JP2575402Y2 - 雨樋集水ます - Google Patents
雨樋集水ますInfo
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- JP2575402Y2 JP2575402Y2 JP1993028764U JP2876493U JP2575402Y2 JP 2575402 Y2 JP2575402 Y2 JP 2575402Y2 JP 1993028764 U JP1993028764 U JP 1993028764U JP 2876493 U JP2876493 U JP 2876493U JP 2575402 Y2 JP2575402 Y2 JP 2575402Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建物の外壁に設けられ
て屋上からの雨水排水等をエルボを介して集水する雨樋
集水ますに関するものである。
て屋上からの雨水排水等をエルボを介して集水する雨樋
集水ますに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図8、図9に示す如く、底部
に排水筒部(イ)が垂設された集水ます本体(ロ)と、
該集水ます本体(ロ)の上部開口(ハ)に嵌合取着され
る蓋体(ニ)とでなる雨樋集水ますは知られている。該
雨樋集水ますにおいては、集水ます本体(ロ)の背壁部
(ホ)に矩形孔状のエルボ挿入開口(ヘ)が形成されて
おり、又、蓋体(ニ)の周縁両側に係止突起(ト)が形
成されると共に、集水ます本体(ロ)の上部開口(ハ)
の両側に係止孔(チ)が形成されており、該両係止孔
(チ)に前記両係止突起(ト)が各々係止されることに
よって、同集水ます本体(ロ)の上部開口(ハ)内に蓋
体(ニ)は抜け外れないように確実に嵌合取着される。
又、蓋体(ニ)の中程には、該蓋体(ニ)上に溜まった
雨水を集水ます本体(ロ)内へ落下収容させる水抜き孔
(リ)が穿設されている。又、集水ます本体(ロ)は、
その底部に垂設される排水筒部(イ)が建物の外壁面
(ヌ)に竪樋保持具(ル)にて保持固定される竪樋
(オ)の上端部に嵌合接続されることによって取着保持
される。又、同集水ます本体(ロ)のエルボ挿入開口
(ヘ)には、屋上より配管された排水管の先端に接続さ
れて建物の外壁面(ヌ)より突設されるエルボ(ワ)が
挿入され、屋上からの雨水排水が同集水ます本体(ロ)
内に案内集水されて、前記排水筒部(イ)を介して竪樋
(オ)へと排水される。
に排水筒部(イ)が垂設された集水ます本体(ロ)と、
該集水ます本体(ロ)の上部開口(ハ)に嵌合取着され
る蓋体(ニ)とでなる雨樋集水ますは知られている。該
雨樋集水ますにおいては、集水ます本体(ロ)の背壁部
(ホ)に矩形孔状のエルボ挿入開口(ヘ)が形成されて
おり、又、蓋体(ニ)の周縁両側に係止突起(ト)が形
成されると共に、集水ます本体(ロ)の上部開口(ハ)
の両側に係止孔(チ)が形成されており、該両係止孔
(チ)に前記両係止突起(ト)が各々係止されることに
よって、同集水ます本体(ロ)の上部開口(ハ)内に蓋
体(ニ)は抜け外れないように確実に嵌合取着される。
又、蓋体(ニ)の中程には、該蓋体(ニ)上に溜まった
雨水を集水ます本体(ロ)内へ落下収容させる水抜き孔
(リ)が穿設されている。又、集水ます本体(ロ)は、
その底部に垂設される排水筒部(イ)が建物の外壁面
(ヌ)に竪樋保持具(ル)にて保持固定される竪樋
(オ)の上端部に嵌合接続されることによって取着保持
される。又、同集水ます本体(ロ)のエルボ挿入開口
(ヘ)には、屋上より配管された排水管の先端に接続さ
れて建物の外壁面(ヌ)より突設されるエルボ(ワ)が
挿入され、屋上からの雨水排水が同集水ます本体(ロ)
内に案内集水されて、前記排水筒部(イ)を介して竪樋
(オ)へと排水される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、排水筒部(イ)を竪樋(オ)の上
端部に嵌合接続して集水ます本体(ロ)を取着保持させ
る際に、該集水ます本体(ロ)のエルボ挿入開口(ヘ)
に建物の外壁面(ヌ)より突出するエルボ(ワ)を位置
合わせして挿入させることが難しく、施工に手間取って
いた。又、この場合、エルボ挿入開口(ヘ)を上縁に開
放させて、エルボ(ワ)を上方より嵌め入れ易くするこ
とも考えられるが、そのようになすと、集水ます本体
(ロ)の上部開口(ハ)が拡開変形し易くなって、該上
部開口(ハ)内に蓋体(ニ)が確実には嵌合取着されな
くなってしまうものである。
来の技術においては、排水筒部(イ)を竪樋(オ)の上
端部に嵌合接続して集水ます本体(ロ)を取着保持させ
る際に、該集水ます本体(ロ)のエルボ挿入開口(ヘ)
に建物の外壁面(ヌ)より突出するエルボ(ワ)を位置
合わせして挿入させることが難しく、施工に手間取って
いた。又、この場合、エルボ挿入開口(ヘ)を上縁に開
放させて、エルボ(ワ)を上方より嵌め入れ易くするこ
とも考えられるが、そのようになすと、集水ます本体
(ロ)の上部開口(ハ)が拡開変形し易くなって、該上
部開口(ハ)内に蓋体(ニ)が確実には嵌合取着されな
くなってしまうものである。
【0004】本考案は、上記従来の技術における問題を
解決するために考案されたもので、すなわちその課題
は、建物の外壁面より突出するエルボをエルボ挿入開口
に上方より簡単に嵌め入れることができ、しかも、集水
ます本体の上部開口が蓋体が嵌合取着された状態では拡
開変形することがなく、該蓋体が同上部開口内に確実に
固定される雨樋集水ますを提供することである。
解決するために考案されたもので、すなわちその課題
は、建物の外壁面より突出するエルボをエルボ挿入開口
に上方より簡単に嵌め入れることができ、しかも、集水
ます本体の上部開口が蓋体が嵌合取着された状態では拡
開変形することがなく、該蓋体が同上部開口内に確実に
固定される雨樋集水ますを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の請求項1)記載
の雨樋集水ますは、底部に排水筒部が垂設された集水ま
す本体の背壁部に、上縁に開放されたエルボ挿入開口を
形成し、該エルボ挿入開口の上縁両側に係止受部を設
け、同集水ます本体の上部開口内に施工の際に嵌合取着
されて前記エルボ挿入開口の開放された上縁を閉塞する
蓋体の周縁に前記両係止部に係止される係止部を設けて
なり、この構成によって上記課題が解決されたものであ
る。
の雨樋集水ますは、底部に排水筒部が垂設された集水ま
す本体の背壁部に、上縁に開放されたエルボ挿入開口を
形成し、該エルボ挿入開口の上縁両側に係止受部を設
け、同集水ます本体の上部開口内に施工の際に嵌合取着
されて前記エルボ挿入開口の開放された上縁を閉塞する
蓋体の周縁に前記両係止部に係止される係止部を設けて
なり、この構成によって上記課題が解決されたものであ
る。
【0006】又、本考案の請求項2)記載の雨樋集水ま
すは、上記請求項1)記載の雨樋集水ますにおいて、集
水ます本体の上部開口内に蓋体が嵌合取着された状態
で、該蓋体の上面が集水ます本体の上部開口の開口上縁
端よりも低位置となるように設定すると共に、同蓋体の
中程に水抜き孔を穿設したことを特徴とするもので、上
記課題が解決されるに加え、蓋体上の排水が良好になっ
たものである。
すは、上記請求項1)記載の雨樋集水ますにおいて、集
水ます本体の上部開口内に蓋体が嵌合取着された状態
で、該蓋体の上面が集水ます本体の上部開口の開口上縁
端よりも低位置となるように設定すると共に、同蓋体の
中程に水抜き孔を穿設したことを特徴とするもので、上
記課題が解決されるに加え、蓋体上の排水が良好になっ
たものである。
【0007】
【作用】本考案の請求項1)記載の雨樋集水ますにおい
ては、エルボ挿入開口が上縁に開放されているため、建
物の外壁面より突出するエルボを同エルボ挿入開口に上
方より簡単に嵌め入れることができ、しかも、該エルボ
挿入開口の上縁両側に係止受部が設けられ、集水ます本
体の上部開口内に嵌合取着される蓋体の周縁に前記両係
止受部に係止される係止部が設けられているため、該集
水ます本体の上部開口に蓋体が嵌合取着された状態で、
両係止部が係止受部に各々係止されて該上部開口の拡開
変形が防止され、同上部開口内に蓋体が確実に固定され
る。
ては、エルボ挿入開口が上縁に開放されているため、建
物の外壁面より突出するエルボを同エルボ挿入開口に上
方より簡単に嵌め入れることができ、しかも、該エルボ
挿入開口の上縁両側に係止受部が設けられ、集水ます本
体の上部開口内に嵌合取着される蓋体の周縁に前記両係
止受部に係止される係止部が設けられているため、該集
水ます本体の上部開口に蓋体が嵌合取着された状態で、
両係止部が係止受部に各々係止されて該上部開口の拡開
変形が防止され、同上部開口内に蓋体が確実に固定され
る。
【0008】又、本考案の請求項2)記載の雨水集水ま
すにおいては、上記作用に加え、集水ます本体の上部開
口内に蓋体が嵌合取着された状態で、該蓋体の上面が集
水ます本体の上部開口の開口上縁端よりも低位置となる
ように設定されると共に、同蓋体の中程に水抜き孔が穿
設されているため、蓋体上に溜まった雨水は集水ます本
体の外側へ流出することなく水抜き孔から集水ます本体
内へ確実に落下収容される。
すにおいては、上記作用に加え、集水ます本体の上部開
口内に蓋体が嵌合取着された状態で、該蓋体の上面が集
水ます本体の上部開口の開口上縁端よりも低位置となる
ように設定されると共に、同蓋体の中程に水抜き孔が穿
設されているため、蓋体上に溜まった雨水は集水ます本
体の外側へ流出することなく水抜き孔から集水ます本体
内へ確実に落下収容される。
【0009】
【実施例】図1、図2、図3、図4に示す雨樋集水ます
は、本考案の一実施例で、底部に排水筒部1が垂設され
た集水ます本体2の背壁部3に、上縁に開放されたエル
ボ挿入開口4を形成し、該エルボ挿入開口4の上縁両側
に係止受部5を設け、同集水ます本体2の上部開口6内
に施工の際に嵌合取着されて前記エルボ挿入開口4の開
放された上縁を閉塞する蓋体7の周縁に前記両係止部5
に係止される係止部8を設けてなるものである。
は、本考案の一実施例で、底部に排水筒部1が垂設され
た集水ます本体2の背壁部3に、上縁に開放されたエル
ボ挿入開口4を形成し、該エルボ挿入開口4の上縁両側
に係止受部5を設け、同集水ます本体2の上部開口6内
に施工の際に嵌合取着されて前記エルボ挿入開口4の開
放された上縁を閉塞する蓋体7の周縁に前記両係止部5
に係止される係止部8を設けてなるものである。
【0010】又、該雨樋集水ますにおいては、集水ます
本体2の上部開口6内に蓋体7が嵌合取着された状態
で、該蓋体7の上面9が集水ます本体2の上部開口6の
開口上縁端10よりも低位置となるように設定されると共
に、同蓋体7の中程に水抜き孔11が穿設されている。
本体2の上部開口6内に蓋体7が嵌合取着された状態
で、該蓋体7の上面9が集水ます本体2の上部開口6の
開口上縁端10よりも低位置となるように設定されると共
に、同蓋体7の中程に水抜き孔11が穿設されている。
【0011】集水ます本体2は合成樹脂にて一体に射出
成形されたもので、全体として上方へ開口した矩形箱状
に形成されており、該上方の開口が上部開口6となる。
該集水ます本体2の背壁部3に形成されるエルボ挿入開
口4は、下縁が円弧状で上方へ全巾にわたって開放され
ている。同集水ます本体2の底部に垂設される排水筒部
1は、略角筒状に一体に形成されている。又、同集水ま
す本体2の上部開口6の開口上縁端10の内側下方には、
蓋体7の周縁部分が係止される段部14が設けられてお
り、該段部14の上側位置において、同上部開口6の両側
に係合孔16が穿設され、上記エルボ挿入開口4の上縁両
側に上方へ開口したスリット状の係止受部5が形成され
ている。
成形されたもので、全体として上方へ開口した矩形箱状
に形成されており、該上方の開口が上部開口6となる。
該集水ます本体2の背壁部3に形成されるエルボ挿入開
口4は、下縁が円弧状で上方へ全巾にわたって開放され
ている。同集水ます本体2の底部に垂設される排水筒部
1は、略角筒状に一体に形成されている。又、同集水ま
す本体2の上部開口6の開口上縁端10の内側下方には、
蓋体7の周縁部分が係止される段部14が設けられてお
り、該段部14の上側位置において、同上部開口6の両側
に係合孔16が穿設され、上記エルボ挿入開口4の上縁両
側に上方へ開口したスリット状の係止受部5が形成され
ている。
【0012】蓋端7は合成樹脂にて一体に射出成形され
たもので、上記集水ます本体2の上部開口6の内周形状
に合致する略矩形平板状に形成されている。該蓋体7の
前後両縁には側縁片12が一体に垂設されており、該前側
の側縁片12の両側外面には上記集水ます本体2の係止受
部5に上方より挿入係止される突起片状の係止部8が各
々突設されている。又、同蓋体7の両側縁には係合片13
が一体に垂設されており、該両係合片13の中程外面には
係止突起15が各々突設され、該両係止突起15が上記集水
ます本体2の両係合孔16に各々係止されることによっ
て、同集水ます本体2の上部開口6内に蓋体7は抜け外
れないように確実に嵌合取着される。
たもので、上記集水ます本体2の上部開口6の内周形状
に合致する略矩形平板状に形成されている。該蓋体7の
前後両縁には側縁片12が一体に垂設されており、該前側
の側縁片12の両側外面には上記集水ます本体2の係止受
部5に上方より挿入係止される突起片状の係止部8が各
々突設されている。又、同蓋体7の両側縁には係合片13
が一体に垂設されており、該両係合片13の中程外面には
係止突起15が各々突設され、該両係止突起15が上記集水
ます本体2の両係合孔16に各々係止されることによっ
て、同集水ます本体2の上部開口6内に蓋体7は抜け外
れないように確実に嵌合取着される。
【0013】該雨樋集水ますは、図5、図6に示す如く
施工される。すなわち、集水ます本体2は、その底部に
垂設される排水筒部1が建物の外壁面17に竪樋保持具18
にて保持固定される竪樋19の上端部に嵌合接続されるこ
とによって取着保持される。又、同集水ます本体2のエ
ルボ挿入開口4には、屋上より配管された排水管の先端
に接続されて建物の外壁面17より突設されるエルボ20が
嵌め入れるられ、屋上からの雨水排水が同集水ます本体
2内に案内集水されて、前記排水筒部1を介して竪樋19
へと排水される。この場合、竪樋保持具18は、建物の外
壁面17に釘21にて固着される取着片22と、竪樋19を嵌合
保持する保持部材23とでなり、該保持部材23は平面視略
コ字状でその両先端には内方へ突出した係止凸部24が形
成されており、該両係止凸部24が竪樋19の両側面に形成
される凹溝部25に各々係止されることによって、該竪樋
19は同竪樋保持具18に弾性的に嵌合されて抜け外れない
ように挟持される。
施工される。すなわち、集水ます本体2は、その底部に
垂設される排水筒部1が建物の外壁面17に竪樋保持具18
にて保持固定される竪樋19の上端部に嵌合接続されるこ
とによって取着保持される。又、同集水ます本体2のエ
ルボ挿入開口4には、屋上より配管された排水管の先端
に接続されて建物の外壁面17より突設されるエルボ20が
嵌め入れるられ、屋上からの雨水排水が同集水ます本体
2内に案内集水されて、前記排水筒部1を介して竪樋19
へと排水される。この場合、竪樋保持具18は、建物の外
壁面17に釘21にて固着される取着片22と、竪樋19を嵌合
保持する保持部材23とでなり、該保持部材23は平面視略
コ字状でその両先端には内方へ突出した係止凸部24が形
成されており、該両係止凸部24が竪樋19の両側面に形成
される凹溝部25に各々係止されることによって、該竪樋
19は同竪樋保持具18に弾性的に嵌合されて抜け外れない
ように挟持される。
【0014】又、図5に示す施工状態においては、竪樋
保持具18の取着片22が略L字状に屈曲突出した形状で、
竪樋19の背面及び集水ます本体2の背壁部3が建物の外
壁面17に間隔をあけて取着されている。又、図6に示す
施工状態においては、竪樋保持具18の取着片22が直立片
状で、竪樋19の背面及び集水ます本体2の背壁部3が建
物の外壁面17に近接するように取着されている。
保持具18の取着片22が略L字状に屈曲突出した形状で、
竪樋19の背面及び集水ます本体2の背壁部3が建物の外
壁面17に間隔をあけて取着されている。又、図6に示す
施工状態においては、竪樋保持具18の取着片22が直立片
状で、竪樋19の背面及び集水ます本体2の背壁部3が建
物の外壁面17に近接するように取着されている。
【0015】したがって、該実施例の雨樋集水ますにお
いては、エルボ挿入開口4が上縁に開放されているた
め、集水ます本体2の上部開口6から蓋体7を取り外し
た状態で、建物の外壁面17より突出するエルボ20を同エ
ルボ挿入開口4に上方より簡単に嵌め入れることがで
き、しかも、該エルボ挿入開口4の上縁両側に係止受部
5が設けられ、蓋体7の周縁に前記両係止受部5に係止
される係止部8が設けられているため、集水ます本体2
の上部開口6に該蓋体7が嵌合取着された状態で、両係
止部8が係止受部5に各々係止されて該上部開口6の拡
開変形が防止され、同上部開口6内に同蓋体7が確実に
固定される。
いては、エルボ挿入開口4が上縁に開放されているた
め、集水ます本体2の上部開口6から蓋体7を取り外し
た状態で、建物の外壁面17より突出するエルボ20を同エ
ルボ挿入開口4に上方より簡単に嵌め入れることがで
き、しかも、該エルボ挿入開口4の上縁両側に係止受部
5が設けられ、蓋体7の周縁に前記両係止受部5に係止
される係止部8が設けられているため、集水ます本体2
の上部開口6に該蓋体7が嵌合取着された状態で、両係
止部8が係止受部5に各々係止されて該上部開口6の拡
開変形が防止され、同上部開口6内に同蓋体7が確実に
固定される。
【0016】又、該実施例の雨水集水ますにおいては、
集水ます本体2の上部開口6内に蓋体7が嵌合取着され
た状態で、該蓋体7の上面9が集水ます本体2の上部開
口6の開口上縁端10よりも低位置となるように設定され
ると共に、同蓋体7の中程に水抜き孔11が穿設されてい
るため、蓋体7上に溜まった雨水は集水ます本体2の外
側へ流出することなく水抜き孔11から集水ます本体2内
へ確実に落下収容される。又、同水抜き孔11に指先を挿
入して、蓋体7を集水ます本体2の上部開口6に容易に
着脱することもできる。
集水ます本体2の上部開口6内に蓋体7が嵌合取着され
た状態で、該蓋体7の上面9が集水ます本体2の上部開
口6の開口上縁端10よりも低位置となるように設定され
ると共に、同蓋体7の中程に水抜き孔11が穿設されてい
るため、蓋体7上に溜まった雨水は集水ます本体2の外
側へ流出することなく水抜き孔11から集水ます本体2内
へ確実に落下収容される。又、同水抜き孔11に指先を挿
入して、蓋体7を集水ます本体2の上部開口6に容易に
着脱することもできる。
【0017】なお、本考案の雨樋集水ますにおいては、
図7に示す実施例の如きであっても良いものである。す
なわち、該実施例の雨樋集水ますにおいては、集水ます
本体2及び蓋体7が、いずれも金属板を折曲加工して形
成されたものである。又、蓋体7の周縁には周壁部26が
垂設されており、該周壁部26の下端縁が集水ます本体2
の上部開口6の内周に形成される段部14に当止されるこ
とによって、同集水ます本体2の上部開口6内に蓋体7
が深く入り込むことが防止される。又、集水ます本体2
のエルボ挿入開口4の上縁両側縁に内方へ折曲した突起
片状の係止受部5が突設され、蓋体7の周壁部26の前部
両側にスリット状の係止部8が形成されており、両者は
相互に上下方向に係止される。
図7に示す実施例の如きであっても良いものである。す
なわち、該実施例の雨樋集水ますにおいては、集水ます
本体2及び蓋体7が、いずれも金属板を折曲加工して形
成されたものである。又、蓋体7の周縁には周壁部26が
垂設されており、該周壁部26の下端縁が集水ます本体2
の上部開口6の内周に形成される段部14に当止されるこ
とによって、同集水ます本体2の上部開口6内に蓋体7
が深く入り込むことが防止される。又、集水ます本体2
のエルボ挿入開口4の上縁両側縁に内方へ折曲した突起
片状の係止受部5が突設され、蓋体7の周壁部26の前部
両側にスリット状の係止部8が形成されており、両者は
相互に上下方向に係止される。
【0018】
【考案の効果】上述の如く、本考案の請求項1)記載の
雨樋集水ますにおいては、施工の際、上縁に開放されて
いるエルボ挿入開口に上方よりエルボを簡単に嵌め入れ
ることができ、その後、集水ます本体の上部開口に蓋体
を嵌合取着することによって同エルボ挿入開口の上縁は
閉塞され、しかも、その際、エルボ挿入開口の上縁両側
の係止受部に蓋体の係止部が係止され、該エルボ挿入開
口の上方の拡がりが阻止されて、集水ます本体の上部開
口の拡開変形が防止されるため、同上部開口内に蓋体が
確実に固定されるものである。
雨樋集水ますにおいては、施工の際、上縁に開放されて
いるエルボ挿入開口に上方よりエルボを簡単に嵌め入れ
ることができ、その後、集水ます本体の上部開口に蓋体
を嵌合取着することによって同エルボ挿入開口の上縁は
閉塞され、しかも、その際、エルボ挿入開口の上縁両側
の係止受部に蓋体の係止部が係止され、該エルボ挿入開
口の上方の拡がりが阻止されて、集水ます本体の上部開
口の拡開変形が防止されるため、同上部開口内に蓋体が
確実に固定されるものである。
【0019】又、本考案の請求項2)記載の雨水集水ま
すにおいては、上記効果に加え、蓋体の上面が集水ます
本体の上部開口の開口上縁端よりも低位置となるように
設定されると共に、該蓋体の中程に水抜き孔が穿設され
ているため、同蓋体上に溜まった雨水は集水ます本体の
外側へ流出することなく水抜き孔から集水ます本体内へ
確実に落下収容されるものである。
すにおいては、上記効果に加え、蓋体の上面が集水ます
本体の上部開口の開口上縁端よりも低位置となるように
設定されると共に、該蓋体の中程に水抜き孔が穿設され
ているため、同蓋体上に溜まった雨水は集水ます本体の
外側へ流出することなく水抜き孔から集水ます本体内へ
確実に落下収容されるものである。
【図1】本考案の一実施例である雨樋集水ますを示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】同実施例の雨樋集水ますを示す斜視図である。
【図4】図3におけるB−B断面図である。
【図5】同実施例の施工状態を示す側面図である。
【図6】同実施例の別の施工状態を示す側面図である。
【図7】本考案の別の実施例である雨樋集水ますを示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図8】本考案の従来例である雨樋集水ますを示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図9】同従来例の施工状態を示す側面図である。
1 排水筒部 2 集水ます本体 3 背壁部 4 エルボ挿入開口 5 係止受部 6 上部開口 7 蓋体 8 係止部 9 上面 10 開口上縁端 11 水抜き孔
Claims (2)
- 【請求項1】 底部に排水筒部が垂設された集水ます本
体の背壁部に、上縁に開放されたエルボ挿入開口を形成
し、該エルボ挿入開口の上縁両側に係止受部を設け、同
集水ます本体の上部開口内に施工の際に嵌合取着されて
前記エルボ挿入開口の開放された上縁を閉塞する蓋体の
周縁に前記両係止部に係止される係止部を設けてなる雨
樋集水ます。 - 【請求項2】 請求項1)記載の雨樋集水ますにおい
て、集水ます本体の上部開口内に蓋体が嵌合取着された
状態で、該蓋体の上面が集水ます本体の上部開口の開口
上縁端よりも低位置となるように設定すると共に、同蓋
体の中程に水抜き孔を穿設したことを特徴とする雨樋集
水ます。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993028764U JP2575402Y2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 雨樋集水ます |
Applications Claiming Priority (1)
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JP1993028764U JP2575402Y2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 雨樋集水ます |
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Family Cites Families (2)
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-
1993
- 1993-05-31 JP JP1993028764U patent/JP2575402Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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