JP2575112Y2 - 送風装置 - Google Patents
送風装置Info
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- JP2575112Y2 JP2575112Y2 JP1992045754U JP4575492U JP2575112Y2 JP 2575112 Y2 JP2575112 Y2 JP 2575112Y2 JP 1992045754 U JP1992045754 U JP 1992045754U JP 4575492 U JP4575492 U JP 4575492U JP 2575112 Y2 JP2575112 Y2 JP 2575112Y2
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- Japan
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- blower
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転翼とその回転翼を
取り囲む筒状のケースとを有するファンを具備して成る
送風装置に関する。
取り囲む筒状のケースとを有するファンを具備して成る
送風装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複写機やコンピュータなどの電
子応用機器の内部には、熱源や、排気させたい気体の発
生源などを有するものがあり、内部の排熱機能や、排気
機能などを促進させるために、上記形式の送風装置が設
置されている。
子応用機器の内部には、熱源や、排気させたい気体の発
生源などを有するものがあり、内部の排熱機能や、排気
機能などを促進させるために、上記形式の送風装置が設
置されている。
【0003】従来の送風装置は、図5に示すように、当
該送風装置のファン101が、装置筐体基板102に固
定され、そのファン101が作動すると、機器装置10
3内にはA方向から、外部空気が流入し、この流入した
空気はB方向に排出される。この間、流動する空気で、
電源104や、プリント板105上の半導体106など
が冷却される。ファン101は、例えば、図6に示すよ
うに、長目のネジ107によって、直接、装置筐体基板
102に固定されるか、或いは図7及び図8に示す如
く、装置筐体基板102の側から、ネジ108が通され
て、ファン101のフランジ部101aが、かかるネジ
108やナット109によって、装置筐体基板102に
固定される。
該送風装置のファン101が、装置筐体基板102に固
定され、そのファン101が作動すると、機器装置10
3内にはA方向から、外部空気が流入し、この流入した
空気はB方向に排出される。この間、流動する空気で、
電源104や、プリント板105上の半導体106など
が冷却される。ファン101は、例えば、図6に示すよ
うに、長目のネジ107によって、直接、装置筐体基板
102に固定されるか、或いは図7及び図8に示す如
く、装置筐体基板102の側から、ネジ108が通され
て、ファン101のフランジ部101aが、かかるネジ
108やナット109によって、装置筐体基板102に
固定される。
【0004】このようなファンを有する送風装置におい
ては、ファンの風切音が、そのまま外部に放射され、騒
音が発生し易くなる。
ては、ファンの風切音が、そのまま外部に放射され、騒
音が発生し易くなる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、かよ
うなファンの騒音を一段と低減できるようにした送風装
置を提供することにある。
うなファンの騒音を一段と低減できるようにした送風装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の送風装置において、
内部が中空に形成され、かつその内部空間に空気が流入
する吸気口とその内部空間から空気が流出する排気口と
を有し、該内部空間の横断面積が前記吸気口の横断面積
よりも大きく形成された膨張型消音箱体を有し、該膨張
型消音箱体は、制振機能を有する弾性体により構成さ
れ、かつ該膨張型消音箱体の前記吸気口を区画する壁面
に凹溝が形成され、該凹溝に、前記ファンのケースの排
気側端部に形成されたフランジ部が嵌め込まれて当該フ
ァンの排気側部位と膨張型消音箱体の吸気側部位とが固
定されていることを特徴とする送風装置を提案する(請
求項1)。
成するため、冒頭に記載した形式の送風装置において、
内部が中空に形成され、かつその内部空間に空気が流入
する吸気口とその内部空間から空気が流出する排気口と
を有し、該内部空間の横断面積が前記吸気口の横断面積
よりも大きく形成された膨張型消音箱体を有し、該膨張
型消音箱体は、制振機能を有する弾性体により構成さ
れ、かつ該膨張型消音箱体の前記吸気口を区画する壁面
に凹溝が形成され、該凹溝に、前記ファンのケースの排
気側端部に形成されたフランジ部が嵌め込まれて当該フ
ァンの排気側部位と膨張型消音箱体の吸気側部位とが固
定されていることを特徴とする送風装置を提案する(請
求項1)。
【0007】その際、ファンの回転翼を支持する回転翼
取付軸の風下側部位に、渦流防止部材を固定すると有利
である(請求項2)。
取付軸の風下側部位に、渦流防止部材を固定すると有利
である(請求項2)。
【0008】また、上記請求項2に記載の送風装置にお
いて、渦流防止部材を円錐形に形成し、その底面を固定
設置面とすると有利である(請求項3)。
いて、渦流防止部材を円錐形に形成し、その底面を固定
設置面とすると有利である(請求項3)。
【0009】さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに
記載の送風装置において、ファンのケースの吸気側部位
に吸気ガイド部材を固定すると有利である(請求項
4)。
記載の送風装置において、ファンのケースの吸気側部位
に吸気ガイド部材を固定すると有利である(請求項
4)。
【0010】また、上記請求項4に記載の送風装置にお
いて、吸気ガイド部材を円筒状に形成し、かつその吸気
側端部を、外側に向けて漸次、広げるように形成すると
有利である(請求項5)。
いて、吸気ガイド部材を円筒状に形成し、かつその吸気
側端部を、外側に向けて漸次、広げるように形成すると
有利である(請求項5)。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
説明する。
【0012】図1は、本考案一実施例の送風装置の断面
図であり、図2はその各要素を分離して示す断面図、図
3はその送風装置の分解斜視図である。ここに示した送
風装置は、ファン1と膨張型消音箱体3を有している。
ファン1は、回転翼5と、これを支持する回転翼取付軸
6と、回転翼5及び回転翼取付軸6を取り囲むケースと
を有する軸流ファンとして構成されている。また膨張型
消音箱体3は、内部が中空に形成され、かつその内部空
間3Bに空気が流入する吸気口3Aと内部空間3Bから
空気が流出する排気口3Cとを有し、内部空間3Bの横
断面積は、吸気口3Aの横断面積よりも大きく形成され
ている。かかる膨張型消音箱体3は、制振機能を有する
ゴムなどの弾性体により構成されている。図1乃至図3
において、符号2で示すものは、送風装置が取付けられ
る装置筐体基板である。
図であり、図2はその各要素を分離して示す断面図、図
3はその送風装置の分解斜視図である。ここに示した送
風装置は、ファン1と膨張型消音箱体3を有している。
ファン1は、回転翼5と、これを支持する回転翼取付軸
6と、回転翼5及び回転翼取付軸6を取り囲むケースと
を有する軸流ファンとして構成されている。また膨張型
消音箱体3は、内部が中空に形成され、かつその内部空
間3Bに空気が流入する吸気口3Aと内部空間3Bから
空気が流出する排気口3Cとを有し、内部空間3Bの横
断面積は、吸気口3Aの横断面積よりも大きく形成され
ている。かかる膨張型消音箱体3は、制振機能を有する
ゴムなどの弾性体により構成されている。図1乃至図3
において、符号2で示すものは、送風装置が取付けられ
る装置筐体基板である。
【0013】膨張型消音箱体3の吸気口3Aを区画する
壁面には凹溝7が形成され、この凹溝7に、ファン1の
ケースの排気側端部に形成されたフランジ部1bが嵌め
込まれ、これによってファン1の排気側部位と膨張型消
音箱体3の吸気側部位とが固定されている。
壁面には凹溝7が形成され、この凹溝7に、ファン1の
ケースの排気側端部に形成されたフランジ部1bが嵌め
込まれ、これによってファン1の排気側部位と膨張型消
音箱体3の吸気側部位とが固定されている。
【0014】膨張型消音箱体3の排気口3Cの側の壁部
には、メネジを刻設した金属製のナット8が挿入固定さ
れ、装置筐体基板2の側からは、装置筐体基板の穴2a
を通して、ネジ9が通され、このネジ9がナット8にね
じ込まれることによって、ファン1もろとも、膨張型消
音箱体3が装置筐体基板2に固定される。このようにし
て膨張型消音箱体3の排気側部位が装置筐体基板2に固
定される。
には、メネジを刻設した金属製のナット8が挿入固定さ
れ、装置筐体基板2の側からは、装置筐体基板の穴2a
を通して、ネジ9が通され、このネジ9がナット8にね
じ込まれることによって、ファン1もろとも、膨張型消
音箱体3が装置筐体基板2に固定される。このようにし
て膨張型消音箱体3の排気側部位が装置筐体基板2に固
定される。
【0015】ファン1の回転翼5を支持する回転翼取付
軸6の風下側部位には渦流防止部材13が固定され、ま
たファン1のケースの吸気側部位には、空気を案内する
ための吸気ガイド部材4が固定されている。この吸気ガ
イド部材4は、その排気側端部にフランジ部4Bを有す
る円筒状に形成され、反対側の吸気側端部4Aが、外側
に向けて漸次、広がるように曲面状に形成されている。
軸6の風下側部位には渦流防止部材13が固定され、ま
たファン1のケースの吸気側部位には、空気を案内する
ための吸気ガイド部材4が固定されている。この吸気ガ
イド部材4は、その排気側端部にフランジ部4Bを有す
る円筒状に形成され、反対側の吸気側端部4Aが、外側
に向けて漸次、広がるように曲面状に形成されている。
【0016】吸気ガイド部材4のフランジ部4Bの穴4
B1にはネジ10が通され、このネジ10が、更にファ
ン1のケースの吸気側部位に形成されたフランジ部1a
の穴1a1に通され、この状態でナット11を締め付け
ることにより、吸気ガイド部材4が図1に示す如くファ
ン1のケースに固定される。
B1にはネジ10が通され、このネジ10が、更にファ
ン1のケースの吸気側部位に形成されたフランジ部1a
の穴1a1に通され、この状態でナット11を締め付け
ることにより、吸気ガイド部材4が図1に示す如くファ
ン1のケースに固定される。
【0017】本例では、吸気ガイド部材4やファン1な
どが一体となり、これらが膨張型消音箱体3と共に装置
筐体基板2に固定され、これらの基板2に対する配置状
態は、例えば図5と同様である。図1は、その固定完了
状態を示したものである。かようにして、膨張型消音箱
体3を介して装置筐体基板2に取り付けられたファン1
が作動すると、空気は、吸気ガイド部材4の吸気側部位
から矢印A方向に入り、装置筐体基板2の開口2bよ
り、矢印B方向に流れて筐体外に排出される。
どが一体となり、これらが膨張型消音箱体3と共に装置
筐体基板2に固定され、これらの基板2に対する配置状
態は、例えば図5と同様である。図1は、その固定完了
状態を示したものである。かようにして、膨張型消音箱
体3を介して装置筐体基板2に取り付けられたファン1
が作動すると、空気は、吸気ガイド部材4の吸気側部位
から矢印A方向に入り、装置筐体基板2の開口2bよ
り、矢印B方向に流れて筐体外に排出される。
【0018】膨張型消音箱体3には、先にも述べたよう
に、吸気口3Aよりも横断面積が拡大した内部空間3B
があり、排気口3Cは再び吸気口3Aと略同じ横断面積
に絞られている。膨張型消音箱体3は、先にも述べた如
く、例えばゴムから成り、そのゴム硬度としては、ファ
ン1が発する騒音を遮断するのに充分な固有振動数が得
られるようなものが選ばれる。
に、吸気口3Aよりも横断面積が拡大した内部空間3B
があり、排気口3Cは再び吸気口3Aと略同じ横断面積
に絞られている。膨張型消音箱体3は、先にも述べた如
く、例えばゴムから成り、そのゴム硬度としては、ファ
ン1が発する騒音を遮断するのに充分な固有振動数が得
られるようなものが選ばれる。
【0019】ここで、膨張型消音箱体3の消音理論につ
いて述べるに、今、図1において、膨張型消音箱体3の
吸気口3Aの断面積をS0、内部空間3Bの断面積をS
とし、且つ、内部空間3Bの長さをLとし、更に、S/
S0=mとすると、騒音の減衰量としては次のような式
で表わされる。 減衰量=10log10〔1+{m−(1/m)}2×1/4×sinKL〕 〔dβ〕 ここで、Kは2πf/cであり、fは音源の周波数であ
り、又、cは音速である。
いて述べるに、今、図1において、膨張型消音箱体3の
吸気口3Aの断面積をS0、内部空間3Bの断面積をS
とし、且つ、内部空間3Bの長さをLとし、更に、S/
S0=mとすると、騒音の減衰量としては次のような式
で表わされる。 減衰量=10log10〔1+{m−(1/m)}2×1/4×sinKL〕 〔dβ〕 ここで、Kは2πf/cであり、fは音源の周波数であ
り、又、cは音速である。
【0020】このような理論式のもとに、ファン1から
発生する音が減衰され、ファン騒音の低減化が図られ
る。また、ファン1が作動するとき、この風切振動や、
ファン駆動用のモータの回転振動などが、装置筐体基板
2に伝播し、この装置筐体基板2から騒音が発生し易く
なるが、膨張型消音箱体3は先にも述べたように弾性ゴ
ムより成っているので、ファンの風切振動や、モータの
回転振動などが、装置筐体基板に伝播しにくくなり、装
置筐体基板からの騒音の発生を抑えることができる。な
お、膨張型消音箱体3として、ゴムの他、フアンが発す
る振動を抑えることができる固有振動数を有するその他
の弾性体を用いるようにしても良い。
発生する音が減衰され、ファン騒音の低減化が図られ
る。また、ファン1が作動するとき、この風切振動や、
ファン駆動用のモータの回転振動などが、装置筐体基板
2に伝播し、この装置筐体基板2から騒音が発生し易く
なるが、膨張型消音箱体3は先にも述べたように弾性ゴ
ムより成っているので、ファンの風切振動や、モータの
回転振動などが、装置筐体基板に伝播しにくくなり、装
置筐体基板からの騒音の発生を抑えることができる。な
お、膨張型消音箱体3として、ゴムの他、フアンが発す
る振動を抑えることができる固有振動数を有するその他
の弾性体を用いるようにしても良い。
【0021】ところで、図4は、軸流ファンの一般的構
成を示したものである。この軸流ファンは、回転翼取付
軸6に、複数枚の回転翼5を設けたものとなっていて、
その回転時には、回転翼取付軸の排気側部分で、渦流1
2が発生し、この際の渦流音が放射され、騒音を生じる
ようになると共に、ファンとしての効率が低下する。
成を示したものである。この軸流ファンは、回転翼取付
軸6に、複数枚の回転翼5を設けたものとなっていて、
その回転時には、回転翼取付軸の排気側部分で、渦流1
2が発生し、この際の渦流音が放射され、騒音を生じる
ようになると共に、ファンとしての効率が低下する。
【0022】これに対し、本例の送風装置では、前述の
ように回転翼取付軸6の風下側部位に、渦流防止部材1
3が例えば接着方式で固定されている。回転翼取付軸6
に、かような渦流防止部材13を設けると、渦流騒音を
防止できると共に、流れる空気の抵抗が小さくなり、風
量も増加させることができる。特に、かかる渦流防止部
材13を円錐形に形成し、その底面を回転翼取付軸6に
対する固定設置面とすると、風下側に向かって漸次、風
路の断面積が増加するため、渦流の発生を効果的に抑え
ることが可能になる。
ように回転翼取付軸6の風下側部位に、渦流防止部材1
3が例えば接着方式で固定されている。回転翼取付軸6
に、かような渦流防止部材13を設けると、渦流騒音を
防止できると共に、流れる空気の抵抗が小さくなり、風
量も増加させることができる。特に、かかる渦流防止部
材13を円錐形に形成し、その底面を回転翼取付軸6に
対する固定設置面とすると、風下側に向かって漸次、風
路の断面積が増加するため、渦流の発生を効果的に抑え
ることが可能になる。
【0023】また、ファン1は、そのケースに形成され
たフランジ部1bが膨張型消音箱体3に形成された凹溝
7に嵌め込まれて、ファン1と膨張型消音箱体3が接続
されているので、ネジや、ナットなどの工具を用いるこ
となく、ワンタッチでファン1を膨張型消音箱体3に組
付けることができ、その組み立て性を大幅に向上させる
ことができる。また、部品点数を少なくすることにも役
立つ。
たフランジ部1bが膨張型消音箱体3に形成された凹溝
7に嵌め込まれて、ファン1と膨張型消音箱体3が接続
されているので、ネジや、ナットなどの工具を用いるこ
となく、ワンタッチでファン1を膨張型消音箱体3に組
付けることができ、その組み立て性を大幅に向上させる
ことができる。また、部品点数を少なくすることにも役
立つ。
【0024】図4は、先にも述べたように、軸流ファン
の一般的構成を示したものであるが、この回転作動時、
吸気側の風の流れには、風の進行方向と平行する流れ1
4と共に、側面方向からの流れ15も含まれており、こ
のような流れ15が存在すると、目的とする被冷却体の
冷却効率や、排出させるべき空気の排出効率が悪化す
る。
の一般的構成を示したものであるが、この回転作動時、
吸気側の風の流れには、風の進行方向と平行する流れ1
4と共に、側面方向からの流れ15も含まれており、こ
のような流れ15が存在すると、目的とする被冷却体の
冷却効率や、排出させるべき空気の排出効率が悪化す
る。
【0025】これに対し、本例の送風装置では、ファン
1のケースの吸気側部位に吸気ガイド部材4が固定され
ており、この吸気ガイド部材4を、目的とする被冷却体
や、排出すべき空気の発生源などに指向させたり、或い
は、近づけたりすると、その冷却効率や、空気排出効率
を良くすることができる。特に、図1のように、円筒状
の吸気ガイド部材4の吸気側端部を外側に広げるように
すると、端部でのエッジ効果により渦流の発生を防止す
ることができ、冷却効率や空気排出効率を更に上げるこ
とができる。
1のケースの吸気側部位に吸気ガイド部材4が固定され
ており、この吸気ガイド部材4を、目的とする被冷却体
や、排出すべき空気の発生源などに指向させたり、或い
は、近づけたりすると、その冷却効率や、空気排出効率
を良くすることができる。特に、図1のように、円筒状
の吸気ガイド部材4の吸気側端部を外側に広げるように
すると、端部でのエッジ効果により渦流の発生を防止す
ることができ、冷却効率や空気排出効率を更に上げるこ
とができる。
【0026】膨張型消音箱体3の装置筐体基板2への固
定については、前述した方式に限るものではなく、膨張
型消音箱体3を装置筐体基板2に接着固定するなどして
も良い。更に、ファンについても、図示した如き軸流フ
ァン以外のファンを用いることもできる。また、本考案
は、家屋や倉庫、又は車両などを換気する送風装置にも
広く適用できるものである。
定については、前述した方式に限るものではなく、膨張
型消音箱体3を装置筐体基板2に接着固定するなどして
も良い。更に、ファンについても、図示した如き軸流フ
ァン以外のファンを用いることもできる。また、本考案
は、家屋や倉庫、又は車両などを換気する送風装置にも
広く適用できるものである。
【0027】
【考案の効果】請求項1に記載の構成によれば、膨張型
消音箱体が設けられているので、ファンから発生する騒
音、すなわち風切音を一段と低減できる。しかも、その
膨張型消音箱体の凹溝にファンのケースのフランジ部が
嵌め込まれるように構成されているので、膨張型消音箱
体へのファンの取付けをワンタッチで行うことができ、
その組み立て性を良好にすることができる。さらに、膨
張型消音箱体が弾性体より成るので、ファンの風切振動
やモータの回転振動が外部に伝播しにくくなり、騒音の
発生を生じにくくすることができる。
消音箱体が設けられているので、ファンから発生する騒
音、すなわち風切音を一段と低減できる。しかも、その
膨張型消音箱体の凹溝にファンのケースのフランジ部が
嵌め込まれるように構成されているので、膨張型消音箱
体へのファンの取付けをワンタッチで行うことができ、
その組み立て性を良好にすることができる。さらに、膨
張型消音箱体が弾性体より成るので、ファンの風切振動
やモータの回転振動が外部に伝播しにくくなり、騒音の
発生を生じにくくすることができる。
【0028】請求項2に記載の構成によれば、渦流騒音
を防止することができ、且つ、空気抵抗を小さくするこ
とができると共に、風量も一段と増加させることができ
る。
を防止することができ、且つ、空気抵抗を小さくするこ
とができると共に、風量も一段と増加させることができ
る。
【0029】請求項3に記載の構成によれば、渦流の発
生を更に確実に抑えることができる。
生を更に確実に抑えることができる。
【0030】請求項4に記載の構成によれば、被冷却体
の冷却効率や、排出させたい空気の排出効率を上げるこ
とができる。
の冷却効率や、排出させたい空気の排出効率を上げるこ
とができる。
【0031】請求項5に記載の構成によれば、被冷却体
の冷却効率や、排出させたい空気の排出効率を更に上げ
ることができる。
の冷却効率や、排出させたい空気の排出効率を更に上げ
ることができる。
【図1】本考案一実施例の送風装置の断面図である。
【図2】本考案一実施例の送風装置の分解断面図であ
る。
る。
【図3】本考案一実施例の送風装置の分解斜視図であ
る。
る。
【図4】軸流ファンの一般的構成を示す図である。
【図5】ファンを設けた機器装置の一例の平面図であ
る。
る。
【図6】従来の送風装置の分解斜視図である。
【図7】従来の送風装置の組み立て図である。
【図8】従来の送風装置のネジ取り付け部の斜視図であ
る。
る。
1 ファン 1b フランジ部 3 膨張型消音箱体 3A 吸気口 3B 内部空間 3C 排気口 4 吸気ガイド部材 5 回転翼 6 回転翼取付軸 7 凹溝 13 渦流防止部材
Claims (5)
- 【請求項1】 回転翼とその回転翼を取り囲む筒状のケ
ースとを有するファンを具備して成る送風装置におい
て、内部が中空に形成され、かつその内部空間に空気が
流入する吸気口とその内部空間から空気が流出する排気
口とを有し、該内部空間の横断面積が前記吸気口の横断
面積よりも大きく形成された膨張型消音箱体を有し、該
膨張型消音箱体は、制振機能を有する弾性体により構成
され、かつ該膨張型消音箱体の前記吸気口を区画する壁
面に凹溝が形成され、該凹溝に、前記ファンのケースの
排気側端部に形成されたフランジ部が嵌め込まれて当該
ファンの排気側部位と膨張型消音箱体の吸気側部位とが
固定されていることを特徴とする送風装置。 - 【請求項2】 前記ファンの回転翼を支持する回転翼取
付軸の風下側部位に、渦流防止部材を固定した請求項1
に記載の送風装置。 - 【請求項3】 前記渦流防止部材を円錐形に形成し、そ
の底面を固定設置面とした請求項2に記載の送風装置。 - 【請求項4】 前記ファンのケースの吸気側部位に吸気
ガイド部材を固定した請求項1乃至3のいずれかに記載
の送風装置。 - 【請求項5】 前記吸気ガイド部材を円筒状に形成し、
かつその吸気側端部を、外側に向けて漸次、広げるよう
に形成した請求項4に記載の送風装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992045754U JP2575112Y2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 送風装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992045754U JP2575112Y2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 送風装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061800U JPH061800U (ja) | 1994-01-14 |
JP2575112Y2 true JP2575112Y2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=12728090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992045754U Expired - Fee Related JP2575112Y2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 送風装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2575112Y2 (ja) |
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Family Cites Families (3)
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-
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- 1992-06-09 JP JP1992045754U patent/JP2575112Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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