JP2575654B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents
エンジンの制御装置Info
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Landscapes
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アクセル操作量を電気量に変換し、この電
気量に対応してスロットルバルブのようなエンジン出力
調整手段を制御するようにした自動車に搭載されるエン
ジンの制御装置の改良に関し、特にエンジン出力の調整
手段の制御態様を車両の運転状態に応じて切換えるよう
にしたものである。
気量に対応してスロットルバルブのようなエンジン出力
調整手段を制御するようにした自動車に搭載されるエン
ジンの制御装置の改良に関し、特にエンジン出力の調整
手段の制御態様を車両の運転状態に応じて切換えるよう
にしたものである。
(従来技術) 一般の自動車では、アクセルペダルとスロットルバル
ブとが機械的に連結されていて、アクセルペダルの踏込
量によってスロットルバルブの開度が一義的に決定され
るため、アクセルペダルの踏込量とスロットルバルブの
開度との関係を車両の走行状態に応じて変更することは
不可能であった。そのため従来から、スロットルバルブ
がアクセルペダルの踏込量に対して所定の特性をもって
電気的に制御されるようにしたスロットル制御方法が種
々提案されている。また、例えば特開昭60−111029号公
報に開示されているように、アクセルペダルの踏込量に
対してスロットルバルブ制御するに当り、アクセル操作
量を車両の車速としてみて車速を制御することも知られ
ている。
ブとが機械的に連結されていて、アクセルペダルの踏込
量によってスロットルバルブの開度が一義的に決定され
るため、アクセルペダルの踏込量とスロットルバルブの
開度との関係を車両の走行状態に応じて変更することは
不可能であった。そのため従来から、スロットルバルブ
がアクセルペダルの踏込量に対して所定の特性をもって
電気的に制御されるようにしたスロットル制御方法が種
々提案されている。また、例えば特開昭60−111029号公
報に開示されているように、アクセルペダルの踏込量に
対してスロットルバルブ制御するに当り、アクセル操作
量を車両の車速としてみて車速を制御することも知られ
ている。
しかしながら、上述のような個々のスロットル制御あ
るいは車速制御によっては、車両の種々の走行条件に適
応させることは困難であり、種々の条件下で運転者の希
望するような走行感覚を得ることは困難であった。すな
わち、アクセルペダルの操作量に対して目標車速を決定
するものにおいては、定常走行時における車速安定性は
向上するもののアクセルペダルの操作に対するエンジン
出力レスポンスを十分に得ることができず、またアクセ
ルペダルの操作量に対してスロットル開度を決定するも
のでは、アクセル操作量の変化に対するエンジン状態変
化の応答性は確保できる反面、車両の走行状態の変化
(例えば走行抵抗の変化)に対して、運転者が自ら調整
していく必要があるという問題が生じる。
るいは車速制御によっては、車両の種々の走行条件に適
応させることは困難であり、種々の条件下で運転者の希
望するような走行感覚を得ることは困難であった。すな
わち、アクセルペダルの操作量に対して目標車速を決定
するものにおいては、定常走行時における車速安定性は
向上するもののアクセルペダルの操作に対するエンジン
出力レスポンスを十分に得ることができず、またアクセ
ルペダルの操作量に対してスロットル開度を決定するも
のでは、アクセル操作量の変化に対するエンジン状態変
化の応答性は確保できる反面、車両の走行状態の変化
(例えば走行抵抗の変化)に対して、運転者が自ら調整
していく必要があるという問題が生じる。
(発明の目的) 本発明の目的は、車両の走行状態に応じて最適な制御
特性が自動的に選択されるようにすることにある。
特性が自動的に選択されるようにすることにある。
(発明の構成) 本発明によるエンジンの制御装置は、アクセル操作量
に基づいて目標車速を決定し、この目標車速が得られる
ように、ガソリンエンジンにおけるスロットルバルブあ
るいはディーゼルエンジンにおける燃料噴射弁およびガ
バナのようなエンジン出力調整手段を制御する第1の制
御手段と、 アクセル操作量に基づいて目標加速度を決定し、この
目標加速度が得られるように上記エンジン出力調整手段
を制御する第2の制御手段と、 車速が高いときには上記第1の制御手段を作動させ、
かつ車速が高いときよりも低いときには上記第2の制御
手段を作動させるように上記第1および第2の制御手段
を自動的に切換える切換え手段と、 を備えてなることを特徴とするものである。
に基づいて目標車速を決定し、この目標車速が得られる
ように、ガソリンエンジンにおけるスロットルバルブあ
るいはディーゼルエンジンにおける燃料噴射弁およびガ
バナのようなエンジン出力調整手段を制御する第1の制
御手段と、 アクセル操作量に基づいて目標加速度を決定し、この
目標加速度が得られるように上記エンジン出力調整手段
を制御する第2の制御手段と、 車速が高いときには上記第1の制御手段を作動させ、
かつ車速が高いときよりも低いときには上記第2の制御
手段を作動させるように上記第1および第2の制御手段
を自動的に切換える切換え手段と、 を備えてなることを特徴とするものである。
(発明の効果) 本発明によれば、車速が比較的高いときにおいてはア
クセル操作量に基づいて決定された目標車速が得られる
ようにエンジン出力調整手段が制御され、車速が比較的
低いときにおいては、アクセル操作量に基づいて決定さ
れた目標加速度が得られるようにエンジン出力調整手段
が制御されるものであるから、高速時における走行安定
性の向上と、比較的低い車速領域における加速性の向上
との両立を図ることができ、あらゆる走行状態において
運転者が希望する走行感覚を得ることができる。
クセル操作量に基づいて決定された目標車速が得られる
ようにエンジン出力調整手段が制御され、車速が比較的
低いときにおいては、アクセル操作量に基づいて決定さ
れた目標加速度が得られるようにエンジン出力調整手段
が制御されるものであるから、高速時における走行安定
性の向上と、比較的低い車速領域における加速性の向上
との両立を図ることができ、あらゆる走行状態において
運転者が希望する走行感覚を得ることができる。
(実 施 例) 以下本発明の一実施例について図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
第1図は本発明によるエンジンの制御装置のシステム
構成図を示し、1はエンジン、2はクラッチ、3は変速
機、4はスロットルバルブ、5はマイクロコンピュータ
よりなるコントロールユニット、6はスロットル開度セ
ンサ、7は車速センサ、8はクラッチストロークセン
サ、9はスロットルバルブ4のアクチュエータとしての
DCモータである。そしてコントロールユニット5には、
アクセルペダルの踏込量を示すアクセル開度α、スロッ
トル開度センサ6からのスロットル開度θ、車速センサ
7からの車速V、クラッチストロークセンサ8からのク
ラッチストローク、変速機3からのギアポジション、そ
の他操舵角およびブレーキ操作等をそれぞれあらわす信
号が入力され、コントロールユニット5はこれら入力信
号にもとづいて、DCモータを駆動するための出力信号を
発生してスロットルバルブ4を制御するように構成され
ている。
構成図を示し、1はエンジン、2はクラッチ、3は変速
機、4はスロットルバルブ、5はマイクロコンピュータ
よりなるコントロールユニット、6はスロットル開度セ
ンサ、7は車速センサ、8はクラッチストロークセン
サ、9はスロットルバルブ4のアクチュエータとしての
DCモータである。そしてコントロールユニット5には、
アクセルペダルの踏込量を示すアクセル開度α、スロッ
トル開度センサ6からのスロットル開度θ、車速センサ
7からの車速V、クラッチストロークセンサ8からのク
ラッチストローク、変速機3からのギアポジション、そ
の他操舵角およびブレーキ操作等をそれぞれあらわす信
号が入力され、コントロールユニット5はこれら入力信
号にもとづいて、DCモータを駆動するための出力信号を
発生してスロットルバルブ4を制御するように構成され
ている。
本実施例では、アクセル操作量にもとづいて目標スロ
ットル開度θTを決定し、この目標スロットル開度θT
が得られるようにスロットルバルブ4を制御するように
したスロットル制御システムと、アクセル操作量にもと
づいて目標車速VTを決定しこの目標車速VTが得られるよ
うにスロットルバルブ4を制御するようにした車速制御
システムと、アクセル操作量にもとづいて目標加速度gT
を決定し、この目標加速度gTが得られるようにスロット
ルバルブ4を制御する加速度制御システムとの3つの制
御システムを車両の運転状態に応じて切換えて選択的に
作動させるように構成されており、第1図のコントロー
ルユニット5が実行する制御フローの説明に先立って、
まず個々の制御システムの概要について説明する。
ットル開度θTを決定し、この目標スロットル開度θT
が得られるようにスロットルバルブ4を制御するように
したスロットル制御システムと、アクセル操作量にもと
づいて目標車速VTを決定しこの目標車速VTが得られるよ
うにスロットルバルブ4を制御するようにした車速制御
システムと、アクセル操作量にもとづいて目標加速度gT
を決定し、この目標加速度gTが得られるようにスロット
ルバルブ4を制御する加速度制御システムとの3つの制
御システムを車両の運転状態に応じて切換えて選択的に
作動させるように構成されており、第1図のコントロー
ルユニット5が実行する制御フローの説明に先立って、
まず個々の制御システムの概要について説明する。
第2図はスロットル制御システムの基本動作を説明す
る図で、運転者によってアクセルペダル11が踏込まれる
と、アクセル開度信号発生部12はアクセル開度αを検出
して、このアクセル開度αに対応した信号を発生する。
また情報検出部13は、車両のエンジン状態、ギアポジシ
ョン等を検出して、それらの状態をあらわす信号を発生
する。第1図のコントロールユニット5に相当する制御
部14は、アクセル開度αに対応して予め定められたスロ
ットル開度f(α)の利得特性を制御する利得特性制御
動作と、アクセル開度αに対するスロットル開度f
(α)の位相(応答速度)をフィードバック制御する位
相特性制御動作とを行なう。利得特性制御動作では、ア
クセル開度αに対するスロットル開度f(α)の利得を
情報検出部13からの信号により可変に制御し、目標スロ
ットル開度θTを決定する。この場合、利得を大きくす
るとパワフルな走り感が得られ、一方利得を小さくする
とエコノミーな走り感が得られる。また、位相特性制御
動作では、アクセル開度αに対するスロットル開度f
(α)の位相を情報検出部13からの信号により可変に制
御している。第1図のDCモータ9に相当するサーボ駆動
部15は、上記制御部14から出力される制御信号によりス
ロットルバルブ4を駆動する。第1図のスロットル開度
センサ6に対応するスロットル開度信号発生部17は、実
際のスロットル開度θを検出し、これに対応した信号を
発生し、目標アクセル開度θTと実際のスロットル開度
θとが一致するように、θの値を制御部14へフィードバ
ックしている。この場合の制御部14が行なう制御動作
は、応答速度が速いPID制御(比例動作+積分動作+微
分動作)であり、第3図のそのブロック線図を示す。こ
のスロットル制御では、アクセル開度αにもとづいて目
標スロットル開度θTを決定しているが、目標スロット
ル開度θTをあらわす制御式は下記の(1)式に示す。
なお、G1、G2、G3はそれぞれ比例ゲイン、積分ゲインお
よび微分ゲインである。
る図で、運転者によってアクセルペダル11が踏込まれる
と、アクセル開度信号発生部12はアクセル開度αを検出
して、このアクセル開度αに対応した信号を発生する。
また情報検出部13は、車両のエンジン状態、ギアポジシ
ョン等を検出して、それらの状態をあらわす信号を発生
する。第1図のコントロールユニット5に相当する制御
部14は、アクセル開度αに対応して予め定められたスロ
ットル開度f(α)の利得特性を制御する利得特性制御
動作と、アクセル開度αに対するスロットル開度f
(α)の位相(応答速度)をフィードバック制御する位
相特性制御動作とを行なう。利得特性制御動作では、ア
クセル開度αに対するスロットル開度f(α)の利得を
情報検出部13からの信号により可変に制御し、目標スロ
ットル開度θTを決定する。この場合、利得を大きくす
るとパワフルな走り感が得られ、一方利得を小さくする
とエコノミーな走り感が得られる。また、位相特性制御
動作では、アクセル開度αに対するスロットル開度f
(α)の位相を情報検出部13からの信号により可変に制
御している。第1図のDCモータ9に相当するサーボ駆動
部15は、上記制御部14から出力される制御信号によりス
ロットルバルブ4を駆動する。第1図のスロットル開度
センサ6に対応するスロットル開度信号発生部17は、実
際のスロットル開度θを検出し、これに対応した信号を
発生し、目標アクセル開度θTと実際のスロットル開度
θとが一致するように、θの値を制御部14へフィードバ
ックしている。この場合の制御部14が行なう制御動作
は、応答速度が速いPID制御(比例動作+積分動作+微
分動作)であり、第3図のそのブロック線図を示す。こ
のスロットル制御では、アクセル開度αにもとづいて目
標スロットル開度θTを決定しているが、目標スロット
ル開度θTをあらわす制御式は下記の(1)式に示す。
なお、G1、G2、G3はそれぞれ比例ゲイン、積分ゲインお
よび微分ゲインである。
θT=G1(θT−θ)+G2∫(θT−θ)dt +G3(θT−θ)′ ……(1) θTを微分すれば θT′=G1(θT−θ)′+G2(θT−θ) +G3(θT−θ)″ ……(2) ここで今回のスロットル開度偏差θT−θ=ENとお
き、前回の制御サイクルにおけるスロットル開度偏差を
EN1、前々回の制御サイクルにおけるスロットル開度偏
差をEN2とすれば(2)式から、 θT′=G1*(EN−EN1)+G2*EN +G3*{(EN−EN1)−(EN1−EN2)} =G1*(EN−EN1)+G2*EN +G3*(EN−2*EN1+EN2) ……(3) このようなスロットル制御においては、スロットルバ
ルブの動きがアクセル開度に対応しており、エンジンの
出力および回転の調整が容易であり、なじみ易く運転者
に対して安心感を与える。また応答性の良いPID制御を
行なっているため、発進、変速および微少加速に適する
ものである。
き、前回の制御サイクルにおけるスロットル開度偏差を
EN1、前々回の制御サイクルにおけるスロットル開度偏
差をEN2とすれば(2)式から、 θT′=G1*(EN−EN1)+G2*EN +G3*{(EN−EN1)−(EN1−EN2)} =G1*(EN−EN1)+G2*EN +G3*(EN−2*EN1+EN2) ……(3) このようなスロットル制御においては、スロットルバ
ルブの動きがアクセル開度に対応しており、エンジンの
出力および回転の調整が容易であり、なじみ易く運転者
に対して安心感を与える。また応答性の良いPID制御を
行なっているため、発進、変速および微少加速に適する
ものである。
次に第4図は車速制御システムのブロック線図を示
し、この場合はアクセル開度αにもとづいて目標車速VT
を決定し、さらにI−PD制御により目標スロットル開度
θTを決定している。目標スロットル開度θTにもとづ
くスロットル制御は第3図と同様のPID制御である。こ
のような車速制御における目標スロットル開度θTをあ
らわす制御式を下記の(4)式に示す。なお、G4、G5、
G6はそれぞれ積分ゲイン、比例ゲインおよび微分ゲイン
を示す。
し、この場合はアクセル開度αにもとづいて目標車速VT
を決定し、さらにI−PD制御により目標スロットル開度
θTを決定している。目標スロットル開度θTにもとづ
くスロットル制御は第3図と同様のPID制御である。こ
のような車速制御における目標スロットル開度θTをあ
らわす制御式を下記の(4)式に示す。なお、G4、G5、
G6はそれぞれ積分ゲイン、比例ゲインおよび微分ゲイン
を示す。
θT=G4∫(VT−V)dt−G5V−G6V′ ……(4) θTを微分すれば θT′=G4(VT−V)−G5V′−G6V″ ……(5) ここで今回の車速偏差VT−V=ENVとおき、また今回
の車速をVとおき、前回の制御サイクルにおける車即を
V1、前々回の制御サイクルにおける車速をV2とすれば、
(5)式から、 θT′=G4*ENV−G5*(V−V1) −G6*{(V−V1)−(V1−V2)} =G4*ENV−G5*(V−V1) −G6*(V−2*V1+V2) ……(6) このようなI−PD制御の特徴は、PID制御に比較して
応答速度は劣るが、外乱に対して応答速度が安定してお
り、位相特性の制御に適している。したがって、走行抵
抗などの外乱によって影響を受けても、目標車速に達す
るまでの時間のばらつきが解消され、安定した走り感が
得られる。
の車速をVとおき、前回の制御サイクルにおける車即を
V1、前々回の制御サイクルにおける車速をV2とすれば、
(5)式から、 θT′=G4*ENV−G5*(V−V1) −G6*{(V−V1)−(V1−V2)} =G4*ENV−G5*(V−V1) −G6*(V−2*V1+V2) ……(6) このようなI−PD制御の特徴は、PID制御に比較して
応答速度は劣るが、外乱に対して応答速度が安定してお
り、位相特性の制御に適している。したがって、走行抵
抗などの外乱によって影響を受けても、目標車速に達す
るまでの時間のばらつきが解消され、安定した走り感が
得られる。
さらに第5図は加速度制御システムのブロック線図を
示し、この場合はアクセル開度αにもとづいて目標加速
度gTを決定し、さらに、PI−PD制御により目標スロット
ル開度θTを決定している。目標スロットル開度θTに
もとづくスロットル制御は第3図と同様のPID制御であ
る。このような加速度制御における目標スロットル開度
θTをあらわす制御式を下記の(7)式に示す。なお、
G7、G8、G9、G10はそれぞれ比例ゲイン、積分ゲイン、
比例ゲインおよび微分ゲインを示す。
示し、この場合はアクセル開度αにもとづいて目標加速
度gTを決定し、さらに、PI−PD制御により目標スロット
ル開度θTを決定している。目標スロットル開度θTに
もとづくスロットル制御は第3図と同様のPID制御であ
る。このような加速度制御における目標スロットル開度
θTをあらわす制御式を下記の(7)式に示す。なお、
G7、G8、G9、G10はそれぞれ比例ゲイン、積分ゲイン、
比例ゲインおよび微分ゲインを示す。
θT=G7(gT−g)+G8∫(gT−g)dt −G9g−G10g′ ……(7) θTを微分すれば θT′=G7(gT−g)′+G8(gT−g) −G9g′−G10g″ ……(8) ここで今回の加速度偏差gT−g=ENGとおき、前回の
制御サイクルにおける加速度偏差をENG1、また今回の加
速度をGとおき、前回の制御サイクルにおける加速度を
G1、前々回の制御サイクルにおける加速度をG2とすれ
ば、(8)式から、 θT′=G7*(ENG−ENG1)+G8*ENG −G9*(G−G1) −G10*{(G−G1)−(G1−G2)} =G7*(ENG−ENG1)+G8*ENG −G9*(G−G1) −G10*(G−2*G1+G2) ……(9) G2←G1 G1←G なお、次回の演算のために、前回の加速度G1を前々回
の加速度G2に、今回の加速度Gを前回の加速度G1にそれ
ぞれメモリシフトする。
制御サイクルにおける加速度偏差をENG1、また今回の加
速度をGとおき、前回の制御サイクルにおける加速度を
G1、前々回の制御サイクルにおける加速度をG2とすれ
ば、(8)式から、 θT′=G7*(ENG−ENG1)+G8*ENG −G9*(G−G1) −G10*{(G−G1)−(G1−G2)} =G7*(ENG−ENG1)+G8*ENG −G9*(G−G1) −G10*(G−2*G1+G2) ……(9) G2←G1 G1←G なお、次回の演算のために、前回の加速度G1を前々回
の加速度G2に、今回の加速度Gを前回の加速度G1にそれ
ぞれメモリシフトする。
このようなPI−PD制御は、PID制御とI−PD制御の中
間的な性質を有しており、安定性においてPID制御に優
り、応答性においてI−PD制御に優っているから、運転
者の要求する加速度を確実に実現できる。
間的な性質を有しており、安定性においてPID制御に優
り、応答性においてI−PD制御に優っているから、運転
者の要求する加速度を確実に実現できる。
次に第6図はスロットルアクチュエータの操作量を決
定する割込みプログラムのフローを示す。このプログラ
ムは10msec毎に実行される。
定する割込みプログラムのフローを示す。このプログラ
ムは10msec毎に実行される。
まずステップ51において割込みを禁止し、次のステッ
プ52で、アクセル開度α、スロットル開度θ、クラッチ
ストローク、ハンドル操舵角S、車速V、ギアポジショ
ンを読みこみ、かつ加速度gを算出する。次いでステッ
プ53で第1図のDCモータ9に相当するスロットルアクチ
ュエータの操作量MNを前述した(3)式を用いて演算す
る(PID制御)。すなわち、 EN←θT−θ MN←MN+G0*{G1*(EN−EN1)+G2*EN +G3*(EN−2*EN1+EN2)} EN1←EN EN2←EN1 なお、G0は系全体の制御ゲインをあらわし、通常はG0
=1とする。また次回の演算のために、前回のスロット
ル開度偏差EN1をENに、前々回のスロットル開度偏差EN2
を前回のスロットル開度偏差EN1にそれぞれメモリシフ
トする。次にステップ54へ進み、ステップ53で算出した
操作量MNをアクチュエータへ出力する。本実施例におい
てはアクチュエータはDCモータであるから、操作量MNは
D/Aコンバータにより電圧に変換して出力する。そして
ステップ55で割込み許可を行なってこの割込みプログラ
ムを終了する。
プ52で、アクセル開度α、スロットル開度θ、クラッチ
ストローク、ハンドル操舵角S、車速V、ギアポジショ
ンを読みこみ、かつ加速度gを算出する。次いでステッ
プ53で第1図のDCモータ9に相当するスロットルアクチ
ュエータの操作量MNを前述した(3)式を用いて演算す
る(PID制御)。すなわち、 EN←θT−θ MN←MN+G0*{G1*(EN−EN1)+G2*EN +G3*(EN−2*EN1+EN2)} EN1←EN EN2←EN1 なお、G0は系全体の制御ゲインをあらわし、通常はG0
=1とする。また次回の演算のために、前回のスロット
ル開度偏差EN1をENに、前々回のスロットル開度偏差EN2
を前回のスロットル開度偏差EN1にそれぞれメモリシフ
トする。次にステップ54へ進み、ステップ53で算出した
操作量MNをアクチュエータへ出力する。本実施例におい
てはアクチュエータはDCモータであるから、操作量MNは
D/Aコンバータにより電圧に変換して出力する。そして
ステップ55で割込み許可を行なってこの割込みプログラ
ムを終了する。
第7図はコントロールユニット5が実行するメインプ
ログラムのフローチャートを示し、スロットル制御シス
テム、車速制御システムおよび加速度制御システムの3
つの制御システムを車両の運転状態に応じて切換えて選
択的に作動させる場合の制御フローを示している。
ログラムのフローチャートを示し、スロットル制御シス
テム、車速制御システムおよび加速度制御システムの3
つの制御システムを車両の運転状態に応じて切換えて選
択的に作動させる場合の制御フローを示している。
第7図において、まずステップ101においてシステム
をイニシャライズし、次のステップ102で割込み許可を
行なう。次にステップ103でクラッチストロークを判定
し、クラッチが接続されていればステップ104に進み、
クラッチが切断状態あるいは半クラッチ状態にあればス
テップ105に移る。ステップ104ではギアポジションの判
定を行ない、ギアポジションがM/T車の1〜5速またはA
/T車のDレンジにある場合はステップ106に進み、ギア
ポジションが後退(R)または中立(N)位置になると
きにはステップ105に移る。ステップ105では加速度制御
フラグ(フラグg)および車速制御フラグ(フラグV)
をOFFにし、ステップ107に移ってスロットル制御により
目標スロットル開度θTを設定する。
をイニシャライズし、次のステップ102で割込み許可を
行なう。次にステップ103でクラッチストロークを判定
し、クラッチが接続されていればステップ104に進み、
クラッチが切断状態あるいは半クラッチ状態にあればス
テップ105に移る。ステップ104ではギアポジションの判
定を行ない、ギアポジションがM/T車の1〜5速またはA
/T車のDレンジにある場合はステップ106に進み、ギア
ポジションが後退(R)または中立(N)位置になると
きにはステップ105に移る。ステップ105では加速度制御
フラグ(フラグg)および車速制御フラグ(フラグV)
をOFFにし、ステップ107に移ってスロットル制御により
目標スロットル開度θTを設定する。
ステップ106では今回のアクセル開度αと前回のアク
セル開度α1との差α′を演算するとともに、次回の演
算のためにαをα1にシフトする。次のステップ108で
は、今回の車速Vと前回の車速V1との差V′を演算する
とともに、次回の演算のためにVをV1にシフトする。次
にステップ109に進み、ステップ106で演算したα′の値
を吟味し、α′≒0であれば次のステップ110へ進み、
α′>0であればステップ111へ移り、フラグVをOFFに
する。またα′<0であればステップ112へ移り、フラ
グgおよびフラグVをOFFにする。ステップ110ではα=
0か否かを判定し、その判定結果がNOであればステップ
113に進んでV′=0であるかを判定し、その判定結果
がYESであれば定速走行状態であると判断してステップ1
14でフラグVをONにする。また先のステップ111でフラ
グVをOFFにした後はステップ115でα′>ε1(ε1は
所定値)であるか否かを判定し、その判定結果がYESで
あれば加速状態であると判断してステップ116でフラグ
gをONにする。さらにステップ110における判定結果がY
ESの場合、およびステップ113における判定結果がNOの
場合にはステップ117でフラグVをOFFにする。ステップ
112、114、116および117の何れかにおける処理が行なわ
れた後は、フローはステップ118へ進み、V>ε2(ε
2は所定値)であるか否かを判定し、その判定結果がYE
Sであればステップ119へ進んでフラグVがONか否かを判
定し、その判定結果がYESであれば、ステップ120におい
て車速制御により目標アクセル開度θTを設定する。ま
たステップ118または119の判定結果がNOである場合には
ステップ121でフラグgがONであるか否かを判定し、そ
の判定結果がYESであれば、ステップ122において加速度
制御により目標アクセル開度θTを設定する。ステップ
121における判定結果がNOであればステップ107に移って
スロットル制御により目標アクセル開度θTを設定す
る。
セル開度α1との差α′を演算するとともに、次回の演
算のためにαをα1にシフトする。次のステップ108で
は、今回の車速Vと前回の車速V1との差V′を演算する
とともに、次回の演算のためにVをV1にシフトする。次
にステップ109に進み、ステップ106で演算したα′の値
を吟味し、α′≒0であれば次のステップ110へ進み、
α′>0であればステップ111へ移り、フラグVをOFFに
する。またα′<0であればステップ112へ移り、フラ
グgおよびフラグVをOFFにする。ステップ110ではα=
0か否かを判定し、その判定結果がNOであればステップ
113に進んでV′=0であるかを判定し、その判定結果
がYESであれば定速走行状態であると判断してステップ1
14でフラグVをONにする。また先のステップ111でフラ
グVをOFFにした後はステップ115でα′>ε1(ε1は
所定値)であるか否かを判定し、その判定結果がYESで
あれば加速状態であると判断してステップ116でフラグ
gをONにする。さらにステップ110における判定結果がY
ESの場合、およびステップ113における判定結果がNOの
場合にはステップ117でフラグVをOFFにする。ステップ
112、114、116および117の何れかにおける処理が行なわ
れた後は、フローはステップ118へ進み、V>ε2(ε
2は所定値)であるか否かを判定し、その判定結果がYE
Sであればステップ119へ進んでフラグVがONか否かを判
定し、その判定結果がYESであれば、ステップ120におい
て車速制御により目標アクセル開度θTを設定する。ま
たステップ118または119の判定結果がNOである場合には
ステップ121でフラグgがONであるか否かを判定し、そ
の判定結果がYESであれば、ステップ122において加速度
制御により目標アクセル開度θTを設定する。ステップ
121における判定結果がNOであればステップ107に移って
スロットル制御により目標アクセル開度θTを設定す
る。
次に第8図は、第7図の制御フローにおいてステップ
107が選択された場合(スロットル制御)の目標スロッ
トル開度θTを決定する制御フローの一例を示し、ステ
ップ131において、第9図に示すようなアクセル開度α
とスロットル開度f(α)との関係を示す複数のマップ
から1つのマップを選択する。第9図において直線Aは
第1図の変速機3のギアポジションが中立、後退、1〜
3速位置にある場合のアクセル開度αとスロットル開度
f(α)の関係をあらわすマップであり、曲線B、Cは
ギアポジションがそれぞれ4速位置および5速位置にあ
る場合のマップを示す。この場合、ギアポジションが4
速または5速位置にあるときには、タイヤの駆動力が小
さくかつ走行抵抗が大きいため、アクセル開度αに対す
るスロットル開度f(α)の利得を大きくしている。次
にステップ132において、ステップ131で選択されたマッ
プによってアクセル開度に対するスロットル開度f
(α)の値を直接求め、ステップ133で目標スロットル
開度θTをθT=f(α)として決定する。
107が選択された場合(スロットル制御)の目標スロッ
トル開度θTを決定する制御フローの一例を示し、ステ
ップ131において、第9図に示すようなアクセル開度α
とスロットル開度f(α)との関係を示す複数のマップ
から1つのマップを選択する。第9図において直線Aは
第1図の変速機3のギアポジションが中立、後退、1〜
3速位置にある場合のアクセル開度αとスロットル開度
f(α)の関係をあらわすマップであり、曲線B、Cは
ギアポジションがそれぞれ4速位置および5速位置にあ
る場合のマップを示す。この場合、ギアポジションが4
速または5速位置にあるときには、タイヤの駆動力が小
さくかつ走行抵抗が大きいため、アクセル開度αに対す
るスロットル開度f(α)の利得を大きくしている。次
にステップ132において、ステップ131で選択されたマッ
プによってアクセル開度に対するスロットル開度f
(α)の値を直接求め、ステップ133で目標スロットル
開度θTをθT=f(α)として決定する。
次に第10図は、第7図の制御フローにおいてステップ
120が選択された場合(車速制御)の目標スロットル開
度θTを決定するための制御フローを示す。この場合の
制御は、第11図に示すようなアクセル開度αに対し定車
速制御する目標車速VTを対応させたα−VTマップによっ
て行なわれる。すなわち、ステップ141においてα−VT
マップより目標車速VTを求め、次のステップ142で、第
4図に示すような車速Vのフィードバック制御(I−PD
制御)を行なうことにより、目標スロットル開度θTを
求め、スロットル制御(PID制御)を行なう。この車速
制御における制御式は前述の(6)式を用いる。すなわ
ち、 ENV←VT=V θT←θT+G4*ENV−G5*(V−V1) −G6*(V−2*V1+V2) V2←V1 V1←V なお、次回の演算のために、前回の車速V1を前々回の
車速V2に、今回の車速Vを前回の車速V1にそれぞれメモ
リシフトする。また、車速制御移行時に車速Vと目標車
速VTとが大きく異なっているときには、α−VTマップ上
に車速Vが通るように修正する。さらに制御ゲインG4〜
G6を小さくして応答性を遅らせてもよい。
120が選択された場合(車速制御)の目標スロットル開
度θTを決定するための制御フローを示す。この場合の
制御は、第11図に示すようなアクセル開度αに対し定車
速制御する目標車速VTを対応させたα−VTマップによっ
て行なわれる。すなわち、ステップ141においてα−VT
マップより目標車速VTを求め、次のステップ142で、第
4図に示すような車速Vのフィードバック制御(I−PD
制御)を行なうことにより、目標スロットル開度θTを
求め、スロットル制御(PID制御)を行なう。この車速
制御における制御式は前述の(6)式を用いる。すなわ
ち、 ENV←VT=V θT←θT+G4*ENV−G5*(V−V1) −G6*(V−2*V1+V2) V2←V1 V1←V なお、次回の演算のために、前回の車速V1を前々回の
車速V2に、今回の車速Vを前回の車速V1にそれぞれメモ
リシフトする。また、車速制御移行時に車速Vと目標車
速VTとが大きく異なっているときには、α−VTマップ上
に車速Vが通るように修正する。さらに制御ゲインG4〜
G6を小さくして応答性を遅らせてもよい。
さらに、第10図のステップ142において、第11図のα
−VTマップの代りに、特定の車速域では速度ゲインを小
さくした第12図に示すようなα−VTマップを用いること
により、車速制御における制御特性を向上させることが
できる。すなわち、平均車速域、常用車速域または車速
制御突入時のアクセル開度に対応する車速においては、
速度ゲインを小さくすることにより、その車速域でのハ
ンチングを防止することができる。
−VTマップの代りに、特定の車速域では速度ゲインを小
さくした第12図に示すようなα−VTマップを用いること
により、車速制御における制御特性を向上させることが
できる。すなわち、平均車速域、常用車速域または車速
制御突入時のアクセル開度に対応する車速においては、
速度ゲインを小さくすることにより、その車速域でのハ
ンチングを防止することができる。
以上のような車速制御により、定車速要求時には、走
行抵抗などの影響を補正することができるため、アクセ
ル開度に応じた車速での安定走行が可能になる。
行抵抗などの影響を補正することができるため、アクセ
ル開度に応じた車速での安定走行が可能になる。
さらに第7図の制御フローにおいてステップ122が選
択された場合(加速度制御)の目標スロットル開度θT
を決定するための制御について説明する。この場合の制
御は2つの特性マップを必要とする。すなわち、第13図
に示すような車速Vに対する基準アクセル開度α0をあ
らわすV−α0マップ(これを「ゼロ・gライン」と呼
ぶ)と、第14図に示すようなアクセル開度差分Δαに対
する目標加速度gTをあらわすΔα−gTマップである。V
−α0マップは、車両が各アクセル開度に対し定常状態
(走行抵抗とエンジン駆動力とが平衡した状態)となる
車速をあらわしている。したがって、車両の特性(空気
抵抗、エンジン馬力)の差異によってゼロ・gラインは
異なる。一方Δα−gTマップは、所望する加速度gの特
性マップである。このΔαは現在のアクセル開度αと基
準アクセル開度α0との差によってあらわされる。
択された場合(加速度制御)の目標スロットル開度θT
を決定するための制御について説明する。この場合の制
御は2つの特性マップを必要とする。すなわち、第13図
に示すような車速Vに対する基準アクセル開度α0をあ
らわすV−α0マップ(これを「ゼロ・gライン」と呼
ぶ)と、第14図に示すようなアクセル開度差分Δαに対
する目標加速度gTをあらわすΔα−gTマップである。V
−α0マップは、車両が各アクセル開度に対し定常状態
(走行抵抗とエンジン駆動力とが平衡した状態)となる
車速をあらわしている。したがって、車両の特性(空気
抵抗、エンジン馬力)の差異によってゼロ・gラインは
異なる。一方Δα−gTマップは、所望する加速度gの特
性マップである。このΔαは現在のアクセル開度αと基
準アクセル開度α0との差によってあらわされる。
いま、第13図において車両が定常状態で走行している
ときのアクセル開度がα1、車速がv1であったとする。
このときv1、α1はゼロ・gライン上に存在する。ここ
で運転者がアクセルペダルを踏込んで、アクセル開度が
α2になったとする。このときのΔαをΔα1とする
と、Δα1=α2−α1となり、第14図における目標加
速度gTはg1となる。そしてこの目標加速度を達成すべく
スロットル制御が行なわれるのである。
ときのアクセル開度がα1、車速がv1であったとする。
このときv1、α1はゼロ・gライン上に存在する。ここ
で運転者がアクセルペダルを踏込んで、アクセル開度が
α2になったとする。このときのΔαをΔα1とする
と、Δα1=α2−α1となり、第14図における目標加
速度gTはg1となる。そしてこの目標加速度を達成すべく
スロットル制御が行なわれるのである。
ここで運転者がアクセル開度をα2に保持したなら
ば、車速v2になるまで加速度制御が行なわれる(正の加
速度制御モード)。またアクセル開度はα2のままであ
るのに、車速がv3に増大したとすると、このときのΔα
はΔα2=α2−α3となり、Δα2<0となる。した
がって目標加速度は|Δα2|でΔα−gTマップをサーチ
し、目標加速度の符号を反転させる。ただし減速度(減
速方向の加速度)には限界があるので(エンジンブレー
キの限界があるので)、負の方向の目標加速度には制限
を定めておく必要がある。あとは前記の要領で加速度制
御が行なわれる(負の加速度制御モード)。
ば、車速v2になるまで加速度制御が行なわれる(正の加
速度制御モード)。またアクセル開度はα2のままであ
るのに、車速がv3に増大したとすると、このときのΔα
はΔα2=α2−α3となり、Δα2<0となる。した
がって目標加速度は|Δα2|でΔα−gTマップをサーチ
し、目標加速度の符号を反転させる。ただし減速度(減
速方向の加速度)には限界があるので(エンジンブレー
キの限界があるので)、負の方向の目標加速度には制限
を定めておく必要がある。あとは前記の要領で加速度制
御が行なわれる(負の加速度制御モード)。
なお、第14図に示すΔα−gTマップの代りに、Δαの
領域で目標加速度のゲイン小さくした第15図に示すよう
なΔα−gTマップを用いると、加速制御時における加速
度の落ちこみが少なくなり、運転者に加速性の良い車両
であるとの印象を与えることができる。
領域で目標加速度のゲイン小さくした第15図に示すよう
なΔα−gTマップを用いると、加速制御時における加速
度の落ちこみが少なくなり、運転者に加速性の良い車両
であるとの印象を与えることができる。
第16図は上述した加速度制御におけるフローチャート
を示し、まずステップ151において第13図のV−α0マ
ップを用いて基準アクセル開度α0を求める。次にステ
ップ152で現在のアクセル開度と基準アクセル開度α0
との差Δαを計算する。次にステップ153でΔαの正負
を判定する。そしてΔα≧0であればステップ154へ進
んで第14図または第15図のΔα−gTマップを読み、Δα
に対応する目標加速度gTを求める。またΔα>0であれ
ば、ステップ155で、|Δα|によって第14図または第1
5図のΔα−gTマップを読み、目標加速度gTを求め、次
のステップ156で目標加速度の符号を反転させる。ステ
ップ154またはステップ156からはステップ157に進み、
第5図に示すような加速度gのフィードバック制御(PI
−PD制御)を行なうことにより、目標スロットル開度θ
Tを求め、スロットル制御(PID制御)を行なう。この
加速度制御における制御式は前述の(9)式を用いる。
すなわち、 ENG←gT−g θT←θT+G7*(ENG−ENG1)+G8*ENG −G9*(G−G1)−G10*(G−2G1+G2) ENG1←ENG G2←G1 G1←G なお、次回の演算のために、今回の加速度偏差ENGを
前回の加速度偏差ENG1に、前回の加速度G1を前々回の加
速度G2に、今回の加速度Gを前回の加速度G1にそれぞれ
メモリシフトする。
を示し、まずステップ151において第13図のV−α0マ
ップを用いて基準アクセル開度α0を求める。次にステ
ップ152で現在のアクセル開度と基準アクセル開度α0
との差Δαを計算する。次にステップ153でΔαの正負
を判定する。そしてΔα≧0であればステップ154へ進
んで第14図または第15図のΔα−gTマップを読み、Δα
に対応する目標加速度gTを求める。またΔα>0であれ
ば、ステップ155で、|Δα|によって第14図または第1
5図のΔα−gTマップを読み、目標加速度gTを求め、次
のステップ156で目標加速度の符号を反転させる。ステ
ップ154またはステップ156からはステップ157に進み、
第5図に示すような加速度gのフィードバック制御(PI
−PD制御)を行なうことにより、目標スロットル開度θ
Tを求め、スロットル制御(PID制御)を行なう。この
加速度制御における制御式は前述の(9)式を用いる。
すなわち、 ENG←gT−g θT←θT+G7*(ENG−ENG1)+G8*ENG −G9*(G−G1)−G10*(G−2G1+G2) ENG1←ENG G2←G1 G1←G なお、次回の演算のために、今回の加速度偏差ENGを
前回の加速度偏差ENG1に、前回の加速度G1を前々回の加
速度G2に、今回の加速度Gを前回の加速度G1にそれぞれ
メモリシフトする。
このように加速度制御では、エンジンの余裕駆動力
(エンジン駆動力と走行抵抗の差)を加速度として検出
し、この加速度を目標加速度gTとなるように制御してい
るから、運転者の加速要求を確実に実現でき、しかも加
速度のフィードバック制御を行なっているため、加速度
の持続性、収束性が良好になり、加速性が向上する。な
お、スロットル制御と加速度制御のつなぎ目ではスロッ
トル制御を用いて違和感が生じないようにしている。
(エンジン駆動力と走行抵抗の差)を加速度として検出
し、この加速度を目標加速度gTとなるように制御してい
るから、運転者の加速要求を確実に実現でき、しかも加
速度のフィードバック制御を行なっているため、加速度
の持続性、収束性が良好になり、加速性が向上する。な
お、スロットル制御と加速度制御のつなぎ目ではスロッ
トル制御を用いて違和感が生じないようにしている。
以上が本発明によるエンジンの制御装置の一実施例の
説明であり、上述の実施例においては、エンジンと駆動
系が切離されているとき、あるいはギアがリバースに入
っているとき、また減速要求時、スロットル全閉時、車
速が所定値以下で加速要求が所定値以下のときにスロッ
トル制御を行ない、加速要求が所定値以上のときに加速
度制御を行なうように制御手段を切換えることにより、
車両の走行状態、運転者の要求に十分適合したエンジン
制御を行なうことができる。また、上述の実施例以外
に、例えば低速時はスロットル制御、中速時には加速度
制御、高速時には車速制御をそれぞれ用いるように車速
によって切換えてもよい。
説明であり、上述の実施例においては、エンジンと駆動
系が切離されているとき、あるいはギアがリバースに入
っているとき、また減速要求時、スロットル全閉時、車
速が所定値以下で加速要求が所定値以下のときにスロッ
トル制御を行ない、加速要求が所定値以上のときに加速
度制御を行なうように制御手段を切換えることにより、
車両の走行状態、運転者の要求に十分適合したエンジン
制御を行なうことができる。また、上述の実施例以外
に、例えば低速時はスロットル制御、中速時には加速度
制御、高速時には車速制御をそれぞれ用いるように車速
によって切換えてもよい。
上記実施例は、スロットルバルブにより吸気量すなわ
ち出力を調整するオットーサイクルエンジンでエンジン
出力を調整する調整手段としてスロットルバルブを用い
たものである。しかし、本発明における出力の調整手段
は、上記実施例のようなスロットルバルブに限られるも
のではなく、要は、エンジン出力に大きく寄与する要因
を変更制御するものであれば良く、これはエンジン形式
によって異なる。例えば、気筒内に噴射される燃料量に
よって出力が基本的に変るディーゼルエンジンの場合
は、その燃料噴射量の制御装置を出力の調整手段にすれ
ば良い。
ち出力を調整するオットーサイクルエンジンでエンジン
出力を調整する調整手段としてスロットルバルブを用い
たものである。しかし、本発明における出力の調整手段
は、上記実施例のようなスロットルバルブに限られるも
のではなく、要は、エンジン出力に大きく寄与する要因
を変更制御するものであれば良く、これはエンジン形式
によって異なる。例えば、気筒内に噴射される燃料量に
よって出力が基本的に変るディーゼルエンジンの場合
は、その燃料噴射量の制御装置を出力の調整手段にすれ
ば良い。
第1図は本発明によるエンジンの制御装置のシステム構
成図、第2図はスロットル制御システムの動作説明図、
第3図はスロットル制御システムのブロック線図、第4
図は車速制御システムのブロック線図、第5図は加速度
制御システムのブロック線図、第6図はスロットルアク
チュエータの制御量を決定する割込みプログラムのフロ
ーチャート、第7図はメインプログラムのフローチャー
ト、第8図はスロットル制御のフローチャート、第9図
はアクセル開度に対する目標スロットル開度f(α)の
関係をあらわすマップ、第10図は車速制御のフローチャ
ート、第11図および第12図はアクセル開度αに対する目
標車速VTの関係を示すマップ、第13図は車速Vに対する
基準アクセル開度α0の関係を示すマップ、第14図およ
び第15図はアクセル開度差分Δαに対する目標加速度gT
の関係を示すマップ、第16図は加速度制御のフローチャ
ートである。 1……エンジン、2……クラッチ 3……変速機、4……スロットルバルブ 5……コントロールユニット 6……スロットル開度センサ 7……車速センサ 8……クラッチストロークセンサ 9……DCモータ
成図、第2図はスロットル制御システムの動作説明図、
第3図はスロットル制御システムのブロック線図、第4
図は車速制御システムのブロック線図、第5図は加速度
制御システムのブロック線図、第6図はスロットルアク
チュエータの制御量を決定する割込みプログラムのフロ
ーチャート、第7図はメインプログラムのフローチャー
ト、第8図はスロットル制御のフローチャート、第9図
はアクセル開度に対する目標スロットル開度f(α)の
関係をあらわすマップ、第10図は車速制御のフローチャ
ート、第11図および第12図はアクセル開度αに対する目
標車速VTの関係を示すマップ、第13図は車速Vに対する
基準アクセル開度α0の関係を示すマップ、第14図およ
び第15図はアクセル開度差分Δαに対する目標加速度gT
の関係を示すマップ、第16図は加速度制御のフローチャ
ートである。 1……エンジン、2……クラッチ 3……変速機、4……スロットルバルブ 5……コントロールユニット 6……スロットル開度センサ 7……車速センサ 8……クラッチストロークセンサ 9……DCモータ
フロントページの続き (72)発明者 信本 和俊 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−163731(JP,A) 特開 昭61−126336(JP,A) 特開 昭60−1335(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】車速を検出する第1の検出手段と、 目標加速度を検出する第2の検出手段と、 アクセル操作量に基づいて目標車速を決定し、上記第1
の検出手段により検出される車速が上記目標車速となる
ようにエンジン出力調整手段を制御する第1の制御手段
と、 アクセル操作量に基づいて目標加速度を決定し、上記第
2の検出手段により検出される目標加速度が上記目標加
速度となるように上記エンジン出力調整手段を制御する
第2の制御手段と、 上記第1の検出手段により検出される車速が高いときに
は上記第1の制御手段を作動させ、上記第1の検出手段
により検出される車速が高いときよりも低いとき上記第
2の制御手段を作動させるように、上記第1および第2
の制御手段を自動的に切換える切換え手段と、 を備えてなることを特徴とするエンジンの制御装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61152647A JP2575654B2 (ja) | 1986-07-01 | 1986-07-01 | エンジンの制御装置 |
| DE19873721605 DE3721605A1 (de) | 1986-07-01 | 1987-06-30 | Steuerungssystem fuer verbrennungsmotoren |
| US07/068,616 US4834045A (en) | 1986-07-01 | 1987-07-01 | Engine control system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61152647A JP2575654B2 (ja) | 1986-07-01 | 1986-07-01 | エンジンの制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6325355A JPS6325355A (ja) | 1988-02-02 |
| JP2575654B2 true JP2575654B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=15544987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61152647A Expired - Fee Related JP2575654B2 (ja) | 1986-07-01 | 1986-07-01 | エンジンの制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2575654B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3139811B2 (ja) * | 1992-02-28 | 2001-03-05 | 株式会社日立製作所 | エンジン制御装置 |
| JP4470986B2 (ja) | 2007-10-17 | 2010-06-02 | トヨタ自動車株式会社 | 走行制御装置及び車両 |
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