JP2575232Y2 - 切粉検知機能付被搬送物反転装置 - Google Patents

切粉検知機能付被搬送物反転装置

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JP2575232Y2
JP2575232Y2 JP1992043554U JP4355492U JP2575232Y2 JP 2575232 Y2 JP2575232 Y2 JP 2575232Y2 JP 1992043554 U JP1992043554 U JP 1992043554U JP 4355492 U JP4355492 U JP 4355492U JP 2575232 Y2 JP2575232 Y2 JP 2575232Y2
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公孝 大竹
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日立精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、トラバースロボット
等の搬送装置を用いて第1の工程から搬送・載置された
被搬送物(ワーク)を反転させて第2の工程へ受け渡し
する被搬送物反転装置において、特に反転シフト動作と
同時にワークに付着した切粉の有無を検知する機能を有
する切粉検知機能付被搬送物反転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】第1工程の工作機械と第2工程の工作機
械との間に走行レールを掛け渡して走行するトラバース
ロボットを設け、このトラバースロボットによりワーク
を搬送して加工する工作機械の加工システムがある。こ
の加工システムの第1、第2工程の工作機械の中間位置
には反転装置が配設されているものがあり、第1工程の
工作機械で表加工したワークをトラバースロボットによ
りワーク反転装置に載せてワークの向きを反転させ、再
度トラバースロボットでワークを第2工程の工作機械に
搬送させ、裏加工を行っていた。かかるワーク反転装置
では、ラック・ピニオン機構を用いてワークを反転させ
るものがあり、この場合、ワークを載置するための支持
部材をピニオン側に固着させ、このピニオンまたはラッ
クをアクチュエータで往復運動させ支持部材上のワーク
の向きを反転させるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、第1工程の
工作機械から第2工程の工作機械へワークが搬送されて
きた時、前工程での加工時に発生した切粉等がワークに
付着している場合がある。かかる場合に、ワークに切粉
等が付着したままトラバースロボットにより搬送され
て、次工程の工作機械に取り付けられると、次工程の加
工の際に取り付け精度の不良が生じ、加工精度不良によ
るワークの不良品が発生したり、工具の削り代増大によ
る工具破壊が発生するという問題があった。以上から、
この考案はトラバースロボット等の搬送装置を用いて工
程間でワークを搬送する際に、中間のワーク反転装置上
でワークを反転させると共にワークに付着した切粉の有
無をも検知することができる切粉検知機能付被搬送物反
転装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この考案の切粉検知機能付被搬送物反転装置は基体
と、この基体上に回転自在に設けられ、被搬送物を載置
した支持部材を搬送時と搬出時で水平面内で180度回
転させ、被搬送物の向きを反転させる被搬送物反転機構
と、前記基体に設けられ、前記被搬送物反転機構を駆動
する駆動装置と、前記支持部材近傍に載置された被搬送
物に、この被搬送物の径方向に所定の間隔を有するとと
もに軸線方向に延設され、被搬送物に切粉の付着がある
とき電気的閉回路を形成する切粉検知手段と、前記被搬
送物反転機構側に配設され、前記切粉検知手段に電気的
閉回路内に接続される一方の伝送部材と、前記基体に配
設され、所定の回転位置において前記一方の伝送部材と
対向し、前記切粉検知手段の電気的閉回路の形成の有無
を検知する他方の伝送手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0005】
【作用】前記構成により、表加工が終了した被搬送物が
支持部材に載置されると、駆動装置の駆動により被搬送
物反転機構が回転し、支持部材に支持された被搬送物が
向きを反転すると共に所定量移動する。なお、支持部材
に支持された被搬送物に切粉が付着していれば、切粉検
知手段と被搬送物が切粉を介して電気的に接続されたこ
とにより電気的閉回路が形成される。例えば反転して一
方の伝送部材と他方の伝送部材が対向すると他方の伝送
部材側より一方の伝送部材側へ誘導電流が発生する。も
し、切粉が付着していない場合は誘導電流の発生がない
ので、切粉の有無を検知することができる。このよう
に、被搬送物反転装置上で被搬送物への切粉の付着の有
無が検知できるため、切粉検知のための専用の装置が必
要でなく、省スペース化が可能である。また、切粉の付
着していない被搬送物のみを次工程に搬送することがで
きるため、取り付け精度の不良が生ぜず、取付け不良に
よる加工不良品を発生させることがない。更に、一方の
伝送部材及び他方の伝送部材を用いたために配線処理が
非常に容易となる。
【0006】
【実施例】以下にこの考案にかかる切粉検知機能付被搬
送物反転装置の一実施例を図面に基づき説明する。図1
はこの考案の切粉検知機能付被搬送物反転装置の正面
図、図2は図1のA−A矢視図、図3は図1のB−B矢
視図である。この考案の切粉検知機能付被搬送物反転装
置はラック・ピニオン機構を用いた被搬送物反転機構1
1と切粉検知手段12と、この切粉検知手段12と結線
された非接触信号伝送手段13とから構成される。被搬
送物反転機構11は次のように構成される。1は駆動装
置であるロッドレスシリンダ(図2参照)である。この
ロッドレスシリンダ1の連結部1aには係合部材3が固
定されている。2はガイド部材であり、このガイド部材
2はロッドレスシリンダ1の往復移動方向と同一方向に
延設されている。4はスライドであり、ガイド部材2上
を移動する。5は軸部と鍔部よりなる軸体であり、この
軸体5の鍔部がスライド4上に固定されると共に、ロッ
ドレスシリンダ1側の係合部材3を介して連結してい
る。なお、軸体5の軸部および鍔部には切粉検知手段1
2と一方の伝送部材13aとを接続した配線を通すため
の配線穴5aが穿設されている。
【0007】7はピニオンであり、このピニオン7は軸
体5に軸受6aを介して装着される。なお、ピニオン7
の円周端には一方の伝送部材13aが金具により固定さ
れている。また、ピニオン7にも配線を通すための配線
穴が穿設されている。8(図1参照)はワークWの軸線
方向の前端と後端を支持する支持部材である。なお、1
4(図3参照)はピニオン7上部に固定され、支持部材
8にピニオン7の回転を伝える中間部材である。9はラ
ックであり、このラック9はロッドレスシリンダ1の往
復運動方向と同一方向に延設され、ピニオン7と噛み合
わせてワークWの向きを反転させるとともに所定量移動
させる。10はベースであり、このベース10にはロッ
ドレスシリンダ1、ガイド部材2およびラック9が固設
される。
【0008】切粉検知手段12は支持部材8近傍に配置
され、ワークWの表面に切粉が付着しているかどうかを
検知する。この実施例では支持部材8の軸線方向中間部
にブロック8aを固着せしめ、ついで絶縁部材8bをブ
ロック8aに固定し、最後にワークWの長手方向に倣っ
た形状を有する導電プレート8c(図1参照)をワーク
Wと所定の隙間をあけた状態で絶縁部材8b(図2参
照)にネジにて固定されたものである。また、20は導
電プレート8cと一方の伝送部材13aとを接続する一
方の配線であり、21はワークWと接触している導電性
を有する材料で形成された部材、例えば支持部材8と一
方の伝送部材13aとを接続する他方の配線である。す
なわち、ワークWの表面に切粉が付着していると、ワー
クW、切粉、導電プレート8c、一方の配線20、一方
の伝送部材13a、他方の配線21、支持部材8を介し
ての電気的閉回路で構成される。非接触信号伝送手段1
3(図1参照)のうち、一方の伝送部材13aはピニオ
ン7に固定され、他方の伝送部材13bはベース10側
に固定される。例えば、ピニオン7がロッドレスシリン
ダ1の駆動によりP2 位置(図2参照)に移動した時、
他方の伝送部材13bと一方の伝送部材13aとが対向
する位置となり、信号の伝達が非接触で行える。この非
接触信号伝送手段13は、両方の伝送部材の対向部にコ
イルを埋設してあり、電磁結合により信号の伝達を非接
触で行う公知のものである。このように、非接触信号伝
送手段13を用いたことにより外部の図示しない制御装
置と切粉検知手段12との配線処理が容易な構成とな
る。
【0009】次に、この考案の切粉検知機能付被搬送物
反転装置の動作を説明する。なお、第1、第2工程の工
作機械中間位置に切粉検知機能付被搬送物反転装置が配
設され、第1工程の工作機械で表加工したワークWをト
ラバースロボットにより切粉検知機能付被搬送物反転装
置に載せてワークWの向きを反転させ、再度トラバース
ロボットでワークWを第2工程の工作機械に搬送させ、
裏加工を行うものとする。また、切粉検知機能付被搬送
物反転装置の動作開始の際、支持部材8の位置は図2の
1 位置にあるものとする。
【0010】今、表加工が終了したワークWがトラバー
スロボットにより支持部材8に載置される。すると、ロ
ッドレスシリンダ1の駆動により軸体5がガイド部材2
上を移動する。この時、移動する軸体5に回転自在に軸
支されたピニオン7がラック9と噛み合って回転し、ピ
ニオン7に固定されている支持部材8に支持されたワー
クWが向きを反転すると共に所定量移動する。なお、支
持部材8に支持されたワークWに切粉が付着していれ
ば、切粉検知手段12の導電プレート8cとワークWが
切粉を介して電気的に接続されたことにより電気的閉回
路が形成される。ピニオン7が例えば1回転半してP2
位置に来て一方の伝送部材13aと他方の伝送部材13
bが対向すると他方の伝送部材13b側より一方の伝送
部材13a側へ誘導電流が発生する。もし、切粉が付着
していないで、一方の伝送部材13a側に電気的閉回路
が形成していない場合には、誘導電流の発生がないの
で、切粉の有無を他方の伝送部材13b側で検知するこ
とができる。このように、被搬送物反転装置上でワーク
Wへの切粉の付着が検知されれば、次工程に搬送される
前にワークWから切粉を除去する作業を行うか、加工シ
ステムからの排出が行われる。そして、切粉の付着して
いないワークWのみを次工程へ搬送する。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、この考案の切粉検
知機能付被搬送物反転装置は、被搬送物反転装置上でワ
ークへの切粉の付着の有無が検知できるため、切粉検知
のための専用の装置が必要でなく、省スペース化が可能
である。また、この考案は切粉の付着していないワーク
のみを次工程に搬送することができるため、次工程の加
工の際に切粉付着を原因とする取り付け精度の不良が生
ぜず、取付け不良による加工不良品を発生させることが
ない。更に、この考案は非接触信号伝送手段を用いたた
めに外部の固定側の制御装置と反転移動する切粉検知手
段とをコネクタ等で接続したりすることがなく、移動の
ための屈曲部も必要でなく配線処理が非常に容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の切粉検知機能付被搬送物反転装置の
正面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】図1のB−B矢視図である。
【符号の説明】
1 駆動装置(ロッドレスシリンダ) 2 ガイド部材 4 スライド 5 軸体 7 ピニオン 8 支持部材 9 ラック 10 ベース 11 被搬送物反転機構 12 切粉検知手段 13 非接触信号伝送手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、 この基体上に回転自在に設けられ、被搬送物を載置した
    支持部材を搬送時と搬出時で水平面内で180度回転さ
    せ、被搬送物の向きを反転させる被搬送物反転機構と、 前記基体に設けられ、前記被搬送物反転機構を駆動する
    駆動装置と、 前記支持部材近傍に載置された被搬送物に、この被搬送
    物の径方向に所定の間隔を有するとともに軸線方向に延
    設され、被搬送物に切粉の付着があるとき電気的閉回路
    を形成する切粉検知手段と、 前記被搬送物反転機構側に配設され、前記切粉検知手段
    に電気的閉回路内に接続される一方の伝送部材と、 前記基体に配設され、所定の回転位置において前記一方
    の伝送部材と対向し、前記切粉検知手段の電気的閉回路
    の形成の有無を検知する他方の伝送手段とを備えたこと
    を特徴とする切粉検知機能付被搬送物反転装置。
JP1992043554U 1992-06-23 1992-06-23 切粉検知機能付被搬送物反転装置 Expired - Lifetime JP2575232Y2 (ja)

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JPH063540U JPH063540U (ja) 1994-01-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5336754B2 (ja) * 2008-04-16 2013-11-06 株式会社ディスコ 切削装置
JP2021164969A (ja) * 2020-04-07 2021-10-14 株式会社Fuji 作業機の清掃システム

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