JP2575098Y2 - リング糸パラチーズ用大径ボビン - Google Patents

リング糸パラチーズ用大径ボビン

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JP2575098Y2
JP2575098Y2 JP1990085244U JP8524490U JP2575098Y2 JP 2575098 Y2 JP2575098 Y2 JP 2575098Y2 JP 1990085244 U JP1990085244 U JP 1990085244U JP 8524490 U JP8524490 U JP 8524490U JP 2575098 Y2 JP2575098 Y2 JP 2575098Y2
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cheese
para
yarn
large diameter
ring yarn
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光彦 加藤
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Daiwabo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は巻糸機におけるエアジェット織機の緯糸用リ
ング糸のパラレルチーズを巻きとるボビンに関するもの
である。
(従来の技術) 従来ワインダーにおけるチーズにはコーンチーズとパ
ラレルチーズ(以後パラチーズという)の2種類のチー
ズがあり、一般にコーンチーズはニット用に、パラチー
ズは整経機用またはシャットル織機の緯糸巻用として使
用されてきていた。リング糸用のパラチーズの解じょス
ピードは約600m/min程度であり、従来から直径28mmΦの
ボビンが使用されてきていた。しかし最近では織機スピ
ードが高速化してきてエアジェット織機(以後AJLとい
う)においては1000m/min以上の解じょスピードが要求
されてきており、チーズの直接供給化も要求されてきて
いる。このAJLの高生産能力を生かすためには停台を少
なくしなければならなく、そのためには尻糸があって次
チーズに糸渡し出来、チーズが連続して消費出来るコー
ンチーズが採用されてきている。
現状においてパラチーズはAJL供給される場合は緯糸
巻きの準備工程としてジャンボワインダーが用いられ、
コーンチーズへのジャンボ巻き返しや鍔外径320mmΦの
フランジがついた胴径が234mmΦのジャンボドラムへの
パラレルジャンボ巻き返しが行われている。
(考案が解決しようとする課題) ところがコーンチーズをエアジェット織機の緯糸に用
いて高速解じょすると、解じょテンションは巻き始め部
まで安定しているが、リボン径になったところで糸層が
崩れるという不都合がある。これはコーンチーズではリ
ボン径になったところでバルーン形状が小さくなり、前
の糸層を擦るようにして出てくることが原因である。こ
のためワインダーにリボンブレーカを用いてその対策を
実施しているが、特に双糸におけるコーンチーズは一般
に撚方向の関係から毛羽方向が解じょ方向と反対になり
チーズ解じょの際毛羽がらみし易く、毛羽がらみによる
糸切れとか糸層のくずれ等が発生し易いという不都合が
ある。一方パラチーズはバルーンが大きくなって、糸層
と離れて糸が解じょされるため糸層の崩れはなくなると
いうことと毛羽がらみし易い場合にはチーズをひっくり
返して反対方向から糸解じょしてやれば毛羽がらみは大
幅に減少するという長所があるが、パラレルチーズには
尻糸がなく、また、小径になると解じょテンションの変
動が大きくなり、解じょテンションが大きくなって高速
で解じょすると製織時に糸切れが増加して生産効率が大
幅に低下するという不都合があった。本考案はこのよう
な不都合を解決することを目的として提供されたもので
ある。
(課題を解決するための手段) そこで考案者はパラチーズの長所を生かすことを目的
として、リング糸におけるパラチーズの解じょテンショ
ン測定と糸切れ測定を繰り返したところ、チーズ径が60
mmΦ以上の場合、チーズ解じょテンションはほぼ一定で
あり、60mmΦ程度から少しづつ上昇し、約48mmΦ以下に
なると変動が大きくなって糸切れが増加し、チーズ解じ
ょテンションは最後までピークを描いたまま推移するこ
とを発見し、本考案を開発するに至った。
すなわち本考案は外径が50〜60mmΦ、長さが130〜152
mmの平行管状ロールであり、少なくとも一方の縁の円周
部において尻糸を保持するV字型の切り欠け部が設けら
れてなるエアジェット織機の緯糸用リング糸のパラチー
ズ用大径ボビンである。このリング糸パラチーズ用大径
ボビンの表面の一部に初巻きする溝を設ければ巻き初め
の糸もつれトラブルは解消されてさらに良くなる。
(作用) 外径が28mmΦから50〜60mmΦになることにより尻糸を
格納するスペースができるため尻糸を付加出来、さらに
解じょテンションが大きくなって糸切れが増加する範囲
を取り除け、V字型の切り欠け部が設けられることによ
り尻糸保持出来ることになる。
(実施例) 以下本考案における実施例を図において詳細説明する
と、第1図は本考案における実施例1の斜視図であり、
外径58mmΦ、長さ148mmにして両縁円周部に尻糸を保持
するV字型の切り欠け部(2)が設けられ、表面の一部
に初巻きする溝(3)が設けられてなるリング糸パラチ
ーズ用大径紙管(1)である。第2図は実施例2の斜視
図であり、実施例1において一方の縁の円周部にのみ尻
糸を保持するV字型の切り欠け部(2)が設けられてな
るリング糸パラチーズ用大径紙管(1)である。
実施例1と外径28mmΦ、長さ148mmのボビンの比較例
をエアジェット織機の緯糸用ボビンに用いて、解じょ時
における糸切れ測定した結果を表1に示す。
(考案の効果) 本考案におけるエアジェット織機の緯糸用リング糸の
パラチーズ用大径ボビンを用いることにより、AJL供給
においては1000m/min以上の解じょスピードにも糸切れ
はなくなりパラチーズの直接供給化が可能になった。こ
れは現状においてパラチーズがAJL供給される場合、緯
糸巻きの準備工程としてジャンボワインダーによるジャ
ンボ巻き返し工程を必要としていたのに比べ、この工程
が省略出来、一工程の短縮という大きな効果をも得た。
これはまた整経機においても連続整経を可能にさせるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ本考案における斜視図であ
る。 (1):リング糸パラチーズ用大径紙管 (2):切り欠け部 (3):溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭46−37547(JP,Y1) 実公 昭55−54693(JP,Y1) 実公 昭44−20491(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 75/00 - 75/32 B65H 49/00 - 49/38

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外径が50〜60mmφ、長さが130〜152mmの平
    行管状ロールであり、少なくとも一方の縁の円周部にお
    いて尻糸を保持するV字型の切り込み部が設けられてな
    るエアジェット織機の緯糸用リング糸のパラチーズ用大
    径ボビン。
JP1990085244U 1990-08-09 1990-08-09 リング糸パラチーズ用大径ボビン Expired - Lifetime JP2575098Y2 (ja)

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JPH0442176U JPH0442176U (ja) 1992-04-09
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JPS4420491Y1 (ja) * 1966-12-27 1969-09-02
JPS5554693U (ja) * 1978-10-02 1980-04-12

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