JPH063540U - 切粉検知機能付被搬送物反転装置 - Google Patents

切粉検知機能付被搬送物反転装置

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JPH063540U
JPH063540U JP4355492U JP4355492U JPH063540U JP H063540 U JPH063540 U JP H063540U JP 4355492 U JP4355492 U JP 4355492U JP 4355492 U JP4355492 U JP 4355492U JP H063540 U JPH063540 U JP H063540U
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chip
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公孝 大竹
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日立精機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラバースロボット等の搬送装置を用いて工
程間でワークを搬送する際に、中間のワーク反転装置上
でワークを反転させると共にワークに付着した切粉の有
無をも検知する切粉検知機能付被搬送物反転装置を提供
する。 【構成】 基体10上に回転自在に設けられ、被搬送物を
載置した支持部材8を搬送時と搬出時で水平面内で18
0度回転させ、被搬送物の向きを反転させる被搬送物反
転機構と、この被搬送物反転機構を駆動する駆動装置1
と、支持部材8近傍に載置された被搬送物に、この被搬
送物の径方向に所定の間隔を有するとともに軸線方向に
延設され、被搬送物に切粉の付着があるとき電気的閉回
路を形成する切粉検知手段と、前記被搬送物反転機構側
に配設され、前記切粉検知手段に電気的閉回路内に接続
される一方の伝送部材13aと、基体10に配設され、所定
の回転位置において一方の伝送部材13aと対向し、切粉
検知手段の電気的閉回路の形成の有無を検知する他方の
伝送手段13bとを備えたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、トラバースロボット等の搬送装置を用いて第1の工程から搬送・ 載置された被搬送物(ワーク)を反転させて第2の工程へ受け渡しする被搬送物 反転装置において、特に反転シフト動作と同時にワークに付着した切粉の有無を 検知する機能を有する切粉検知機能付被搬送物反転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
第1工程の工作機械と第2工程の工作機械との間に走行レールを掛け渡して走 行するトラバースロボットを設け、このトラバースロボットによりワークを搬送 して加工する工作機械の加工システムがある。この加工システムの第1、第2工 程の工作機械の中間位置には反転装置が配設されているものがあり、第1工程の 工作機械で表加工したワークをトラバースロボットによりワーク反転装置に載せ てワークの向きを反転させ、再度トラバースロボットでワークを第2工程の工作 機械に搬送させ、裏加工を行っていた。 かかるワーク反転装置では、ラック・ピニオン機構を用いてワークを反転させ るものがあり、この場合、ワークを載置するための支持部材をピニオン側に固着 させ、このピニオンまたはラックをアクチュエータで往復運動させ支持部材上の ワークの向きを反転させるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、第1工程の工作機械から第2工程の工作機械へワークが搬送されて きた時、前工程での加工時に発生した切粉等がワークに付着している場合がある 。かかる場合に、ワークに切粉等が付着したままトラバースロボットにより搬送 されて、次工程の工作機械に取り付けられると、次工程の加工の際に取り付け精 度の不良が生じ、加工精度不良によるワークの不良品が発生したり、工具の削り 代増大による工具破壊が発生するという問題があった。 以上から、この考案はトラバースロボット等の搬送装置を用いて工程間でワー クを搬送する際に、中間のワーク反転装置上でワークを反転させると共にワーク に付着した切粉の有無をも検知することができる切粉検知機能付被搬送物反転装 置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、この考案の切粉検知機能付被搬送物反転装置は基 体と、この基体上に回転自在に設けられ、被搬送物を載置した支持部材を搬送時 と搬出時で水平面内で180度回転させ、被搬送物の向きを反転させる被搬送物 反転機構と、前記基体に設けられ、前記被搬送物反転機構を駆動する駆動装置と 、前記支持部材近傍に載置された被搬送物に、この被搬送物の径方向に所定の間 隔を有するとともに軸線方向に延設され、被搬送物に切粉の付着があるとき電気 的閉回路を形成する切粉検知手段と、前記被搬送物反転機構側に配設され、前記 切粉検知手段に電気的閉回路内に接続される一方の伝送部材と、前記基体に配設 され、所定の回転位置において前記一方の伝送部材と対向し、前記切粉検知手段 の電気的閉回路の形成の有無を検知する他方の伝送手段とを備えたことを特徴と する。
【0005】
【作用】
前記構成により、表加工が終了した被搬送物が支持部材に載置されると、駆動 装置の駆動により被搬送物反転機構が回転し、支持部材に支持された被搬送物が 向きを反転すると共に所定量移動する。なお、支持部材に支持された被搬送物に 切粉が付着していれば、切粉検知手段と被搬送物が切粉を介して電気的に接続さ れたことにより電気的閉回路が形成される。例えば反転して一方の伝送部材と他 方の伝送部材が対向すると他方の伝送部材側より一方の伝送部材側へ誘導電流が 発生する。もし、切粉が付着していない場合は誘導電流の発生がないので、切粉 の有無を検知することができる。 このように、被搬送物反転装置上で被搬送物への切粉の付着の有無が検知でき るため、切粉検知のための専用の装置が必要でなく、省スペース化が可能である 。また、切粉の付着していない被搬送物のみを次工程に搬送することができるた め、取り付け精度の不良が生ぜず、取付け不良による加工不良品を発生させるこ とがない。更に、一方の伝送部材及び他方の伝送部材を用いたために配線処理が 非常に容易となる。
【0006】
【実施例】
以下にこの考案にかかる切粉検知機能付被搬送物反転装置の一実施例を図面に 基づき説明する。 図1はこの考案の切粉検知機能付被搬送物反転装置の正面図、図2は図1のA −A矢視図、図3は図1のB−B矢視図である。 この考案の切粉検知機能付被搬送物反転装置はラック・ピニオン機構を用いた 被搬送物反転機構11と切粉検知手段12と、この切粉検知手段12と結線され た非接触信号伝送手段13とから構成される。 被搬送物反転機構11は次のように構成される。1は駆動装置であるロッドレ スシリンダ(図2参照)である。このロッドレスシリンダ1の連結部1aには係 合部材3が固定されている。2はガイド部材であり、このガイド部材2はロッド レスシリンダ1の往復移動方向と同一方向に延設されている。4はスライドであ り、ガイド部材2上を移動する。5は軸部と鍔部よりなる軸体であり、この軸体 5の鍔部がスライド4上に固定されると共に、ロッドレスシリンダ1側の係合部 材3を介して連結している。なお、軸体5の軸部および鍔部には切粉検知手段1 2と一方の伝送部材13aとを接続した配線を通すための配線穴5aが穿設され ている。
【0007】 7はピニオンであり、このピニオン7は軸体5に軸受6aを介して装着される 。なお、ピニオン7の円周端には一方の伝送部材13aが金具により固定されて いる。また、ピニオン7にも配線を通すための配線穴が穿設されている。 8(図1参照)はワークWの軸線方向の前端と後端を支持する支持部材である 。なお、14(図3参照)はピニオン7上部に固定され、支持部材8にピニオン 7の回転を伝える中間部材である。 9はラックであり、このラック9はロッドレスシリンダ1の往復運動方向と同 一方向に延設され、ピニオン7と噛み合わせてワークWの向きを反転させるとと もに所定量移動させる。 10はベースであり、このベース10にはロッドレスシリンダ1、ガイド部材 2およびラック9が固設される。
【0008】 切粉検知手段12は支持部材8近傍に配置され、ワークWの表面に切粉が付着 しているかどうかを検知する。この実施例では支持部材8の軸線方向中間部にブ ロック8aを固着せしめ、ついで絶縁部材8bをブロック8aに固定し、最後に ワークWの長手方向に倣った形状を有する導電プレート8c(図1参照)をワー クWと所定の隙間をあけた状態で絶縁部材8b(図2参照)にネジにて固定され たものである。また、20は導電プレート8cと一方の伝送部材13aとを接続 する一方の配線であり、21はワークWと接触している導電性を有する材料で形 成された部材、例えば支持部材8と一方の伝送部材13aとを接続する他方の配 線である。すなわち、ワークWの表面に切粉が付着していると、ワークW、切粉 、導電プレート8c、一方の配線20、一方の伝送部材13a、他方の配線21 、支持部材8を介しての電気的閉回路で構成される。 非接触信号伝送手段13(図1参照)のうち、一方の伝送部材13aはピニオ ン7に固定され、他方の伝送部材13bはベース10側に固定される。例えば、 ピニオン7がロッドレスシリンダ1の駆動によりP2 位置(図2参照)に移動し た時、他方の伝送部材13bと一方の伝送部材13aとが対向する位置となり、 信号の伝達が非接触で行える。この非接触信号伝送手段13は、両方の伝送部材 の対向部にコイルを埋設してあり、電磁結合により信号の伝達を非接触で行う公 知のものである。このように、非接触信号伝送手段13を用いたことにより外部 の図示しない制御装置と切粉検知手段12との配線処理が容易な構成となる。
【0009】 次に、この考案の切粉検知機能付被搬送物反転装置の動作を説明する。なお、 第1、第2工程の工作機械中間位置に切粉検知機能付被搬送物反転装置が配設さ れ、第1工程の工作機械で表加工したワークWをトラバースロボットにより切粉 検知機能付被搬送物反転装置に載せてワークWの向きを反転させ、再度トラバー スロボットでワークWを第2工程の工作機械に搬送させ、裏加工を行うものとす る。また、切粉検知機能付被搬送物反転装置の動作開始の際、支持部材8の位置 は図2のP1 位置にあるものとする。
【0010】 今、表加工が終了したワークWがトラバースロボットにより支持部材8に載置 される。すると、ロッドレスシリンダ1の駆動により軸体5がガイド部材2上を 移動する。この時、移動する軸体5に回転自在に軸支されたピニオン7がラック 9と噛み合って回転し、ピニオン7に固定されている支持部材8に支持されたワ ークWが向きを反転すると共に所定量移動する。なお、支持部材8に支持された ワークWに切粉が付着していれば、切粉検知手段12の導電プレート8cとワー クWが切粉を介して電気的に接続されたことにより電気的閉回路が形成される。 ピニオン7が例えば1回転半してP2 位置に来て一方の伝送部材13aと他方の 伝送部材13bが対向すると他方の伝送部材13b側より一方の伝送部材13a 側へ誘導電流が発生する。もし、切粉が付着していないで、一方の伝送部材13 a側に電気的閉回路が形成していない場合には、誘導電流の発生がないので、切 粉の有無を他方の伝送部材13b側で検知することができる。 このように、被搬送物反転装置上でワークWへの切粉の付着が検知されれば、 次工程に搬送される前にワークWから切粉を除去する作業を行うか、加工システ ムからの排出が行われる。そして、切粉の付着していないワークWのみを次工程 へ搬送する。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の切粉検知機能付被搬送物反転装置は、被搬送 物反転装置上でワークへの切粉の付着の有無が検知できるため、切粉検知のため の専用の装置が必要でなく、省スペース化が可能である。また、この考案は切粉 の付着していないワークのみを次工程に搬送することができるため、次工程の加 工の際に切粉付着を原因とする取り付け精度の不良が生ぜず、取付け不良による 加工不良品を発生させることがない。更に、この考案は非接触信号伝送手段を用 いたために外部の固定側の制御装置と反転移動する切粉検知手段とをコネクタ等 で接続したりすることがなく、移動のための屈曲部も必要でなく配線処理が非常 に容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の切粉検知機能付被搬送物反転装置の
正面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】図1のB−B矢視図である。
【符号の説明】
1 駆動装置(ロッドレスシリンダ) 2 ガイド部材 4 スライド 5 軸体 7 ピニオン 8 支持部材 9 ラック 10 ベース 11 被搬送物反転機構 12 切粉検知手段 13 非接触信号伝送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 47/52 101 B 8010−3F 47/80 B 8010−3F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、 この基体上に回転自在に設けられ、被搬送物を載置した
    支持部材を搬送時と搬出時で水平面内で180度回転さ
    せ、被搬送物の向きを反転させる被搬送物反転機構と、 前記基体に設けられ、前記被搬送物反転機構を駆動する
    駆動装置と、 前記支持部材近傍に載置された被搬送物に、この被搬送
    物の径方向に所定の間隔を有するとともに軸線方向に延
    設され、被搬送物に切粉の付着があるとき電気的閉回路
    を形成する切粉検知手段と、 前記被搬送物反転機構側に配設され、前記切粉検知手段
    に電気的閉回路内に接続される一方の伝送部材と、 前記基体に配設され、所定の回転位置において前記一方
    の伝送部材と対向し、前記切粉検知手段の電気的閉回路
    の形成の有無を検知する他方の伝送手段とを備えたこと
    を特徴とする切粉検知機能付被搬送物反転装置。
JP1992043554U 1992-06-23 1992-06-23 切粉検知機能付被搬送物反転装置 Expired - Lifetime JP2575232Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255222A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置
JP2021164969A (ja) * 2020-04-07 2021-10-14 株式会社Fuji 作業機の清掃システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255222A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置
JP2021164969A (ja) * 2020-04-07 2021-10-14 株式会社Fuji 作業機の清掃システム

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