JP2575959Y2 - カウンタウエイトの工具箱構造 - Google Patents

カウンタウエイトの工具箱構造

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JP2575959Y2
JP2575959Y2 JP1992070165U JP7016592U JP2575959Y2 JP 2575959 Y2 JP2575959 Y2 JP 2575959Y2 JP 1992070165 U JP1992070165 U JP 1992070165U JP 7016592 U JP7016592 U JP 7016592U JP 2575959 Y2 JP2575959 Y2 JP 2575959Y2
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counterweight
notch recess
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notch
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和行 佐木
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として大型油圧ショ
ベルなど建設機械,作業車両の車体後端部に装備してい
るカウンタウエイトの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、大型油圧ショベルの要部斜視図
である。図において、1は大型油圧ショベルの車体であ
る上部旋回体、2は上部旋回体1の後端部に装着したカ
ウンタウエイト、3はカウンタウエイト2の上面部に蝶
着した蓋板、4はヒンジ部材、5はエンジンボンネッ
ト、6はサイドガード板、7は下部走行体である。図6
は、図5におけるカウンタウエイト2を示す斜視図であ
る。図において、8はカウンタウエイト2の前部の中央
上部に形成した切欠き凹部である。図7は、カウンタウ
エイト2の前側にエンジン9が配置されている状態を示
す要部平面図である。
【0003】次に、従来技術のカウンタウエイト2の構
造を図5〜図7について述べる。カウンタウエイト
(2)の前面部から上面部にわたって切欠き凹部8を形
成し、その切欠き凹部8の上面に後方側へ向けて回動可
能な蓋体3を蝶着し、上部旋回体1内部のエンジン9な
ど機器の点検修理を行うとき、蓋板3を開いて作業者が
上記切欠き凹部8の空間部を使用するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来技術のカウンタウ
エイト2を装着している大型油圧ショベルがエンジン9
又はそのエンジン9周辺の機器の点検修理などを行うと
きには、図5に示すエンジンボンネット5を矢印イの方
向に開き、また蓋板3を矢印ロの方向に開いて、切欠き
凹部8(図6及び図7に示す)をメンテナンス用スペー
スに使用する。ところがエンジン周辺機器の点検修理な
どを行わない場合には、上記切欠き凹部を単なる空間部
にして、利用することができなかった。本考案は上記の
問題点を解決し、切欠き凹部を有効に活用できるカウン
タウイエトの構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のカウンタウイエ
トの工具箱構造では、切欠き凹部の前面部に隔壁板を着
脱自在に設け、切欠き凹部の内壁面と、上記隔壁板と蓋
板にて工具部材を収納する工具箱に形成した。また、切
欠き凹部の蓋体を、切欠き凹部の前面から上面にわたる
カバーに形成し、そのカバーを切欠き凹部に着脱自在に
取付けることにより切欠き凹部のスペースを工具箱に設
定した。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本考案請求項1の工具箱構造をそ
なえたカウンタウエイト2a付近の要部断面図である。
図において、2aは上部旋回体1aの後端部に装着した
カウンタウエイト、3aはカウンタウエイト2aの上面
部に蝶着した蓋板、4aはヒンジ部材、8aはカウンタ
ウエイト2aの切欠き凹部、10は隔壁板、11は隔壁
板10を差込んで保持できるように2個のブロック板で
形成して切欠き凹部8aの前部内壁面に固設した隔壁板
保持金具、12は蓋板8aを閉じているとき締付けるボ
ルト、13は上部旋回体1aのセンタフレーム、仮想線
9aはエンジン、14はエンジン室である。図2は、蓋
板3aを開いているカウンタウエイト2aを前面側より
見た斜視図である。図において、15は隔壁板10に形
成した把手用穴部である。
【0007】次に、本考案請求項1のカウンタウエイト
2aの工具箱構造及びその作用について述べる。カウン
タウエイト2aでは、切欠き凹部8aの前面部に隔壁板
10を着脱自在に設け、切欠き凹部8aの内壁面と、上
記隔壁板10と蓋板3aにて工具部材を収納する工具箱
に形成した。したがって隔壁板10を、切欠き凹部8a
の前部内壁面に固設した隔壁板保持金具11に差込んで
いるときには、切欠き凹部8aは四方を囲まれた箱形に
なる。その箱形の内部には各種工具部材を安全に収納で
きるので、便利かつスペースの有効利用ができる。また
重い工具部材、重いブロック部材(ブロック部材は適当
なものを選択する)を上記工具箱(切欠き凹部8aを箱
形にした工具箱)に入れると、それらが増量カウンタウ
エイトのはたらきをするので、建設機械の安定性を向上
させることができる。また、切欠き凹部8aの空間部を
メンテナンス用スペースとして使用する場合には、切欠
き凹部8a内に入れている工具部材を外部に取出しかつ
隔壁板10を取外せばよい。
【0008】次に図3は、本考案請求項2の工具箱構造
をそなえたカウンタウエイト2b付近の要部断面図であ
る。図において、請求項1におけるカウンタウエイト2
aの工具箱構造と同一構成要素を使用しているものに対
しては同符号を付す。2bは上部旋回体1bの後端部に
装着したカウンタウエイト、8bはカウンタウエイト2
bの切欠き凹部,16はカバー、17はカバー16に固
設した把手、11’はカバー16の下側縁部を差込んで
保持できるように2個のブロック板で形成して切欠き凹
部8bの前部内壁面に固設したカバー保持金具、12’
はカバー16をカウンタウエイト2bに対して着脱可能
に固定しているボルトである。図4は、カウンタウエイ
ト2bの組立て構成を示す要部斜視図である。
【0009】次に、本考案請求項2のカウンタウエイト
2bの工具箱構造を図3及び図4について述べる。カウ
ンタウエイト2bでは、切欠き凹部2bの蓋体を、切欠
き凹部8bの前面から上面にわたるカバー(16)に形
成し、そのカバー16を切欠き凹部8bに対して着脱自
在に取付けることにより、切欠き凹部8bのスペースを
工具箱に設定した。そこで切欠き凹部8bに工具部材を
収納するときには、カバー16を締付けているボルト1
2’を緩めて、カバー16を外す。そして切欠き凹部8
bの空間部に、工具部材を入れる。それからカバー16
の下側縁部をカバー保持金具11’に差込んで、ボルト
12’にてカバー16をカウンタウエイト2bに固定す
る。それによりカバー16と、切欠き凹部8bの内壁面
とによって工具箱が形成され、その工具箱内部の工具部
材はエンジン室14へ脱落することはない。したがって
請求項2のカウンタウエイト2bの工具箱構造における
作用及び機能は、請求項1のカウンタウエイト2aの工
具箱構造の場合と同様である。
【0010】
【考案の効果】従来技術のカウンタウエイトを装着して
いる大型油圧ショベルがエンジンの周辺の機器を点検修
理するときには、カウンタウエイトの前面部から上面部
にわたって形成されている切欠き凹部の空間部をメンテ
ナンス用スペースに使用する。ところがそのスペースを
使用しないときには、切欠き凹部を単なる空間部にし
て、利用することができなかった。しかし本考案のカウ
ンタウエイトの工具箱構造では、切欠き凹部の前面部に
隔壁板を着脱自在に設け、切欠き凹部の内壁面と、上記
隔壁板と蓋板にて工具部材を収納する工具箱に形成し
た。また、切欠き凹部の蓋体を、切欠き凹部の前面から
上面にわたるカバーに形成し、そのカバーを切欠き凹部
に着脱自在に取付けることにより切欠き凹部のスペース
を工具箱に設定した。それにより切欠き凹部に対して隔
壁板又はカバーを取付けたときには、切欠き凹部は、隔
壁板又はカバーと、切欠き凹部の内壁面で四方を包囲し
た工具箱に設定することができる。この工具箱に工具部
材を収納したときには、工具部材がエンジン室の方へ脱
落することがないので安全である。また上記工具箱に重
いブロック部材や工具部材を入れると、それらが増量カ
ウンタウエイトのはたらきをする。したがって本考案の
工具箱構造をそなえたカウンタウエイトでは、メンテナ
ンス用スペースである切欠き凹部の空間部を有効に活用
できて便利ではあるし、また建設機械の安全性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案請求項1の工具箱構造をそなえたカウン
タウエイト付近の要部断面図である。
【図2】図1におけるカウンタウエイトを前面側より見
た斜視図である。
【図3】本考案請求項2の工具箱構造をそなえたカウン
タウエイト付近の要部断面図である。
【図4】図3におけるカウンタウエイトの組立て構成を
示す要部斜視図である。
【図5】大型油圧ショベルの要部斜視図である。
【図6】図5における従来技術のカウンタウエイトを示
す斜視図である。
【図7】カウンタウエイト付近の状態を示す要部平面図
である。
【符号の説明】
1,1a,1b 上部旋回体 2,2a,2b カウンタウエイト 3 蓋板 4,4a ヒンジ部材 8,8a,8b 切欠き凹部 9,9a エンジン 10 隔壁板 11 隔壁板保持金具 11’ カバー保持金具 14 エンジン室 16 カバー

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械,作業車両の車体後端部に装着
    されるカウンタウエイトの前面部から上面部にわたって
    切欠き凹部を、形成し、その切欠き凹部の上面に開閉可
    能な蓋体を設け、切欠き凹部の空間部を点検修理時など
    に使用するメンテナンス用スペースに設定しているカウ
    ンタウエイトにおいて、切欠き凹部の前面部に隔壁板を
    着脱自在に設け、切欠き凹部の内壁面と、上記隔壁板と
    蓋板にて工具部材を収納する工具箱に形成したことを特
    徴とするカウンタウエイトの工具箱構造。
  2. 【請求項2】 建設機械,作業車両の車体後端部に装着
    されるカウンタウエイトの前面部から上面部にわたって
    切欠き凹部を形成し、その切欠き凹部の上面に開閉可能
    な蓋体を設け、切欠き凹部の空間部を点検修理時などに
    使用するメンテナンス用スペースに設定しているカウン
    タウエイトにおいて、切欠き凹部の蓋体を、切欠き凹部
    の前面から上面にわたるカバーに形成し、そのカバーを
    切欠き凹部に着脱自在に取付けることにより切欠き凹部
    のスペースを工具箱に設定したことを特徴とするカウン
    タウエイトの工具箱構造。
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