JP2575703Y2 - 操作部材を有するカメラ - Google Patents
操作部材を有するカメラInfo
- Publication number
- JP2575703Y2 JP2575703Y2 JP1995007607U JP760795U JP2575703Y2 JP 2575703 Y2 JP2575703 Y2 JP 2575703Y2 JP 1995007607 U JP1995007607 U JP 1995007607U JP 760795 U JP760795 U JP 760795U JP 2575703 Y2 JP2575703 Y2 JP 2575703Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camera
- camera body
- operation member
- lens barrel
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Accessories Of Cameras (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、カメラ内の装置の
動作状態を切り換える操作部材を有するカメラに関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】近年、カメラの電子化によりカメラの操
作が簡単になり、各種電源回路を動作させるための電源
用メインスイッチを投入した後は、レリーズ釦を押圧す
るだけで、一連の撮影動作が行なわれるようになった。
その電源用メインスイッチとしては、一般に左右に摺動
可能なスライドスイッチが用いられている。 【0003】このスライドスイッチが配設されたカメラ
としては、例えば図2に示すものがある。図2は、スラ
イドスイッチが配設されたカメラの斜視図を示してい
る。図5において、スライドスイッチとしての電源スイ
ッチ31は、カメラボディ11の上面11aに配設され
たレリーズ釦51の近傍に位置している。この電源スイ
ッチ31は、カメラボディ前面11bと平行に左右に摺
動可能であって、カメラボディ左側面11cに設けられ
たストラップ取付部41に近づく方向にON位置をと
り、これと逆方向、即ちカメラボディ右側面11dに近
づく方向にOFF位置をとる。 【0004】カメラボディ前面11bのほぼ中央部には
鏡筒部21が配設されている。この鏡筒部21には撮影
レンズ21aが内装されている。撮影レンズ21aは電
源スイッチ31の操作に応動して、不図示の焦点距離切
換スイッチの指示する焦点距離に設定される。焦点距離
切換スイッチが望遠の焦点距離を指示する位置に切換さ
れているとすると、撮影レンズ21aは、図5の位置か
ら繰り出され、鏡筒部21からさらに突出する。 【0005】カメラボディ右側面11d方向からはケー
ス61によってカメラボディ11が収納される。 【0006】 【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような構成のカメラにおいては、カメラボディ11をケ
ース61に収納する場合、電源スイッチ31がケース6
1に引っ掛かり、カメラの電源をONにしたままの状態
で収納して電池の浪費をしてしまう可能性がある。ま
た、カメラボディ11をケース61に収納中に、不用意
に電源スイッチ31が操作され、撮影レンズ21aが不
図示の焦点切換部材の指示する位置、例えば望遠位置に
繰り出されると、撮影レンズ21aは突出して、ケース
61の内壁等に当接し、繰出し途中でその動きが阻止さ
れ、電池が消耗するばかりでなく、その鏡筒の繰出し機
構が破損したり、モータが焼損する虞れがある。さら
に、電源スイッチ31はカメラボディ11の上面から突
出している為に誤操作を招きやすく、撮影者の気付かぬ
間に電源がONされ、そのまま放置してしまうといった
問題点を生じていた。 【0007】本考案は、上述のような問題点に鑑みてな
されたもので、ケース収納時における誤動作及び通常使
用時における誤操作を生じることのないカメラを提供す
ることを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本考案は、上述の問題点
に鑑みてなされたもので、カメラボディ外部に配設さ
れ、操作されることによってカメラ内の装置の動作状態
を切り換える操作部材(3)と、カメラボディの左右何
れか一方の側面にストラップを取り付けるためのストラ
ップ取付部材(4)とを有するカメラにおいて、前記操
作部材(3)を、前記カメラボディ(1)の前面から突
出した鏡筒部(2)の左右何れかの近傍に配設すると共
に左右方向に摺動可能となし、該操作部材を前記鏡筒部
から遠ざかる方向に操作することにより前記カメラ内の
装置の動作状態が切り換えられるようにした。 【0009】 【課題を解決するための手段】本考案は、上述の問題点
に鑑みてなされたもので、カメラボディの左右何れか一
方の側面に設けられたストラップ取付部材と;前記カメ
ラボディよりもその外観形状が小さく、前記カメラボデ
ィの前面から突出し、少なくとも前記ストラップ取付部
材に近づく方向と遠ざかる方向とのそれぞれに移動可能
な操作部材とを含み、前記カメラボディの他方の側面方
向からカメラボディをケース内に収納可能なカメラにお
いて、カメラの電源状態を制御するものであって、前記
操作部材を前記ストラップ取付部材から遠ざかる方向へ
移動させることによって、前記カメラボディの外観形状
とは無関係にカメラを電源オン状態となし、前記操作部
材を前記ストラップ取付部材に近づく方向へ移動させる
ことによって、前記カメラボディの外観形状とは無関係
にカメラを電源オフ状態となす制御部を含むものであ
る。 【0010】鏡筒部2の右側近傍には電源スイッチ3が
配設されている。この電源スイッチ3のカメラボディ1
の前面1bからの突出量は、鏡筒部2のカメラボディ1
の前面1bからの突出量よりも小さく構成されている。
また、電源スイッチ操作部材3は、鏡筒部2へ近づく方
向(図中左方向)に不図示のバネ部材によって付勢され
ている。この付勢力に抗して鏡筒部2から遠ざかる方向
(図中右方向)に操作すると不図示のスイッチに作用し
てそれをON状態とし、手を離して操作を解除するとバ
ネ部材により元の位置に復帰して、スイッチへの作用を
解いて、それをOFF状態とする。 【0011】本実施例のカメラ内部には撮影レンズをモ
ータ(不図示)により駆動する駆動装置(不図示)が設
けられている。該駆動装置は、電源スイッチ操作部材3
に応動するスイッチからの信号を受けて、操作部材3が
鏡筒部2から遠ざかる方向に操作されて、該スイッチが
OFFからONになる度に、撮影レンズ2aを図1に示
す沈胴位置と広角位置との間で往復させる。 【0012】また前記駆動装置は、不図示の焦点距離切
換操作部材に押圧操作を加える度に発生する信号に応動
して、撮影レンズ2aを広角位置と望遠位置との間で往
復動させる。撮影レンズ2aが望遠位置にあるときに電
源スイッチ操作部材3に前記操作を加えると、前記駆動
装置は、撮影レンズ2aを沈胴位置に繰り込ませる。撮
影レンズ2aが沈胴位置にある時には撮影レンズ2aの
前面はバリアで閉成され、カメラは休止状態になり、撮
影不可能となる。カメラはこの状態においてケース6へ
収納可能となる。 【0013】カメラボディ1は、その右側面1d方向か
らケース6に収納され、ストラップ4aだけを外に残し
て、カバー6aが閉じられる。図3は、カメラボディ1
を、ケース6から取り出すとき、またはケース6に収納
するときの状態を示す概略断面図である。実線矢印は、
カメラボディ1を取り出す際の、カメラボディ1に対す
るケース6の移動方向を示しており、破線矢印は、カメ
ラボディ1を収納する際の、ケース6の移動方向を示し
ている。 【0014】破線矢印の収納時において、ケース6が電
源スイッチ操作部材3に接触したとしても、該操作部材
3は変位することはなく、撮影レンズ2aは鏡筒部2か
ら繰り出されることはない。なぜなら、電源スイッチ操
作部材3の操作によってカメラ内の装置の動作が切り換
えられるのは、電源スイッチ3を鏡筒部2から遠ざかる
方向に操作したときだけであるが、この操作方向は、収
納時のケース6の移動方向、すなわち破線矢印方向と反
対方向であるからである。 【0015】一方、取り出し時は鏡筒部2が防護壁とな
り、ケース6が電源スイッチ操作部材3に接触すること
はなく、撮影レンズ2aを鏡筒部2から繰り出させるこ
とはない。このように、カメラボディ1をケース6へ収
納、もしくはケース6から取り出す際に、該ケース6に
よって操作部材3が操作されることはなく、カメラ内の
装置が不用意に動作することは防止される。従って、装
置が起動したままの状態でケース6に収納されることは
ないので、電池を無駄に消耗することはない。また、カ
メラボディ1をケース6に収納、もしくはケース6から
取り出す際に撮影レンズ2aが不用意に繰り出す虞れが
なく、鏡筒部2の繰出し機構が破損したり、モータを焼
損したりする事故が防止できる。 【0016】尚、上述した実施例においては、電源スイ
ッチを鏡筒部の右側近傍に配設したが、図2に示す実施
例のように、電源スイッチ3’を鏡筒部2’の左側近傍
に配設しても良い。この場合も電源スイッチ3’を鏡筒
部2’から遠ざかる方向に操作することによりカメラ内
の装置の動作状態が切り換えられるように構成すること
により、従来の問題点を解決することができる。 【0017】図4は、カメラボディ1’を、ケース6’
から取り出すとき、またはケース6’に収納するときの
状態を示す概略断面図である。実線矢印は、カメラボデ
ィ1’を収納する際の、カメラボディ1’に対するケー
ス6’の移動方向を示しており、破線矢印は、カメラボ
ディ1’を取り出す際の、ケース6’の移動方向を示し
ている。 【0018】実線矢印の収納時において、ケース6’が
電源スイッチ操作部材3’に接触したとしても、該操作
部材3’は変位することはなく、撮影レンズ2a’は鏡
筒部2’から繰り出されることはない。なぜなら、電源
スイッチ操作部材3’の操作によってカメラ内の装置の
動作が切り換えられるのは、電源スイッチ3’を鏡筒部
2’から遠ざかる方向に操作したときだけであるが、こ
の操作方向は、収納時のケース6’の移動方向、すなわ
ち実線矢印方向と反対方向であるからである。 【0019】一方、取り出し時は鏡筒部2’が防護壁と
なり、ケース6’が電源スイッチ操作部材3’に接触す
ることはなく、撮影レンズ2a’を鏡筒部2’から繰り
出させることはない。 【0020】 【発明の効果】以上のように、本考案によれば、カメラ
ボディをケースに収納、もしくはケースから取り出す際
に、該ケースによって操作部材が誤って操作されること
はなく、カメラ内の装置が不用意に動作することは防止
される。従って、装置が起動したままの状態でカメラボ
ディがケースに収納されることはないので、電池を無駄
に消耗することはない。
動作状態を切り換える操作部材を有するカメラに関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】近年、カメラの電子化によりカメラの操
作が簡単になり、各種電源回路を動作させるための電源
用メインスイッチを投入した後は、レリーズ釦を押圧す
るだけで、一連の撮影動作が行なわれるようになった。
その電源用メインスイッチとしては、一般に左右に摺動
可能なスライドスイッチが用いられている。 【0003】このスライドスイッチが配設されたカメラ
としては、例えば図2に示すものがある。図2は、スラ
イドスイッチが配設されたカメラの斜視図を示してい
る。図5において、スライドスイッチとしての電源スイ
ッチ31は、カメラボディ11の上面11aに配設され
たレリーズ釦51の近傍に位置している。この電源スイ
ッチ31は、カメラボディ前面11bと平行に左右に摺
動可能であって、カメラボディ左側面11cに設けられ
たストラップ取付部41に近づく方向にON位置をと
り、これと逆方向、即ちカメラボディ右側面11dに近
づく方向にOFF位置をとる。 【0004】カメラボディ前面11bのほぼ中央部には
鏡筒部21が配設されている。この鏡筒部21には撮影
レンズ21aが内装されている。撮影レンズ21aは電
源スイッチ31の操作に応動して、不図示の焦点距離切
換スイッチの指示する焦点距離に設定される。焦点距離
切換スイッチが望遠の焦点距離を指示する位置に切換さ
れているとすると、撮影レンズ21aは、図5の位置か
ら繰り出され、鏡筒部21からさらに突出する。 【0005】カメラボディ右側面11d方向からはケー
ス61によってカメラボディ11が収納される。 【0006】 【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような構成のカメラにおいては、カメラボディ11をケ
ース61に収納する場合、電源スイッチ31がケース6
1に引っ掛かり、カメラの電源をONにしたままの状態
で収納して電池の浪費をしてしまう可能性がある。ま
た、カメラボディ11をケース61に収納中に、不用意
に電源スイッチ31が操作され、撮影レンズ21aが不
図示の焦点切換部材の指示する位置、例えば望遠位置に
繰り出されると、撮影レンズ21aは突出して、ケース
61の内壁等に当接し、繰出し途中でその動きが阻止さ
れ、電池が消耗するばかりでなく、その鏡筒の繰出し機
構が破損したり、モータが焼損する虞れがある。さら
に、電源スイッチ31はカメラボディ11の上面から突
出している為に誤操作を招きやすく、撮影者の気付かぬ
間に電源がONされ、そのまま放置してしまうといった
問題点を生じていた。 【0007】本考案は、上述のような問題点に鑑みてな
されたもので、ケース収納時における誤動作及び通常使
用時における誤操作を生じることのないカメラを提供す
ることを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本考案は、上述の問題点
に鑑みてなされたもので、カメラボディ外部に配設さ
れ、操作されることによってカメラ内の装置の動作状態
を切り換える操作部材(3)と、カメラボディの左右何
れか一方の側面にストラップを取り付けるためのストラ
ップ取付部材(4)とを有するカメラにおいて、前記操
作部材(3)を、前記カメラボディ(1)の前面から突
出した鏡筒部(2)の左右何れかの近傍に配設すると共
に左右方向に摺動可能となし、該操作部材を前記鏡筒部
から遠ざかる方向に操作することにより前記カメラ内の
装置の動作状態が切り換えられるようにした。 【0009】 【課題を解決するための手段】本考案は、上述の問題点
に鑑みてなされたもので、カメラボディの左右何れか一
方の側面に設けられたストラップ取付部材と;前記カメ
ラボディよりもその外観形状が小さく、前記カメラボデ
ィの前面から突出し、少なくとも前記ストラップ取付部
材に近づく方向と遠ざかる方向とのそれぞれに移動可能
な操作部材とを含み、前記カメラボディの他方の側面方
向からカメラボディをケース内に収納可能なカメラにお
いて、カメラの電源状態を制御するものであって、前記
操作部材を前記ストラップ取付部材から遠ざかる方向へ
移動させることによって、前記カメラボディの外観形状
とは無関係にカメラを電源オン状態となし、前記操作部
材を前記ストラップ取付部材に近づく方向へ移動させる
ことによって、前記カメラボディの外観形状とは無関係
にカメラを電源オフ状態となす制御部を含むものであ
る。 【0010】鏡筒部2の右側近傍には電源スイッチ3が
配設されている。この電源スイッチ3のカメラボディ1
の前面1bからの突出量は、鏡筒部2のカメラボディ1
の前面1bからの突出量よりも小さく構成されている。
また、電源スイッチ操作部材3は、鏡筒部2へ近づく方
向(図中左方向)に不図示のバネ部材によって付勢され
ている。この付勢力に抗して鏡筒部2から遠ざかる方向
(図中右方向)に操作すると不図示のスイッチに作用し
てそれをON状態とし、手を離して操作を解除するとバ
ネ部材により元の位置に復帰して、スイッチへの作用を
解いて、それをOFF状態とする。 【0011】本実施例のカメラ内部には撮影レンズをモ
ータ(不図示)により駆動する駆動装置(不図示)が設
けられている。該駆動装置は、電源スイッチ操作部材3
に応動するスイッチからの信号を受けて、操作部材3が
鏡筒部2から遠ざかる方向に操作されて、該スイッチが
OFFからONになる度に、撮影レンズ2aを図1に示
す沈胴位置と広角位置との間で往復させる。 【0012】また前記駆動装置は、不図示の焦点距離切
換操作部材に押圧操作を加える度に発生する信号に応動
して、撮影レンズ2aを広角位置と望遠位置との間で往
復動させる。撮影レンズ2aが望遠位置にあるときに電
源スイッチ操作部材3に前記操作を加えると、前記駆動
装置は、撮影レンズ2aを沈胴位置に繰り込ませる。撮
影レンズ2aが沈胴位置にある時には撮影レンズ2aの
前面はバリアで閉成され、カメラは休止状態になり、撮
影不可能となる。カメラはこの状態においてケース6へ
収納可能となる。 【0013】カメラボディ1は、その右側面1d方向か
らケース6に収納され、ストラップ4aだけを外に残し
て、カバー6aが閉じられる。図3は、カメラボディ1
を、ケース6から取り出すとき、またはケース6に収納
するときの状態を示す概略断面図である。実線矢印は、
カメラボディ1を取り出す際の、カメラボディ1に対す
るケース6の移動方向を示しており、破線矢印は、カメ
ラボディ1を収納する際の、ケース6の移動方向を示し
ている。 【0014】破線矢印の収納時において、ケース6が電
源スイッチ操作部材3に接触したとしても、該操作部材
3は変位することはなく、撮影レンズ2aは鏡筒部2か
ら繰り出されることはない。なぜなら、電源スイッチ操
作部材3の操作によってカメラ内の装置の動作が切り換
えられるのは、電源スイッチ3を鏡筒部2から遠ざかる
方向に操作したときだけであるが、この操作方向は、収
納時のケース6の移動方向、すなわち破線矢印方向と反
対方向であるからである。 【0015】一方、取り出し時は鏡筒部2が防護壁とな
り、ケース6が電源スイッチ操作部材3に接触すること
はなく、撮影レンズ2aを鏡筒部2から繰り出させるこ
とはない。このように、カメラボディ1をケース6へ収
納、もしくはケース6から取り出す際に、該ケース6に
よって操作部材3が操作されることはなく、カメラ内の
装置が不用意に動作することは防止される。従って、装
置が起動したままの状態でケース6に収納されることは
ないので、電池を無駄に消耗することはない。また、カ
メラボディ1をケース6に収納、もしくはケース6から
取り出す際に撮影レンズ2aが不用意に繰り出す虞れが
なく、鏡筒部2の繰出し機構が破損したり、モータを焼
損したりする事故が防止できる。 【0016】尚、上述した実施例においては、電源スイ
ッチを鏡筒部の右側近傍に配設したが、図2に示す実施
例のように、電源スイッチ3’を鏡筒部2’の左側近傍
に配設しても良い。この場合も電源スイッチ3’を鏡筒
部2’から遠ざかる方向に操作することによりカメラ内
の装置の動作状態が切り換えられるように構成すること
により、従来の問題点を解決することができる。 【0017】図4は、カメラボディ1’を、ケース6’
から取り出すとき、またはケース6’に収納するときの
状態を示す概略断面図である。実線矢印は、カメラボデ
ィ1’を収納する際の、カメラボディ1’に対するケー
ス6’の移動方向を示しており、破線矢印は、カメラボ
ディ1’を取り出す際の、ケース6’の移動方向を示し
ている。 【0018】実線矢印の収納時において、ケース6’が
電源スイッチ操作部材3’に接触したとしても、該操作
部材3’は変位することはなく、撮影レンズ2a’は鏡
筒部2’から繰り出されることはない。なぜなら、電源
スイッチ操作部材3’の操作によってカメラ内の装置の
動作が切り換えられるのは、電源スイッチ3’を鏡筒部
2’から遠ざかる方向に操作したときだけであるが、こ
の操作方向は、収納時のケース6’の移動方向、すなわ
ち実線矢印方向と反対方向であるからである。 【0019】一方、取り出し時は鏡筒部2’が防護壁と
なり、ケース6’が電源スイッチ操作部材3’に接触す
ることはなく、撮影レンズ2a’を鏡筒部2’から繰り
出させることはない。 【0020】 【発明の効果】以上のように、本考案によれば、カメラ
ボディをケースに収納、もしくはケースから取り出す際
に、該ケースによって操作部材が誤って操作されること
はなく、カメラ内の装置が不用意に動作することは防止
される。従って、装置が起動したままの状態でカメラボ
ディがケースに収納されることはないので、電池を無駄
に消耗することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す操作部材を有するカメラ
の斜視図。 【図2】別実施例を示すカメラの斜視図。 【図3】図1におけるカメラの概略断面図。 【図4】図2におけるカメラの概略断面図。 【図5】従来における、操作部材を有するカメラの斜視
図。 【主要部分の符号の説明】 1 カメラボディ 2 鏡筒部 3 電源スイッチ 4 ストラップ取付部材 5 レリーズ釦 6 カバー
の斜視図。 【図2】別実施例を示すカメラの斜視図。 【図3】図1におけるカメラの概略断面図。 【図4】図2におけるカメラの概略断面図。 【図5】従来における、操作部材を有するカメラの斜視
図。 【主要部分の符号の説明】 1 カメラボディ 2 鏡筒部 3 電源スイッチ 4 ストラップ取付部材 5 レリーズ釦 6 カバー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)考案者 塚原 大基
東京都品川区西大井1丁目6番3号 株
式会社ニコン 大井製作所内
(72)考案者 若林 央
東京都品川区西大井1丁目6番3号 株
式会社ニコン 大井製作所内
審査官 前川 慎喜
(56)参考文献 実開 昭57−43433(JP,U)
実開 昭60−60742(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名)
G03B 17/02
Claims (1)
- (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.カメラボディの左右何れか一方の側面に設けられた
ストラップ取付部材と;前記カメラボディよりもその外
観形状が小さく、前記カメラボディの前面から突出し、
少なくとも前記ストラップ取付部材に近づく方向と遠ざ
かる方向とのそれぞれに移動可能な操作部材とを含み、
前記カメラボディの他方の側面方向からカメラボディを
ケース内に収納可能なカメラにおいて、 カメラの電源状態を制御するものであって、前記操作部
材を前記ストラップ取付部材から遠ざかる方向へ移動さ
せることによって、前記カメラボディの外観形状とは無
関係にカメラを電源オン状態となし、前記操作部材を前
記ストラップ取付部材に近づく方向へ移動させることに
よって、前記カメラボディの外観形状とは無関係にカメ
ラを電源オフ状態となす制御部を含むことを特徴とす
る、操作部材を有するカメラ。 2.前記カメラボディの前面から突出するレンズ鏡筒部
を含み、前記操作部材をこのレンズ鏡筒部の左右何れか
の近傍に配置するものであって、前記操作部材の突出量
は、前記撮影レンズ鏡筒の突出量よりも小さいことを特
徴とする請求項1に記載の、操作部材を有するカメラ。 3.前記操作部材の操作に応じて前記カメラが電源オン
状態になることに伴って、前記レンズ鏡筒部を前記前面
から突出させ、前記操作部材の操作に応じて前記カメラ
が電源オフ状態になることに伴って、前記レンズ鏡筒部
を繰り込ませることを特徴とする請求項2に記載の、操
作部材を有するカメラ。 4.前記操作部材に係合し、この操作部材を前記ストラ
ップ取付部材に近づく方向へのみ付勢する付勢部材を具
備することを特徴とする請求項1に記載の、操作部材を
有するカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007607U JP2575703Y2 (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 操作部材を有するカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007607U JP2575703Y2 (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 操作部材を有するカメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744979U JPH0744979U (ja) | 1995-12-05 |
JP2575703Y2 true JP2575703Y2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=11670501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995007607U Expired - Lifetime JP2575703Y2 (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 操作部材を有するカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575703Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5743433U (ja) * | 1980-08-25 | 1982-03-10 | ||
JPS6060742U (ja) * | 1983-10-03 | 1985-04-27 | 富士写真フイルム株式会社 | カメラのストラツプ取付け構造 |
-
1995
- 1995-07-24 JP JP1995007607U patent/JP2575703Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0744979U (ja) | 1995-12-05 |
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