にワイヤ電極を軸方
向に更新送り移動させながら前記ワイヤ電極の軸方向に
対して略直角方向に被加工物を相対的に移動させ、該被
加工物の通常両側に、例えば前記ワイヤ電極と同軸状
に、かつ被加工物に相対向して配置した一対の加工液噴
射ノズルから加工部へ加工液を噴射供給させつつ前記ワ
イヤ電極と被加工物との間に間歇的な電圧パルスあるい
は放電パルスとなる電圧パルスを印加し、発生する放電
により加工を行なうものである。
て配置した一対の位置決めガイド間にワイヤ電極を軸方
向に更新送り移動させながら前記ワイヤ電極の軸方向に
対して略直角方向に被加工物を相対的に移動させ、該被
加工物の通常両側に、例えば前記ワイヤ電極と同軸状
に、かつ被加工物に相対向して配置した一対の加工液噴
射ノズルから加工部へ加工液を噴射供給させつつ前記ワ
イヤ電極と被加工物との間に間歇的な電圧パルスあるい
は放電パルスとなる電圧パルスを印加し、発生する放電
により加工を行なうものである。
【0003】このようなワイヤカット放電加工において
は、従来、加工条件にもよるが、一般的には、被加工物
に対し、ノズルの先端を接触させた状態で加工を行なっ
ている。しかしノズルを接触させて加工を行なうと、ノ
ズルが磨耗したり変形したりし、このために、加工速度
や加工精度が低下や変化してしまうという問題があっ
た。すなわち斯種ワイヤカット放電加工において、ノズ
ル損耗等を防止して、安定した所望の加工速度及び加工
精度の加工状態を維持させるためには、ノズル先端と被
加工物表面間に所望の微小間隔を維持させて加工をする
のが、表面の凹凸対策上も好ましいのであるが、迅速・
確実な間隔設定の方法・手段がなく、このため、例えば
特開昭59−166424号公報等に記載されているよ
うに、ノズル先端部を突出・後退移動自在に構成し、加
工液により浮動当接する構成などとしていた。また本発
明者は、既に、実開昭58−117319号公報におい
て、放電率等の放電状態を検出し、放電状態に応じてノ
ズルと被加工物との間隔を制御することを提案したが、
この場合は、被加工物表面の凹凸等と無関係の制御であ
るからやはりノズルが被加工物の表面に接触することは
避けられない。また、上記いずれの場合にも、ノズルと
被加工物表面との間隔は、連続的に多様に変化し、加工
液の流量、圧力が変化するところから、加工状態や加工
精度が安定または一定しないという欠点があった。
は、従来、加工条件にもよるが、一般的には、被加工物
に対し、ノズルの先端を接触させた状態で加工を行なっ
ている。しかしノズルを接触させて加工を行なうと、ノ
ズルが磨耗したり変形したりし、このために、加工速度
や加工精度が低下や変化してしまうという問題があっ
た。すなわち斯種ワイヤカット放電加工において、ノズ
ル損耗等を防止して、安定した所望の加工速度及び加工
精度の加工状態を維持させるためには、ノズル先端と被
加工物表面間に所望の微小間隔を維持させて加工をする
のが、表面の凹凸対策上も好ましいのであるが、迅速・
確実な間隔設定の方法・手段がなく、このため、例えば
特開昭59−166424号公報等に記載されているよ
うに、ノズル先端部を突出・後退移動自在に構成し、加
工液により浮動当接する構成などとしていた。また本発
明者は、既に、実開昭58−117319号公報におい
て、放電率等の放電状態を検出し、放電状態に応じてノ
ズルと被加工物との間隔を制御することを提案したが、
この場合は、被加工物表面の凹凸等と無関係の制御であ
るからやはりノズルが被加工物の表面に接触することは
避けられない。また、上記いずれの場合にも、ノズルと
被加工物表面との間隔は、連続的に多様に変化し、加工
液の流量、圧力が変化するところから、加工状態や加工
精度が安定または一定しないという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の欠点に鑑み、ノズルが被加工物に接触することによっ
て生じるノズルの磨耗や破損を防止し、これらによって
生じる加工速度や加工精度の低下を防止できる構成のワ
イヤカット放電加工用ノズル装置を提供しようとするも
のである。
の欠点に鑑み、ノズルが被加工物に接触することによっ
て生じるノズルの磨耗や破損を防止し、これらによって
生じる加工速度や加工精度の低下を防止できる構成のワ
イヤカット放電加工用ノズル装置を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そして、上記の目的を達
するため、本発明のノズル装置は、ノズルを前記ワイヤ
電極の軸方向に移動自在に設けると共に、ノズルを被加
工物に対して接近と開離を行なわせる駆動装置および該
駆動装置の制御装置とを設け、かつ、該制御装置が数値
制御装置からの起動信号入力によりノズルと被加工物表
面間の離隔間隔設定作動を開始させる手段と、該開始手
段の出力信号により前記駆動装置の駆動信号入力を近接
駆動信号に設定して近接駆動を開始させる手段と、前記
ノズル先端と被加工物表面との接触検知手段と、前記接
触検知手段による接触検知信号により前記駆動装置の駆
動信号入力を前記近接駆動信号から離隔駆動信号に切換
える信号切換手段と、前記ノズルの被加工物表面からの
離隔距離を数値制御装置から入力設定する設定手段と、
前記離隔駆動信号を受けた駆動装置による離隔距離を計
測する手段と、該計測手段による計測離隔距離を前記設
定手段による設定離隔距離と比較して一致したとき前記
駆動装置による離隔駆動を停止させる手段と、から成る
構成とするものである。
するため、本発明のノズル装置は、ノズルを前記ワイヤ
電極の軸方向に移動自在に設けると共に、ノズルを被加
工物に対して接近と開離を行なわせる駆動装置および該
駆動装置の制御装置とを設け、かつ、該制御装置が数値
制御装置からの起動信号入力によりノズルと被加工物表
面間の離隔間隔設定作動を開始させる手段と、該開始手
段の出力信号により前記駆動装置の駆動信号入力を近接
駆動信号に設定して近接駆動を開始させる手段と、前記
ノズル先端と被加工物表面との接触検知手段と、前記接
触検知手段による接触検知信号により前記駆動装置の駆
動信号入力を前記近接駆動信号から離隔駆動信号に切換
える信号切換手段と、前記ノズルの被加工物表面からの
離隔距離を数値制御装置から入力設定する設定手段と、
前記離隔駆動信号を受けた駆動装置による離隔距離を計
測する手段と、該計測手段による計測離隔距離を前記設
定手段による設定離隔距離と比較して一致したとき前記
駆動装置による離隔駆動を停止させる手段と、から成る
構成とするものである。
【0006】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面により説明す
る。図1は本発明を適用したノズルおよびその回りの概
略構成例を示す図であり、1はワイヤ電極、2Aは該ワ
イヤ電極1のガイドローラ3を取り付けた上アームであ
り、これらは図示しない装置本体のカラム等に取り付け
られる。4Aはモータ5Aによって上下位置調節可能に
アーム2Aに取り付けられた支持部材、10は通電ピン
であり、これは支持部材4Aに取り付けられ、耐磨耗性
で絶縁性の押付ピン10Aにより押圧変位したワイヤ電
極1と接触することによりワイヤ電極1に電圧を印加す
る上部通電装置を構成するものである。7,8は加工部
前後のワイヤ電極1と同軸状の中空円筒状のノズルであ
り、ノズル7は前記支持部材4Aによりワイヤ電極1の
軸方向に移動位置決め可能であって、その内部には、ワ
イヤガイドが設けられ、加工液の加圧供給ホースが取り
付けられる。加工液がノズル7,8内に所定の圧力及び
流量で供給され、内部のワイヤガイド12,13を冷却
し、上下ノズル7,8から被加工物18の加工部へそれ
ぞれ上方、下方から噴出するワイヤ電極1と加工部を冷
却するようになっている。
る。図1は本発明を適用したノズルおよびその回りの概
略構成例を示す図であり、1はワイヤ電極、2Aは該ワ
イヤ電極1のガイドローラ3を取り付けた上アームであ
り、これらは図示しない装置本体のカラム等に取り付け
られる。4Aはモータ5Aによって上下位置調節可能に
アーム2Aに取り付けられた支持部材、10は通電ピン
であり、これは支持部材4Aに取り付けられ、耐磨耗性
で絶縁性の押付ピン10Aにより押圧変位したワイヤ電
極1と接触することによりワイヤ電極1に電圧を印加す
る上部通電装置を構成するものである。7,8は加工部
前後のワイヤ電極1と同軸状の中空円筒状のノズルであ
り、ノズル7は前記支持部材4Aによりワイヤ電極1の
軸方向に移動位置決め可能であって、その内部には、ワ
イヤガイドが設けられ、加工液の加圧供給ホースが取り
付けられる。加工液がノズル7,8内に所定の圧力及び
流量で供給され、内部のワイヤガイド12,13を冷却
し、上下ノズル7,8から被加工物18の加工部へそれ
ぞれ上方、下方から噴出するワイヤ電極1と加工部を冷
却するようになっている。
【0007】被加工物18は、図示しない加工テーブル
に固定され、該加工テーブルはX軸モータ、Y軸モータ
によってワイヤ電極1の軸と直角な平面上を数値制御装
置による制御の下に所定の輪郭形状等に沿って自在に移
動できるようになっている。また、ワイヤ電極1は、図
示しない装置本体のカラム等に設けた貯蔵リールからブ
レーキローラ等を介し上アーム2Aに沿うて引き出さ
れ、ガイドローラ3から下方へ延び、下方の図示しない
アームの通電ローラおよびガイドローラを介して巻取ロ
ーラを経てカラム本体等の巻取リールまたは回収容器に
巻取りまたは回収されるようになっている。そして、被
加工物18とワイヤ電極1との間に図示しない加工用パ
ルス電源から間歇的な電圧パルスを印加し、放電加工を
行なうものである。
に固定され、該加工テーブルはX軸モータ、Y軸モータ
によってワイヤ電極1の軸と直角な平面上を数値制御装
置による制御の下に所定の輪郭形状等に沿って自在に移
動できるようになっている。また、ワイヤ電極1は、図
示しない装置本体のカラム等に設けた貯蔵リールからブ
レーキローラ等を介し上アーム2Aに沿うて引き出さ
れ、ガイドローラ3から下方へ延び、下方の図示しない
アームの通電ローラおよびガイドローラを介して巻取ロ
ーラを経てカラム本体等の巻取リールまたは回収容器に
巻取りまたは回収されるようになっている。そして、被
加工物18とワイヤ電極1との間に図示しない加工用パ
ルス電源から間歇的な電圧パルスを印加し、放電加工を
行なうものである。
【0008】本実施例は、前記モータ5Aにより上下動
させる支持部材4Aにノズル7を直付けし、ノズル7の
先端には被加工物18に対する接触子39を設け、該接
触子39と被加工物18とをそれぞれ信号線40,41
を介して制御装置42に接続し、接触検知手段を構成し
てある。そしてこの制御装置42は、ノズル7を被加工
物18から離隔した状態から駆動装置としてのモータ5
Aに近接駆動信号を与えて接触子39を被加工物18に
近接駆動させ、両者の接触が検出されると、その接触検
知信号により制御装置42はモータ5Aへの出力駆動信
号をノズル7が被加工物18から離れる方向の離隔駆動
信号に切換えて所定の設定された回転角だけ回転させ、
所定離隔距離の離隔を行なわせる。
させる支持部材4Aにノズル7を直付けし、ノズル7の
先端には被加工物18に対する接触子39を設け、該接
触子39と被加工物18とをそれぞれ信号線40,41
を介して制御装置42に接続し、接触検知手段を構成し
てある。そしてこの制御装置42は、ノズル7を被加工
物18から離隔した状態から駆動装置としてのモータ5
Aに近接駆動信号を与えて接触子39を被加工物18に
近接駆動させ、両者の接触が検出されると、その接触検
知信号により制御装置42はモータ5Aへの出力駆動信
号をノズル7が被加工物18から離れる方向の離隔駆動
信号に切換えて所定の設定された回転角だけ回転させ、
所定離隔距離の離隔を行なわせる。
【0009】図2は図1の制御装置42の一例であり、
図中Lは接触子39と被加工物18との接触検知をスイ
ッチとして表現したものであり、この回路の構成を動作
と共に説明する。いま、ノズル7が被加工物18から離
れた状態において、数値制御装置55より間隔設定作動
開始信号を出力させて、スイッチ43を閉成すると、間
隔設定作動開始回路のリレーAが励磁されてその接点a
が閉じ、これにより近接駆動回路のリレーBが励磁さ
れ、接点bの閉成により自己保持すると共に、パルス発
生器44から接点bを有する回路49を介してモータ駆
動回路45にパルスが印加されると同時に、モータ駆動
回路45は正転指令信号46をモータ5Aに出力し、モ
ータ5Aを正転してノズル7が被加工物18に近接す
る。之によってノズル7の接触子39が被加工物18に
接触し、仮想のスイッチLが閉じる接触検知が行われる
と、該接触検知回路のリレーBが励磁されるので、その
常閉接点cが開き、前記近接駆動回路のリレーBが消磁
され接点bを介するモータ駆動回路45に対するパルス
発生器44からのパルスの印加と、正転指令信号46の
印加とが停止して前記近接駆動信号の供給が停止するの
と同時に、前記リレーCの常開接点cが閉じることによ
って離隔駆動回路のリレーDが励磁されて自己保持し、
2個の接点dを有する回路50を介してパルス発生器4
4からモ−タ駆動回路45に対してパルスが加えられる
と同時に、逆転を指令する信号51が加えられ、この駆
動回路45からの離隔駆動信号によりモータ5Aが逆転
し始め、ノズル7が被加工物18から離れ始める。
図中Lは接触子39と被加工物18との接触検知をスイ
ッチとして表現したものであり、この回路の構成を動作
と共に説明する。いま、ノズル7が被加工物18から離
れた状態において、数値制御装置55より間隔設定作動
開始信号を出力させて、スイッチ43を閉成すると、間
隔設定作動開始回路のリレーAが励磁されてその接点a
が閉じ、これにより近接駆動回路のリレーBが励磁さ
れ、接点bの閉成により自己保持すると共に、パルス発
生器44から接点bを有する回路49を介してモータ駆
動回路45にパルスが印加されると同時に、モータ駆動
回路45は正転指令信号46をモータ5Aに出力し、モ
ータ5Aを正転してノズル7が被加工物18に近接す
る。之によってノズル7の接触子39が被加工物18に
接触し、仮想のスイッチLが閉じる接触検知が行われる
と、該接触検知回路のリレーBが励磁されるので、その
常閉接点cが開き、前記近接駆動回路のリレーBが消磁
され接点bを介するモータ駆動回路45に対するパルス
発生器44からのパルスの印加と、正転指令信号46の
印加とが停止して前記近接駆動信号の供給が停止するの
と同時に、前記リレーCの常開接点cが閉じることによ
って離隔駆動回路のリレーDが励磁されて自己保持し、
2個の接点dを有する回路50を介してパルス発生器4
4からモ−タ駆動回路45に対してパルスが加えられる
と同時に、逆転を指令する信号51が加えられ、この駆
動回路45からの離隔駆動信号によりモータ5Aが逆転
し始め、ノズル7が被加工物18から離れ始める。
【0010】一方比較器47に対してパルス発生器44
から回路50を介して加えられる1発目のパルスによっ
て比較器47の出力hがオンとなり、これによってトラ
ンジスタ48が導通し、リレーEが励磁され、前記離隔
駆動回路のリレーDのコイルに接続される接点eが接点
cが開く前に閉じ、また、カウンタ52に対してパルス
発生器44からのパルスが加わり、その計数値とパルス
数設定器53に前記数値制御装置55を介して予め入力
設定されている設定離隔距離の値とが比較器47にて比
較され、両者が一致すると比較器47の出力hがオフと
なり、リレーEが消磁され、接点eが開くので、リレー
Dも消磁され、モータ5Aが停止する。すなわち、ノズ
ル7は被加工物18に対してパルス数設定器53に設定
された値の離隔距離に相当する間隔に設定される。
から回路50を介して加えられる1発目のパルスによっ
て比較器47の出力hがオンとなり、これによってトラ
ンジスタ48が導通し、リレーEが励磁され、前記離隔
駆動回路のリレーDのコイルに接続される接点eが接点
cが開く前に閉じ、また、カウンタ52に対してパルス
発生器44からのパルスが加わり、その計数値とパルス
数設定器53に前記数値制御装置55を介して予め入力
設定されている設定離隔距離の値とが比較器47にて比
較され、両者が一致すると比較器47の出力hがオフと
なり、リレーEが消磁され、接点eが開くので、リレー
Dも消磁され、モータ5Aが停止する。すなわち、ノズ
ル7は被加工物18に対してパルス数設定器53に設定
された値の離隔距離に相当する間隔に設定される。
【0011】従って、パルス数設定器53に所望の間隔
に相当する離隔距離を数値制御装置55から数値等で入
力設定することにより、ノズル7と被加工物18との間
を加工条件に適合した所望の好適な値に迅速・確実に設
定することができる。そして仮想線で示すように、記憶
装置54に記憶されている加工情報を基にして、数値制
御装置55により、例えば所定の加工距離、あるいは予
め設定されている加工点を通過する毎にノズル7と被加
工物18との間隔を設定することによって、加工中常
時、ノズル7と被加工物18との離隔距離を所望の設定
値に保持したり変更設定したりすることができる。
に相当する離隔距離を数値制御装置55から数値等で入
力設定することにより、ノズル7と被加工物18との間
を加工条件に適合した所望の好適な値に迅速・確実に設
定することができる。そして仮想線で示すように、記憶
装置54に記憶されている加工情報を基にして、数値制
御装置55により、例えば所定の加工距離、あるいは予
め設定されている加工点を通過する毎にノズル7と被加
工物18との間隔を設定することによって、加工中常
時、ノズル7と被加工物18との離隔距離を所望の設定
値に保持したり変更設定したりすることができる。
【0012】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明によれば、ノズ
ルと被加工物との間隔が、常時または所望に応じ所定の
離隔距離に迅速・確実に設定、及び保持されるため、ノ
ズルが被加工物に接触、衝突することによるノズルの摩
耗、破損を防止することができ、延いては所期の加工精
度での良好な加工が可能となる。
ルと被加工物との間隔が、常時または所望に応じ所定の
離隔距離に迅速・確実に設定、及び保持されるため、ノ
ズルが被加工物に接触、衝突することによるノズルの摩
耗、破損を防止することができ、延いては所期の加工精
度での良好な加工が可能となる。
【図1】本発明のノズル装置の一実施例を示すワイヤカ
ット放電加工装置の概略構成図。
ット放電加工装置の概略構成図。
【図2】実施例の電気回路図である。
1 ワイヤ電極 2A 上アーム 3 ガイドローラ 4A 支持部材 5A モータ 7,8 ノズル 10 通電ピン 18 被加工物 39 接触子 42 制御装置 45 モータ駆動回路 46 正転指令信号 51 逆転指令信号 53 パルス数設定器 47 比較器 55 数値制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】 間隔をおいて配置した一対の位置決めガ
イド間を軸方向に更新送りされるワイヤ電極に微小間隙
を介して被加工物を対向配置し、前記ワイヤ電極と同軸
状に設けたノズルから加工液をワイヤ電極と被加工物が
対向する加工部へ噴射供給しつつ、ワイヤ電極と被加工
物間に間歇的な電圧パルスを印加して繰り返し放電を発
生させると共に被加工物に前記ワイヤ電極の軸方向と略
直角方向の相対的な加工送りを与えて所望輪郭形状の加
工を行なうワイヤカット放電加工に用いるノズル装置に
於いて、ノズルを前記ワイヤ電極の軸方向に移動自在に
設けると共に、ノズルを被加工物に対して接近と開離を
行なわせる駆動装置および該駆動装置の制御装置とを設
け、かつ、該制御装置が、数値制御装置からの起動信号
入力によりノズルと被加工物表面間の離隔間隔設定作動
を開始させる手段と、該開始手段の出力信号により前記
駆動装置の駆動信号入力を近接駆動信号に設定して近接
駆動を開始させる手段と、前記ノズル先端と被加工物表
面との接触検知手段と、前記接触検知手段による接触検
知信号により前記駆動装置の駆動信号入力を前記近接駆
動信号から離隔駆動信号に切換える信号切換手段と、前
記ノズルの被加工物表面からの離隔距離を数値制御装置
から入力設定する設定手段と、前記離隔駆動信号を受け
た駆動装置による離隔距離を計測する手段と、該計測手
段による計測離隔距離を前記設定手段による設定離隔距
離と比較して一致したとき前記駆動装置による離隔駆動
を停止させる手段と、から成ることを特徴とするワイヤ
カット放電加工用ノズル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28445194A JP2576050B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | ワイヤカット放電加工用ノズル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28445194A JP2576050B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | ワイヤカット放電加工用ノズル装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22734384A Division JPH0724976B2 (ja) | 1984-10-29 | 1984-10-29 | ワイヤカット放電加工用ノズル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07299660A JPH07299660A (ja) | 1995-11-14 |
JP2576050B2 true JP2576050B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=17678715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28445194A Expired - Fee Related JP2576050B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | ワイヤカット放電加工用ノズル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576050B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6921876B2 (en) | 2003-05-29 | 2005-07-26 | Fanuc Ltd | Method for adjusting nozzle gap |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3805334B2 (ja) | 2003-10-07 | 2006-08-02 | ファナック株式会社 | ワイヤ放電加工機 |
JP4938137B1 (ja) | 2011-03-03 | 2012-05-23 | ファナック株式会社 | 被加工物の上面検出機能を有するワイヤカット放電加工機 |
-
1994
- 1994-10-24 JP JP28445194A patent/JP2576050B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6921876B2 (en) | 2003-05-29 | 2005-07-26 | Fanuc Ltd | Method for adjusting nozzle gap |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07299660A (ja) | 1995-11-14 |
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