JP2575630Y2 - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JP2575630Y2
JP2575630Y2 JP1993039804U JP3980493U JP2575630Y2 JP 2575630 Y2 JP2575630 Y2 JP 2575630Y2 JP 1993039804 U JP1993039804 U JP 1993039804U JP 3980493 U JP3980493 U JP 3980493U JP 2575630 Y2 JP2575630 Y2 JP 2575630Y2
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locking
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hole
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聡 土屋
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、計測量に応じた電流が
流される内機、該内機によって駆動される指針及び該指
針と共働して計測量を表示する文字板を有する計器と、
該計器を収納したケースと、前記ケースの後面に配置さ
れ、前記内機に電気信号を供給するための配線基板とを
備えた車両用表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような車両用表示装置として、従
来、図7に示すような車両用のコンビネーションメータ
がある。このコンビネーションメータは、車両の走行状
態等を表示する計器群1と、この計器群1を収納するケ
ース2と、計器群1に電気信号又は電源を供給するため
の配線基板(以下簡略のためFPC)3と、計器群1を
ケース2内に固定するとともにFPC3に電気的に接続
する金属ねじ4と、計器群1等の表示部分以外の余分の
部分を隠すための見返し6と、計器群1を保護するとと
もに表示面へのホコリ等の進入を防止する表硝子8とを
備えている。
【0003】上記計器群1は、速度を表示するスピード
メータ1aと、エンジンの回転数を表示するタコメータ
1bと、エンジンオイルの残量を表示するエンジンオイ
ル計1cと、ガソリンの残量を表示する燃料計1dと、
エンジンの冷却水の温度を表示する水温計1eからなっ
ている。
【0004】これらの計器は、同様な構造をしているの
で、スピードメータ1aの構造についてのみ説明する。
スピードメータ1aは、速度の計測量に応じた電流が流
される例えばクロスコイル式ムーブメントからなる内機
11aと、この内機11aによって駆動される指針11
bと、この指針11bと共働して速度の計測量を表示す
る文字板11cと、上記内機11aに速度の計測量に応
じた電流を流すための信号を発生する回路を構成する電
気部品を載置した硬質のプリント配線基板(以下簡略の
為HPC)11dとを備えている。
【0005】なおHPC11dは、内機11aに電気的
および機械的に接続されている。また、HPC11dに
は、導電パターンと電気的に接続された端子113dが
取り付けられていて、この端子113dには金属ねじ4
を螺合するためのねじ孔111dが形成されている。ま
た、ケース2の後面には、金属ねじ4を挿入するための
丸孔2cが形成されている。
【0006】上記FPC3の導電パターンには、金属ね
じ4を挿入するための丸孔3bが形成されており、図8
に示すように金属ねじ4がFPC3の導電パターンの丸
孔3b、ケース2の丸孔2cを通じて、HPC11dの
端子113dのねじ孔111dに螺合されることによ
り、FPC3とHPC11dは電気的に接続されるとと
もに、スピードメータ1aがケース2に固定される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上述のように従来車両
用表示装置においては、メータ最終アセンブリ工程にお
いて、FPC3とHPC11dとを電気的に接続し、計
器をケース2に固定するのに、金属ねじ4をFPC3の
導電パターンの丸孔3b、ケース2の丸孔2cを通じ
て、HPC11dの端子113dのねじ孔111dに電
動ドライバ等で螺合する作業を、一つの計器につき複数
の金属ねじに対して行なわねばならず、作業性が悪く多
くの組立て工数を必要とするのみならず、金属ねじの螺
合作業に伴うねじの長さ違いの誤組付け、切り粉発生、
締め忘れ、ねじばか、ねじなめ等の不具合を発生する危
険があった。
【0008】よって本考案は、上述した従来の問題点に
鑑み、作業性良く、不具合発生の危険のない車両用表示
装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案により成された車両用表示装置は、計測量に応じ
た信号電流を導入する端子を備えた内機、該内機によっ
て駆動される指針及び該指針と共働して計測量を表示す
る文字板を有する計器と、該計器を収納したケースと、
該ケースの後面に配置され、前記内機に信号電流を供給
するための配線基板とを備えた車両用表示装置におい
て、前記ケースの後壁に、前記配線基板の導電パターン
と電気的に接続した導通プラグを前記ケース内に起立し
て取り付け、前記ケースと一体に前記ケース内に起立し
た係止爪を形成すると共に、該係止爪が着脱自在に係合
される係止孔を前記内機に形成し、前記内機に設けられ
た端子を前記導通プラグに接触させた状態で前記係止爪
を前記係止孔に係合させて、ケースに対する計器の固定
と、配線基板と内機との電気接続を行ったことを特徴と
している。
【0010】前記係止爪に弾性をもたせると共に傾斜面
を形成し、かつ前記ケースに前記ケース背面から係止爪
外し治具を挿入するための治具挿入孔を形成し、該治具
挿入孔に挿入した係止爪外し治具を前記傾斜面に当てて
前記係止爪を変形し前記係止爪と前記係止孔との係合を
外すようにしたことを特徴としている。
【0011】
【作用】上記構成において、内機に設けられた端子を導
通プラグに接触させた状態で係止爪を前記係止孔に係合
させることにより、ケースに対する計器の固定と、配線
基板と内機との電気接続を行っているので、ケースに対
する計器の固定を、金属ねじを用いることなく、ケース
の係止爪と内機の係止孔との係合の一挙動で完了するこ
とができる。
【0012】また、治具挿入孔にケース背面から係止爪
外し治具を挿入し、係止爪をその傾斜面に当てて変形し
係止爪と係止孔との係合を外すようにしているので、ケ
ースからの計器の取り外しも一挙動で完了することがで
きる。
【0013】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1及び図2は本考案による車両用表示装置の一実
施例を示し、図1は装置の断面、図2は全体斜視をそれ
ぞれ示す。なお、図中従来と同一部分には同一符号を付
してある。
【0014】計器11は例えば自動車用スピードメータ
で、速度の計測量に応じて作動するクロスコイル式ムー
ブメント11a1 と、このムーブメント11a1 を駆動
するため速度の計測量に応じた電流を流すための信号を
発生する回路(図示せず)がムーブメント11a1 と共
に載置され配線基板11a2 とを備える内機11aと、
内機11aによって駆動される指針11bと、指針11
bと共働して速度の計測量を表示する文字板11cと、
計測量に応じた信号電流を導入する端子113eを備え
る。端子113eは、内機11aの回路基板11a2
固定され、上記ムーブメントに上記回路を介して電気的
に接続されている。
【0015】ケース2は、計器11及びその他の計器を
収納し、これら計器に電気信号又は電源を供給するため
のFPC3をその背面に、計器の表示部分等以外の余分
の部分を隠すための見返し6と、計器を保護するととも
に表示面へのホコリ等の進入を防止する表硝子8とをそ
の開口部にそれぞれ備えている。
【0016】ムーブメント11a1 の金属ケースの後壁
に取り付けられた回路基板11a2には係止孔12aが
形成され、またケース2の後壁22には係止孔12aに
対応する位置に係止爪22aが形成され、詳細には図3
に示すように、係止爪22aの鉤部22bが係止孔12
aの縁12bに係合することによりケース2に対する計
器11の固定が行われる。
【0017】図4及び5に示すように、導通プラグ23
の軸部23aが、ケース2の後壁22の丸孔2e、FP
C3の導電パターンの丸孔3b、ワッシャ231を貫通
してその先端がかしめられ、導通プラグ23の鍔部23
bとかしめ部23cとでケース後壁22、FPC3及び
ワッシャ231を相互に圧着することにより、FPC3
の導電パターンと導通プラグ23との電気的接続が行わ
れるとともにケース2に対して導通プラグ23が固定さ
れる。
【0018】なお、FPC3の導電パターンと導通プラ
グ23との電気的接触を更に良好にする目的で、ワッシ
ャ231に図6に示すように、プレス等適宜な方法で接
点用突起231aを形成してもよい。
【0019】導通プラグ23は、上述係止爪22aの鉤
部22bが係止孔12aの縁12bに係合することによ
りケース2に対する計器11の固定が行われたときに、
端子113eと対向するような位置に設けられ、かつ端
子113eがその弾性によって導通プラグ23の接点部
23eに圧接して安定な電気的接触を保つような形状寸
法に成形される。
【0020】メータの最終アセンブリ工程においては、
計器11をケース2の前面からケース後壁22に向かっ
て押し込むことによって、係止孔の縁12bが向かいあ
った係止爪の鉤部22bを弾性部22cの弾性力に抗し
て押し開き、更に進入すると図3に示すように係止爪2
2aの鉤部22bが係止孔12aの縁12bに係合す
る。
【0021】このとき上述のように端子113eがその
弾性によって導通プラグ23の接点部23eに圧接する
から、その反力と鉤部22bと係止孔の縁12bとの係
合によって、ケース2に対する計器11の固定が行われ
ると同時に、計器に電気信号又は電源を供給するための
FPC3と計器11との電気接続が一挙動の作業で行わ
れる。
【0022】なお導通プラグ23は、黄銅等比較的硬い
材料で製作され、メータ最終アセンブリ工程の前工程に
おいて自動機により、複数の導通プラグの軸部23aが
ケース2の後壁22の丸孔2eに一斉に圧入されて、ケ
ースアッシの形態となって作業が行われるのであって、
従来技術のように一つの計器につき複数の金属ねじを電
動ドライバ等で個別に螺合する方法に比し格段に作業工
数が少ない。
【0023】またメータアセンブリ工程において、一旦
取り付けた計器11を手直し等の目的で取り外す場合
は、図3に示すように係止爪22aの後部から係止爪外
し治具31を押し込むことにより、係止爪外し治具31
が弾性部22cの斜面22dに作用してその弾性力に抗
して鉤部22bを押し開き、係止孔12aの縁12bと
の係合を解除するから、従来技術の金属ねじの場合のよ
うに電動ドライバ等で個別に螺合を解除する方法に比し
作業が容易である。
【0024】なお、上述の実施例では、端子113eは
内機11aの回路基板11a2 に固定されているが、本
考案は内機11aが回路基板を有していないものにも等
しく適用することができる。この場合には、ムーブメン
ト11a1 に直接端子を設けるようにすることになる。
【0025】
【考案の効果】上述のように本考案によれば、ケースに
対する計器の固定は、多数の金属ねじの螺合作業によら
ず、係止爪と係止孔との係合で行うから一挙動で取付け
が完了し、また上記計器の固定操作に伴い、導通プラグ
と端子との接触によって計器に対する電気信号の接続が
自動的に行われるから作業性が良く、かつ上述金属ねじ
の螺合作業に伴うねじの長さ違いの誤組付け、切り粉発
生、締め忘れ、ねじばか、ねじなめ等の不具合の発生を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車両用表示装置の一実施例を示す
縦断面図である。
【図2】図1の表示装置の要部分解斜視図である。
【図3】図1の一部分の拡大断面図である。
【図4】本考案における導通プラグの実施例を示す縦断
面図である。
【図5】図3の導通プラグの取付け手順の説明図であ
る。
【図6】図3の導通プラグの取付けに用いるワッシャの
一を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図7】従来の車両用表示装置の分解斜視図である。
【図8】従来の自動車用メータの縦断面図である。
【符号の説明】
11 計器 11a 内機 11b 指針 11c 文字板 113e 端子 12a 係止孔 2 ケース 22 後壁 22a 係止爪 23 導通プラグ 3 配線基板 31 係止爪外し治具

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測量に応じた信号電流を導入する端子
    を備えた内機、該内機によって駆動される指針及び該指
    針と共働して計測量を表示する文字板を有する計器と、
    該計器を収納したケースと、該ケースの後面に配置さ
    れ、前記内機に信号電流を供給するための配線基板とを
    備えた車両用表示装置において、 前記ケースの後壁に、前記配線基板の導電パターンと電
    気的に接続した導通プラグを前記ケース内に起立して取
    り付け、 前記ケースと一体に前記ケース内に起立した係止爪を形
    成すると共に、該係止爪が着脱自在に係合される係止孔
    を前記内機に形成し、 前記内機に設けられた端子を前記導通プラグに接触させ
    た状態で前記係止爪を前記係止孔に係合させて、ケース
    に対する計器の固定と、配線基板と内機との電気接続を
    行ったことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 【請求項2】 前記係止爪に弾性をもたせると共に傾斜
    面を形成し、かつ前記ケースに前記ケース背面から係止
    爪外し治具を挿入するための治具挿入孔を形成し、該治
    具挿入孔に挿入した係止爪外し治具を前記傾斜面に当て
    て前記係止爪を変形し前記係止爪と前記係止孔との係合
    を外すようにしたことを特徴とする請求項1記載の車両
    用表示装置。
JP1993039804U 1993-07-21 1993-07-21 車両用表示装置 Expired - Lifetime JP2575630Y2 (ja)

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JPH078722U JPH078722U (ja) 1995-02-07
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