JP2575766Y2 - 二重配管構造 - Google Patents
二重配管構造Info
- Publication number
- JP2575766Y2 JP2575766Y2 JP1992009568U JP956892U JP2575766Y2 JP 2575766 Y2 JP2575766 Y2 JP 2575766Y2 JP 1992009568 U JP1992009568 U JP 1992009568U JP 956892 U JP956892 U JP 956892U JP 2575766 Y2 JP2575766 Y2 JP 2575766Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plastic
- pipe
- water supply
- double
- main pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pipe Accessories (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、家屋やビルの床下、天
井裏、間仕切り壁内、外壁内等に敷設される給水・給湯
用の二重配管構造に関し、プラスチック管内に生じた水
の凍結を融解できるように改良したものである。
井裏、間仕切り壁内、外壁内等に敷設される給水・給湯
用の二重配管構造に関し、プラスチック管内に生じた水
の凍結を融解できるように改良したものである。
【0002】
【従来の技術】給水や給湯用に金属管を用いた寒冷地で
の屋内配管では、配管内部の流体が凍結した場合は外壁
内等の配管露出部に電気を流し、その電熱作用によって
凍結を融解させていた。
の屋内配管では、配管内部の流体が凍結した場合は外壁
内等の配管露出部に電気を流し、その電熱作用によって
凍結を融解させていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】最近では、給水・給湯
のための屋内配管にプラスチック管が多く用いられてき
ており、このプラスチック管の敷設には、予め敷設した
プラスチック製のさや管を配管の案内部材とした、いわ
ゆる二重配管工法が採用されている。そのため、上記の
ように電熱作用によって凍結を融解させる方法は利用で
きず、解決策が要望されていた。
のための屋内配管にプラスチック管が多く用いられてき
ており、このプラスチック管の敷設には、予め敷設した
プラスチック製のさや管を配管の案内部材とした、いわ
ゆる二重配管工法が採用されている。そのため、上記の
ように電熱作用によって凍結を融解させる方法は利用で
きず、解決策が要望されていた。
【0004】そこで、本考案は加熱した不凍液を利用す
ることで給水・給湯用のプラスチック管内の凍結を融解
できることに着目し、上記の問題を解決したものであっ
て、その目的は給水・給湯用のプラスチック管に沿って
加熱された不凍液を流通させ、該不凍液との熱交換によ
ってプラスチック管内の凍結を容易に融解できるように
構成された二重配管構造を提供することにある。
ることで給水・給湯用のプラスチック管内の凍結を融解
できることに着目し、上記の問題を解決したものであっ
て、その目的は給水・給湯用のプラスチック管に沿って
加熱された不凍液を流通させ、該不凍液との熱交換によ
ってプラスチック管内の凍結を容易に融解できるように
構成された二重配管構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の特徴とする二重配管構造はさや管と、該さ
や管の中に挿通された給水・給湯用のプラスチック本管
からなる二重配管であって、上記プラスチック本管に
は、該プラスチック本管に縦添えして、不凍液流通用の
プラスチック副管を結合して成るものである。
に、本考案の特徴とする二重配管構造はさや管と、該さ
や管の中に挿通された給水・給湯用のプラスチック本管
からなる二重配管であって、上記プラスチック本管に
は、該プラスチック本管に縦添えして、不凍液流通用の
プラスチック副管を結合して成るものである。
【0006】
【作用】プラスチック本管内の水が凍結した場合、プラ
スチック副管内に流入させてある不凍液を加熱して循環
させると、該不凍液との熱交換によりプラスチック本管
内の凍結を融解できる。
スチック副管内に流入させてある不凍液を加熱して循環
させると、該不凍液との熱交換によりプラスチック本管
内の凍結を融解できる。
【0007】
【実施例】以下に、本考案を図面を参照しながら説明す
ると、1はプラスチック製のさや管(例えば、ポリエチ
レン製のコルゲート管)で、このさや管1の中に給水・
給湯用のプラスチック本管(例えば、架橋ポリエチレン
製)2が挿通されて二重配管を構成している。
ると、1はプラスチック製のさや管(例えば、ポリエチ
レン製のコルゲート管)で、このさや管1の中に給水・
給湯用のプラスチック本管(例えば、架橋ポリエチレン
製)2が挿通されて二重配管を構成している。
【0008】プラスチック本管2には、該プラスチック
本管2に縦添えして、不凍液を流通させるための往復二
連管を構成する一対のプラスチック副管(例えば、架橋
ポリエチレン製)3,4が結合されている。なお、プラ
スチック本管2とプラスチック副管3,4はテープ巻に
よって一体に結束されており、5はそのテープ巻き層で
ある。
本管2に縦添えして、不凍液を流通させるための往復二
連管を構成する一対のプラスチック副管(例えば、架橋
ポリエチレン製)3,4が結合されている。なお、プラ
スチック本管2とプラスチック副管3,4はテープ巻に
よって一体に結束されており、5はそのテープ巻き層で
ある。
【0009】そして、配管作業に際しては、プラスチッ
ク副管3,4のそれぞれの基端部(図示せず)はボイラ
ーと接続され、また、蛇口等の水栓器具(図示せず)側
に延びる両先端部3a,4aは、その水栓器具の手前部
分に到る長さにおいて継手(図示せず)により予め密に
接続されていて、通常のようにプラスチック本管2をさ
や管1内に挿通し、いわゆる二重配管構造として敷設さ
れるものである。
ク副管3,4のそれぞれの基端部(図示せず)はボイラ
ーと接続され、また、蛇口等の水栓器具(図示せず)側
に延びる両先端部3a,4aは、その水栓器具の手前部
分に到る長さにおいて継手(図示せず)により予め密に
接続されていて、通常のようにプラスチック本管2をさ
や管1内に挿通し、いわゆる二重配管構造として敷設さ
れるものである。
【0010】なお、一対のプラスチック副管3,4によ
る往復二連管構造のものに代えて、プラスチック管2に
縦添えする不凍液流通用のプラスチック副管は単一でも
よいが、この場合は水栓器具側で他の二重配管側のプラ
スチック副管と接続する手間が配管作業時にかかり、ま
た、その接続作業を行なうための作業用口を外壁等に設
けておく必要があって、先の往復二連管構造のものが実
用上好ましい。
る往復二連管構造のものに代えて、プラスチック管2に
縦添えする不凍液流通用のプラスチック副管は単一でも
よいが、この場合は水栓器具側で他の二重配管側のプラ
スチック副管と接続する手間が配管作業時にかかり、ま
た、その接続作業を行なうための作業用口を外壁等に設
けておく必要があって、先の往復二連管構造のものが実
用上好ましい。
【0011】
【考案の効果】本考案は上記の如くであって、加熱させ
た不凍液との熱交換によるために安全であり、プラスチ
ック管内部の凍結を確実に融解させることができる。ま
た、不凍液を流通させるプラスチック副管は、本来の給
水・給湯用のプラスチック本管に縦添えして結合され、
さや管内にプラスチック本管と一体にして挿通できるた
め、配管工事も従来と同様に容易にできる作業上の利点
があり、冬季や寒冷地での二重配管構造における給水・
給湯面での使用上の効果を促進できる。
た不凍液との熱交換によるために安全であり、プラスチ
ック管内部の凍結を確実に融解させることができる。ま
た、不凍液を流通させるプラスチック副管は、本来の給
水・給湯用のプラスチック本管に縦添えして結合され、
さや管内にプラスチック本管と一体にして挿通できるた
め、配管工事も従来と同様に容易にできる作業上の利点
があり、冬季や寒冷地での二重配管構造における給水・
給湯面での使用上の効果を促進できる。
【図1】本考案の実施例を示す正断面図である。
【図2】図1のさや管を除いたプラスチック本管側の部
分斜視図である。
分斜視図である。
1はさや管、2はプラスチック本管、3,4はプラスチ
ック副管
ック副管
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−242196(JP,A) 実開 平3−103363(JP,U) 実開 平3−50656(JP,U) 実開 昭55−88482(JP,U) 実開 昭51−91326(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03B 7/12 F16L 9/18 F16L 53/00
Claims (1)
- 【請求項1】 さや管と、該さや管の中に挿通された給
水・給湯用のプラスチック本管からなる二重配管であっ
て、上記プラスチック本管には、該プラスチック本管に
縦添えして、不凍液流通用のプラスチック副管を結合し
て成ることを特徴とする二重配管構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992009568U JP2575766Y2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 二重配管構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992009568U JP2575766Y2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 二重配管構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557055U JPH0557055U (ja) | 1993-07-30 |
JP2575766Y2 true JP2575766Y2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=11723905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992009568U Expired - Lifetime JP2575766Y2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 二重配管構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575766Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015197079A (ja) * | 2014-04-02 | 2015-11-09 | ニッタ株式会社 | 昇温及び遮熱配管 |
KR102079206B1 (ko) * | 2018-05-30 | 2020-02-19 | 하나소방주식회사 | 동파 방지 소방 시스템 |
KR102346405B1 (ko) * | 2021-04-21 | 2022-01-03 | 전광재 | 액체 이송용 배관 동결 및 동파 방지 시스템 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62242196A (ja) * | 1986-04-09 | 1987-10-22 | 株式会社クボタ | 保温管 |
JP3050656U (ja) * | 1997-10-06 | 1998-07-31 | 義人 本田 | 電荷積分値を用いたネジ締め不良検知装置 |
JP3103363U (ja) * | 2003-10-27 | 2004-08-12 | 三浦印刷株式会社 | 展示用バナースタンド |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP1992009568U patent/JP2575766Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0557055U (ja) | 1993-07-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |