JP2575200Y2 - ディーゼルエンジンの燃料噴射量調整装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃料噴射量調整装置

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JP2575200Y2
JP2575200Y2 JP1990109170U JP10917090U JP2575200Y2 JP 2575200 Y2 JP2575200 Y2 JP 2575200Y2 JP 1990109170 U JP1990109170 U JP 1990109170U JP 10917090 U JP10917090 U JP 10917090U JP 2575200 Y2 JP2575200 Y2 JP 2575200Y2
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JP
Japan
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plunger
fuel injection
tappet
control
diesel engine
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JP1990109170U
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JPH0466329U (ja
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真治 佐々木
正夫 高畑
達行 中村
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、ディーゼルエンジンの燃料噴射量調整装置
に関し、燃料噴射ポンプのコントロールラックからプラ
ンジャへの回転駆動機構内の動力伝達部でのカラ回りを
吸収して、燃料噴射量の制御精度を向上できるものを提
供する。
<従来技術> 本考案の対象となるディーゼルエンジンの燃料噴射量
調整装置の基本構造は、第1図又は第3図に示すよう
に、 ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ1のプランジャ
バレル2にプランジャ3をタペット4を介して燃料噴射
カム軸20で上下駆動可能に内嵌し、当該プランジャ3を
コントロールスリーブ5及びラック受け部6を介してコ
ントロールラック7でプランジャバレル2に対して相対
回転駆動可能に連動した形式のものである。
この形式の従来技術としては、第3図に示すように、 コントロールラック7が、ラック受け部6であるコン
トロールピニオンに噛み合い、コントロールピニオン6
と一体に回転するコントロールスリーブ5の割り溝状の
係合部25にプランジャ3のドライビング・フェース26が
嵌合して、 コントロールラック7の押し引きで、コントロールピ
ニオン6→コントロールスリーブ5を介してプランジャ
3をプランジャバレル2に対して回転駆動させ、プラン
ジャ3の有効ストロークを変えて、燃料噴射量を調整す
るように構成したものがある。
<考案が解決しようとする課題> 上記従来技術では、コントロールラック7からプラン
ジャ3に亘る回転駆動機構内に次の2箇所の動力伝達部
位を有する。
コントロールラック7とコントロールピニオン6との
噛み合い部位 コントロールスリーブ5とプランジャ3の嵌合部位 従って、コントロールラック7を押し引き操作した場
合、この動力伝達部位のガタすなわちバックラッシュが
生じる分だけ、燃料噴射量の制御の誤差になる。
本考案は、コントロールラックからプランジャに至る
までの間の回転伝動機構内でのバックラッシュを吸収し
て、燃料噴射量の制御精度を向上することを技術的課題
とする。
<課題を解決するための手段> 本考案は、前述の基本構造において、上記課題を解決
するために、たとえば第1図に示すように、つぎの特徴
構造を追加したことを特徴とする。
すなわち、タペット(4)をプランジャバレル(2)
に回転不能に位置決めする。
プランジャ(3)とタペット(4)とのいずれか一方
にカラ回り吸収バネ(14)の出力部(15)をバネ力伝達
可能に連動し、その他方にカラ回り吸収バネ(14)の固
定部(16)を固定する。
から回り吸収バネ(14)のバネ力で、プランジャ
(3)がタペット(4)を介してプランジャバレル
(2)に対して相対回転付勢されるように構成したもの
である。
<作用> カラ回り吸収バネ(14)は、タペット(4)を介して
プランジャバレル(2)に回り止めされた状態に保たれ
ながら、プランジャ(3)を回転付勢し続ける。このカ
ラ回り吸収バネ(14)の回転付勢力は、プランジャ
(3)をコントロールスリーブ(5)に回転方向に押し
付けて接当させるうえ、さらにプランジャ(3)および
コントロールスリーブ(5)を介して、ラック受け部
(6)をもコントロールラック(7)に回転方向に押し
付けて接当させる。
このため、プランジャ(3)とコントロールスリーブ
(5)との伝動接当面間でのバックラッシュが吸収され
るうえ、ラック受け部(6)とコントロールラック
(7)との伝動接当面間でのバックラッシュも吸収され
るので、コントロールラック(7)の制御操作位置に対
してプランジャ(3)の制御作動位置がバックラッシュ
による誤差を生ずることを無くした分だけ、燃料噴射量
の制御精度を向上することができる。
<考案の効果> 本考案は、上記のように構成され、作用することか
ら、つぎの効果を奏する。
すなわち、タペット(4)をプランジャバレル(2)
に回転不能に位置決めし、 プランジャ(3)とタペット(4)とのいずれか一方
にカラ回り吸収バネ(14)の出力部(15)をバネ力伝達
可能に連動し、その他方にカラ回り吸収バネ(14)の固
定部(16)を固定し、 カラ回り吸収バネ(14)のバネ力で、プランジャ
(3)がタペット(4)を介してプランジャバレル
(2)に対して相対回転付勢されるように構成する。
この構成から、カラ回り吸収バネ(14)は、タペット
(4)を介してプランジャバレル(2)に回り止めされ
た状態に保たれながら、プランジャ(3)を回転付勢し
続ける。このカラ回り吸収バネ(14)の回転付勢力は、
プランジャ(3)をコントロールスリーブ(5)に回転
方向に押し付けて接当させるうえ、さらにプランジャ
(3)およびコントロールスリーブ(5)を介して、ラ
ック受け部(6)をもコントロールラック(7)に回転
方向に押し付けて接当させる。
このため、プランジャ(3)とコントロールスリーブ
(5)との伝動接当面間でのバックラッシュが吸収され
るうえ、ラック受け部(6)とコントロールラック
(7)との伝動接当面間でのバックラッシュも吸収され
るので、コントロールラック(7)の制御操作位置に対
してプランジャ(3)の制御作動位置がバックラッシュ
による誤差を生ずることを無くした分だけ、燃料噴射量
の制御精度を向上することができる。
<実施例> 以下、本考案の実施例を第1図および第2図に基づき
説明する。
第2図はデイーゼルエンジンの燃料噴射ポンプの分解
斜視図、第1図はこの燃料噴射ポンプの一部を切除した
縦断面図である。燃料噴射ポンプ1のポンプハウジング
17の中央部にプランジャ・アッセンブリ及び燃料噴射量
を制御するコントロールラック7を設け、ポンプハウジ
ング17の下部にプランジャ3を作動させるタペット4を
設ける。
即ち、燃料噴射ポンプ1のプランジャバレル2にプラ
ンジャ3をタペット4を介してエンジンの燃料噴射カム
軸20で上下駆動可能に内嵌し、当該プランジャ3をコン
トロールスリーブ5及びラック受け部6を介してコント
ロールラック7でプランジャバレル2に対して相対回転
駆動可能に連動する。
第1図に示すように、ラック受け部6を球状の受け止
めボールとし、受け止めボール6をコントロールスリー
ブ5に一体に固着する。
前記コントロールラック7の外側にラックピン18を突
出し、ラック7の内側に上記受け止めボール6を嵌合す
る略矩形状の係合溝11を複数個形成する。
プランジャバレル2と一体のポンプケーシング22内に
タペット4をL字状の回り止め部材23を介して回転不能
で上下摺動自在に嵌挿し、タペット4にバネ受け座27を
介して固定された受け止め板28とプランジャ3の下端の
膨出部30との間にカラ回り吸収バネ14を介装したもので
ある。
上記カラ回り吸収バネ14はうず巻きバネで構成され、
うず巻きバネ14の一端の固定部16はタペット4側の受け
止め板28に固定され、当該バネ14の他端の出力部15はプ
ランジャ3の膨出部30に係合されて、うず巻きバネ14の
バネ力でプランジャ3がタペット4・回り止め部材23お
よびポンプケーシング22を介してプランジャバレル2に
対して燃料減量側に回転付勢される。
尚、上記プランジャ3のドライビングフェース26はコ
ントロールスリーブ5の溝状係合部25に回転不能に係合
される。
また、タペット4のカラ回り吸収バネ14によるプラン
ジャ(3)への回転付勢方向は、燃料減量側に限られる
ものでは無く、燃料増量側に変更しても差し支えない。
【図面の簡単な説明】
第1図・第2図は本考案の実施例を示し、第1図はデイ
ーゼルエンジンの燃料噴射ポンプの一部切除縦断面図、
第2図は燃料噴射ポンプの分解斜視図である。第3図は
従来技術を示す燃料噴射ポンプの要部切り欠き概略斜視
図である。 1……燃料噴射ポンプ、2……プランジャバレル、3…
…プランジャ、4……タペット、5……コントロールス
リーブ、6……ラック受け部、7……コントロールラッ
ク、14……カラ回り吸収バネ、15……14の出力部、16…
…14の固定部、20……燃料噴射カム軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−176019(JP,U) 実開 昭56−86328(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 1/00 - 1/18

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】デイーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ
    (1)のプランジャバレル(2)にプランジャ(3)を
    タペット(4)を介して燃料噴射カム軸(20)で上下駆
    動可能に内嵌し、 当該プランジャ(3)をコントロールスリーブ(5)及
    びラック受け部(6)を介してコントロールラック
    (7)でプランジャバレル(2)に対して相対回転駆動
    可能の連動連結した デイーゼルエンジンの燃料噴射量調整装置において、 タペット(4)をプランジャバレル(2)に回転不能に
    位置決めし、 プランジャ(3)とタペット(4)とのいずれか一方に
    カラ回り吸収バネ(14)の出力部(15)をバネ力伝達可
    能に連動し、その他方にカラ回り吸収バネ(14)の固定
    部(16)を固定し、 カラ回り吸収バネ(14)のバネ力で、プランジャ(3)
    がタペット(4)を介してプランジャバレル(2)に対
    して相対回転付勢されるように構成した ことを特徴とするデイーゼルエンジンの燃料噴射量調整
    装置。
JP1990109170U 1990-10-17 1990-10-17 ディーゼルエンジンの燃料噴射量調整装置 Expired - Lifetime JP2575200Y2 (ja)

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JPH0466329U JPH0466329U (ja) 1992-06-11
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JP2638348B2 (ja) * 1991-08-30 1997-08-06 いすゞ自動車株式会社 気筒別独立インジェクションポンプ
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