JP2575663Y2 - 中皿を交換自在としたコンパクト容器 - Google Patents

中皿を交換自在としたコンパクト容器

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JP2575663Y2
JP2575663Y2 JP1990057804U JP5780490U JP2575663Y2 JP 2575663 Y2 JP2575663 Y2 JP 2575663Y2 JP 1990057804 U JP1990057804 U JP 1990057804U JP 5780490 U JP5780490 U JP 5780490U JP 2575663 Y2 JP2575663 Y2 JP 2575663Y2
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真巳 知久
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、粉末化粧料を固型化して充填保持した中
皿を交換自在としたコンパクト容器に関する。
(従来の技術) 従来、粉末化粧料を固型状に成形充填した中皿と称せ
られる皿状の小さな容器を、交換自在に収納保持したコ
ンパクト容器は公知である。
中皿を交換自在とするコンパクト容器は、中皿の交換
を容易に行うことが出来ると共に、収納された中皿の保
持安定性が高く、更に外部からの衝撃吸収性が良好で充
填された化粧料にクラック等の損傷が生じないことが要
望されている。
かかる要望を満たすコンパクト容器の一例として、第
17〜20図に示すように、コンパクト容器本体(1)内に
形成した中皿収納凹所(2)の内壁一側に係止突起
(3)を突設し、該突起(3)に中皿(4)の外周壁下
部の突部(5)を係止すると共に、中皿(4)の他側上
面を中枠(6)で保持し、該中枠(6)の内周部にバネ
板(7)を立設して、中皿(4)を突起(3)と突部
(5)の係止方向に弾力的に付勢するようにした構造が
実開昭58-112209号公報に開示されている。
しかしながら、かかる構造にあっては、中皿(4)を
収納する場合、第18図に示すようにバネ板(7)を押圧
しつつ挿入しなければならない。中皿(4)の収納が逆
方向からなされた場合、第20図に示すように、中枠
(6)と中皿(4)の上面とが衝接して中皿(4)を収
納することが出来ず、不便であった。特に、第19図に示
すように、中皿収納凹所(2)と中皿(4)の一部が楕
円形に形状を有している場合、逆方向から挿入すると楕
円形の細くなった先端部の入り込みは許容され途中から
挿入不能となり、中皿が噛み込まれた状態となってしま
うため、中皿若しくは中枠が損傷するおそれがあった。
(考案が解決しようとする課題) この考案は、正逆いずれの方向からでも、中皿を収納
凹所内に挿入配設自在とせんとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、この考案が採った手段
は、コンパクト容器本体(10)内に形成された中皿収納
凹所(11)の内周面一側に係合突部(15)を形成し、該
係合突部(15)に係合する係合凹所(16)を中皿(13)
の下部外周面に形成し、中皿収納凹所内に収納される中
皿(13)を係合突部(15)と係合凹所(16)とで係合、
保持すると共に、該係合突部(15)と対向する中皿収納
凹所(11)の側壁の一部(11a)を中皿(13)の挿入時
に外方へ向かって弾力的に傾倒自在となし、該側壁の一
部(11a)の上端に中皿(13)の上面に係止するフラン
ジ状の係止片(17)を形成し、且該側壁の一部(11a)
の内周面に弾性片(18)を設け、該弾性片(18)で中皿
(13)を係合突部(15)と係合凹部(16)とが係合する
方向に弾力的に付勢したことを特徴とする。
(実施例) 以下に図面を参照しつつ、この考案の好しい実施例を
詳細に説明する。図において、(10)はコンパクト容器
本体であって、内部に上面を開放した中皿収納凹所(1
1)が形成される。図示の実施例では、該中皿収納凹所
(11)は少なくとも一部を楕円形としたが、これに限ら
れるものではなく、円形、方形等いずれの形状であって
も良いことは勿論である。容器本体(10)の一側には、
蓋体(12)が開閉自在にヒンジ手段により取り付けら
れ、前記中皿収納凹所(11)を閉止する。
中皿収納凹所(11)内には粉末化粧料(14)を固型状
に成形充填した中皿(13)が着脱自在に挿入、配設され
る。中皿収納凹所(11)内に挿入された中皿(13)をそ
こに安定的に保持するために、中皿収納凹所(11)の内
周面一側に係止突起(15)が形成され、該係止突起(1
5)と係合する係止凹部(16)が中皿(13)の外周面一
側に形成され、係止突起(15)と凹部(16)との係合に
より、中皿(13)の抜け出しが防止される。係止凹部
(16)は、好ましくは中皿(13)の外周面を囲繞する溝
状に形成され、中皿(13)の挿入の方向性をなくしてい
る。又、係合突部(15)と係止凹部(16)は、係止凹部
(16)を中皿収納凹所(11)の内周面に、突部(15)を
中皿に形成しても良いことは勿論である。
更に、中皿収納凹所(11)の前記係止突部(15)と対
向する他側上面にフランジ状の係止片(17)が当接係止
して中皿(13)の上方への抜け出しを阻止している。係
止片(17)は、中皿収納凹所(11)の側壁の一部(11
a)の上端から水平方向に一体に延出しており、中皿(1
3)の上面に係止する。該係止片(17)が存在する中皿
収納凹所(11)の側壁の一部(11a)は外方へ向って傾
倒自在に形成され、第3図に示すように、中皿(13)の
挿入時に中皿(13)の側面から外方へ退避して、中皿
(13)の挿入を容易にしている。更に、該側壁の一部
(11a)の内周面には、中皿(13)の外周面に弾力的に
当接する弾性片(18)が形成され、中皿(13)を係止突
部(15)と凹部(16)とが係合する方向に弾力的に押圧
している。
このように、中皿収納凹所(11)内に挿入された中皿
(13)は係合突部(15)と凹部(16)との係合、係止片
(17)と中皿(13)上面との係止並びに弾性片(18)に
よる弾発力により、中皿収納凹所(11)内に安定して保
持され、且外部からの衝撃も効果的に吸収され、クラッ
ク等の損傷防止が図られている。更に、中皿(13)の挿
入に際して、中皿収納凹所(11)を画成する側壁の一部
(11a)が外方へ傾倒して、係止片(17)を中皿(13)
の外側面よりも外方へ退避させて中皿(13)のスムース
な挿入を可能とし、係止片(17)の存在が中皿挿入の障
害とならないようになっている。
このように中皿(13)の挿入に際して、係止片(17)
の存在が障害とならない結果、中皿(13)が逆方向に挿
入された場合でも、従来見られた如き中皿挿入の不能や
楕円形の場合の中皿の噛み込みによる損傷発生等の問題
がきわめて効果的に解消される。側壁の一部(11a)を
外方へ向って弾力的に傾倒自在とするために、第1〜3
図に示す実施例にあっては、該側壁の一部(11a)の下
部を切除して、空間(19)を底壁(11b)との間に形成
し、側壁の一部(11a)を底壁(11b)から分離してある
が、これらに限られるものではない 第4〜6図は一変形を示すものであって、側壁の一部
(11a)の下端に沿って該側壁の一部(11a)の下端に隣
接する底壁(11b)を切除して空間(19)を形成し、側
壁の一部(11a)を弾力的に傾倒自在としたものであ
る。
又、第7〜9図は、更に他の変形を示すものであっ
て、側壁の一部(11a)の両側端部を切除して空間(1
9)を形成し、側壁の一部(11a)を弾力的に傾倒自在と
したものである。
第10〜12図は、更に他の変形を示すものであって、側
壁の一部(11a)を薄肉に形成して、弾力的な傾倒を自
在としたものである。
以上種々の変形を示したが、側壁の一部(11a)を弾
力的に傾倒自在とする手段は、これらに限られるもので
はなく、その他の手段によっても良いことは勿論であ
る。
第1〜12図に示す実施例において、中皿(13)を一方
向に弾力的に付勢する弾性片(18)は、側壁の一部(11
a)から切り起こして、且下向きに形成してあるが、第1
3〜14図に示すように、弾性片(18′)を上向きに形成
しても良く、又、第15、16図に示すように突起状の弾性
片(18″)としても良い。この突起状の弾性片(18″)
は側壁の一部(11a)と一体に形成しても、或は別体の
ゴム等で形成しても良いことは勿論である。
(作用) 中皿(13)の上面に当接係止するフランジ状の係止片
(17)を設けた側壁の一部(11a)が外方へ向って弾力
的に傾倒自在であるため、中皿(13)の挿入に際して係
止片(17)を外方へ退避させることが出来、中皿(13)
を支障なく中皿収納凹所(11)内に挿入、配置すること
が出来る。
(考案の効果) この考案の中皿を交換自在としたコンパクト容器によ
れば、中皿を正逆に関係することなく中皿収納凹所内に
挿入、配置することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はコンパクト容器の一部を切断して示す斜視図、
第2図は中皿配設状態を示す断面図、第3図は中皿挿入
時を示す断面図、第4〜6図は他の変形を示し、第4図
は第1図と、第5図は第2図と、第6図は第3図とそれ
ぞれ同様の図、第7〜9図は更に他の変形を示し、第7
図は第1図と、第8図は第2図と、第9図は第3図とそ
れぞれ同様の図、第10〜12図は更に他の変形を示し、第
10図は第1図と、第11図は第2図と、第12図は第3図と
それぞれ同様の図、第13、14図は更に他の変形を示し、
第13図は要部の斜視図、第14図は断面図、第15、16図は
更に他の変形を示し、第15図は要部の斜視図、第16図は
断面図、第17〜20図は従来のものを示し、第17図は断面
図、第18図は中皿挿入時を示す断面図、第19図は同平面
図、第20図は挿入不能状態を示す断面図である。 (10)……コンパクト容器本体、(11)中皿収納凹所 (11a)……側壁の一部、(11b)……底壁 (12)……蓋体、(13)……中皿 (14)……粉末化粧料、(15)……係止突起 (16)……係止凹部、(17)……係止片 (18)……弾性片、(19)……空間
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−34705(JP,U) 実開 昭58−112209(JP,U) 実開 昭59−193303(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンパクト容器本体(10)内に形成された
    中皿収納凹所(11)の内周面一側に係合突部(15)を形
    成し、該係合突部(15)に係合する係合凹所(16)を中
    皿(13)の下部外周面に形成し、中皿収納凹所内に収納
    される中皿(13)を係合突部(15)と係合凹所(16)と
    で係合、保持すると共に、該係合突部(15)と対向する
    中皿収納凹所(11)の側壁の一部(11a)を中皿(13)
    の挿入時に外方へ向かって弾力的に傾倒自在となし、該
    側壁の一部(11a)の上端に中皿(13)の上面に係止す
    るフランジ状の係止片(17)を形成し、且該側壁の一部
    (11a)の内周面に弾性片(18)を設け、該弾性片(1
    8)で中皿(13)を係合突部(15)と係合凹部(16)と
    が係合する方向に弾力的に付勢したことを特徴とする中
    皿を交換自在としたコンパクト容器。
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JPS58112209U (ja) * 1982-01-28 1983-08-01 吉田工業株式会社 詰替式コンパクト
JPS5934705U (ja) * 1982-08-27 1984-03-03 吉田工業株式会社 詰め替え可能なコンパクト容器

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