JPS61109615A - ワイヤカツト放電加工用ノズル装置 - Google Patents

ワイヤカツト放電加工用ノズル装置

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JPS61109615A
JPS61109615A JP22734384A JP22734384A JPS61109615A JP S61109615 A JPS61109615 A JP S61109615A JP 22734384 A JP22734384 A JP 22734384A JP 22734384 A JP22734384 A JP 22734384A JP S61109615 A JPS61109615 A JP S61109615A
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wire
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潔 井上
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/08Wire electrodes
    • B23H7/10Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
    • B23H7/101Supply of working media

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、ワイヤカット放電加工機におけるノズルを上
下動する装置に係り、さらに詳細には、加工すべきワー
クピースの上面にノズルを自動的に密着でき、かつノズ
ルの下降時にノズルが障害物等に衝突したようなときに
は、ノズルの下降が自動的に停止され得るノズル昇降装
置に関する。
〔発明の技術的背景およびその問題点〕一般にワイヤカ
ット放電加工機は、加工すべきワークピースを支承して
X軸、Y軸方向へ水平にに移動自在なワークテーブルを
備えると共にワークピースを貫通して上下方向に走行す
るワイヤ電極を案内するワイヤ電極ガイドを備えている
。上記ワイヤ電極ガイドは、可能な限りワークピースの
表面に近接することが望ましいので、一般的には、ワー
クピースとワイヤ電極との間の放電部分に加工液を供給
するノズル内に設けられている。
ワイヤカット放電加工機においては、ワークピースの放
電加工位置の冷却、放電加工位置からの加工屑の除去を
効率よく行なうために、および加工液の飛散を防止する
ために、ノズルをワークピースの表面に密着することが
望ましい。したがって従来においては、手動操作によっ
てノズルを直接上下動する方法や、モータの駆動によっ
て半自動的にノズルを上下動する方法が採用されている
しかし、手動操作による場合は操作が極めて煩わしいも
のである。また、モータの駆動による場合は、ノズルが
ワークピースの表面に近接するのを目視し乍らモータを
停止させなければならないために、操作が中々厄介であ
ると共に、ワークピースとノズルとの密着性にばらつき
があり、時によっては、ワークピース表面へノズルが強
く押圧され過ぎることがあった。
〔発明の目的〕
本発明の第1の目的は、ノズルを自動的に昇降でき、か
つワークピースとノズルとの接触圧を常に一定に保持し
得るノズル昇降装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、ノズルの下降時に、障害物等に
ノズルが衝突したときに自動的に下降を停止できるノズ
ルに昇降装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、ワークピース上面の凹凸に追従
して上下動し得るノズル昇降装置を提供することである
〔発明の概要〕
本発明は上記のごとき目的を達成するために、第1の発
明は、ワイヤカット放電加工機における上部アームに上
下動自在に支承された昇降ロッドの下部に、ワークピー
スの放電加工部へ加工液を供給するためのノズルを設け
、上記昇降ロッドに一体的に設けられた案内枠内に滑動
部材を上下動自在に設け、上記滑動部材を介して昇降ロ
ッドを上下動するための昇降作動杆を前記上部アームに
支承して設けると共に昇降作動杆を滑動部材に連動連結
してなるものである。また、第2の発明は、上記第1の
発明にさらに案内枠に対して滑動部材が所定量以上に下
降したことを検出するオーバラン検出装置を案内枠に設
けると共に、滑動部材の異常下降時に衝撃を吸収する緩
衝部材を前記案内枠内に設けてなるものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図を参照するに、ワイヤカット放電加工機1は、ベ
ース3上にコラム5を立設して成り、コラム5の上部お
よび下部には、上下に対向して上部アーム7、下部アー
ム9が水平に設けられている。またベース3上には、X
軸方向およびY軸方向へ水平に移動自在なワークテーブ
ル11が設けられており、このワークテーブル11には
加工すべきワークピースWを支持するワーク支持台13
が設けられている。さらにワークテーブル11には、ワ
ーク支持台13を囲繞してカバー15が設けられている
前記上部アーム7および下部アーム9の先端部は前記カ
バー15内に臨んで設けられている。この上部アーム7
および下部アーム9の先端部には、ワークピースWの放
電加工部へ加工液を供給するためのノズル17.19を
備えたワイヤガイド装!21.23が設けられている。
上記ワイヤガイド装置21.23は前記コラム5に回転
自在に装着された供給リール25から巻取り−ル27へ
連続的に供給される微細なワイヤ電極29を、ワークピ
ースWの上下において垂直に案内するものである。
上記構成のごときワイヤカット放電加工機1においては
、上下のワイヤガイド装置21.23によって案内され
るワイヤ電極29の垂直な部分とワークピースWとの間
に放電を生じせしめることにより、ワークピースWの加
工が行なわれる。ワークピースWの加工部及びワイヤ電
極の冷却および加工部からの加工屑の除去は、上下のワ
イヤガイド装置21.23に備えられたノズル17,1
9から噴出される加工液の作用によって行なわれる。
ワークピースWの加工に際し、ワーク支持台13に対す
るワークピースWの着脱が容易であるように、またワー
クピースWの厚さに対応してノズル17がワークピース
Wの上面に常に密着し得るように、上部のワイヤガイド
装置21は上下動自在に設けられている。
より詳細には、第2図に示されるように、上部のワイヤ
ガイド装W21は、昇降ロッド31の下部に設けられて
いる。昇降ロッド31は、上部アーム7の先端部に取付
けたガイドプレート33に上下動自在に案内支承されて
いる。上記昇降ロッド31の適宜位置には、案内枠35
が一体的に設けられており、この案内枠35内には、第
3図に詳細に示されるように、上下移動範囲を規制され
てナツト部材37が上下動自在に内装されている。
上記ナツト部材37は、案内枠35に対して上下に滑動
自在な滑動部材をなすものであり、このナツト部材37
は、案内枠35を上下に貫通した螺子杆39と螺合しで
ある。螺子杆39は、ナツト部材37等を介して昇降ロ
ッド31を上下動するための昇降作動杆をなすものであ
って、この螺子杆39は、ブラケット41を介して上部
アーム7に支承された制師モータ43に適宜に連動連結
されている。したがって、制御モータ43を適宜に回転
駆動することにより、上部のワイヤガイド装置21が上
下動され得るのである。
さらに、第3図を参照するに、前記案内枠35は凹部3
5Cを形成した箱状をなすものであって、この凹部35
C内に前記ナツト部材37が上下動自在に内装されてい
る。案内枠35の上部には、ナツト部材37の上限を規
制するストッパープレート45が取付けてあり、このス
トッパープレート45には、ナツト部材37に形成され
た孔37Hに嵌合したビン47が一体的に取付けである
またストッパープレート45には、オーバラン検出装置
49が取付けられている。このオーバラン検出装置49
は例えば近接スイッチのごとき磁気センサー等よりなる
ものであって、前記ナツト部材37がストッパープレー
ト45から所定寸法S以上離反すると検知作動するよう
構成されている。
前記案内枠35に対してナツト部材37が異常に下降し
たときの衝撃を吸収するために、案内枠35の凹部35
C内にはウレタンゴム等よりなる緩衝部材51が敷設し
である。この緩衝部材51の下部には支持プレート53
が設けられており、支持プレート53は、案内枠35の
凹部35Gの底部に螺着した複数の調節ボルト55によ
って支承されている。
以上のごとき構成により、螺子杆39を適宜°に回転せ
しめて、ナツト部材37を昇降せしめることにより、ス
トッパープレート45、案内枠35を介して昇降ロッド
31および上記のワイヤガイド装[21が適宜に上昇さ
れるものである。逆に、ナツト部材37を下降せしめる
と、上部のワイヤガイド装置21や昇降ロッド31は、
ナツト部材37の下降に追従して自重により下降する。
上部のワイヤガイド装置21が下降して、ワイヤガイド
装!21に備えられた上部のノズル17がワークピース
Wの上面に当接すると、ワイヤガイド装置21および昇
降ロッド31等の下降は停止する。
その後、螺子杆39の若干の回転よりナツト部材37が
案内枠35に対して相対的に僅かに下降し、ナツト部材
37がストッパープレート45から若干離反した位置に
来たとき、後述する検出器により制御モータ43の減速
および停止指令が出される。したがって、上部のワイヤ
ガイド装置21に備えられた上部のノズル17は自重に
よってワークピースWの上面に当接することとなる。
また、螺子杆39の回転によって昇降ロッド31や上部
のワイヤガイド装置21が下降し、下降が停止した後に
、制御モータ43の駆動が停止されずに、ナツト部材3
7がストッパープレート45から所定寸法S以上離反し
た場合には、オーバラン検出装置f49がそれを検知し
、制御モータ43を非常停止せしめる。さらに、ナツト
部材37が異常に下降して緩衝部材51に当接したとき
には、上記緩衝部材51によって衝撃が吸収される。
すなわち二重に安全が確保されており、上部のノズル1
7がワークピースWに強固に押圧されるようなことがな
いものである。
前述のごとく制御モータ43を適宜に駆動して昇降ロッ
ド31等を上下動するに際し、昇降ロッド31の上限を
規制するために、昇降ロッド31の適宜位置にはドグ5
7が取付けてあり、前記ガイドプレート33にはドグ5
7によって作動されるリミットスイッチのごとき上限検
知スイッチ59が取付けである。また、昇降ロッド31
の下降速度および停止位置を制御するために、ガイドプ
レート33の下部付近には、近接スイッチのご゛とき第
1.第2の検出器61.63が上下に離隔して取付けら
れている。他方、前記ナツト部材37には、案内枠35
に対し上下動可能に貫通して水平に延伸した支持アーム
65が取付けられており、この支持アーム65の先端部
には、スケール67が上下位置調節自在に支承さている
上記構成において、ワークピースWの厚さをH1ワーク
ピースWの上面から上部のノズル17までの寸法をLと
したとき、前記第2の検出器63がスケール67の下端
部を検知する位置力嘔ら支持アーム65の指標までの寸
法を(H+L+α)に予め設定する。(ただしαくSの
関係にある)。そして、ワークピースWの厚さHに相当
するスケール67の目盛を支持アーム65の指標に合わ
せセットし、その後、制御モータ43を始動させ、昇降
ロッド31等を下降せしめる。第1の検出器61がスケ
ール67の下端部を検知し、制御モータ43の回転速度
が減速され、昇降ロッド31等に下降速度も減速される
。更に、昇降ロッド31等が全寸法(L)だけ下降する
と、上部のノズル17がワークピースWの上面に当接し
、昇降ロッド31等は下降を停止する。しかし、制御モ
ータ43はまだ停止せずに微速回転を続け、ナツト部材
37が案内枠35に対して僅かな寸法(α)だ(f下降
したとき、第2の検出器63がスケール67の下端部を
検出し、制御モータ43を停止させる。
すなわち、前述のごとく、ナツト部材37とストッパー
プレート45が僅かに離れた状態において制御モータ4
3は停止されるものである。
第4図は上記した作動タイミングを示したタイムチャー
トで、A J、を制御モータ43を起動した点、Bは制
御モータ43の回転が低速に達した点、Cは第1検出器
61がスケール67の下端の接近を検出して減速に移っ
た点を示す。
Dは減速して減速定常状態になった点、Eはノズル17
の下端が被加工材Wの上面に接し、案内枠35などの下
降が停止した点であり、オフセラ1−iiosが発生す
る点でもある。
Fはスケール6.7の下端が第2検出器63に検出れさ
て制御モータ43の停止信号が発せられる点であり、G
は制御モータ43が停止しナツト部材37の下降も停止
してオフセット量O8が完成する点を示したものである
かくて本実施例のワイヤカット放電加工機1はノズル1
7が被加工材Wの上面に低速で当接し、その後オフセッ
ト!O8までナツト部材37は引続いて下降して停止す
る。
したがってノズル17の下面は、ノズル17、該ノズル
を取付けるノズルベース、昇降ロッド31、案内枠35
、支持アーム65、スケール67などの合計重量で被加
工材Wの上に乗っていることになり、ノズル17の下面
と被加工材Wの上面とは常に密着している。
仮りに被加工材Wが湾曲して部分的に高くなっていても
ノズル17は密着状態を保ったままで上昇して干渉をお
こすことがない。
仮りに例えば第4図のBとの間の高速でナツト部材37
が下降中にノズル17やノズルベースの下面が不慮の干
渉物に当接すると、ノズル17やノズルベースと一体化
した部分がすべて下降を停止する。
しかし制御モータ43が回転を続け、スケール67の下
端が第1、第2検出器61.63に検出されないから第
3図のワークピースWの厚さHを越えてナツト部材37
が引続いて下降してオーバラン量αにまで下る。
ナツト部材37がこのオーバラン珊αにまで下降したこ
とをオーバラン検出装置49が検出して制御モータ43
を非常停止にする。
〔発明の効果〕
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、本発
明によれば、ワークピースに対してノズルを自動的に接
近当接することができ、かつワークピースに対するノズ
ルの接触圧を必要以上に大きくすることなく常に一定に
保持することができ、ワークピース表面の凹凸に対する
ノズルの追従性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した態様のワイヤカット放電加工
機の正面因である。 第2図は、第1図おけるn−II線に沿った矢視拡大図
である。 第3図、第2図における■−■線に沿った拡大断面図で
ある。 第4図は本発明の詳細な説明するタイムチャート図であ
る。 (図面の主要部を表わす符号の説明) 1・・・ワイヤカット放電加工機 29・・・ワイヤ電極 31・・・昇降ロッド 37・・・ナツト部材 39・・・螺子杆 49・・・オーバラン検出装置 57・・・ドグ 59・・・上限検知スイッチ 61・・・第1検出器 63・・・第2検出器 67・・・スケール 第1図 第2図 第8図 明      細      書 発明の名称 ワイヤカット放電加工用ノズル装置 特許請求の範囲 1、間隔を置いて配置した一対の位置決めガイド間にワ
イヤ電極を軸方向に更新送り移動させながら前記ワイヤ
電極の軸方向に対して略直角方向に被加工物を相対的に
移動させ、両者が相対向する加工部へ加工液噴射ノズル
から加工液を噴射供給させつつ前記ワイヤ電極と被加工
物との間に間歇的な電圧パルスまたは放電パルスとなる
電圧パルスを印加し、発生する放電により加工を行なう
ワイヤカット放電加工において、前記加工液噴射ノズル
と被加工物との間隔を所定間隔に保持するノズル間隔保
持手段を備−えたことを特徴とするワイヤカット放電加
工用ノズル装置。 2、前記ノズル間隔保持手段が、ノズル内の加工液圧ま
たはノズルを含む加工液供給流路内の加工液差圧と押し
ばねとの相対する力とが拮抗するようにピストンが作動
する液圧シリンダによって構成されることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載のワイヤカット放電加工用ノ
ズル装置。 3、前記ノズル間隔保持手段が、被加工物とノズルとの
間隔値を設定する手段と、被加工物とノズルとの接触を
検出する手段と、該接触の検出状態より前記間隔値を設
定する手段により設定された間隔値だけノズルを被加工
物から離す駆動装置とからなることを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載のワイヤカット放電加工用ノズル装
置。 4、前記加工液噴射ノズルの少なくとも一方が、ワイヤ
電極を包囲し、ワイヤ電極に沿って加工液を噴射する同
軸噴射ノズルからなることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載のワイヤカット放電加工用ノズル装装置。 発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、ワイヤカット放電加工装置において、ノズル
と被加工物とを非接触状態として加工を行なうことを可
能とする間隔保持手段を有するノズル装置に関する。 (従来の技術) ワイヤカット放電加工装置は、間隔を置いて配置した一
対の位置決めガイド間にワイヤ電極を軸方向に更新送り
移動させながら前記ワイヤ電極の軸方向に対して略直角
方向に被加工物を相対的に移動させ、該被加工物の通常
両側に、例えば前記ワイヤ電極と同軸状に、かつ被加工
物に相対向して配置した一対の加工液噴射ノズルから加
工部へ加工液を噴射供給させつつ前記ワイヤ電極と被加
工物との間に間歇的な電圧パルスあるいは放電パルスと
なる電圧パルスを印加し、発生する放電により加工を行
なうものである。 このようなワイヤカット放電加工においては、従来、加
工条件にもよるが、一般的には、被加工物に対し、ノズ
ルの先端を接触させた状態で加工を行なっている。しか
しノズルを接触させて加工を行なうと、ノズルが摩耗し
たり変形したりし、このために、加工精度が低下してし
まう、また、本発明者は、既に、特開昭58−117,
319号公報において、放電率等の放電状態を検出し、
放電状態に応じてノズルと被加工物との間隔を制御する
ことを提案したが、この場合もやはりノズルが被加工物
の表面に接触することは避けられない。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来技術の欠点に鑑み、ノズルが被加工物
に接触することによって生じるノズルの摩耗や破損を防
止し、これらによって生じる加工精炭の低下を防止でき
る構成のワイヤカット放電加工用ノズル装置を提供しよ
うとするものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明のノズル装置は、前記加工液噴射ノズルと被加工
物との間隔を所定間隔に保持するノズル間隔保持手段を
備えたことを特徴とする。 (実施例) 以下本発明の一実施例を図面により説明する。 第り図は本発明を適用したノズルおよびその回りの構成
例を示す図であり、lはワイヤ電極、2A、2Bは該ワ
イヤ電極lのがイドローラ3A。 3Bを取付けた上アームおよび下アームであり、これら
は図示しない装置本体のカラム等に取付けられる。4A
、4Bは手動ハンドルまたはモータ5A 、5Bによっ
て上下位置調節可能にアーム2A、2Bに取付けられた
支持部材、10は通電ピンであり、これは支持部材4A
に取付けられ、耐摩耗性で絶縁性の押付ピン10′によ
り押圧変位したワイヤ電極lと接触することによりワイ
ヤ電極lに電圧を印加する上部通電装置を構成するもの
である。6は下部ガイドローラを兼用する下部通電装置
としての通電ローラ、7.8は中空円筒状のノズルであ
り、これらのノズル7.8はそれぞれ前記支持部材4A
 、4Bに縦向きに取付けたガイドフレーム9A、9B
に沿って摺動自在に嵌合されたガイド板11A、IIB
を有することにより、ワイヤ電極1の軸心方向に移動可
能に取付けられる。ノズル7.8の内部には、ワイヤガ
イド12.13のガイドホルダ14.15が同軸状にそ
れぞれ固設しである。 前記ノズル7.8には、加工液の加圧供給ホース16.
17がそれぞれ取付けられ、ここから加工液がノズル7
.8内に所定の圧力および流量で供給され、内部のワイ
ヤガイド12.13を冷却し、上下のノズル7.8から
被加工物18の加工部19(22は加工溝を示す)へそ
れぞれ上方、下方から噴出すると共に、各ノズル7.8
の上端、下端の開口部20.21から噴出して通電ピン
10および通電ローラ6とワイヤ電極1との間にも加工
液を供給してワイヤ電極lと通電ピン10および通電ロ
ーラ6を冷却するよ゛うになっている。 前記被加工物18は、加工テーブル23に固定され、該
加工テーブル23はX他モータ24、Y他モータ25に
よってワイヤ電極1の軸と直角な平面上を数値制御装置
による制御の下に所定の輪郭形状等に沿って自在に移動
できるようにな゛っている。また、ワイヤ電極1は1図
示しない装置本体のカラム等に設けた貯蔵リールからブ
レーキローラ等を介して引き出され、ガイドローラ3A
部から下方へ延び、下方のアーム2Bの通電ローラ6お
よびガイ−ロー−73B冬春1.で父子1.かい巻取リ
ローラを経てカラム本体等の巻取リリールまたは回収容
器に巻取りまたは回収されるようになっている。そして
、被加工物18とワイヤ電極1との間に間歇的な電圧パ
ルスを印加し、放電加工を行なうものである。 しかして1本実施例においては、ノズル7.8を、加工
液の噴出部7A 、8Aと加工液の導入部7B 、8B
との間に小径部7C,8Cをそれぞれ設けた構造に形成
すると共に、液圧シリンダ26A、27Aおよび26B
、27Bにより、被加工物18に対するノズル7.8の
間隔が所定の間隔に保持されるように構成している。前
記液圧シリンダ26A、26Bは、それぞれ前記ガイド
フレーム9A 、9Bに固定され、その各ピストンロッ
ド28A、28Bをノズル7.8に取付けたアーム29
A、29Bにピンにより連結し、各ピストン30A、3
0Bの片側の被加工物側室には     −押しばね3
1A、31Bをそれぞれ収容し、各被加工物側室はそれ
ぞれホース32A、32Bによはそれぞれホース33A
、33Bにより加工液導入部7B 、8Bに接続する。 一方、前記液圧シリンダ27A、27Bは、それぞれ前
記噴出部7A、8Aに複数本ずつ固定され、その各ピス
トンロッド34A、34Bを、被加工物18に対して給
電するリング状のブラシ35A、35Bに連結し、各ピ
ストン36A、36Bの片側の被加工物側室には押しば
ね37A 、37Bをそれぞれ収容し、各反被加工物側
室はそれぞれホース38A。 38Bによりそれぞれ加工液導入部7B、8Bに接続す
る。 上記液圧シリンダのうち、ガイド9A、9Bに固定した
液圧シリンダ26A、26Bは、ピストン30A、30
Bに対し、それぞれ噴出部7A。 8Aの液圧(これをaとする)と加工液導入部7B、8
Bとの液圧(これをP@とする)との圧力差(ps−p
a)と、その反対方向のばね31A、31Bのばね力と
が作用し、ノズル7.8が被加工物18に近接すると噴
出部7A、8Aの液圧PAが高くなり、これによって前
記圧力差(pa  PA)が小さくなってばね力によっ
てノズル7.8が被加工物18から離れる方向に動かさ
れるから、ノズル7.8と被加工物18とは所定の間隔
に保持される。 また、ノズル7.8にそれぞれ固定しだ液圧シリンダ2
7A、27Bは、ピストン36A、36Bに対し、それ
ぞれ加工液導入部7B、8Bの液圧P、が作用し、ノズ
ル7.8が被加工物18に近接すると加工液導入部7B
 、8Bの液圧P、が高くなり、これによってノズル7
.8が被加工物18から離れる方向に動かされるから、
前記液圧シリンダ26A、26Bと同様にノズル7.8
と被加工物18とを所定の間隔に保持する作用を果たす
。従って、ガイドフレーム9A 、9Bに固定した液圧
シリンダ26A、26Bと、ノズル7.8に固定しだ液
圧シリンダ27A、27Bとは、いずれかを設ければよ
いが、両方を設けることにより、ノズル7.8と被加工
物18との間隔保持作用はより確実となる0本実施例に
よれば、被加工物18とノズル7.8との間隔を所定の
間隔に設定することができるから、被加工物18の表面
に凹凸が存在ずつ場合にも、ノズルと被加工物との間隔
を所定値に保持することができる。 第2図は本発明の他の実施例であり1本実施例は、前記
モータ5Aにより上下動させる支持部材4Aにノズル7
を直付けし、ノズル7の先端には被加工物18に対する
接触子39を設け、該接触子39と被加工物18とをそ
れぞれ信号線40゜41を介して制御回路42に接続し
、制御回路は、ノズル7を被加工物18から離した状態
から接触子39を被加工物18に近接させ、両者の接触
が検出されてからモータ5Aをノズル7が被加工物18
から離れる方向に所定回転角だけ回転させるようにした
ものである。    。 第3図は第2図の制御回路42の一例であり、図中りは
接触子39と被加工物18との接触をスイッチとして表
現したものであり、この回路の構成を動作と共に説明す
る。いま、ノズル7が被加工物18から離れた状態にお
いて、押し釦スィッチ43を押すと、リレーAが励磁さ
れてその接点aが閉じ、これによりリレーBが励磁され
、自己保持すると共に、パルス発生器44から接点すを
有する回路49を介してモータ駆動回路45にパルスが
印加されると同時に、モータ駆動回路45に対し、モー
タ正転を指令する信号46が加わえられ、モータ5Aが
正転してノズル7が被加工物18に近接する。これによ
ってノズル7の接触子39が被加工物18に接触し、仮
想のスイッチLが閉じると、リレーCが励磁されるので
、その常閉接点Cが開き、リレーBが消磁されて接点す
を介するモータ駆動回路45に対するパルス発生器44
からのパルスの印加、正転指令信号46の印加とが停止
すると同時に、リレーCの常開接点Cが閉じることによ
ってリレーDが励磁されて自己保持し、2個の接点dを
有する回路50を介してパルス発生器44からモータ駆
動回路45に対してパルスが加わえられると同時に、逆
転を指令する信号51が加わえられ、モータ5Aが逆転
し始め、ノズル7が被加工物18から離れ始める。一方
、比較器47に対してパルス発生器44から加わえられ
る1発註のパルスによって比較器47の出力りがオンと
なり、これによってトランジスタ48が導通し、リレー
Eが励磁され、リレーDのコイルに接続される接点eが
接点Cが開く前に閉じ、また、カウンタ52に対してパ
ルス発生器44からのパルスが加わり、その計数値とパ
ルス数設定器53に設定された値とが比較器47にて比
較され、両者が一致すると比較器47の出力りがオフと
なり、リレーEが消磁され、接点eが開くので、リレー
Dも消磁され、モータ5Aが停止する。すなわち、ノズ
ル7は被加工物18に対してパルス数設定器53に設定
された値に相当する間隔に設定される。 従って、パルス数設定器53に所望の間隔に相ちする値
を設定することにより、ノズル7と被加工物18との間
を加工条件に適合した好適な値に設定することができる
。なお仮想線で示すように、記憶装置54に記憶されて
いる加工情報を基にして、数値制御装置55により、例
えば所定の加工距離あるいは予め設定されている加工点
を通過する毎にノズル7と被加工物18との間隔を設定
するようにしてもよい。 (発明の効果) 以上述べたように、本発明によれば、ノズルと被加工物
との間隔を所定の間隔に設定することができるから、ノ
ズルが被加工物に接触することによって生じるノズルの
摩耗や破損を防止し、これらによって生じる加工精度の
低下を防止できる。 図面の簡単な説明 第1図は本発明のノズル装置を示すワイヤカット放電加
工装置の概略図、第2図は本発明の他の実施例を示すワ
イヤカット放電加工装置の該略図、第3図は該実施例の
電気回路図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワイヤカット放電加工機における上部アームに上
    下動自在に支承された昇降ロッドの下部に、ワークピー
    スの放電加工部へ加工液を供給するためのノズルを設け
    、上記昇降ロッドに一体的に設けられた案内枠内に滑動
    部材を上下動自在に設け、上記滑動部材を介して昇降ロ
    ッドを上下動するための昇降作動杆を前記上部アームに
    支承して設けると共に昇降作動杆を滑動部材に連動連結
    してなることを特徴とするワイヤカット放電加工機にお
    けるノズル昇降装置。
  2. (2)ワイヤカット放電加工機における上部アームに上
    下動自在に支承された昇降ロッドの下部に、ワークピー
    スの加工部へ加工液を供給するためのノズルを設け、上
    記昇降ロッドに一体的に設けられた案内枠内に滑動部材
    を上下動自在に設け、上記滑動部材を介して昇降ロッド
    を上下動するための昇降作動杆を前記上部アームに支承
    して設けると共に昇降作動杆と滑動部材とを連動連結し
    て設け、前記案内枠に対して滑動部材が所定量以上に下
    降したことを検出するオーバラン検出装置を案内枠に装
    着して設けると共に、滑動部材の異常下降時に衝撃を吸
    収する緩衝部材を前記案内枠内に設けてなることを特徴
    とするワイヤカット放電加工機におけるノズル昇降装置
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01106129U (ja) * 1988-01-12 1989-07-17
JPH0371827U (ja) * 1989-11-13 1991-07-19
WO2001014092A1 (fr) * 1999-08-20 2001-03-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Ensemble d'usinage par etincelage a fils

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